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どうぶつたちへのレクイエム
雑誌 “猫びより”を通して知りました。同7月号に、この本の記事が写真付きで載っていました。  著者は、 児玉小枝さん 人と動物との共生をテーマに活動を続けるアニマルフォトジャーナリスト。

彼女が実際に保健所へ取材をし、その背景、そしてどんな動物達がどのようにそこに連れてこられてどのように 2日間 を過し、どうやって死ぬのか、この真実を人々に訴えることで、日本で動物を飼う人々、動物に対する気持というものを今一度考えてほしい、との願いで沢山の写真付きで、今年2月に発売された。

今は亡い“いのち”からのメッセージ   “目をそむけないで、わたしたちを見て” 

** ここからは、児玉さんのインタビューを雑誌から抜粋

収容所に連れてこられた動物が、飼い主が現れたりして生還する可能性はほぼ皆無、飼い主自身が持ち込んだ動物はその日のうちに殺処分されます。

処分方法は、炭酸ガスによる窒息死で、10分から30分もの間、もがき苦しみながら死んでいくのです。  多くの人が思っている、安楽死などでは決してないのです。

ちなみに欧米では、麻酔薬による静脈注射、いわゆる安楽死が主流ですが、日本の場合、コスト削減と手間を省く為に、このような方法がとられています。

一昨年度、全国で殺処分された犬は 16万4千犬、猫は27万6千猫、犬の数は年々減ってはいるようですが、猫のほうはあまり減っていません。また、犬は成犬が多いが、猫は野良猫たちが生んだ子供も含めて、子猫が多いそうです。

*** 育ちばかりの遊びたがりの子猫たちが、1つの麻袋の中にいっしょくたんに入れられ、冷たいガス室の床の上で、“その時”を待っている写真がある

動物達を持ち込む人の言い分は、世話が出来なくなった、引越し、犬猫が病気、子猫犬だと貰い手が見つからない … 一方で、不妊手術は、お金がかかる、かわいそうだから しない人が多いといいます。

処分=殺す に他ならないのに、この処分を依頼する人達は、その場に立ち会うことも、断末魔の声を聞くこともなく、収容施設を後にする、一方で、直接手を下さなければならない職員の中には、無力感と絶望感にさいなまされ、精神のバランスを崩して辞職した人もいます。

また、保健所に持ち込まれないからといって、動物達が安全かといえばそうでもなく、ダンボールに入れて川に流したり、自分で犬や猫を殺してしまう人もいて、特に野良猫の場合は、虐待、虐殺されるケースが少なくないのです。

近年、凶悪犯罪が増えているが、そういう犯罪の前段階として、動物虐待があったという話をよく耳にしますが、動物虐待は、人への虐待のシグナルであるにも関わらず、日本では“たかが動物虐待”と軽視されがちです。

私達に出来る最初の一歩は、まず、事実を知る、ということです。

*** 写真は、彼女の取材の中の写真、この後に、どんな死が待っているのか、この子は知らない。 

彼女のブログもあります。 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~s-kodama/
c0027188_18465124.jpg


保健所での写真集、犬の十戒 が紹介されています。http://www.wantaro.com/book1/japanese/main.htm
by yayoitt | 2005-08-22 18:47 | 保健所の動物のこと | Comments(4)
Commented by まーや at 2005-08-22 06:20 x
早速、彼女のブログなども見てきました。
ほんとうに、苦しくなるお話ですよね。今度この本読んでみたいな。
このかたのホームページには、動物保護の立場の人や、実際に保健所で殺処分している(た)かたのお話も色々出てきますよね。
いろんなことを考えながら読ませてもらいました。
無駄な命はないことを、しっかり認識しなければ。
この、わんちゃんの写真と、飼い主に看取られながら天寿をまっとうするわんちゃんの写真のコントラストが、辛いです。この、わんこちゃん、苦しかっただろうなあ。何だかわけのわからないうちに死んじゃったんだろうなあ。
くやしいです。
Commented by ぞう猫 at 2005-08-22 11:34 x
始めまして。よろしくお願いします(^^♪

私は怖くて児玉さんのHPまで行けませんでした。

保健所って響き辛いです。
健康を保つって、排除することなのかと思ってしまう言葉です。
戦争時代の虐殺図そのものですよね。保健所で行われてること。
それが醜いヒトのエゴだとみんな知ってるはず。
でもそれを動物にできてしまうのはなぜ???
自分の身に置き換えたら・・・・・・。
ヒトのエゴで生態系を崩して、絶滅に追いやられた動物の数は相当数です。
いつか犬猫もそうなるのではないかと思います・・・・・・。
でもそれはいつかヒトの身にも起こる話だと思います。

ほんと自分の無力さを感じる瞬間です・・・・・・。
でも辛くても声を上げて、世に訴えてくれる人が居てよかったです。
いつかこの環境が改善できるように私にできることをしたいと思います。
命の大切さを誰かに伝えられるときには、一生懸命伝えたいと思います。

やっこさん、ありがとうございました。
Commented by やっこ at 2005-08-22 19:54 x
ま~や、辛いけど見てくれてありがとう。うん、この本、かなり勇気が要るけど、一度ちゃんと読んでおくべきかな?とも思う。かなり戦ってます。とにかく、保健所という施設でこうして殺さなくちゃいけないという理由が、一般市民の身勝手、主人としての責任の無さ、残虐さ、そこにあるということを、一人でも多くの人がちゃんと理解してくれることを、そんな日本社会になることを、願い、活動できたら...と思うね。見てくれて本当にありがと。
Commented by やっこ at 2005-08-22 20:06 x
ぞう猫さん、はじめまして。ようこそいらして下さいました。ヒトのエゴで生態系を崩して、絶滅に追いやられた動物の数は相当数...その通りです。でも、人間は学ばない、自己の目の前の欲しか頭に無いから、将来、未来、地球のことなんか考えられないのです。地球上で実は一番愚かで下等な動物なのでは...と思うしかありません。
自分自身のちっぽけさ、そして無力を感じるの、同じですが、でも、大きな力はまず、一つ一つの小さな力から始まっていることも事実...私達が、いつかこの動物達を救う担い手になれたら...伝えることから、共に始めましょう。コメント、残してくれてありがとう・
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