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エジンバラの夏の終わり
暑かった(スコットランドにしては ・・・)7月と、雨ばかりの8月。

そして、8月の最終日の今日は、やはり雨で。

名ばかりの夏は、陽の傾きと共に終わるのであって。

今夜は、毎年恒例の 花火とオーケストラの共演 が城の下で行なわれる。

メイン通りのプリンスズストリートは交通規制がなされ、チケットがないと入れない。
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エジンバラ城はるか下のプリンスズガーデンには、チケットを購入した人々が集まる。

今夜は、雨の中、濡れた芝生に座らなくてはならないのが、不憫である。
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私は2000年の夏に、チケットを知人から頂いて、マイケルと一緒に芝生に座っていた。

その時の感動は、今でも、奏でられた音楽を聞くと思い出す。
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どうやって、オーケストラと花火が、あんなにも見事に調和しているのか ・・・

花火師とオーケストラ側が、どのように練習しているのか、不思議でならない。

その年からいつも、思っていることがある。

     日本の両親に、このオーケストラと花火の共演を見せてあげたい

この感激を、その夜にそこで、体験させてあげたい。

だけど、きっと叶わない願いかも、知れない。
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クラシック音楽が大好きで、オーケストラの素晴らしさを教えてくれたのは、母。

その彼女の、色々な願いを叶えてくれたのは、父。
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年老いた両親と、だけどやっぱり、いつの日か ・・・

彼らの大好きなエジンバラで、私の感じた感動を、味あわせてあげたいなぁ ・・・ 

その願いは、諦めずに持ち続けていようか。

大雨で鳥たちも大人しく佇む、エジンバラの夏の終わりに。

思い出す両親の顔 ・・・ もうすぐ、会えるなぁ ・・・。
by yayoitt | 2008-08-31 01:13 | スコットランドって... | Comments(6)
やっこ、超音波検査を受ける
やっぱりね、人間、寿命の半分くらいも生きてると、色んな故障が出るよなぁ。

それは、きっと自然なことで、逆らってはいけなくって。

だけどやっぱり、いつまでも元気でいたい、なんて思ったりしてなぁ。

はっきり言って、私は臆病者で心配性である。

看護師のくせに、ずっと病院で働いてきたくせに ・・・

自分や家族、そして愛する命のこととなると、途端にパニックになる。

だから、冷静な判断も失ってしまう。

       あ ・・・ 病院で仕事中、こんなことして遊んでるからか ・・・
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金曜の朝に、予約が取れた 超音波検査 に行って来た。

何かあると、私はすぐ 自分は重い病気だ と思い込む節があってダメだぁ。

ここ2~3年、生理の前夜や一昨夜に、ひどい腹痛に襲われていた。

毎月ではないけれど、その痛みは、非情に耐えがたく ・・・

毎回、痛みによる血管迷走神経反射を起こす。

2~3ヶ月に一度あるかないかの痛みだけれど、やっぱり、辛い。

日本を離れる前に、一緒に山を登っていた友人婦人科医師に検査してもらったけど。

経膣超音波(婦人科系の場合、腹の上からと、膣からの2つの超音波検査を行な)まで、してもらったけど。

何かある ・・・ ということだけで、はっきりとはわからなかった。

私なりに、その 何か が原因している痛みなんだと言うことは、わかる。

その 何か をそれ以上つきとめなかったのは、悪い物ではないからで ・・・。

でも、放っておいて、大きくなったり生活に支障を及ぼすようなら、外科的に ・・・。

今回、重い腰(尻 ふふ)を上げて、検査してもらおうと言うことで医者に行ったのだ。

あっという間の検査(お腹の上からのみ)だったけど、結果は ・・・

  子宮内に柔らかい組織の塊りがあって、それが痛みの原因になっている

と、言うことで、悪いものではないらしい。

じゃぁ、今度から例の痛みが襲ってきても、もしかしたら、気持ちの持ちようで ・・・

楽に痛みを乗り越えることができるかも ・・・

知れる、知れる、痛いものはやっぱり、痛いんだもんなぁ~。


でも、とりあえず、知れて良かった。

検査前にオシッコをかなり我慢するんだけど、それも頑張って良かった。

画面を盗み見しながら ・・・ 

よっしゃ、むっちゃオシッコ溜まっとる、よくやった!

とか ・・・

なんや、あの物体は ・・・ えらい大きいぞ ・・・

でも、検査の姉ちゃんはニコニコしてるが、悪い物じゃないのか?

悪い物なのに、私に悟られまいと笑顔を作ってるのか?


とか、色々考えた。

まずは ・・・ めでたし かな。
by yayoitt | 2008-08-30 20:21 | 英国暮らしって... | Comments(15)
別れを告げようとしているエマ
コッカースパニョルのEmma(エマ)と過ごしたのは、先月のこと

10月に、1週間だけ、Emma(エマ)が我が家に来ることにもなっていた。

その予約を、予定帳から消さなくてはならない。

今、Emma(エマ)が、虹の橋を渡ろうとしている。

もしかして、もう渡ったのかも知れない。
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             日の光一杯のエマ 07 夏

先週の半ばに、ご主人のMr and Mrs.Cが病院にやって来た。

 もともと、色んな物を食べては、時々吐いてはいたのだけれど ・・・

 ここ1週間くらい、どうも元気もなく、身体つきが変化している ・・・
 

と言う。

大学病院に直接に検査の予約を取ることが出来たから、木曜に出掛けるのだと。

 10月の予約は、今のところ、そのままでね ・・・

そういうMrs.Cは、人差し指と中指を絡ませて 

 フィンガーズクロス 

と、祈るように呟いた。

そして、金曜の午後、Mrs.C1人で病院にやって来た。

いつも笑顔の彼女が、泣いていた。

獣医師と直接話がしたい、ということだった。

良くない報せだということは、明らかだったけど ・・・。

 腎臓、肝臓に腫瘍があるのが見つかり、それはあちこちに散在していた

 だから、肝臓、腎臓が、正常の機能をなさなくなっているのである


数年前に、大病の峠を乗り越え、まだ生きてるんだ!と言われるくらいの彼女。

今度は、その峠を越えるよりは、そっと羽ばたかせてあげる時期らしい。

私にとってEmma(エマ)は、とても忘れがたい犬 ・・・

一緒にいる時は、それは大変で、溜息ばかり吐いていたんだった。

だけど、それは薬のせいだったり、年齢のせいだったりして、仕方がないことで。

何度も水に足を引っ掛けるEmma(エマ)の驚いた顔

オシッコもウンチも我慢できないEmma(エマ)の香り

常に食べ物を探すEmma(エマ)の丸い背中

いつも足の周りにいるから、うっかり蹴られても動じないEmma(エマ)

そのEmma(エマ)が ・・・

水も飲まず

オシッコやウンチにも起きられず

大好きだったタンポポに見向きもせず

動かない

Mrs.Cは、予定を決めずに、家に帰って行った。

もしかしたら、もうEmma(エマ)は、眠ったのかも、知れない。
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             おやすみ エマ 08 夏
by yayoitt | 2008-08-29 05:50 | マイケルのドッグウォーキング | Comments(11)
パンを踏むと ・・・
秋風が西の玄関から入ると、くるくる回って箪笥の隅に滞(とどこお)る夕方。

わたしは確か、保育園から帰って、スモッグを着たままだった。

中学生の姉は、私とは7つ違いで、衣替え前の夏服からは砂っぽい汗の香りがした。

機嫌の良い彼女に抱かれて、なんとなく照れ臭い気がしていた。

年は離れていても、何かと言って、がちゃがちゃ喧嘩ばかりしていたので、
髪のに息が当たるほど近くで彼女が笑っていると、奇妙な気持ちになった。

日頃からよく、姉は私が布団に入ってから本を読んでくれた。
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それは、本好きの母親が、借金をして買い揃えてくれた物で、グリム童話全集とか
アンデルセン全集、日本昔話集など、どれも硬い大きな箱に入っていた。

子供向けの本というよりは、大人が読んで聞かせるように作られていたと記憶する。

挿絵は少なくて、字も細かく、保育園児の私には到底、読めない字が沢山あった。

姉は布団の中で 絶対に字は見てはダメ と前もって私に約束をさせた。

それで、動かない挿絵を、ただジッと見つめるのが、私の役目だった。

姉が声を出して読んでいる文字側に視線をやると 字を見てはダメ と、どうして
それがわかるのか、怒られたものである。

厳しいルールがありながらも、彼女の語りに耳を傾ける時間を、愛した。
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その日、いつもは横になって読み聞かせてくれるのを、彼女が開いて座る足の間に
私が座る形で、分厚い重い本を目の前で見つめていた。

私の背後にいる彼女には、私が挿絵を見てるか文字を見てるかなどはわからない。

ドキドキしながら、いつもは許されていない文字を目で追ってみる。

その時間のことを、秋風が吹く頃になるといつも、私は思い出す。

彼女の声が小さな風になって耳の後ろに触れると、くすぐったくて、だけど
乱暴に頭を掻くことなど出来ない気がして、我慢した。
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夕暮れに向けて彼女が選んだのが、どうしてその話だったのか、わからないけれど。

パンを踏んだ女の子 というタイトルが私には、怖くてしようがなかった。

貧しい家に生まれた少女が、お金持ちの家に養女としてもらわれて行く ・・・

ある日、養父母が 里の両親に会いに行っておいで と気を使い、少女は
貧しい家に帰ることとなる ・・・

仕立てたばかりのドレスを着て、養父母が土産に用意してくれた大きなパンを抱え、
少女は生まれ育った家に向かって歩いている ・・・
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少女は、貧しい家に帰るのが 恥ずかしい と嫌だった ・・・

途中、大きな水溜りだかがあり、少女は考える ・・・

このドレスが汚れるのは嫌だ、このパンを踏んで向こうに渡ろう、と ・・・

そうして両親に渡す為のパンを、汚い水の上に置き、足を置いた途端 ・・・

少女の足はパンにくっ付いたまま、その濁った水の中へと引きずり込まれる ・・・
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澱んだ水の中で、少女は見る ・・・

娘が死んだと嘆き悲しむ両親、パンを踏んだんだと恥じる養父母、人々 ・・・


それから彼女がどうなったのか、はっきりとは覚えていない。

決して、ハッピーエンドではなかったのではないかと、憶えている。

私は、姉の支える目の前の本を、もう見てはいなかった。

秋の夕焼け色も、日に焼けた黄色いカーテンも、そこには存在しなかった。
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私自身が、深い冷たい水の中に、漂っていた。

そこは暗くて汚く、ありとあらゆる物が腐り果て、生とは遠い所にいた。

パンを踏んだ女の子 という、容易く聞こえる題名とその内容は大きく違い。

しばらく、まどろんでしまっていた。

挿絵のない物語の、寂しい寒い水中を浮遊していた。
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左胸に下がる、大きな名札に書かれた平仮名に気が付いて、しばらく見つめていたら
黄色いカーテンが揺れ、そして少し肌寒い空気を感じた。

振り向くともう、姉は大きな硬い表紙を閉じて お菓子買うか と立ち上がっていた。
by yayoitt | 2008-08-28 04:31 | 思い出 | Comments(35)
わたしには、ないものばかり
わたしには、空に旅立てるような羽根がない

わたしには、喜びを現すべく尾がない

わたしには、高く飛び跳ねるバネのような強い足がない
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わたしには、軽やかに平衡を保てる度胸がない

わたしには、裸足で歩いても傷付かないような強い皮膚がない

わたしには、何キロも向こうの香りを知る、鼻がない

わたしには、冷たい水をはじくような羽毛がない
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わたしには、手も足もないのに地を這うように、動くことができない

わたしには、繰り返しても繰り返しても、明日にはまた喜びと思えるような素直さがない
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わたしには、後姿を見送った後、何分も、何時間も、何日も待ち続ける忠誠心がない

わたしには、何があろうと、その人を信じる心がない

わたしには、叩かれても蹴られても、それを受け入れ逃げ出さない、そんな勇気がない
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わたしには、共に歩くだけで、こんなに嬉しいと思える誰かがいない

わたしには、頭を撫でられるだけで喜びを感じる感覚が、消え去ってもう、ない

わたしには、ただ無心に子供を育てる意志がない

わたしには、文句を言わずに、与えられた時間を暮らして行く強さがない
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わたしには、自らの食料を手に入れる力がない

わたしには、二本足の陰が近付いてくるのを恐れる ・・・ 優しさがない

わたしには、二本足の陰の為に、自らの生涯を捧げる ・・・ 度胸がない

わたしには、二本足の陰の為に、痛みに耐える ・・・ 強さがない
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わたしは、そんな真剣な目を持っていない

わたしは、そんな真っ直ぐな目を持っていない

わたしは、そんな素直な目を持っていない

わたしは、そんな悲しげな目をしない

わたしは、そんな歓喜に満ちた目を持っていない
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彼らは、わたしの持っていないものを、それは沢山持っていて。

わたしなどは到底、彼らの生には、その神秘には、近付けなどしない。

彼らには、敵うものなど、何もない。
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by yayoitt | 2008-08-27 05:23 | 愛する動物のこと | Comments(8)
お腹がすいたら ・・・ これっっ
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      原材料(内容) ・・・

パパイヤ パイナップル レーズン(乾しブドウ) 種なし乾しぶどう ココナッツ

ジンジャー カシューナッツ ヘイゼルナッツ ヒマワリの種 かぼちゃの種

リンゴ ブラジリアンナッツ ピーナッツ バナナ マンゴー パットライス


      価格 ・・・

£6.92/㎏ = 約1500円/㎏

      食べ応え ・・・

言うことなしっっ 抜群っっ 特に乾燥マンゴーが美味しい~

      栄養的満足感 ・・・

ヴィーガンに欠けているタンパク質を補充

その物では取り難い果物が、簡単に沢山取れる

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      やっこさんの総合点数 ・・・

100点!!! (つまり、満点)
by yayoitt | 2008-08-26 02:29 | ヴェジタリアン ヴィーガン人生 | Comments(10)
ふたり
乾いた雪に深く覆われたアパート。
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殺風景な空間に、浮遊する面影と、確実な床の軋みやテレビの音。

その場所を、あなたは 仮住まい と呼び、私は  と呼んだ。

あの真冬の夜には、見えなかったようで感じていた未来。

静かな田舎町での数ヶ月を、あなたは まで と言い、私は ずっと と呼んだ。

あなたが田舎を離れた後に、導かれて近付く、岩波の器(うつわ)の奥深く。

喧騒を忘れ去り、空気や気温が全くに違っている真夏の剣(けん)。

天空を泳ぐ、盛夏の鯉のぼりが待っていた。
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慣れ親しんだ都会のコンクリートに、肌を焼かせた人影。

あなたを見つけた時、私は あ ・・・ と声を出し、同時に あ ・・・ と聞いた。 

眩しそうに、優しい目で出迎えたあなたは おかえり と囁き ・・・

私は不思議と ただいま と答えたのだった。

頂上で星を数えながら、あなたが 寒い? と尋ねるから ・・・ 寒い と言った。
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指の付け根が痛むほど、握った手がじんわり感覚を失い出したのは。

遮るもののない風の寒さのせいなのか、遥か下界に見える明かりの集合からか。

きれい と空を見上げて呟いた時、あなたは しあわせ と ・・・

それが問いかけだったのか、感嘆なのかも、もうわからなくなってしまっていた。

全てが、剥き出しになった山の頂上。

その表面で佇んだ時間の重なり。

耳を済ませれば済ませるほどに、消え行く音たち。

きっと、あの夏、あなたは 現実を逃避して そこに赴いたのだろう。

それも知っていたけれど私は、そんな 叶わぬ現実を実現 させる為に登った。

下る夏の頂から、あなたは ずっと見ているよ と言って動かなかった。

振り向いては見上げる度に、あなたの姿が小さくなった。

寂しい人は、そこに留まりたい と願い ・・・

長く引いた陰は、そこに私の居場所はない と悟ったのだった。
by yayoitt | 2008-08-25 04:25 | 穂高の恋人達 | Comments(12)
夏の終わりの ・・・ 午後
怠惰な日曜日。

いつも自分に言い訳したりして。

時には ・・・ って言いながら、いつも怠惰に過ごしてる。

そんな風に反省したりしたって、ちっとも懲りてなかったりする。

言い訳と反省するフリの、日曜の午後は ・・・

久し振りに太陽が出たからって、連れ出す、ノーマンとクライド。

 ほら、あの丘に行くよ

そうして、いつもの街並みをくぐり抜け、坂道を登り、グレーの街を見下ろす丘へ。

 太陽が、まだ高いねぇ

目を細めながら見渡す地平線と、緩くカーブする水平線。

怠惰な午後は、なんだか幸せでもある って思ったりするんだ。
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家に帰ると、まだあったね、陽だまりが。

届いた小さなビーグルのカード。

 もうすぐ、日本に帰るんだなぁ ・・・

ノーマンは、田舎の草原を、2週間毎日、走り回るんだ。
by yayoitt | 2008-08-24 02:24 | 愛犬ノーマンのこと | Comments(18)
思い出すんだよっっ
もう、3ヶ月、経つんだねぇ ・・・

両肘のできものを取る為の手術から。

手術後が、とにかく大変だったねぇ ・・・

暇があれば、隙があれば、傷を噛もうとするから。

結局は3週間弱も エリザベスカラー を付けてたんだよねぇ ・・・
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沢山の人々に励まされたねぇ ・・・

カラーの角をぶつけながらも、すいすい歩けるようになったよね。

その、カラーの残骸は、ノーマンのベッドの横に そっ と置いてある。

先日の夜 ・・・ 

何を思ったか ・・・ ノーマン ・・・

そのカラーを自ら床に落とすと ・・・
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        ううううう~~おうっっ うおうっっ うおう~~
           (お前、あん時はよっくもっっ)
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          うおうっっ おうおう~~ ガッ ガッ
     (あたいがもう、忘れたとでも、思っとったかっっ 叩く 叩く)

しばらく見守ってたけど。

かなり執拗に、吠えては叩いてたぁ ・・・。

そうして気が済んだらしく ・・・
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          これが、ずっとしたかったんやなぁ

ベッドに戻って、大きく溜息を吐いたノーマン。
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           な、なんや、見てたんかよ ・・・

えぇ? 見られてるの、気が付かなかったの?
by yayoitt | 2008-08-23 04:28 | 愛犬ノーマンのこと | Comments(10)
ペディグリーという名の裏側で ・・・
人間には、その健康上のリスクからも、通常、法律で許されていないこと。

同系交配(親子、兄弟姉妹など近しい血族間での交配)、inbreed(インブリード)。

それが、人間の欲の為に繰り返され、酷く極端で濃厚な交配がされている。

ドッグショーという、人間の栄光の為に ・・・ 見栄とお金の為に ・・・

いつも、苦痛を強いられるのは誰だろうか?

本当は、人々は知っている。

ペディグリー(雑種ではない血統)犬の健康リスク。

ペット保険会社はそれを知っているから、ペディグリー犬の掛け金を高くする。

どの犬種にも、多かれ少なかれの健康上のリスクがある。

それを導いたのは、重ねられて、過度になりつつある同系交配、なのである。
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       キャバリア・キングスチャールズ・スパニョール

キャバリアの多くが、生まれ付きの心疾患を患っている。

SYRINGOMYELIA(脊髄空洞症)* を発症するケースも決して少なくはない。

SYRINGOMYELIA(脊髄空洞症) とは ・・・

(キャバリアの頭蓋骨をより小さく作り変えてきた為、脳に充分なスペースが与えられず
後頭部分の脳が圧迫され、脳脊髄液が脊髄に降りることができず液が滞って腔を作る)

英国で4番目に人気の犬種であるキャバリア。

もちろんケネルクラブは、そのリスクを知っている。
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          癲癇のリスクが大きいボクサー

毎日、数種類の飲み薬を服用しなければならない若いボクサー
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その激しい発作の後は、体力を消耗しきる。
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     もともとの姿より、もっと極端に変形された顔を持つ犬種たち パグ
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パグはその目の疾患が多いことで、良く知られている。

また、その変形した鼻腔による呼吸困難も ・・・

ドッグショーで 良し とされる犬の基準は 全て人間が作ったもの であり。
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それは 見た目だけ のことであり。

元来の姿(狼)とか、本来の犬種の目的(それぞれの仕事)からはかけ離れている。

ただ、ショードッグは、ショーの為に生まれ生かされる犬である。
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    ジャーマンシェパードドッグの本来の姿  現在のショーで見る形

この異常な作り変えにより、股関節は不安定で、シェパードの宿命といえる腰を若くして痛める犬たち。

それが理由で、若くして安楽死したケースを、私もも知っている。

英国のケネルクラブも、ブリーダーも、この健康リスクのことは知っている。

このショーにいるジャーマンシェパードの歩く様子を見て、獣医師が言った。

 “ これはもう、拷問ですね ”
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     本来のイングリッシュブル(左)   現在のイングリッシュブル
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         バセットハウンドは、元々、こういう姿をしていた
                  ↓
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ショーのジャッジを務める女性は言う。

 “ この皮膚のたるんだ足、これが本来の姿なんですねぇ ・・・ ”

動きもままならず、胸や腹を常に地面に擦り付けて歩く、不憫なショードッグ。
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            英国最大の犬のショー クラフト
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              英国ケネルクラブ
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          以前、クラフトで栄光に輝いたペキニーズ

温度が上がると呼吸ができなくなる為、頻繁に氷の入った器の上に座らされて出場。

後に、顔面の皺を引っ張る手術をしていたことがスキャンダルになった。
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        ショーという娯楽で始まってしまったペディグリー戦争

人間の欲望を満たす為に、陰で苦しみ、痛みを受け闇に葬られる犬たち。

南アフリカの犬種 リッジバック は、ライオンハウンドとして働いていた。
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時に リッジ(脊髄に沿って入った毛並みの線)の入っていない仔犬が生まれる。

ブリーダーは “ リッジの無いものは、リッジバックではない ” と言う。

そして、その生まれて来た仔犬を ・・・ 取り除く(処分) こともある。

その命が、明らかに(交配、犬種の為)健康上リスクがあると知っている。

それでも、より見た目の(ショー側の望む形)良い命をと、交配を繰り返す。
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生まれて来た命は、ただ、与えられた苦痛を背負って生きる ・・・ 生きる ・・・

苦しみながら、生きる ・・・
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ただただ ・・・
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苦しみに疑問も持たずに、それが生と受け入れ ・・・ 生きる

BBC番組より
by yayoitt | 2008-08-22 17:01 | 迷い犬、犬のこと | Comments(11)