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2010年 11月 16日 ( 1 )
かぶれ妹、それを見つめる姉
3姉妹の一番下。

しかも、上の姉たちとは、7つ、9つと年が離れている。

子ども扱いされ、甘やかされて育った ・・・ それが わたし だ。

真ん丸い、赤ら顔の小娘は、すぐに かぶれ る性格で。

小さい頃から、何かを好きになると、すぐにその世界に入り込んで行った。

 宝塚のベルサイユのバラに憧れ、自分をオスカルと思い込み ・・・

 幼馴染の男の子が、もしかしたらアンドレなのかと案じたり
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 アニメの主人公になったつもりで、近くの寺の空き地に出掛け ・・・

 そこで、リンゴを片手に、パンタロンで拭いてから噛み付いたり

 しかし、そのリンゴは典型的な日本産、顔ぐらいでかかったり

 ETがいるんだと、赤いフードを頭にかぶり、伐採の進んだ山へ ・・・

 BMX ではなく ママチャリ で向かう自分は、エリオットだったり
 
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そんな、何かにかぶれては、すっかりその気になる妹を持つ姉。

大学卒業後に故郷に帰り かぶれ妹 を目の前にしていた姉。

かぶれ妹 は、高校生になっても同じで。

今もよく、姉は、その頃の かぶれ妹 のことを話すのだ。

 安全地帯の 悲しみにさよなら をカセットで聞きながら泣いてた ・・・ 

確かに覚えている。

玉置浩二に良く似た男子生徒にふられた夜のことだったっけ。

 まさか、見られていたとはな ・・・ 

また、姉は かぶれ妹 の様々な なりきり状態 を思い出す。

 高校一年で、初めてパーマかけたの、覚えとるか? 

とってもよく覚えている。

 あれ、やっこが好きやった先輩と同じ髪型にするつもりやったんやな 

そうなのだ、大好きな男の先輩と同じ髪型にしようとしていたのだ。

 えらい、よう覚えとるなぁ、ひとのこと ・・・ 

かぶれ妹 の なりきり状態 に、その度 いらっ としてた姉は続ける。

 小学校の時に、リンゴ持って寺の空き地に出掛けたのもな ・・・

 あの時、アニメで主人公が左右色違いのハイソックスを履いてたから ・・・

 やっこも、左右、全然違う靴下で、出掛けたんやぞ
 

そう言われたら、そんな気がする。

好き になったら その世界 にすっかり入り込む、幸せな性格の妹。

それを、傍から冷静な目で見続け いらっっ を繰り返す姉。 

でも かぶれ妹 は知っている。

 夜遅くに ・・・

 鏡に向かって ・・・

 聖子ちゃんの歌を歌いながら ・・・

 手で髪をかきあげては ・・・

 語りかけていた ・・・

 姉のこと

 ゛ ちっぎれたぁ~ あいがぁ~ ゆびに かみに 離れなぁい~ ゛

 って

 あれ ・・・

 風は秋色だったわ

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 あぁ ・・・ 風立ちぬ ・・・ 
 



 
by yayoitt | 2010-11-16 03:09 | 思い出 | Comments(17)