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虹の影を共に歩く
ブラックベアー(クロクマ)は、通常、2頭の小熊を産む。

1頭もしくわ、3頭のお産は、稀(まれ)である。

 2007年、アメリカ北西部ニューハンプシャイアー

あるメスクロクマが、5頭の健康な赤ちゃんクマを生んだ。

1人の男性が、日に4時間、6週間をかけ、その姿をカメラに収めた。
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彼はその後、この熊の親子から離れることにした。

距離をとるためである。

親子が彼に慣れたり ゛近付くことのできる友達゛ になることを避けるため。

それは、野生の彼らと人間にとって、良い結果にはならないからだ。

ただ、親子が元気に暮らしている、という目撃情報だけを聞いていた。

ハロウィンが終わり、彼は、目撃情報を聞くことがなくなった。

ただただ、彼らが狩猟期間を生き残り、冬眠まで辿り着くことを祈った。

 2008年 春

雪が溶けるほんの少し前のことだ。

4月中旬のある日、彼は、彼らと再会を果たした。

生涯に一度あるかないかの、この家族写真を再び ・・・ 収めた。
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 2008年4月25日 

彼の夢が、叶った。

人と動物の間に、こんな魔法のようなことが起きるとき ・・・

アメリカンインディアンは、こう言う。

" わたしたちは、虹の影を共に歩いたのだ ゛




(大切な友が送って下さった撮影者の手記を、私なりに訳させて頂きました)
by yayoitt | 2010-10-05 04:04 | 愛する動物のこと
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