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辛い現実ですが ・・・ 牛乳の牛のこと
他の哺乳類動物同様、雌の牛は、妊娠している間だけミルクを出す。

乳牛は、その短い一生の殆どを妊娠して過す。
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牛の平均寿命は20年、牛乳を作り出すための乳牛は、その身体への繰り返す妊娠というストレスから、3から5年で、品質の良い牛乳を出し尽くす。

畜産業としてみれば、その質の良い牛乳を出し尽くした乳牛を屠殺して新しい牛を使う方が経済的である。

屠殺後の雌牛は、ビーフ肉として売られる。
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妊娠して生まれた子牛は、出産後すぐに母親の元から離される

これは、母牛子牛の間に親子関係が生まれるのを防ぐ為である。
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母親牛は、産み落とした子牛を必死に探して牛舎の中で泣き続けることは、良く知られた話である。

その生涯を、妊娠して子供を生んでは取り上げられ、いない子供を探し続けては悲しみ、腹には乳を搾り出すポンプが吸い付いている。

    ・・・ これが、牛乳を生産する牛の、短い一生なのである。
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それでは、毎回、産み落とされては母親を知ることもなく取り上げられた子牛は、どうなるのであろうか?

雌牛であれば、母親と同じく短い生涯を辿ることになり、母親の乳を吸うこともなく、栄養ドリンクを飲んで育つ。
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             では、雄の子牛は?

雄の子牛は、ビーフ牛としての生涯を歩むこととなるのであるが、元々ビーフ用として生まれる牛と比べて、悲しい道が待っている。
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ヴィール(子牛の肉)は、柔らかくて白くて味が良いと重宝される。

乳牛から生まれた雄の子牛は、狭いクレートの中に閉じ込められる。
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首にチェーンが巻かれて、身動きが出来ない状態である。

鉄分の欠乏した特別ドリンクを与えられるが、それは、体の筋肉が正常に発達しないようにする為である。

        彼らは、1歳の誕生日を迎えることなく、屠殺される ・・・
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by yayoitt | 2007-08-02 04:20 | 愛する動物のこと
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