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2007年 09月 19日 ( 1 )
故郷とは、遠くにありて ・・・
日本への帰国まで、もう3週間。

こういう帰国のことを、私達は 一時帰国 と呼ぶ。

一時 とつける度に、切なくなる。

正直、ずっと日本に住みたい ・・・ って思う。

現実は、ノーマンにもう2度と、飛行機の経験をさせたくないので、できない。

でも、だだ漏れな私は、言ってしまう。

日本に、一時ではなくて帰りたい

ほら ・・・ そうやってまた、漏らす ・・・ 何を ・・・ 色々な厄介を。
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今回の帰国に関して、私の中で 両手を挙げてばんざい!! と言えない自分がいる。

大好きな故郷が、どの場所よりも、そこでなければいけないその飛騨が、少し、違っている。

去年の12月、大親友(こういう言葉を使えるなら ・・・ 大親友)のAさんが、逝った。

飛騨に帰ることを家族の次に、伝えるのは、彼女だった。

彼女とは何でも話をしてきた。

他の誰にも語れない秘密を、2人で共有し合った。
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彼女は、私の知らない苦しい闘病生活をし、家族を残し、大勢の人々に愛されたまま ・・・。

彼女は、どこに行ったんだろうか?

いまだに頭で理解していることと、心の中で思うことが食い違う。

飛騨のあの街に、どうして彼女がいないなんて、思えるだろうか。

彼女と私の間に流れた時間 ・・・ その歴史が、止まってしまったなんて。
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最後に彼女と笑顔で別れたのは、飛騨の駅。

車で私を駅まで送ってくれた後、手を高くに上げて、振ってくれた。

その彼女が、彼女を包んでいた空間が、ないなんて ・・・。
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38歳 ・・・。

これから年を重ねるごとに、故郷は、少しづつ変わっていくのだろう。

新しい出会いよりも、別れの方が増えるのかも知れない。

再会もあるけど、2度と会えない人も多くなるに違いない。

故郷の景色は、人が移り変わると共にゆっくり変化しているのだろうか ・・・。
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大好きな山々と、川と田んぼと、大好きなサギの巣や、泳ぐ鯉。

見覚えのある老人、小学校の時に苛められた同級生、近所のおじちゃん。

遠く離れて故郷を想う時、その姿は何故だか、幼少の頃のまま。
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何故だろう ・・・。

少しづつ変わる故郷が、私をどういう風に受け入れてくれるのかを、少しだけ不安に思う。

あの故郷に ・・・ あの裸電球の下に ・・・ あの夜の駐車場に 

ただただ 帰りたいだけなのに ・・・
by yayoitt | 2007-09-19 03:14 | 遠くにて思う日本 | Comments(32)