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野生の優しさ
朝の散歩で足を止めた。
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空き地で、カラスが一羽、何かを必死に突っついている。

大きなそれが、何だろう? とよく見たら ・・・

ハト だった。

その ハト はまだ生きていて、突っつかれる度にバタバタ抵抗する。

カラスが執拗に突っつくのは、ハトの首。

立ち止まって見ていた1~2分の間で ハト は首を垂れて動かなくなった。

多分、弱っていたか、怪我をしていた ハト なのだろう。
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首だけを狙って繰り返し突っつく様子は ・・・

とても残酷なようにも思えるけれど。

だけど、それが野生の動物が持つ、生まれ持った優しさなのだろう。

自らが生きる為に、弱っている(弱い)命を攻撃する。

人間のように、気分次第で、また、遊び半分で傷めたりはしない。

彼らは、食べる、守る = 生きる為に殺す。

だけど、遊ばない。

一番早く、息の根を止める方法を知っている。

それは自らの為でもあるけれども、相手の為でもあるのだろう。

一瞬、ドキっとするような、残酷に思える風景が教えてくれる自然の掟。

それを壊しているのは、私たち人間だけで ・・・。

彼らの営みは、それがどんな光景であっても、とても尊いと感じる。

無意味な争い、感情に任せた行動、欲の為の殺し、貪り食い余す ・・・ 

朝日の中、ノーマンとクライドと立ち止まって見た光景は、心の奥底に焼き付いた。
by yayoitt | 2008-07-09 06:20 | 愛する動物のこと
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