人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ノーマン、初の ・・・
昨日の夜から、友人Hちゃんのお宅の、麻呂がうちに来ている。

Hちゃん達がホリデー中の2週間、我が家で過す。

今日、私は朝から仕事で、午後早くに帰って来ると家の中には、ロージーもいた。

彼女は、マイケルのクライエンツのワンコで、週末だけ我が家に滞在する。

ノーマンも麻呂もロージーも、3犬ともとても仲が良い。

今朝初めて顔を合わせた麻呂とロージー、特に麻呂がロージーを気に入ったのか、始終追い駆けている。

ちなみに麻呂だけ、男の子

とっても気持ちよく晴れた午後、夕方の散歩はマイケルと私と皆で出掛けることにした。

いつも行く公園、桜並木の数本が花びらを開かせていた。

麻呂ロージーも、リード無しでも私達の周囲を離れないので、自由にさせた。

(・・・ロージーは、前もって飼い主からのオフリードの許可証を頂いている)

ノーマン・・・いつもリードに繋がれたまま

一旦、リードから外されると多分、間違いなく帰っては来ない、匂いのする方へする方へとどんどん何処かへ行ってしまうに違いない。

彼女のエスケープ物語は、日本で何度か経験しているのだ。

日本では小さな田舎町、何時間も後に独りで帰って来たが、ここは勝手が違う。

リスクは負えない・・・

と!

マイケルが!

 “ あそこで3犬とも自由にさせてあげよう ”

と、公園の真ん中の、金網出入り口以外を囲まれた植林のスペースを指さした。

 “ でもでも、大丈夫かな?マイケル? ”

私は入り口で、ノーマンが駆けて来ても捕まえられるよう体制をとった。

マイケルは何故か自身ありげに、“ 大丈夫 ”を繰り返し、背の低い木と木の隙間を3犬の後を追って歩いた。

ノーマンは一番奥まで行き着くと、そこに生えている草を食べ始めた。
ノーマン、初の ・・・_c0027188_25814.jpg

見習うように、麻呂ロージーも食べ始めた。

その植林スペースから出ると、そのスペースと隣のサッカー場との間にある、やはり金網に両側を囲まれた細い小道になる。

そのままノーマンを自由にさせるマイケル。

サッカー場に続く金網の一部が、大きく破れているのを心配して私が言った。

 “ サッカー場に行っちゃわないといいけど・・・ ”

と、その直後、前を歩いていたノーマンが金網をくぐり抜けてサッカー場へ出て行ってしまった。

 “ ああああ!!やっぱり行っちゃったじゃん!!! ”

それだけで泣きそうになる私。

 “ Oh... Dear... ” 

と言っただけで、走りもせずにゆっくり笑いながらサッカー場へ入っていくマイケル。

ノーマンは、今こそとばかり狂ったように、サッカー場を走っている。

サッカー場はオープンスペースなので、行こうと思えばどこへでも行ってしまえるのだ。

 ドキドキドキドキ ・・・ 心拍が高鳴り更に泣きそうな私。

 “ ノ~~マン~~~~ ” ・・・ まだ笑いながら楽しそうに追い駆けるマイケル。

そしてノーマンがこちら側の隅に辿り着き、草を食べ始めたところをマイケルが、御用

笑いながらノーマンを連れて歩いてくるマイケル。

泣き怒りながらそれを見つめる私。

マイケルにとっ捕まったノーマンの周りをグルグル歩き回る麻呂ロージー

それにしても、マイケルのあの自信に満ちた態度は、何だろう?

聞けなかったけど、前の彼にはなかった態度だ。

ドッグトレーナーになると決めた自信が彼をそうさせているんだろうか?

それとも、私がただ心配性で怖がりなだけなのだろうか?

ノーマンを、信じていいのだろうか?

いやいや、今はまだちょっと ・・・。

でもきっと、いつか ・・・。

桜の花がどこからか散る帰り道、マイケルの後姿を見ながら、私も自信が沸いて来た、そんな午後だった。

久し振りに青い空の下を思い切り駆け回ったノーマンは、今、私の隣で疲れきって眠っている。
ノーマン、初の ・・・_c0027188_265973.jpg
        サッカー場へ逃げ出す直前のノーマン、左手に金網の大きな穴があるのだ   
by yayoitt | 2006-04-29 00:55 | 愛犬ノーマンのこと
<< 子供がいる生活、いない生活の選択 姪っ子の結婚式に、思う >>