2005年 04月 17日 ( 1 )
新しい隣人 NEIGHBOUR 2
水曜の夜は、比較的早い時間に、隣の部屋から 子供達が 騒ぐ声が消えたので安心。それでも、心の中では、自分が一番落ち着きたい場所のすぐ近くに、ネッズの溜まり場ができたら…
と、とても落ち込んでいた。

そして、昨日、金曜日。

マイケルは、仕事帰りにそのまま同僚とパブに行っていたので私とノーマンの2匹だけ。まだ明るい夕方の7時頃には、隣の部屋の出入りは最高潮となっていた。ドアの開閉が激しく、また、乱暴でうるさいし、ホールで大声で話したり F 言葉連発である。まぁ、問題さえなければいいや、週末だし、楽しくパーティーするくらいなら…と、祈るような、寛大な気持でいた。
ところが、男の子2人くらいが、隣の部屋の前でドアを叩き、中に入れろと騒ぎ始めた。
子供が既に10人はいると思われる中からは、“入れないわよ”と怒鳴る女の子の声。
しばらく、F 言葉も続き、声が遠退いたので多分、あきらめて男の子はどこかへ行ってしまったと思った。それから、10分ほどするとまた、隣のドアが誰かに叩かれて、しかも“あれ?大人の声だ”早速、鍵穴から覗いて見ると、警察だった。警察は、中に入って行き、私はそのまま鍵穴からずっと耳も欹(そばだ)てて見守った。

“あ!警察の1人が、こっちを見てる!鍵穴から覗いてるのがばれたか!”

ピンポーン♪ 

平気な顔で、間をおいてドアを開けた。彼は、“この部屋は大丈夫?誰かが、表から梯子を使って2回の部屋に侵入しようとしていると、レポートがあったんだ”私は、きっと、中に入れてもらえなかったあの男の子だと思いながらも、大丈夫だと答えた。そして、表の通りに面する窓から覗くと、どこから盗んできたのか大きな梯子が、隣の部屋の窓へと立て掛けてあった。さぁ、その後は、私はウロウロ心配するノーマンを隣に、ずっと鍵穴女となった。

その後の人の出入りは激しく、中から子供が10人くらい出てくるし、大人の女性が1人登場した。彼女は警察でもない、話しからしても誰かの親でもない、だが、どうやら、何らかの形の保護者らしい。警察とその女性が、私の部屋の前でこそこそ話している。そこから察すると、多分、そこに住んでいる人は、今までにもトラブルがあったこと、これだけで済んでくれればいいと、警察も思っていること、でも、今の段階で警察は何もできないこと。

益々、不安だ…

警察が立ち去ると、その女性が、子供達と、部屋に住んでいると思われる女の子を皆、外に出したようだ。ちょうどノーマンのオシッコの時間だったので、外に出て驚愕した。私が何度も出入りするのを見た トレーナー上下の女の子と、その保護者の女性、そしてそれを取り囲むのは、およそ20人ものの男女子供達(10~16才くらい)であった。その後は、その女性も帰ったようで、隣の部屋は静かになった。

マイケルが9時ごろ帰ってきて、私が見たこと聞いたこと、全て話している頃から、また、隣に訪問者が現れだした。まずは、女の子供達であった。それっきり訪問者の出入りはなかったらしい。まぁまだ不安もあるが、とにかく一安心して、1週間の疲れの為にベッドで2人とも本を読んでいた時の事。

夜中1時頃。

まず、表のセキュリティードアを激しく蹴る音が数回続いた。その後、汚い罵声と大声がホール中に響き渡り、私達の部屋の近くで止まる。 バン!バン!バン!
うちの部屋のドアを蹴り始めた。ドンドンドン!ピンポンピンポン!
怒った私とマイケル、私はノーマンが飛び出さないように抑えて、マイケルがドアを開けた。
“数日前に引っ越してきた xx を探しているんだけど、ここじゃない?”
怒って蒼白のマイケル、いくらネッズでも やばい と思ったらしく、“本当にごめんなさい、謝ります”と連発しながら、マイケルの教えた隣の部屋へと向かって行った。でも、彼らの前で怒りを露(あら)わに立ち尽くしていたマイケルだが、上は裸、下はパンツ1枚だったんだけど…
私達がベッドに無言で戻った頃、今度は、大きな罵声と叫び声、何かを叩く音、そして繰り返し
“THIS IS SHIT!”(こんなの糞みたいなもんだ!)を繰り返す訪問者の女の子
そして、中から出て来た男の子と、訪問の男の子達で喧嘩が始まり、部屋の前で殴り合いが少しあったようだった。その後、声は表の通りに出て行き、マイケルと私は応接間の窓辺に移動、見ていると、さっき、うちのドアをノックしたネッズが、叫んだり、鐘の棒を手に持ちながら、辺りの物を叩いている。女の子は泣き叫ぶ子もいたが、散らばって、通りを街の方へと向かって走って行った。私とマイケルは、どうしたものかと相談した。警察に届けても、ことの後だから遅いかもしれない、マイケルが明日直接隣人と話すと言うが、多分、私達と話し合ってけりの付く相手、又は、その友人達ではない。引越しして来て3日間で、もう既に警察が来ている、ということは、また何か騒ぎが起きれば多分ここにいられなくなる、それを待とう、ということで落ち着いたのだ。廊下には、上の階から、何事かを見る為に下まで歩いてみる住人などもいた。

その後の夜中は、朝まで静かだった。またあの連中が、復讐に隣に来るんじゃないか、という不安はあった。

    まだまだ続く
by yayoitt | 2005-04-17 02:24 | 英国暮らしって... | Comments(0)