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仔犬 Angus(アンガス)の行方 旅立ち
ラブラドールの仔犬 アンガスが今日の午後、Miss.M の手を離れ、新しい里親の元へ行った。

Miss.M は、日が落ちている暗い時間は散歩にも アンガス を連れて出ない。

スコットランドの冬は、夕方4時以降、翌朝9時まで暗いのだ。

昼間の散歩も、彼女はしない、いつも周囲の人々が アンガス を心配して散歩に連れ出していた。

そして、ここ数週間、彼女は アンガス を叩くということも報告されていた。

SSPCA にも通報をし、彼女に アンガス を諦めてもらうように多くの人々が、働きかけていた結果だった。

まだ身体も小さく、遊び盛りのアンガス は、彼の欲求を満たしてもらえる新しい飼い主の元へと、旅立って行った。

アンガス を病院に連れて来た Miss.M は、泣いていたそうだ。

けれど、動物の命を人間が託される時、忘れてならないことがある。

人間の涙や、悲しさや、寂しさでは、秤にかけてはならない、大切なことがある。

それは、命の尊さと重さ、それを尊厳すること

Miss.M は アンガス を思ってしばらく泣くのだろう。

どうか ・・・、彼女が彼女なりに愛した アンガス が、彼女といるより確実に手に入れられる今日からの幸せを、感じてくれますように・・・。

そこには、独占欲とか自己愛とかではない、もっと深い愛が、彼女を包んでくれますように・・・。

                Angus(アンガス)、3月23日、旅立ち
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by yayoitt | 2007-03-23 23:12 | 動物病院レポート ケースから | Comments(11)
Commented by あき at 2007-03-24 23:52 x
うん。
よかった。これでよかった。周りの人たちのおかげだね。
アンガスを売った無責任なブリーダーも、何らかの注意がされるのかな?Mさんの悲しみはある意味、売ったブリーダーの責任だと思うもの。
日本だったら、きっとアンガスは不幸なままになってしまうんだろうな。日本にいるであろう多くのアンガスを思うと心が痛むよ。
Commented at 2007-03-25 08:09 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by burnethill at 2007-03-25 15:57
よかったですね~
英国にはブリーダーの前にコンダクターがいるのに、コンダクターを通さずに直接ブリーダーから買うことを禁止しないと、人も犬も不幸になってしまいますね。
日本はそれ以前の問題が山積していますけど・・・
あきさんの言うとおり、これが日本だったらレスキューは出来なかったでしょうね。虐待状態にあっても放棄されないと手が出せないのですから・・・
Commented by ひろみ at 2007-03-25 18:44 x
アンガスを手元に置いておきたかった一方で世話がちゃんと出来なかった元飼い主さん、今どんな気持ちなんだろうなぁ。自分が寂しくてペットが欲しいっていうだけじゃなく、この子を幸せにしてあげたい、っていう気持ちと責任感が必要ですよね。
犬は自分でご飯を用意したり、散歩に行ったりできないから。
アンガス、新しい犬生を目いっぱい満喫できますように!!!
Commented by メリー at 2007-03-25 23:46 x
寂しさ紛れに飼うなら止めて欲しいですねー。
ペットロス症候群なのかな?
やっぱりきちんと世話して散歩もきっちりする様じゃないと、ストレスも溜まるし犬は幸せとはいえないと思う。大型犬だものね。
周りの人たちのケアのお陰だね~。
Miss.Mは気の毒だけど、今は責任感じてるかな。
Commented by yayoitt at 2007-03-26 03:05
あきちゃん

そうだね、本当に、良かった、これで良かった、こうじゃないといけなかった。時が経てば経つほど、それが同情とか抜きで、命の為に
本当に良かった・・・って思うよ!!

うん、SSPCAが入ったので、そっちまで調査を入れてくれれば、
嬉しいんだけどね・・・。

一番の根底には、無責任な金儲けのブリーダーの問題があるんだよね・・・。

そうだね・・・。

日本のアンガスたち・・・。
その行方は、死かもしれないもんね・・・。

本当にありがとうね、あきちゃん。
Commented by yayoitt at 2007-03-26 04:04
鍵コメ at 2007-03-25 08:09 さん

本当に、心配をお掛けしました。
気にかけててくださって、ありがとうございます!!

新しい飼い主さんは、Miss.Mがアンガスを買った時から、
ずっと目を光らせ注意して観察し、もしもアンガスに何かあれば
私が預かる、と言っていた方なんです。
彼も、うちの病院のクライエンツなんです。

彼女は、ひどくはないんですが、知的障害があります。

被害妄想で何かを見たり、思い込んだりされます。

あと、自生活の自立が不可能なので、ケアラーの方が
毎日、彼女を連れ出したり、されるみたいですよ。

ラブラドール・・・

本当に、あんなに運動量の多いレトリーバーですもんね・・・。
働く為に生まれてきた犬、その運動量の要求は、かなりのものですよね・・・。

ブラックラブはまだ良いけど、チョコレートラブは、
どういうわけか、ちょっと手に負えない子が多いみたいだし・・・。

本当に、鍵コメさん、ありがとうございました!!

ホッ!です。
Commented by yayoitt at 2007-03-26 04:13
burnethill さん

本当に、良かったです。かなり、安心しています。
ずーっと気にかかっていたので・・・。

そうですね・・。

多分、英国のブリーダーでも、kennelクラブ(登録制のナショナルブリーダー)に登録してない、なんちゃってブリーダーも、実は沢山いるんだと思います。

獣医は、新しい子犬を診察する時に、必ず、どこのブリーダー
から買ったのかを、質問していますが、こういうなんちゃってブリーダーはやはり、沢山いるみたいです・・・。

みーーんな、お金目的、ですね。

そうなんですよね・・・。

人も犬も、不幸になる・・・その通りです。
Commented by yayoitt at 2007-03-26 04:13
続きます

そこで日本の状況を思うと、おなかの底がグツグツ・・・涙

日本でだったら、きっとこのアンガスは、ガス室で死んでたんじゃないかと、ストレートな言い方ですが、正直思います。

所属権とか、人間の欲だのばかりが優先されて、
犬の将来とか命のこと、安全のことはきっと二の次・・・。

そして、挙句の果てに、やっぱりダメだと、諦めたら
保険所(動物愛護センター)行きで、里親を見つけることも
できなかったり・・・。

日本を思うと、本当に辛いです。

だけど、ちょっとづつでも、変わって行ってくれていることを
心から、願います・・・。

burnethillさん、ありがとうございました!!
Commented by yayoitt at 2007-03-26 04:19
ひろみさん

今となっては元飼い主さん、彼女の傷が浅いうちで、
早期に解決して、本当に良かったかも・・・。

彼女の考える範囲では、
この、パワフルで大きくなる仔犬の面倒は、
どうしても無理だったんですよね・・・。

躾をする準備も、その意味も余りわかってみえなかったので、
身体の大きな、躾のなっていない犬に成長してしまってたら
本当に、不幸でしたよね・・・。

うん!

アンガス、一杯、一杯、今からの犬生、満喫してくれると思うよ!

ひろみさん、本当にありがとうね!!
Commented by yayoitt at 2007-03-26 04:23
メリー さん

寂しさ紛れで買ってしまった命が、思っていなかった大きさと
パワフルさを持っていたら・・・。

本当に、怖い話ですよね・・・。

周囲の人が、目を光らせててくれて本当に良かった・・・。

こんな運動量の沢山必要な犬が、日本では、24時間、
外で綱に繫がれっぱなしだったりもする・・・。

それが、本当に切ないよ・・・。

Miss.M ・・・ どうやら、獣医師にアンガスを諦めるように
言われて、手放さなくてはならなかった・・・

という風に解釈されているようです・・・。

根本的な責任とか、大切なことを理解することが
出来ない(不自由な)方なんです。

メリーさん、本当に、ありがとうね!!
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