人気ブログランキング | 話題のタグを見る
イタリア、山とハート紀行 (氷河の世界で)
Marmolada(マルモラダ〔伊〕マーマレード 3342m)の中腹へと、私達を導くのはこの リフト 。
イタリア、山とハート紀行 (氷河の世界で)_c0027188_2525492.jpg

結構早く動いている為、2人一緒に乗る場合は、乗り場で Person No1 Person No2 に別れて立たされる。

係員のイタリア人の兄ちゃんが、No1 に立たせた私に “ 走れ!乗れ! ” と英語で言う。

だから、走った、で、飛び乗った。

               ガッツンガッツン

・・・ すっごい音を立てて揺れて驚いてる間に、背後へ、更にすっごい音を立て、大きく檻を揺らして 走って飛んで乗ったマイケル が。

そのまま、妙に揺れながら、結構なスピードで乗り場を離れて傾斜を登って行く 檻の中の私たち ・・・。

最初は笑いながら 怖い とか 落ちたらどうする とか冗談を言っていた。

が、傾斜の一番激しい辺りで、急にマイケルがまじめな口調で言う。

 “ やっこ ・・・ この床、ボルトが沢山、抜けてるなぁ ・・・ ”

にゃんにゃにょ~~~~~~~~~~っ(注:なんだと~っ)
イタリア、山とハート紀行 (氷河の世界で)_c0027188_2535539.jpg

           下を見下ろすとこんな感じ

見ると確かに、全部で床の周囲20個くらいあるボルトの、7つくらいが外れてない。

 “ 立ったまま落ちたら、ここなら骨折で済む ” とか “ この高さだと、地面に当たったと同時に死ねる ” とか、ギャーギャー叫んでいると、何とか無事に到着。
イタリア、山とハート紀行 (氷河の世界で)_c0027188_257528.jpg
         命拾いの後には、眩しい氷河に大接近
イタリア、山とハート紀行 (氷河の世界で)_c0027188_2585550.jpg

         マイナスの世界で生きる、虫(見えるかな?)

融け切ることのない(現在のところ)氷河から流れる水が川や滝を作って、斜面を流れている。

その中を、黒い鳥やモルモット、小さな花、背の低い草、凍えることを知らない命が生きている。

間近でその姿を見られて、本当に良かった。

凍える寸前まで氷河周辺を歩き回り、またもや 走って飛び乗るリフト は、ボルトが全てはまっていた

この日一日でひどく日に焼けてしまった私 ・・・ 、顔は日焼け止めを塗ったのに、身体には塗らなかった。

日に焼けたい!! と、わざと塗らずにいたけど、ひどく焼いてしまった。

午前中は、置き忘れた水のことでマイケルに怒られていた私、山を下りる頃にはすっかり忘れているな、でかした!・・・と思っていたが、

それからはずっと、安易に皮膚を焼くな、危ない、バカだ、それでも看護師だったのか、と怒られるはめに ・・・ 反省
イタリア、山とハート紀行 (氷河の世界で)_c0027188_3121535.jpg

               帰国後の肩
イタリア、山とハート紀行 (氷河の世界で)_c0027188_313561.jpg

               帰国後の腕

ホテルに帰って夕食を済まし、疲れて眠る前に付けたテレビ ・・・ 
イタリア、山とハート紀行 (氷河の世界で)_c0027188_3181886.jpg

       ジャイアンとジャイ子兄妹、イタリア語、話せたんだぁ・・・
by yayoitt | 2007-07-12 02:38 | イタリア、山とハート紀行
<< マイケル、現る ・・・ Oh ... イタリア、山とハート紀行 (3... >>