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彼女と彼女の、永遠の約束
彼女のもとにやって来た、小さな命

その2つの瞳が、彼女の瞳を見上げた日から

彼女は、大きな約束をする

両手で軽々と抱き抱えられるほどの

小さな身体だけれど

柔らかな毛に覆われた、なめらかな肌触り

彼女が這わせた掌に響く、その音は …

彼女にとって、それは偉大な尊い命

膝を折って、彼女の愛する身体を抱える

膝をついて、彼女はキスをする

くすぐったそうに、小さな身体は身をよじる

彼女が、その日から

その毛むくじゃらの四つ足と共に暮らす日々

彼女は、永遠の約束を交わす

彼女の約束を、柔らかな毛の下の眼(まなこ)は見つめる

言葉はいらない

理解する

償いはない

見返りはいらない

そこに居るだけで、満たされる思い

彼女と、小さな彼女はお互いに約束を知る

受け入れる

手放さない

離れない

かた時も

通じ合う

姿が見えなくても、わかる

小さな彼女は、彼女の帰りを信じている

それに応えるように

毎日、彼女は帰って来る

彼女と彼女が共に歩いた時間

彼女と彼女が同じ夢を見る静寂

触れる温かみ

響く鼓動

彼女の中で

あの日

小さな命が見上げた瞬間から

共に生き続ける、もうひとつの命がある

それが約束

最愛の命と

最高に幸せだと思う瞬間や

たっぷり流れた、当たり前のような時間や

胸を引き千切られるような思いで見守る日々や

小さな身体から

少しづつ浅くなる呼吸も

その、どの瞬間も

彼女の中に、彼女がいること

そして

今もずっと生き続けていること

その約束

小さな彼女が

愛して止まない彼女に贈る

毛むくじゃらの

やわらかな

あたたかな眼差しの

その見上げる瞳の

永久の約束を

彼女はきっと、感じるだろう

彼女と

彼女の

特別で

唯一で

きっと言葉なんかで

現せない …

愛おしさ

愛おしさ



愛する彼女と彼女へ贈る


いつまでも
by yayoitt | 2011-02-07 05:44 | 迷い犬、犬のこと | Comments(5)
それぞれの事情 それぞれの命
動物病院にかかった一本の電話。

14歳の猫2猫と、ラブラドールの犬と暮らすご夫婦から。

このご夫婦には、最近になって初めての赤ん坊が生まれた。

この赤ん坊が生まれる前後から … 

手術の予約を忘れたり、日時を取り直しても、それすら忘れたり。

そんな矢先の電話だった。
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電話口で、笑いながらご主人が言う。

 あははは … ほら、うちに、赤ん坊が来たでしょう?

 いやいや、人間の赤ん坊! 仔猫じゃないですよ、あはははは
 

New Baby(赤ちゃん)と言ったのを私が、猫の赤ちゃんと間違えたのだ。 

動物病院に電話をしてくるのに、人間の赤ん坊の話が出るとは思わずに。

 それでね、うちの猫がね、赤ん坊にとって脅迫になってるんでね

 えっと … 新しい飼い主を探したいんですよ

 でね、A獣医師は、誰か知らないかなぁって思ってね、ははははは
 

どうして、こんなによく笑うのだろう。

私は尋ねた。

 もし良かったら、詳しい理由を聞かせてくれませんか?

 何か、猫たちが、赤ん坊にしたんですか?
 

また、笑いの後に …

 いやいや、まだね、何かしたって訳じゃないの

 でもね、赤ん坊が寝てる部屋に入っちゃうみたいで
 

赤ん坊が理由で、犬猫を捨てたい と思う人の気持ちは一途である。

 部屋に入らないようにするとか、できないんですか? 

そんな努力はする必要もなく、初めから猫を捨てることは決まっているのだ。

 ははは、しましたよ、でもさ、ほら、猫でしょう?

 どっかから入って来るんだよね

 朝になると、赤ん坊の周りに、猫の毛があるの

 だからね、彼らは 脅迫 の存在なんですよ
 

それ以上、話を続ける意味はなく。

獣医師も、個人的に助けることはできないだろうことを伝える。

そして、猫のレスキューの場所の電話番号を2つほど、教えて電話を切った。
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赤ん坊が生まれてから …

それを理由に、どういう事情があるかはそれぞれだけれども …

赤ん坊に大事があってはいけないと …

それまで一緒に暮らした動物を手放す家庭は、少なくはない。
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人間の子供であれば、といつも想像する。

二人目の赤ん坊が生まれた時、上の子がヤキモチを焼いて悪戯したとする。

それが続いたとしたら、親は考えるだろうか?

最初に生まれた上の子を、他所にやってしまおう なんて?
 
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14年も暮らしてきた猫たち。

あと何年生きられるかわからぬ命。

レスキューであっても、14歳の猫のリホームはとても難しい。

その家庭には、その家庭の事情がある。

それは理解したい。

妻が後で夫に何かを言う声が聞こえる。

夫は、妻の指図で電話をしたのだろう。

あはははと、笑う理由も、そこにあるのかも知れない。

もうすぐ 捨てられる 猫たちは、何も知らない。

あえて 捨てる 捨てられる という言葉を使う。
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赤ん坊が来る前から、その10数年も前から、そこで生きてきた猫たち。

赤ん坊が大きくなった時に、親からその話を聞いた時に …

 お前のことが心配でね、老いた猫を2匹、捨てたんだよ 

そう聞かされたら、どう感じるのだろうか?

その家には、その家の事情がある。

それは …

理解しているけれど。

子供を産んだことも、育てたこともない私。

子供を育てる大変さは、やっぱり判りかねる。

子供と動物と共に生きることも、想像を超える。

だけれども …

自らの決断で受け入れた命なのではないか? 

どうしても、赦せない気持ちが残るのである。

 あなたは、本当に、共に生きられる努力をしましたか? 
 その上での、それが、断腸の思いでの選択なのですか?
 
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思い出す言葉がある。

ある女性の言葉。

彼女は、ご主人と犬と暮らしていた。

ある時、赤ちゃんができた。

大きなおなかを抱えながら、赤ちゃんの登場を待ち兼ねている。

その彼女が、こう言った。

 もしもね、赤ん坊と犬が上手く行かなかったら …

 私は赤ん坊を、リホームするわよ

 だって、ファーガス(犬の名前)の方が先にいる家族なんだから
 

彼女は、とても幸せに、2人の子供とファーガスとご主人と暮らしている。
by yayoitt | 2011-02-06 01:11 | 動物病院レポート ケースから | Comments(34)
大雨の夜の火鍋
雨と、驚くほどに強い風の続いた週。

もう19年も使っている強い傘が、突風で初めて裏返った週。

その週の終わり、金曜の夜、友2人と待ち合わせ。

場所は … 火鍋専門の中華料理屋さん。

働いている中国人の女の子たちは、とても優しくて気が利く。

お店は、中国人の女の子グループやカップルで一杯になる。

中国人の女の子数人とスコットランド人男女のグループもいる。

私達の隣の席には …

座ってから二言ほど言葉を交わしたきり、黙々と鍋を突付くカップル。

男性の方は まことちゃんカット で、とても可愛い。

目が合ったら さばら! と指で作ってウインクしたい。 
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気の置けない友と、あっつい鍋に舌鼓。

それまで何となく 鍋料理は日本独自のもの と思っていた私。

 ここは何? どういうレストランなの? 

と、的外れな質問を友に浴びかける。

それも、食事もかなり進んでから。

 え?

 いや、ここは中国の鍋料理専門のレストランだよ 

 今まで、どういう店だと思ってた?
 

そう、中国の火鍋は、中国料理に欠かせぬもの。

日本の料理に、鍋料理が欠かせぬのと同じくらいなのだろう。

日本の鍋料理には、数え切れないほどの種類がある。

その歴史は …

 日本の住居には、台所の竈(かまど)とは別に、調理、照明、暖房を兼ねた
 囲炉裏(いろり)のあり、そこで煮炊きした料理を取り分けて食べることが
 日常的に行われていた。江戸時代に入ると、囲炉裏のない料理屋などで、
 火鉢やコンロを使用した『小鍋仕立て』という鍋が提供された。
 鍋から直箸で何人かがつつくという、今日の家庭で見られる鍋料理が発達。
 
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大きな鍋を、気の知れた者同士が箸で突っつく様は、愛らしい。

沢山の野菜、綺麗に切られた豆腐、ラーメンも入れる。

二つに仕切られた鍋は、お肉魚用とベジタリアン用。

小皿には、ピーナッツがたっぷり入ったゴマダレ。

そして、友が作ってきてくれたポン酢。

なんとなく話題は、色々な方向へと向かう。

日本のこと。

ここで起こった事件のこと。

ここでの生活のこと。

仕事のこと。

将来のこと。

日本での人種差別のこと。

経済のこと。

隣の まことちゃん に ぐわし! をしたい。
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友と囲む鍋は良い。

そのあっつい美味しい鍋を囲みながら語る日本が良い。

直箸で突っつき合いながら語る家族のことが良い。

火鍋を中心に、心も真ん中に寄ってくる。

そんな時間が、とても良い。

雨風で冷えた身体が、ゆっくり芯まで温まる感じが良い。

そこに居てくれる友が … ありがたい。
by yayoitt | 2011-02-05 00:28 | 英国暮らしって... | Comments(10)
最近の、食の楽しみ
£5.00(約600円ほど)で、3つ買える。
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冷凍されたフルーツの実。
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いっぱい詰ったフルーツ。
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それを食べたい時に、分けておいて2時間かけて解凍する。

ここ最近は、お風呂の中で湯船に浸かって食べる。

それが至福の時なり。

ブルーベリーは、解凍の時に水が出る。

その紫色の水も、美味しい。
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           解凍前のフルーツ盛り合わせ

今まで、滅多に冷凍の食品を買うことがなかったけれど。

これは、嬉しい発見。 

自らの手で採った直後の、太陽の光一杯のフルーツには敵わない。

だけど、鮮度が良くて、とっても美味しいフルーツ。

あっつい湯船に身体を浸して頂く、ひやっと冷たいフルーツの実。

今夜も … また … いしし 
by yayoitt | 2011-02-04 00:14 | 英国暮らしって... | Comments(6)
すごく目立つんだけど、記憶にない内出血
それは2日前に突然、現れた。

その夜、私の向かいで夕食を取りながら …

 うわっっ その内出血、どうしたの? 

とマイケルに言われた。

 え? 内出血? どこに? 

マイケルが自分の唇の上辺りを指し示す。

それに習って、指で右上唇の辺りを触る。

 そうそう、そのあたり 

そこを、指で強く押してみた。

 あっっ なんとなく、痛い気がする 

と、そんな程度。

夕食が終わってから、鏡を見に行く。

鏡を見に行く途中で … ふと …

 あぁ … いま、なんとなく …

 あぁ …
 

突然、ふつと、緩い映像が脳裏を霞めたのだ。

昨日あたり。

どこかで。

なぜかは覚えがないけれど。

何かが、口元に当たって ううっっ と呻いた記憶。

その瞬間だけの記憶。

あれは、いつの一体、なんだったか?

今日だったか昨日だったか、でも確かに自分の身に降りかかった記憶。

鏡には …

片ヒゲを生やした私がいる。
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えらく、よく目立つ。

なのに、記憶に殆どない内出血。

4日経つけど、しつこく消えない内出血だ。




 
by yayoitt | 2011-02-03 23:53 | やっこは、こんな人 | Comments(0)
マイケルへのプレゼント
ここ数年前から、やめたこと。

プレゼント。

誕生日も、クリスマスも、記念日も。

物のやり取りは、すっかり、やめた。

欲しい物は、必要な物は、お金で買う物は、自分で選んで買う。

相手が欲しいかどうかわからぬ、びっくりプレゼントは、やめた。

 だ け ど 

今月のマイケルの誕生日。

びっくりプレゼントを考えている私。

 そ れ は 

取り外しの可能な、氷の上で滑らない …

 シューグリッパー 
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11月にたっぷり雪が積もった数週間。

犬の散歩の仕事中に、何度も滑って転んでいたマイケル。

雪が積もっている間は、グリッパーは売り切れ状態だった。

 こういうのを買わなくっちゃなぁ~ 

そう言っていたマイケルも …

すっかり雪が融けてしまった今は、きっと忘れているに違いない。

来年の為に。

すっかり忘れて時が経ち …

また雪が降り、グリッパーが欲しいと思う時の為に。

ちょっと、びっくり嬉しいプレゼント。

企んでる私である。

 げへへ 本人に、言っちゃダメですよ~ 
by yayoitt | 2011-02-02 05:05 | 国際結婚って... | Comments(27)
お煎餅女
炭水化物に目がない女。

お煎餅やアラレを食べ始めたら、止まることを知らず。
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止まらないどころか。

1つ袋を空けたら、それを食べ終われば良いのに …

食べ終わってから、次の袋を開けるべきなのに …

お煎餅やアラレは、あるだけ、全部、袋を開ける女。
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            子供かよ! 

とても行儀の悪い女、41歳。

今年、42歳。


by yayoitt | 2011-02-01 03:51 | 遠くにて思う日本 | Comments(6)