2005年 04月 03日 ( 1 )
ローマ教皇 さようなら
昨夜、ローマ教皇 John Paul II (ジョンポール セカンド)が昇天した。
パーキンソン症候群におかされながらの、84歳だった。
数日前に、尿路感染による高熱を出し、瞬く間に腎臓の機能が低下、同時に心筋梗塞を併発して病院で手当ては受けたものの、金曜日に、自分の家で死にたいとの本人の強い希望でバチカン市内のセントピーター寺院(世界一小さな国の、世界一大きなカソリック教会)広場一角の自室へ帰って来た。金曜の夜から、呼吸が浅くなり意識が無くなると、バチカン市内に数万人もの人々が集まり、また、世界中のカソリック教会にも人々が集まり、祈りを奉げていた。

一昼夜して、土曜の夜に息を引き取った。

このローマ教皇(ジョンポール 2)は、26年という長い歳月を教皇として送った、至上3番目の長期の教皇であった。彼はポーランド人で、彼が教皇になるまでの455年間はずっと常にイタリア人が教皇だったので、イタリア人からは、余り嬉しくない教皇と言われていたらしい。

また、トリヴィアであるが、彼はドクターマーティン(イギリスの靴のメーカー)の大ファンで、白いドクターマーティンブーツを好んで履いていた、そうだ。

昨夜は、彼の昇天を祈る為に、バチカン市内には10万人に上る人々が集まった。

そうして彼は、静かに、逝った。

* * * 

さぁ、新しい教皇選びが始まる。これが、とっても歴史的に従順な、昔ながらのしきたりに基づいて行なわれる。カソリックでカーディナルと呼ばれる、人々が世界中からバチカンに集まり、新しい教皇を決めるのだ。新しい教皇は、今までの教皇の死後、20日間以内に決められなくてはいけない。各国から、もう既に、バチカンに向かっているのだ。

一番最初のミーティングは、月曜日に行なわれる。次期ローマ教皇を決めるにあたって、世界から集まったカーディナルが決まるまで何度でもミーティングを開く。このミーティングは、内密に行なわれる。その日のミーティングで、もし、新教皇が決まらない場合、外で知らせを待ちに待っている人々へのサインとして建物から、黒い煙を炊く。この黒い煙とは、その日の投票用紙を燃やす時に、特別な薬を使って燃やすのだ。その結果、黒い煙が出る。何日も、黒い煙が上がった後、ある日、初めて白い煙が上がる。そのサインが、新しい POPE ポープ ローマ教皇 が決まったよ、という知らせなのだ。

ここ数日、ニュースでは常に 教皇ジョンポール2の状態報告ばかりだった。
これから数日は、黒い煙が、ニュースの画面、新聞の画面を埋めることだろう。

そして、ある日、白い煙が上がる!
by yayoitt | 2005-04-03 17:52 | 英国暮らしって... | Comments(2)