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遠き故郷、冬の到来を前に … 
一緒に暮らしている時や

すぐに会いに行ける距離に住んでいる頃には

なにも考えもしなかったこと。

親の偉大さ、親の偉業、親のありがたみ …。

京都に暮らす姉が、冬の到来を目の前に両親の家に帰省。

故郷の町に暮らす姉夫婦と共に …

ちょっと体調を崩した父に代わって 雪囲い をするのだと。
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そんな彼女の言葉から …

 雪囲いの準備をして、改めて父がこんなに大変な仕事を1人でしてたのか、
 と思い知らされました。

 まだまだ、ここに板を立てかけて、それを固定していかなければならない。
 ここまで出来てたら、ずいぶん助かるんだと父は言ってくれた。

 来年は雪下ろし、春になれば雪囲いの片付けと、雪国の生活は大変だ!

 あとは、少しでも暖かい冬でありますように。

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いままで、父がどんなに苦労して、それを立て掛けていたのか …

正直、考えたことすらなかった。

もしも、雪囲いがなかったら? 

考えもしなかった。

いつの間にか、それは、できているものだった。
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姉の言葉を聞き …

今まで父が、愚痴1つ言わず、しんどいの一言もなく立てて来た姿を思う。

親は、子供が知りもせぬ、知ろうともせぬ、色々な 仕事 をしている。

それは、偉業である。

そう、偉大な業である。

遠く離れた土地にて …

手の平に豆を作る親と姉たちに、感謝の気持ちがいっぱいで頭を下げてみても …

音楽を聴き、温かいコーヒーがゆっくり冷めていこうする状況で私は …

なんだか、やっぱり

後ろめたさを感じているのである。

この冬が、両親と姉たちのうえに、やさしくありますことを …。

 
by yayoitt | 2014-10-30 04:18 | 遠くにて思う日本
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