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ICELAND “ハイなのに、イヤオゥ~”
アイスランドでの最初の2泊を、首都はリキヤヴィックで過した。2日目には、デイツアーに参加して、リキヤヴィック近郊にある、ゴールデンサークルと呼ばれる、幾つかの名所を見て廻った。Pingvellirという国立公園巡りである。

火山地帯のクレーターを見て周り、また、地震で地面が大きく裂けて延々とひび割れているのを見たり、ガルフォス滝という、迫力満点の滝を見た。

このガルフォス滝は有名で、太陽が当たると、必ず綺麗な虹をかけるのが自慢で、私達が訪れた間中、色々な方向から見られる虹が見えた。滝を見るのは、この旅行の目的の大きな1つでもあり、マイケルのお母さんが滝を愛していることから、今は車椅子の彼女に、素晴らしい滝の写真を見せたい、という二人の強い思いがあったのだ。

また、間欠泉も見て周り、一番大きくて有名な間欠泉は、1日に2回ほどしか吹き上げないので、その次に大きく、しかも5分おきくらいに吹き上げる間欠泉を囲んで見ていると、まずお湯がぼこぼこ言い出し、今か今か、と思っているとお湯が地底に引いて行き、あれ~、なんだ、と思っているとブハ~っと約20メートル程熱湯を吹き上げる。これを堪能した。堪能した後は、もちろん、シャッターチャンスを狙ったので、マイケルがモデルの時は彼は間欠泉を背にして絶対に見ないと取り決めをし、私がカメラを構えて、その間欠泉が今にも上がるという瞬間に、レンズを覗きながら誰よりも大声でギョへ~!と叫んでしまった。それでも、マイケルの写真は撮れたので、出来上がりが楽しみだが、彼いわく、私の顔が非常に怖かった、何が起こったかと思うくらい怖かった、とのことだった。

小型のバスに10人くらいの旅行者が乗り込んでの約8時間に及ぶデイツアーは、本当に楽しかった。ドライヴァーが、マイクを付けて、運転しながらガイドをするというのが通常で、彼らの英語は、多少イントネーションの加減で聞き辛いこともあるが、驚くくらい上手である。

* やっこの豆知識 * アイスランドは、読み書き両方出来る人の割合が99パーセントで、世界一である。英語は、10歳くらいになってから学校で習うが、単語が英語と似ているものが多く、話しやすいのであろう。

* やっこの豆知識 * アイスランド語の、YES は、Jai( a はcowの ow を同じ発音)で、ヤ~オウ♪という感じ。NO は、Neiで、ネイと発音、ロードオブザリングでも、このNeiが使われていた。

このイヤオウ~、が耳にかわいく響くのだ。特に若い女性と男性が顔を見つめあって、時々、鼻から抜けるようにイヤオウ~、イヤオウ~、と言うのは、こっちが赤面してしまうくらいなのだ。

* やっこの豆知識 * ロードオブザリングが出たので、ここでもお話しするが、作者のトーキンは、アイスランドをとても愛した人で、本の中の地形(モルドー、デッドマーシャルなどなど)は、アイスランドをいかにも思わせるもので、彼がアイスランドから本の中の風景のヒントを得たことがよくわかる。

* やっこの豆知識 * ロードオブザリングに出てくるエルフ。アイスランドでは、エルフがいると信じられており、エルフは小さな家に住んで、人間に見られないようにしている、と思われている。所々(家の庭など)に、そんなエルフの為の家々が置かれていて、政府も公に“もしも道路工事中にエルフの住む地域に入ったら、速やかに工事を止めること”などと、エルフを守る法律も打ち出している。

夢と厳しい現実と、熱いマグマと優しいエルフに守られた、そんな不思議な国である。

 写真は、 ↓ ある家の庭にあった、エルフの為の小さな家
ICELAND “ハイなのに、イヤオゥ~”  _c0027188_2333645.jpg

by yayoitt | 2005-05-24 02:32 | アイスランド旅行記
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