それは、2008年の秋。
日本への一時帰国の時のこと。 元同僚の友人男性が、子供にせがまれて買った犬の話だった。 あれから3年。 ずっとずっと … この犬のことが気になっていた。 どうなったんだろう、と。 日本に帰っても、その答えを知るのが怖くて … 彼に、会いに行くこともできずにいた。 その彼と数週間前に Facebook で出くわした。 そして … 彼のプロフィール写真が更新されて … その写真には、家の中でゴールデンレトリバーと手を握る彼が!!! 鼻息荒く! 逸る鼓動を抑えて! チャットで彼に尋ねた。 彼への挨拶も抜きで … あのゴールデン、一緒にいるんだね? そうだよ~ という嬉しい言葉が返ってきた。 良かった …。 良かった …。 とっても嬉しい。 本当に、ものすごく嬉しい。 3年前の秋の日本で …。 どうか保健所なんかには連れて行かないで と頼んだのだった。 それから、どんな経緯があったのかはわからないけれど …。 確実なことはひとつ。 大事に、愛されて暮らしているということ。 来年は会いに行くからね~ ゴールデンに! と、本音ながら失礼な言葉を友にかけてしまったけど。 ほんっとに、嬉しかったのだ。 ▲
by yayoitt
| 2011-08-31 04:20
| 保健所の動物のこと
|
Comments(15)
ロンドンにある博物館のひとつ。
Natural History Museum(自然の歴史博物館) 自然や野生の歴史、現在、そして未来を教えてくれる博物館。 一度はゆっくり行っておきたいロンドン。 行ったら必ず、この博物館には行きたいと思っている。 と … 新聞に載っていた、こんな可愛らしい小物を発見。 ![]() サラダサーバーズ(サラダを取る為の柄の長いスプーンとフォーク) 蝶が飛び回る。 なんて美しいんだろう … 自然がモチーフの小物は、良い。 見るだけでも良い。 もしも、選べたら、もっと良い。 ▲
by yayoitt
| 2011-08-29 04:23
| やっこのグッズ
|
Comments(8)
財布や、靴や、ベルトや鞄。
それらの革製品の皮は、何処から来るのだろう? 私たちの多くが … その答えは知ってはいるけど、どの動物の皮なのかは知らないはず。 または、どんな動物が、その皮の為に苦しんで死んでいるのか …。 真実は … 現実は … 実は、とても辛いものだ。 タイでは … その皮を剥ぐために、多くの犬が写真のように惨殺されている。 ![]() そう、革製品の皮の為に。 最近、PETAがとらえた写真では … ![]() 自分が殺される番を待つ犬たちが、檻の中で怯えている。 狭い檻の中に、ぎゅうぎゅう詰めになった犬たち。 ![]() 檻の中の犬たちの目の前で、残虐に次々と犬が殺されている。 犬たちの身体から剥がされた皮は、同じように剥がれた他の動物たちの皮と共に アジアの皮卸業者から世界中へと売られていく。 私たちのすぐ近くでも、きっと売られている、革のベルトや猫の毛皮の飾り? 動物の皮を、動物の毛皮を身にまとうのは … 人間ではなく、動物自身であるべきではないだろうか。 多くの人々が、革製品の皮は、牛や子牛から来ていると信じている。 合衆国の、肉用の子牛を残虐に殺す工場があるのも真実ではあるが …。 しかし …。 ベルト、手袋、鞄や靴、細かい装飾などの革製品は … ゼブラ、カンガルー、ヘビ、犬など、様々な動物から採られているのだ。 (PETA からの最新のニュースを、私なりに訳させて頂きました) ▲
by yayoitt
| 2011-08-28 03:35
| 愛する動物のこと
|
Comments(2)
土曜は、午前中だけの仕事。
朝のバスの中で出会ったウェスティー。 ![]() いつもなら、獣医師と私だけで行う診察。 だけど今日も … ジンジャー猫がいる! この週末のどこかで、新しい飼い主さんが彼を迎えに来るだろう。 だから、今日でお別れ。 ジンジャーは、実に人懐っこく、何よりも食べることと他人のぬくもりが好きで。 よく眠り、よく食べ、よくウンチもし。 彼がオフィスにいるだけで、笑顔になれた。 たった2週間だったけど。 ジンジャー、こっちにおいで みゃ? 一緒に写真、撮ろう みゃぁ~ ![]() 抱えられるのは好きだけど、カメラに集中している私が、気に召さない様子。 にゃんとぼくをみてにゃああああっっ ごめんごめん もうちょっと我慢して はいっっ ![]() パラパラと喉を鳴らすジンジャー。 こんなに人が大好きな君なら …。 きっと愛される猫生が待ってるね。 かといって、あまり人を信じすぎてもいけないよ。 色々な思いが渦巻く。 ジンジャーっっ Farewell(フェアウェル)!! (☆ Farewell は さらば の意) ▲
by yayoitt
| 2011-08-27 22:45
| 動物病院レポート ケースから
|
Comments(4)
6月はじめのある朝。
日本は飛騨の実家の畳の上。 3週間、敷きっぱなしの布団の横に。 置いて来た物たち。 両親が、それを船便で送ってくれた。 2ヶ月ちょっとの船旅を終えて、エジンバラのこの家に辿り着いた。 なにを送ったんだっけなぁ? 箱を開けると、懐かしさと驚きが混ざり合った香り。 ![]() アルファベットで書かれた宛先と中身の詳細。 ![]() 両親の声が聞こえる。 かあちゃん、服は英語でなんていうんや? えっとぉ く … く、くろーす じゃねぇかな? くろーすって、おまえ、それは十字架じゃないんか? 十字架は、くろすやろ? くろす くろす 詳細には、どれくらいの値段の物であるかも表記しなくてはならない。 ![]() かあちゃん、このタオルは幾らくらいやと思う? 正規の値段やったら、まぁ、500円やろうなぁ でも、あの子はきっと、リサイクルで買ったやろうでぇ、60円やな 60円 そこには、頼んでもいないのに、飛騨の酒があったりする。 マイケルにと、鯉が泳ぐ河の通りを過ぎた酒店で買ったのだろう。 ナイロン袋に入ったものが出てきた。 ![]() 私が26歳の時に、オーストラリアに語学留学に連れて行ったペアー。 テディーベアーとウサギの縫いぐるみ。 ナイロン袋は、リボンで口を縛ってある。 その袋には、母の字体で … 仲良きことは 美しきかな ![]() 熊がウサギを抱くようにして袋に入ったペアー。 続けて … ムシャ コウジ サネアツ ![]() カタカナで。 武者小路実篤は、一般に むしゃのこうじ と呼ばれているが … 本人は、自らを むしゃこうじ と呼んでいた。 母ちゃん … すごい … そんな、嬉しい日本の香りが漂う夜。 ▲
by yayoitt
| 2011-08-26 05:15
| 遠くにて思う日本
|
Comments(4)
Elizabeth Blackadder (エリザベス・ブラッカダー)。
彼女はスコットランドの画家。 ![]() 80歳になる彼女の … 大きなエキシビジョンが、エジンバラ一の美術館で行われている。 彼女の絵を見ていると、思い当たる絵が幾つもある。 以前に、カードとして買ったもの。 ![]() 確かにどこかで見たことがあるもの。 クッションとか、ノートとかになっているもの。 ![]() 切手になっていたり。 ![]() そして … 確かな、日本の光景。 ![]() 彼女の作品は、花やネコや、鯉などが多い。 ![]() 日本の絵が、実に多い。 ![]() いつか、日本を訪れたんだな …。 そこで背の低い戸口を見たり。 鮮やかな着物を堪能したり。 鯉を見つめたりしたんだろうな …。 そして、ネコと一緒に、暮らしてるんだろうな …。 ![]() 彼女の人生や、彼女の人柄、思いが伝わる。 ![]() とてもとても、優しい絵たちだ。 ![]() 週末、彼女の絵たちに見に行ってみよう、会いに行ってみよう ▲
by yayoitt
| 2011-08-25 05:01
| やっこのグッズ
|
Comments(4)
親友のタコちゃん が週末に撮ってくれた写真。
めったにない ノーマンと私の写真 だ。 すっごく嬉しい! ![]() こんな風にノーマンと歩いてるんだ。 ノーマンは、私と歩きながらこんな表情してるんだ。 ![]() そんなことがわかるようで …。 ![]() タコちゃん ありがとうな~ タコちゃんのお気に入り ▲
by yayoitt
| 2011-08-24 02:39
| 愛犬ノーマンのこと
|
Comments(22)
8月は、エジンバラのお祭り Fringe Festival で。
街中のいたる所で、世界中から集ってきたパフォーマーによる披露。 それを世界中のいたる所からやって来た旅行者や地元の人々が見てまわる。 ![]() 毎晩の、エジンバラ城での Tattoo(タトゥー)で締めくくられる。 ![]() 寒いけど、雨が多いけど、街の気分は … 祭り である。 エジンバラに引っ越してきた最初の夏こそ、色々と私も見てまわったが …。 今では、人混みが辛くて、ただただ街中を避けて通る。 しかし … 先日、マイケルと一緒に … すごい人混みの中へ、喜んでワクワクしながら出掛けて行った。 2人の日本人の方の、パフォームを見る為に ・・・。 あたしはね、晴れ女なんです! と語る、とても素敵な女性。 少し語っただけでも、さまざまな憧れの思いを抱かされる女性。 美智子さんは、三線(さんしん)を大事に抱えて現れた。 観光客で一番に賑わう通り(城から宮殿までの1マイル通り ロイヤルマイル)。 あ! ![]() 彼女が、静かに音を奏でている。 それは、私の記憶の琉球の音。 ![]() そこに、優しい彼女の歌声が … 風に混じるように。 ![]() 立ち止まって、彼女の奏でる音色と歌声に耳を傾ける人々。 ![]() 堂々とした彼女の姿に、魅せられる。 そして、彼女の奏でる三線と歌声に共鳴したことを伝える為に … お金を置く人々。 ![]() 遠い日本から、音楽と歌で心を伝えたいとやって来た彼女に。 心からの拍手を送る。 ![]() 晴れ女の彼女の披露を見届けて …。 場所を移した私たち。 人が垣根を作る広場には … 和太鼓奏者の 神奈川馬匠(かながわばしょう)さん の演奏が …。 ぼくは、雨男なんですよぉ~ そう言う彼の演奏が始まると …。 ![]() やはり、空から雨がぽつんぽつんと。 でも、このくらいなら …。 ![]() 力強いのに厳粛でもある太鼓の音が、胸の奥に響く。 これこそ、日本の太鼓だ。 ![]() 多くの人々が見守る中 … ![]() 体の奥へ、肌の皮膚へと浸透する音。 ![]() やっぱり、雨脚が強くなり、時間を短縮してではあったけれど … 大きな拍手が沸き起こった。 美智子さんと、馬匠さんのそれぞれの披露に、感激する。 遠き日本を 誇らしい と思わせてくれる。 我が家に宿泊して下さった 美智子さん は … 18歳になるという2犬と日本で暮らしている。 これね … と、最後の晩に、袋に入った小銭を渡してくれた。 演奏で集まったお金なんですが … 動物のチャリティーに、寄付して下さい ![]() £9.05 を年末に、宿のお金5%と共に、寄付させて頂きます。 この夏の … 日本から来て下さった彼らの姿を、忘れられない。 ▲
by yayoitt
| 2011-08-23 02:52
| 遠くにて思う日本
|
Comments(14)
狼爪(ろうそう)は …
ちょうど、親指みたいな爪。 ![]() そのネコには、前足の狼爪が左右2つずつあるのだ。 ![]() 彼に、名前はない。 あっただろうけど、誰も知らない。 ご主人もいるらしいけど … ![]() ブロンドの女性と黒髪の男性、ということしかわからない。 ![]() ある日。 怪我をした彼を、近所の女性が病院に連れてきたのだ。 ![]() 手術をして、治療費はその女性が出して、彼女は2週間の旅行に出掛けた。 ![]() ご主人であるカップルに、電話で病院に迎えに行くように伝えて。 ![]() けれど …。 ブロンドの女性と黒髪の男性は現れなかった。 ![]() ご主人と思われた、ご主人だったであろうカップルは、そのネコを捨てたのだ。 海外に旅行中の、手術費を出してくれた女性に連絡をすると …。 旅行から帰ったら、是非、私が彼を迎え入れます! そんな嬉しい優しい言葉が返ってきた。 ![]() 厄介払いをするようなご主人から、親切で優しいご主人を見つけたネコ。 ![]() 新しいご主人は、あと1週間で旅行から帰ってくる。 そして、名無しの狼爪4つのネコを病院に迎えに来る。 ![]() それまで、そのジンジャーネコは、病院で暮らしている。 外に出たいと、暴れることもあるけれど … それなりに、穏やかに(毎日のように、水の器をひっくり返すけど) … 新しいご主人のお迎えを待っている。 私は彼を ジンジャー と呼ぶ。 だって、ジンジャーって声を掛けると、ちゃんと返事をするんだもの。 でも、同僚が オスカー って呼ぶと、やっぱり にゃ~ と返事してる。 ![]() 仕事中8時間だけの、ネコとの暮らしだけど … とっても良いにゃ。 ![]() 幸せに なれにゃ。 ▲
by yayoitt
| 2011-08-22 03:17
| 動物病院レポート ケースから
|
Comments(14)
にわか雨はあるけれど、それなりに良い天候のエジンバラ。
チェックアウトのお客様が空港に向かい … 夕方のチェックインのお客様の為の大掃除。 そんな、慌ただしい日曜日。 窓を全開にして、シーツの取替えをしていたら … 聞こえてきた。 ばん~~ そお~~ れぇ~~ ちゃぁ~~ なんだ、あれ? ばん~~ そお~~ れぇ~~ ちゃぁ~~ キッチンでマイケルが歌っている。 なんだ? ばん~~ そお~~ れぇ~~ ちゃぁ~~ 日本語っぽい? ばん~~ そお~~ れぇ~~ ちゃぁ~~ マイケルに尋ねる。 マイケル、それ、なんなん? 聞かれたことが嬉しいらしく、ニコニコしながら続ける彼。 ばん~~ そお~~ れぇ~~ ちゃぁ~~~~ 日本のコマーシャルだよ ばんそおれえちゃぁ。 お茶かなんかのCMじゃないか? ばんそおれえちゃぁ? そんなのあったかな …。 番茶の番に、爽やかの爽に、霊魂の霊に、お茶の茶かな。 番爽霊茶? 8年くらい前に日本で聞いたのであろうコマーシャル。 なんで、その歌が彼の記憶に残ったんだろう? しかも、なんで今?? 音楽というか、お経っぽい。 調べてみたら …。 あった! 蕃爽麗茶 か! そう言われたら、見たことあるし、きっと飲んだこともある。 ばん~~ そお~~ れぇ~~ ちゃぁ~~ 本当だ!! そういう音楽だ! マイケル、すごいな ふふんっっ だろ? ばん~~ そお~~ れぇ~~ ちゃぁ~~ …。 なんなんだ … この外国人。 ▲
by yayoitt
| 2011-08-21 01:26
| 国際結婚って...
|
Comments(4)
|
カテゴリ
全体やっこのプロフィール やっこは、こんな人 動物病院での出来事、仕事 動物病院レポート ケースから 安楽死に思う 愛する動物のこと 保健所の動物のこと 皆様へのお願い 動物のこと ヴェジタリアン ヴィーガン人生 愛犬ノーマンのこと 迷い犬、犬のこと 飛騨での生活って ポリッジという名の犬のこと マイケルのドッグウォーキング 英国暮らしって... 英国文化って... 国際結婚って... スコットランドって... 恋愛とは... 穂高の恋人達 思い出 Go Go Girl やっこの思想 看護婦時代 看護学生寮の思い出 癌の告知に思う 両親が来た! 遠くにて思う日本 English マル島旅行記 アイスランド旅行記 やっこのグッズ やっこのファッション やっこのB&B 06 羽伸ばし日本旅行 スコットランドフラリ旅 ロードオブザ やっこ イタリア、山とハート紀行 07 日本秋旅行 ノーマンの手作りご飯 自然環境のこと クリスマス07’ 08 日本旅行 09 Japan~~~~ 09 Knoydart の旅 10 にっぽんっっ 10 Sutherland ヘロヘロ旅行 10 ノーマンとの初ホリデー 2011 日本紀行なんだな 2011 ドラミテ旅行 2012 日本のんびり旅 2012 Torridon 歩け歩け旅 2013 春 ノーマンとのホリデー 2013 飛騨でゆっくり里帰り 2013 ドラミテ旅行 2014 ノーマンとのホリデー 春 2014 やっぱり切ない日本旅 2014 秋、ノーマンとのホリデー 2015 春 ノーマンのホリデー 2015 秋 ノーマン思い出旅行 2016 春 アラン島な旅 2016 秋 日本の、秋 2017 ボーダーズの旅 2017 空梅雨だよ~日本旅行 2017年 9月の休暇 日本3ヶ月滞在紀行 2018 未分類 以前の記事
2019年 02月2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 06月 検索
最新のコメント
お気に入りブログ
ITエンジニアで2児のP...季節を感じて 生きる詩 ト-キョウ ガイジン モデルズ タカピョン♪のダイエット... 共生日記 3×ビーグル!!! あぷりしえいと その日がくるまで 人間は動物より偉くはない... Requiem for ... ぐるぐるはんぐる Country life... ハワイで生きる! Dute 僕の毎日 ちゅっちゃん日記 murmur of a ... フィリピンで子供と英語留... burnet hillの... A Slice Of... *わんだFUL日記*Ⅱ I LOVE PETA Onajiondo しろやぎの『あごひげ』 リボーン ビーズ工房 Bijout... momo&mimi大作戦 サンハウスの毎日 ほんわか狆太郎 LIM official... aroma amore Azure Time ポッキー&アースとの暮らし フリーざんす独身女[マル... なのねこ夢気分 ラヴレター いっしょに歩こ! 茶々の里 やっぱりシュウベルト 記事ランキング
exicte 以外のリンク
Gon-gon's Curiosity
天水の櫻花楼だより ぷちぱるブログ! Coo&わんさWeblog 英国花畑日記 サルーキ犬エディのお部屋 箱心製作所h a c o c o l o g y スコットランドAye! ピータン日記「夜の峠道」 風の匂い Cheers!~スコットランド便り J's cafe 虫籠日記 Dustys room 陽気な黒族 ママの無謀人生 ポッキーとの暮らし ゴールデンレトリーバーの男の子との日常 わんこ☆にゃんこライフ パブ店長はレスキュー犬! 茶々の間 エディンバラでお茶を 日本熊森協会 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ☆ 舞い落ちた 詩 ☆ 雪、ひらひら 引いていく 波の如く、 ありったけの 細かな思いを ざらざら抱えて 諦めたあの日々。 もう二度と会えないと 紫に染まる壁にもたれて 両手で濡れた頬を覆った、夕暮れ。 遠くから悲しく聞こえるフクロウ。 ホロホロと暗闇の中、泣き出した。 白い部屋の片隅で 身を縮めながら夢を見る。 深い森の果て その湖に辿り着く。 向こう岸にいつも あの日のあなたがいるようで 舟を漕ぎ出し、途方に暮れる。 近付くごとに にじんでうすれる 愛しい背中。 幻の吐息が冷たい床にはずみ、 静寂の波にはじけて散った。 確かに私達は終わった。 打ちひしがれて立ち止まる歩道、 跡形も無く失った空間。 見上げた背中と 2人で軋んで歩いた時の分だけ、 それが私にとっての強さだった 笑顔、思い出に 奪われ失い、 取り戻しては後悔し 辿り着いた最果て。 抱えると 湧き上がり零れ出す、 横たわる床から蘇る。 駐車場を 走馬灯のように映した 永遠の暗闇から降り続く雪。 2人で最初の瞬間 あなたに出逢えた、冬の息。 失うために素肌を探る。 離れるために強く抱き合う。 必死に重ねた季節と罰、 時をだまして みごもった愛情も 何もかもを散らして、終えた。 私達はあの冬の田舎町で、 凍ったかけらになった。 あの日は二度とは帰らない ただ静かに、空を舞う *** 不思議の世界 青さに泣いた 若さが揺れて、 一人暮らしの窓から解き放った。 真夏の午後 冷えた壁にもたれ しずくに心が濡れた。 何かにいつも縛られる 過去だったり 失った命だったり 目のくらむ永遠であったり それがなんであろうと 答えの出ない入り口から迷い込む 悲しい癖。 遠くに夕立ちの湯気が立って 草むらの虫たちが 羽を震わせだす頃 また一人 肩を抱きながら 不思議なせわしい世界へ 逃げ込んでみる。 母の胸に染み込んでいた あの、屈託。 世の中という迷惑な鏡の欠片で いつも傷ついていた 器用な子供。 空を見上げて泣くんじゃない 悲しいのなら。 海に思い出を投げるんじゃない 忘れないのなら。 青い空を仰ぎ、暗い海へとちりばめる。 *** どうして の向こう側 あなたと私の間には 答えの出ないどうしてが 沢山あったよね。 雪の降り続く 田舎町の駐車場 どうして私は あなたに惹かれていったのだろう。 かじかむ手を 強く握った冬の夜 どうしてあなたは 私を愛したのだろう。 守るべく誰かのことは 決して口には出さなかったよね。 激しさに 歪む部屋と心の行方 どうして二人は あんなにお互いを 求め合ったのだろう。 それなのにどうして 一緒に生きる道は、選べなかったの? あなたは私の空のようで、 いつも私を大きく抱え すっぽり包んでくれたけど 何処にも進む道や、道標はなく ただ永遠に自由があった。 私とあなたの間には 見えないけれど 感じる空間があったよね。 優しく側にはいるけれど お互い一番触れたい所には どうしても心が届かなかった。 悲しみも切なさも 分け合ってはみたけれど どうしてか 何一つ答えはでなかった。 今もまだ 私はあなたを 忘れられずにいる。 ざわめく駅 初夏の陽射しが零れだす どうしてあの朝 私は二人のことを 終わりにさせたのだろう。 *** 生きていくこと どこかで生きていくこと 誰かと生きていくこと それがどこであれ、それが誰であれ 人は悩み、苦しみ、笑い、幸せを感じる。 自分の人生を生きてみること 誰かの為にではなく 誰のようにでもなく 自分だけの為に歩いていく その一生がどんなに大切か。 自分らしく自分だけの人生を生きる それは当たり前のようで、 誰でもが出来るわけではなく、 苦しみ立ち止まり後悔したりする。 1人の人間として、 自分の為に自分らしく 一度きりの自分を生きる。 そんな風に、生きてみたい。 *** イマージュ 映像 いつも二人の出会いは あの別れの朝から始まる。 眩しい日差しの中 最後にあなたが言った言葉は 駅の騒がしさにまぎれ込み 私の耳には届かなかった。 ただ、寂しい笑顔だけが心にしみて 振り向かずに私は走った。 私は知っていた それが別れの瞬間になることを。 そしていつまでも ずっと後悔し続けることも。 あの日、二人を終らせてから私は 色々な想いをザラザラと抱えて 引く波のように戻っては後ずさりする。 あなたに会いたいと 心の岸辺に、 小舟を出してはみるけれど 向こうの岸にあなたの幻を見るだけで ただぼんやり浮かんでいる。 遠くに ふくろうが ないている。 しめった木の葉をついばみ 落とした影をじっと見つめる。 あの日のことを あなたも思い出すだろう。 眩しい日差しと 街の喧騒に 二人がちぎれるように 離れていった朝もやの駅。 そこからいつも始まるイマージュ。 映像。 *** 自然に生きていくこと どんなに年を重ねても どれほど違う人と挨拶しても こんなに苦労して、なんてため息吐いても この上なく愛されて、なんて誰かの言葉に プッと鼻で笑っても これほど目じりの皺を伸ばし どれほど違う微笑を作ってみても こんなに苦労したからこそ、 なんて結果は余り無くって この上なく愛されていたいのは 本当は本当は私自身なのに。 自然に生きてくなんて 私にはできない。 いつも誰かの仮面をかぶっていたい人。 それが自然の私というなら、 こんな鏡は割ってしまおう。 *** NORMAN THE BEAGLE Norman、 出会えて本当に良かった。 Norman、 私達で本当に良かった? Norman、 この国に一緒に来れて嬉しいよ。 Norman、 この国に連れて来られて、嬉しい? Norman、 まだ、何もわかんないよね。 Norman、 本当は何もかも、知ってるんだろうか? Norman、 あなたの名前は、Norman、びっくりしないでね、 Norman、 そのかわいい顔と、ハンサムな男の子が一杯寄って来る 女の子らしい香り… でも、ノーマン、それは男の子の名前なんだ。 Norman、 覚えてる? 昔は、クルミちゃんっていう、かわいい呼び名があったこと。 でも、ノーマン。 私達はあなたが、 ノーマンであってくれなきゃ、いやなんだ。 Norman、Norman、Norman。 誰よりも私達はあなたを愛してるよ。 Norman、わかってる? Norman、きっとわかってるね、その目つき。 Hmmmmmmm Norman、ため息ついて眠そうにゆっくりあくびした。 *** 夢の言い訳 私は沢山、夢を見る。 モノクロームで、いつも古い映画のような。 訳のわからないそんな夢たちを記憶しては、 理由付けしたくなる、悲しい習性。 日本では昔は、 好きな人が夢に出てくるのではなかったらしい。 夢に出てきた人が、自分のことを想っているのだとか。 夢で夢を叶えたり、 夢から覚めてほっとしたり、 夢には幾つも言い訳がある。 ブログパーツ
ライフログ
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||