人気ブログランキング | 話題のタグを見る
捨てられ犬 TIA (ティア)
いつも、ノーマンとの散歩で行く公園で決まった時間に会う仔犬と女性がいる。

仔犬の名前は、TIA (ティア)、女の子で生後多分5ヶ月くらいだから、まだまだパピー(仔犬)領域だ。

この TIA (ティア)、真正面から見た感じは rottweiler ロットヴァイラー、顔のマーキングがそういう風である。
捨てられ犬 TIA (ティア)_c0027188_19423070.jpg

でも、全体の体の細さや大きさは、コリー犬 といった感じなのだ。

もしかして今からもっと大きくなって、誰がどう見たって rottweiler ロットヴァイラー になるのかも知れないし、それはわからない。

TIA (ティア)は、既にノーマンとも数回会っており、クールなノーマンも、その人懐っこい TIA (ティア)の為には少しだけ時間を割いて遊んであげる。

ノーマンの無視されると、仕方なく私のところにキスをしに来る、とにかくかわいい愛すべく子犬である。

飼い主の女性は多分40代前半、彼女は自分の娘の犬なんだと言う、この TIA (ティア)

実は捨てられていたのだ。

去年の10月、秋の強風が狂うように吹くある日、道端に、ダンボールの箱の中でナイロンの袋に入れられて動いている TIA (ティア) を、彼女のご主人が見つけたのだ。

両手に乗るほどの小さな TIA (ティア)、そのご主人は家にTIA (ティア)を抱いて帰り、彼の娘さんが責任を持って育てることに決めたそうである。

秋のエジンバラの風は以上に強くて寒い...

あの日、TIA (ティア)は一体、ナイロン袋の中で何時間、そうしていたんだろう?

この国には保健所のような処分所がない代わりに、里親を探すチャリティーの犬猫ホームが沢山ある。

要らないプレゼントだったのかもしれない、生まれて数週間のTIA (ティア)、せめて犬猫センターに自ら足を運ぶ、それくらいの責任を、人間はもてないのだろうか?

命を、なんだと思うのだろうか?

今日も早春の風を切って、舌を出してTIA (ティア)が走っている、その先には、優しい飼い主さんがいる。
by yayoitt | 2006-02-19 19:43 | 迷い犬、犬のこと
<< ノーマン、初めての... ふじこさん、色々ありがとうござ... >>