鍵を持たない鍵っ子だった女の子。
保育園から帰ると、掛けカバンを下ろすよりも先にテレビのスイッチを押す。 ガチャガチャガチャとチャンネルを合わせて、スモッグを着たまま腹這いになる。 頬杖を付いて、テレビの画面から、目を離さない。 色んなアニメが、彼女の面倒を見てくれた。 アニメだけじゃない、実写の番組も、彼女の心を躍らせた。 遠山の金さん ・・・ 忍者赤影 ・・・ (飛騨の国の忍者というところが、嬉しく ・・・) 恥ずかしがりで気が小さくて、毎日、泣きながら保育園に通ってた女の子。 家に帰ってから何時間も見て過ごすテレビは、最高の子守だった。 いなかっぺ大将 というアニメが始まった。 ![]() 赤いふんどし でべそ 流す涙が、時計の振り子のようにカチーンコチーンとぶつかり合う 動物が大好きで、動物も大ちゃんを好きで 1つ人より力持ち~ 2つ故郷(ふるさと)後にして~♪ いなかっぺ という部分に、とても親近感を持った女の子。 1人でガハハハ笑い、一緒に歌を歌い、ニャンコ先生が出てくると、声を出した。 よっっ ニャンコ先生っっ 現実と、テレビの世界とが、どこでどう違うのか、まだはっきり理解していない女の子。 ムーミン を見た後は、自分は ノンノ で スナフキン と恋すると思い ・・・ くれくれタコラ を見ると、誰にでも くれくれ と手を出して ・・・ アタック№1 を見れば、学校では厳しい訓練を受けると誓い ・・・ そんな、いなかっぺの小さな女の子が、いなかっぺ大将 を見て考えた。 ニャンコ先生のように、私も飛べる 私も、ニャンパラリと着陸できる その頃、女の子はまだ、自分の部屋はなく、両親と川の字で寝ていた。 日中は、そのセンベイ布団が部屋の隅に積み上げられていて。 ちびの女の子は、何度もその上に登っては、考えていた。 ニャンコ先生のように、私も飛べる 私も、ニャンパラリと着陸できる ある日、保育園から帰った女の子は、いつものように布団の上に登り ・・・ いつもより自信に満ち溢れて ・・・ 畳の目を見つめて決心したんだった。 ニャンコ先生のように、私は飛ぶ ニャンパラリと、着陸する そして ・・・ 軟らかい布団を両足で踏み切ると ・・・ ニャンパ ・・・ 強い衝撃と共に、おちこぼれニャンコは、頭を畳にひどく打ち付けていた。 首が、ゴリッ という音を立てたのに驚いて、声も出なかった。 痛かったより、ショックだった。 その日から、女の子は2度と、ニャンパラリ をしようとは思わなかった。 ただ、生まれて初めて 敬意 という気持ちを、ニャンコ先生に感じたのだった。 ▲
by yayoitt
| 2008-07-31 13:29
| 思い出
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夕食後に、シンクで洗い物をしていると ・・・
あ ・・・ 猫が2匹。 裏庭の塀の上、夕方の陽だまりを、丸まった背中に受けていた。 ![]() 鳥のフンが付いてる窓 ・・・ 苦笑 まるで、縁側で語り合う、お爺さんとお婆さんみたい。 ![]() 昨日、一丁目のマギーばぁさんに会ってなぁ~ へ? 誰にだってぇ? 一丁目の、マギーばぁさんだよ はいはいはい、あたしゃ、てっきり一丁目のマギーばぁさんかと思ったよ 違うよ、一丁目の、マギーばぁさんの話だよ 得意の(まじまじまじ)鳥の鳴き真似をすると ・・・ あ ・・・ こっち見た! ![]() と、自らの鳥の鳴き真似が、猫にも認められたと自画自賛して、微笑していると。 ミャ~~~ウ ミャ~~~ウ 猫の鳴き声が、2匹の猫ではなく、この窓の横の辺りから聞こえていた。 どうやら、隣のフラットの男性が、窓から猫に向かって呼びかけているらしい。 しかも ・・・ そっくり。 これに、反応してたんだなぁ ・・・ あたしの、鳥の鳴き声では、なかったのねぇ ・・・ 北の国、夏の暮れない夜に。 隣の彼は、猫とどんな会話を交わしたんだろうか。 ▲
by yayoitt
| 2008-07-30 04:23
| 愛する動物のこと
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蒸した重たい空気を、割るようにして夕立が降る。
傘も持たずに、びしょ濡れになるサンダルの観光客の姿を、バスの中から見ていた。 今週も2日が過ぎたなぁ ・・・ ウトウトしかけた時、あるバス停で、男性2人が乗り込んできた。 ![]() 1人は背の高い若い西洋人、1人は黒い眼鏡の、多分、日本人。 デイバッグを片方の肩に下げ、どちらも似たようなキャップをかぶっている。 いったんバスの中に乗り込むと、西洋人の男性は椅子に座った。 そして、ずっとニコニコしているアジア人の彼は、紙切れを持って立っている。 西洋人の男性の前に立ち、ニコニコしながら何か言うと、運転手のもとに歩いて行った。 運転手に、笑顔で紙切れを見せて、何度も大きく頷くと、西洋人の彼に何か言いに来た。 もう一度、運転中だったけど運転手に話しかけ、ようやく彼は席に着いた。 ![]() 2人は、何故か離れて座り、一度も言葉を交わさなかった。 そして、街の中央に来た時、西洋人の彼が降車ボタンを押した。 アジア人の彼は、少し驚いたようにその姿を見上げていたが。 背の高い西洋人の若者は、アジア人の彼を一瞥もせずに立ち上がった。 そして、次の停車場で降りる為に、バスの最前列に向かった。 アジア人の彼は、少しの間、彼の後姿を見守ったが ・・・ 背中を向けた彼が、振り返ることがない為か、窓の外にそびえる城を見上げた。 ![]() そして、乗り込む人で混みあうバス停で、背の高い彼は独り、潔く飛び降りた。 アジア人の彼は、そのまま城を見上げたままだった。 明らかに、一緒に乗り込んできた2人。 すぐに座った彼に、運転手との会話を伝えていた黒髪の彼。 2人が、どういう関係だったのか、色々と想像してしまった。 友達だったんじゃないのだろうか ・・・ 背の高い彼が、どうして口も利かずにバスを降りたのか ・・・ 彼らがバスに乗ってきてから、ずっと2人を見続けてしい、考えずにはいられなかった。 ![]() 私の降りる停留所で、バスの運転手が、アジア人の彼に声をかけた。 ここが、あなたの降りるxx通りの始まりよ 何を言われたのかわからない様子で、3度目にようやく xx通り と聞き返し。 デイバッグを提げた、キャップのアジア人は、バスを降りた。 きっと旅行者なのだろう ・・・ 彼は今夜、宿泊するベッドに入り込んだ時、何を考え、回想するだろう ・・・ 色々な思いや、経験を一杯に抱えて、若者は頑張っている ・・・ そこで見上げたエジンバラ城の白い輝きを、彼はきっと忘れないだろう ・・・ 夕立が上がった、アスファルトの匂いを嗅ぎながら。 私も少しだけ がんばろ って思った。 ▲
by yayoitt
| 2008-07-29 03:00
| 英国暮らしって...
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スコットランドにも、ようやく あっつ と漏らせる夏が来た!
多分、最高気温は25度に達し、外に出ると あっつ と感じる。 そんな週末、昨日の夜はずっと 日本のドラマ を観ていた。 日本人妻の会(お友達仲間 笑)から廻ってきたDVD ・・・ 多分、数年前だろうけど ・・・ 砂の器 そう、スマ☆プの中居君が主役の、あれあれ。 松本清張の砂の器 とは知っていたけれど、本を読んだこともなかった。 日本人妻の友人から まじで泣くよぉ と言われて借りたけど ・・・。 クライマックス1時間ほどを残して、まだ、泣いてない。 まだ、どうなるのかわかっていない。 昨夜、見終えるのがもったいなくて、1時間分、残しておいた。 し~かぁ~し 今朝から、一日中、心を占めるテーマ曲が 宿命 なのだ。 ![]() ドラマの中で、中居君が作曲した、シンフォニー。 彼がこの交響曲を作り上げる一本の筋がある、このドラマ。 だから 宿命 は、何度も何度もドラマの中で流れる。 この、一番の盛り上がる(サビの部分)が、ずぅっと、頭の中から離れない。 ![]() 気が付くと、ピアノ調で(どーゆー?)口すさんでる自分がいる。 時には、ピアノ奏者の如く、頭まで振っているじゃないか、自分! ケネルを掃除しながら、ツァラァラァ~ラララァラァ~ツァン、ツァツァツァン♪ と。 クロスを握る手に力が入り、頭を振る ・・・。 ![]() あぁ ・・・ 宿命だもの 何度、振り切っても、気が付くとまた、鼻歌を歌っている。 宿命だなぁ ・・・ 宿命 ・・・ ♪ ツァラァラァ~ラララァラァ~ツァン ツァツァツァン ♪ ノーマンの背中を撫でながらぁ ツァラァラァ~ラララァラァ~ツァン、ツァツァツァン♪ この記事を打ちながら ツァラァラァ~ラララァラァ~ツァン、ツァツァツァン♪ もうこうなったら ・・・ この宿命に従うしか、ないのだろう ▲
by yayoitt
| 2008-07-28 02:56
| 遠くにて思う日本
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Tiggy(ティギー)が、病院のケネルの住猫になったのは4週間前。
まだ、3歳の Tiggy はその時 このままでは安楽死 ・・・ とまで言われ。 彼女は、まだ幼かった時に交通事故に遭い、排便をする筋肉が上手く働かない。 便が出ずに、どんどん便が溜まり、硬くなり、石のようになり、苦しむ。 そういうことが2度あって、今回は3度目の来院だった。 獣医師が、肛門から気長に便を取り出す作業は、実に何時間も掛かる。 それで、短い麻酔時間で、手術で直接に便を取り出して来た。 今回の3回目も、同じように手術となった。 ここまで、便が硬くなり詰まる原因は、実は飼い主さんの管理不足に原因があった。 便が硬くならないように、毎日2回のお薬が出されていた。 飼い主の女性は、他に4匹も猫を飼っていて、最近、仔猫も生まれたばかり。 Tiggy がちゃんと、薬の混ざったご飯を食べれたか、確認していない。 Tiggy が毎日、ウンチをしてたのか、他の猫のウンチに混ざって確認していない。 だから、Tiggy のウンチの硬さや量がわからない。 そうして、気が付くと Tiggy は、部屋の隅で縮こまり苦しんでいた。 飼い主の女性は、本当に猫が好きで、何度も仔猫を育て上げてもいる。 Tiggy のことも愛していて、それはとってもよくわかる。 だけど ・・・ Tiggy のことを思ったら、飼い主の彼女は Tiggyの飼い主 にふさわしくない。 Tiggy に必要な飼い主は、Tiggy だけに目を向けられる人なのだ。 ![]() また、今回3度目の手術の話をした時に、飼い主の彼女は泣きながら言った。 手術に払うお金が無いんです ・・・ でも、手術をしないとなると、安楽死しか道は無いんですよね ・・・ そこで、獣医師と私達は考え、1つの、そして唯一の選択肢を彼女に伝えた。 今回の手術は、無料で行なう代わりに、Tiggy を手放してください そして彼女に Tiggy の新しい飼い主は、病院側で責任を持って見つけると約束した。 長い葛藤の末、彼女は同意してくれた。 彼女は Tiggy の命と引き換えに Tiggy を失った。 ![]() 病院の犬用ケネル(広いので)の1つに、いつも Tiggy がいる。 彼女は、とても人懐っこく、誰でも同じ態度で出迎える。 お薬を混ぜたご飯は、ちゃんと平らげ、毎日、ちょうどいい硬さのウンチをする。 少しの時間と、意識を向けて Tiggy を見ること。 それだけで、彼女の一生は救われるのだ。 病気じゃない、ただサポートと管理が必要なだけ。 ![]() まだ、飼い主さんは見つかっていない。 彼女に触れる同僚たち、皆が口を揃えて言う ・・・ 私が Tiggy を迎え入れられたら良いのに ・・・ ただ、あいにく誰もが、他の犬猫と暮らしている。 時々、泣きそうな顔で、飼い主だった彼女が Tiggy に面会に来る。 先日、彼女がこう言った。 ようやく、吹っ切れるようになって来たの ・・・ だって、これが Tiggy の為なんだものね ・・・ ▲
by yayoitt
| 2008-07-27 00:15
| 動物病院レポート ケースから
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全ては、使い捨て から始まったのかも知れない。
![]() 便利を追求して、物には全て、限りが無いように思えて。 生産能力が高まり、一度に莫大な数を生み出すことができるようになり。 使いまわさなくても困らない生活に。 そして、それに慣れきってしまった私たち。 失くした物を探すよりは、新しく買った方が、容易い。 忘れた物を、取りに戻るよりは、新しく買った方が、時間を無駄にしない。 そこには、店があり、なんでも手に入る。 買えば良い。 困らなくて良い。 今の時代、なくて困ることなんて、殆どない。 ![]() きっと命も、同じなのだろう。 便利さと、手軽さに慣れすぎた私たちは、欲しいと思ったら簡単に手に入れる。 簡単に手に入れることが可能だから、それが命であろうと ・・・ 価値観を失ってしまった。 ![]() 形ある物を、手に入れれば手に入れる分だけ、失くしていくものがある。 感じるありがたみ 知る尊さ 知る儚さ そして ・・・ 当たり前に飛んでいた蝶 藪に隠れていた小鳥たち 距離を保っていた熊の鼓動 土を掘れば出てきたミミズ 裸足で踏む地球 太陽の日差しを遮ってくれた木々 ![]() 一度、手に入れた使い捨ての無機質な物たちは、なくせば簡単に取り戻せる。 けれど、一度、なくした生きる者たちは、2度とは取り戻すことができない。 ![]() 使い捨てが生んだゴミの山。 リサイクルを徹底しながら、同時に消費しないことも ・・・。 物が溢れれば満足する心を、振り返ってみたい。 本当に、大切なものは、何なのか ・・・ ![]() 今こそ、この現代社会に生きるのだからこそ、問い掛けたい。 ▲
by yayoitt
| 2008-07-26 05:58
| 愛する動物のこと
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スコットランドに夏が来た!
まだ一日しか取っていない有休を、木曜日に取ることに。 正直、心身共に必要だと思った休日。 同僚に感謝しつつ、ありがたく良く晴れた日に感謝しつつ ・・・ ノーマンとクライドを連れて、また、あの丘へ登った。 半袖を着られるのが、すごく嬉しい。 クライドは丘に登る前から、舌を出している ![]() ノーマンは ここ知ってる とグイグイ引っ張る ![]() 言葉もまちまちの観光客が沢山、見下ろしている ![]() アテネのパルテノン神殿を真似て建て始められた神殿。 建設の途中で、予算が尽きて結局、建てかけのまま残された。 ・・・ エージンバラって。 北のアテネと呼ばせたいエジンバラの人々の面影。 神殿の柱を背景に、ノーマンが狂う ![]() 臭いを嗅ぎ、跳びはね、踊るノーマン ![]() この丘の隣には、秘密の園がある。 そこは、高い塀で囲まれていて、会員になってお金を払わないと中に入る鍵を貰えない。 エジンバラには、こういうプライベートの庭が沢山ある。 そこは手入れされた木々で覆われ ・・・ ![]() 高い所から覗くと、庭の中を歩く人々や犬が見える ![]() 高い年会費を出して手に入れる緑のスペース。 シークレットガーデン。 強い日差しの中、丘から戻ったノーマンとクライドは、すぐに床にゴロン。 暑くても日差しの当たる一角を探して寝転がるノーマン ![]() 日陰の涼しい冷たい床を選んで、日干し状態で寝転がるクライド ![]() また、行こうね、何度でも、行こうね。 咄嗟に取った休日の日を、やっぱりこうして過ごせて、良かった。 こういう時間が、とっても必要だったんだなぁ ・・・。 ▲
by yayoitt
| 2008-07-25 03:11
| 愛犬ノーマンのこと
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エジンバラのオールドタウン、2つの通りがぶつかるそこに ボビー がいる。
スカイテリア(スコットランドはスカイ島)の ボビー は、 スコットランドの忠犬ハチ公として、今もなお人々に愛されている。 ボビーは、羊飼いのご主人と共にエジンバラに田舎から引っ越してきた。 ご主人のJock Grayは、1858年に病気で亡くなってしまう。 彼が埋葬されたのが、Greyfriars Bobby(グレイフライヤーズ)教会。 ボビーは、ご主人の死後から、ボビー自身が1872年に亡くなるまでの14年間、 雨の日も風の日も雪の日も、主人の墓の側で暮し続けた。 ボビー は、今もご主人の墓の側で眠っている。 その教会を出たすぐ目の前に、この ボビー の銅像がある。 ![]() 数年前に、出会ったアーティストがいる。 ![]() 彼の描く沢山の猫の絵に、すぐに心を奪われてしまった。 彼は、クリスマス前のクラフト会場で、小さな店を開いて自分の作品を売っていた。 この時に、数枚のポストカードを買った。 ![]() 言葉少なの彼だったが、優しい笑顔が忘れられない。 どこの店を探しても、手に入らない彼のポストカード。 とっておきの為に使いたいと思っているカード。 その一枚を、やっぱり今しかないと思って、知人に贈った。 先日、愛する犬を安楽死で見送った、その人に ・・・。 ![]() 賛美 という題名の絵 ボビーの下に、みんなが集まってる。 そこに、もしかしたら、彼女の犬もいるかも知れない ・・・。 ▲
by yayoitt
| 2008-07-24 04:42
| 迷い犬、犬のこと
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Comments(10)
久し振りの、スコットランド英語のことを ・・・
![]() スコットランドでは 朝食 は Breakfast(ブレックファースト) これは、普通。 昼食 は Dinner(ディナー) 普通、ディナーは夕食のことだよねぇ。 ![]() では ・・・ 夕食 は? 夕食 は Tea(ティー) と呼ぶ。 外国人の観光客の多いエジンバラのホテルで仕事をしていた頃。 お客さんが来て “ Tea を頂きたいんですが ・・・ ” と言われると、 “ 本当の Tea ですか? それとも、夕食ですか? ” と、スコットランド人のスタッフは尋ね返していたもの。 聞き返されたお客さんはよく、とても戸惑っていた。 “ いや、だから、Tea なんですけど ・・・ ” そう答えられたスコットランド人も、戸惑っていた。 ・・・ お互いに困惑して、どうすんだ(笑) ![]() ▲
by yayoitt
| 2008-07-23 04:24
| English
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Comments(18)
何を思ったのか ・・・
クライドが ・・・ ![]() おい ・・・ ![]() や ・・・ やめろっっ ![]() やめろってぇ~~~~ ![]() 鼻がぁっっ 削げるぞぉ~~~~っっ ![]() だから ・・・ 言わんこっちゃないぃ 決して、真似はしないで下さいっっ ▲
by yayoitt
| 2008-07-22 02:57
| マイケルのドッグウォーキング
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Comments(18)
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