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1時間が変えること ・・・
日曜日の零時から、夏時間が始まった。

時計を1時間前に戻す。

それまで、朝の7時だったのが、朝の6時に。

夜の7時だったのは、夜の6時に。

朝は1時間分暗く、夜は1時間分明るい。

突然、陽が長くなる。

暗い長いスコットランドの冬。

その日を境に、気分も変わる。

日本との時差は、今まで9時間だったのが、8時間になった。

ちょうど、今日は晴天だったせいもあり、いつまでも空は明るい。

この日を、人々は心待ちにする。

時々、時計の針や目覚ましを戻し忘れて、月曜の仕事に遅刻する人もいる。

1時間を失った昨日、日曜日は、ベッドに居る時間が減って少しだけ寝不足。

だけど、夜になると気分が良い。

          夜7時半を過ぎても、空はこんなに青い
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共に気温が上がるわけではないけれど、日照時間で心は大きく変われるものだ。

夜は、なるべく電気を消して暮そう ・・・

日照の長さに合わせて、暖房も消そう ・・・

暗がりで、ロウソクの炎を堪能しよう ・・・

エネルギーの大切さを、味わおう ・・・


Earth Hour 2008
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その日だけではなくて、毎日、1時間でも電気を消して暮してみよう ・・・

非常事態の地球を、この肌で、目で、感覚で、感じてみよう ・・・

ゾウの涙を

クマの空腹を

皇帝ペンギンの不安を

渡り鳥の戸惑いを

消え行く森を見つめるオラウータンを

消え去った動物たちの声を

感じてみよう ・・・


太陽の明るさに感謝する、その引き換えに ・・・

そっと目を閉じて、何か私にできること。
by yayoitt | 2008-03-31 03:32 | 自然環境のこと | Comments(17)
クマよ クマよ クマよ
どうしてなのか、それは上手く説明できないけれど。

動物の中で一番、心を寄せるのが クマ である。

世界中で クマ の悲劇がある。

日本の熊
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インドの熊
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中国、東南アジアの熊
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北極の熊
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人間の直接の手により、その生命を脅かされる命も ・・・ 

そうではなくて間接的に、今までになかった苦境で生きようとしている命も ・・・

彼らのその姿を思うだけで、切なくて涙が出る。

熊よ ・・・ 熊よ ・・・

今も、この今の瞬間も、強いられる痛みや苦しみと戦い続ける命よ。

やがて、この地球上から姿を消し去るかもしれない命よ。

ただただ、生きる、それだけの命よ。
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by yayoitt | 2008-03-30 03:28 | 愛する動物のこと | Comments(10)
強迫性障害って
読み終わった本がある。

イン・ザ・プール (奥田英朗)
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プール依存症、携帯依存症、被害妄想、継続性勃起症、確認行為の強迫症状 ・・・

かなりおもしろくて、一気に読んでしまった。

しかも2話目、継続性勃起症の男性の話 勃ちっぱなし を一番に読んだ私 ・・・。

読みながら、自分にも色々当てはまることはあるなぁって思った。

きっと、多かれ少なかれ誰もが持っているに違いない。

ただ、日常に障害を与えるほどではないから、診断には繋がらないだけなのだろう。

強迫性障害の中に ・・・

 縁起恐怖(縁起強迫)

宗教的、社会的に不道徳な行いをしてしまうのでは、してしまったのではないかと
恐れ、恥や罪悪の意識を持つ。

ある特定の行為を行わないと、病気や不幸などの悪い事が起きるという
強迫観念に苛まれる場合など。

また、靴を履く時は右足から、などジンクスのような行動が極端になっているものもある。

 不完全恐怖(不完全強迫)

物を順序よく並べたり、対称性を保ったり、決まった位置に収めないと気がすまない。
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          自分を振り返って思い当たる行動 

私が幼い頃から、家族全員がクリスチャンだった。
26歳くらいまでは私も、神様を信じている、という自分を信じていた。
その頃は、夜寝る前に必ず、お祈りをしていたが、
そのお祈りを欠かすと、悪いことが起きるのではないかと恐怖だった。

1人暮らししていた頃や、今でも独りで留守番をする時
シャワーを浴びている間は、もしも泥棒や強盗が入ってもすぐには出られないし、
シャワーの音で気が付かないかも知れない。
そこで、誰かが入ってきたとして、男だったら逃げるだろう、と考えた。
シャワーを浴びながらわざと、低い男の人のような声で咳払いをしたり、
そのまま鼻歌を歌ったりする。


うん ・・・ 今でも実は、本当にやる

やっぱり、1人暮らしの頃や、現在でも留守の家に帰ると、
男の声で ただいまぁ を言い、全ての部屋を乱暴に歩き回っては
ベッドの下や収納スペースまで、誰か隠れていないかと、探す。


うんうん ・・・ 今でも実は、本当にやるやる

人気のない場所を1人で歩いている時や、犬の散歩をしている時
不審人物がどこかに隠れているのではないかと心配になって、
周囲の建物があれば窓に向かって、まるで誰か知り合いが見ているかのように、
 “ お~い ”と手を振る


藪の中を犬と散歩する時には、誰もいなくても(いないからこそ)わざと
大声で “ あ、ノーマン、あなたの友達が来るよっっ ”などと独り言を言う


犬だけを残して自分が出掛けた後に、火の気とかガス漏れとか、
ゴミの処理だとかが色々と気になる


病院にいるインコのチャーリーの鳥かご。
私が働いていない土曜日には、誰かがちゃんとカバーをかけてくれたかどうか気になり、
週末ずっと心配する
。(最近は、日誌に チャーリーのカバー と書いている)
また、月~金は、私の後に帰る同僚がいるのだが、もしも彼女がカバーを
かけ忘れてき、一晩中チャーリーが寒かったらどうしようと心配で堪らないので、
日も長くはなってきたが、私が帰る時に自らカバーをかけることにしている。
他人を信用できない自分って嫌な人だ、と思いながらも、
チャーリーに万が一のことがあればと思うと気が気でないから仕方ない。

マイケルが夜に飲みに出掛けて遅くなる時
新聞で毎日のように報道される事件を思い出しては、
彼が無事に帰って来るまで眠らない
翌日、早く起きなくてはならなくても、眠れないから仕方ない。

タクシーを拾って、と頼んではいるが、滅多にタクシーで帰ることはないし ・・・。

彼が “ x時頃に帰ると思う ” と言い、その時間を過ぎても帰らないと、
段々、パニックになってきて、時には(39歳にもなって ・・・)
泣きながら外に出て、通りを歩き出してしまったことも、実はある

日本で看護師をしていた頃
注射の名前、量、時間、患者さんの名前は、3度は確認をするのが常だが、
3度確認しても、万が一、と思って不安になり、何度も何度も執拗に確認していた。 

特に、未熟児室勤務中などは、夜勤を終えて家に帰っても心配でならず、
注射の量は、点滴の速さは本当にあれでよかったか ・・・ と不安で眠れず、
夜勤明けでも午後から直接に、仕事場まで出向いたこともある
でもさすがに、本当の理由は言えないので、忘れ物を取りに来たことにして、
 “ xxちゃんは、大丈夫?変わりはない? ” などと世間話のように確認した。
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こうして、改めて自分の行動を考えると、自分で作り上げる色々な恐怖に追われて、そこで様々な結果行動をしているものである。
by yayoitt | 2008-03-29 04:20 | やっこは、こんな人 | Comments(12)
光と影 ノーマンの午後
一週間の仕事を終えて、家に帰ったら ・・・

ニコニコしたマイケルが ・・・

 やっこ、僕が撮った写真を2枚、見てごらん
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 ほら、僕のスリッパを枕にしてるんだよ、うへへ
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 僕の、へへへ、スリッパの上に頭 ・・・ 好きなんだなぁ、おへへっっ
by yayoitt | 2008-03-28 08:20 | 愛犬ノーマンのこと | Comments(6)
ピーチの旅立ち
シーズー犬のピーチが、虹の橋を渡った。

真ん中の姉の家で暮らしていた小さな犬。

私とマイケルが故郷に住んでいた頃、ノーマンに出会う前から時々、
夜に2人で散歩をさせてもらっていた。

2人とも犬を飼った経験がなくて、いつか犬を ・・・ と思っていた頃。

犬のことを何も知らなかった2人は、こんな風に犬は散歩を喜ぶんだとか、
ウンチはこんな風にするんだということを、知った。

一昨年の5月、それまで車庫の犬小屋や庭にいたピーチが、
家の中に招き入れられた。

ちょうど、私が日本に帰る時期と重なって、なんだかとても嬉しかった。

家の中で暮すピーチは、家族と共に眠り、家族のテーブルを覗き、
家族を見上げていた。

家族も皆、今日のピーチの出来事を語り、テレビよりもピーチを見つめ、
抱き上げ、抱きしめ、愛情を育んだ。

パンが大好きで、誰かがパンを食べ始めると途端に興奮し始めるピーチ

家の床をシャクシャク歩き、その音が聞こえないと、辺りを見回す。

姉が言っていた言葉を思い出す。

 ピーチと一緒に暮すようになって、色々な命への愛おしいという感情が芽生えた

語りながら彼女は、優しい瞳で腕の中のピーチを見下ろしていた。

ピーチは、愛という名の、目には見えない尊い芽を、家族と共に生やして育てて、
枝を伸ばし、葉を生い茂らせた。
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 S哉(長男)もE知(次男)も、AねもH奈(姪っ子)も、皆、凄く愛おしい

ピーチから与えられた感情を、そんな風にも繰り返して言っていた。
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ピーチは、愛されながら、逝った。

最期に2回、大きな溜息を吐いて、虹の橋を渡ったという。

ピーチ ・・・

ピーチ ・・・

愛おしいピーチ ・・・

愛されたピーチ ・・・

人々の心に、かけがえのない根を生やしてくれたピーチ ・・・

その小さい身体で、シャクシャク爪の音を鳴らし、飛び跳ねているのだろうか

いつの日か、虹の橋の袂で、お前に会える日を ・・・

ピーチ ・・・

ピーチ ・・・

お前の旅立ちに ・・・
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by yayoitt | 2008-03-27 05:41 | 迷い犬、犬のこと | Comments(24)
ニンニク大好き
子供の頃、コタツでの夕食時。

父が楽しみにして食べていたニンニク

ビンに入って何かに漬けてあったのだが、香りが凄かった。

箸で、丸々っとしたそれを摘んでは何個も口に運ぶ父。

その横で母が叱るように言っていた。

 ニンニクを食べ過ぎると、死ぬんやぜ (注 : 飛騨弁)

それを聞いて私は、父がニンニクを食べることを呪った。

大好きな父が、ニンニクに殺されたら嫌や ・・・。

それから、ニンニクとは無縁の生活をずっと送ってきた私だった。

マイケルと出会って、彼がどの料理にも必ずニンニクを使うのを見ていた。

食べてみると、すごく美味しい。

これに殺されても、別に良いかな? と思うほど美味しい。

結局、殺してしまうのは、翌日に内緒話をする為に顔を近付けた友達の臭覚。

私達は、大量にニンニクを食べる。

パスタには、2人で一玉使う。
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刻まず、一欠片を1/2に切るだけで、オリーブ油でゆっくり弱火で炒める。

更に食事が盛られると ・・・

 あっっ、マイケルの方がニンニク、2~3個多くない?

などと文句を言うくらいである。

彼も大好きなニンニクを守らねばとムキになって ・・・

 じゃぁ、数えてみようよっっ

と、2人でフォークでほじくる始末。

昨日、マイケルが自転車で通りかかった店から買って来た。

実は、ずっと夢だった。

こんなニンニクを、ほら、キッチンにぶら下げておいたりする。
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興奮して、マイケルの頭を叩く私。

 マイケル、でかしたっっ

窓辺に下げてみた。

魔除けみたいで、でも、カウントリーって感じで、良い。

カウントリーでもないアーバンシティーで、旦那にご飯を作らせる妻。

今日もやっぱり、ニンニク臭かった。
by yayoitt | 2008-03-26 06:14 | やっこは、こんな人 | Comments(17)
雑貨が大好き
小学生の頃、大好きだった雑貨のキャラクター。

ドンとヌー 

ドンは猫だったような気がする。

ヌーは、ネズミだったんじゃないかな ・・・。

はっきりと覚えていないのが残念だが、ノートも鉛筆も下敷きも、それだった。

人口1万6千人ほどの田舎町にいろえんぴつ という名の雑貨屋があった。

毎日のように、1人で通った。

何も買わないのだ、滅多に買えないのだ。

ただ、その雑貨のひとつひとつを手に取り、しみじみと見つめるのが好きだった。

目新しいプラスチックの製品に、胸をときめかす。

雑貨 という名を聞いただけで、今もドキドキしてしまうくらい。

去年の10月に日本に帰った時、故郷の(ちっちゃな)デパートで出会った。

ドキドキした ・・・。

なんて、可愛いんだろう。
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バッグ、水筒、ハンカチ、スポンジ ・・・ 色んな物が、可愛いでできている。
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あれもこれも、どれもそれも全部欲しい!! 
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子供のように笑顔で店内を歩き回り、手にとっては溜息を吐く。

かっっ かっっ かっっ かっっ かっっわえええええええええええっっ

一日に沢山水道水を飲む私は、アルミの水筒を、買ったっっ!
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             右にあるこれ、これ

是非とも、ご覧あれええええええええいっっ ☆かわええ☆ を!

ほらほら、叫び声がぁ、聞こえるなぁ~~~

       かわええええええええええええ
by yayoitt | 2008-03-25 04:55 | やっこのグッズ | Comments(31)
怒りと憎しみしか生まれない
ウェストハイランドテリアの Megan(メガン) は19歳だった。

3年前に、掃除夫の飼い主の元へ、レスキューセンターからやって来た。

生活保護を受けながらも、飼い主の男性と Megan(メガン) は、何処に行くにも一緒だった。

仕事にも、必ず Megan(メガン) を連れて出掛けた。

今、もう Megan(メガン) は彼の側にいない。

高齢だからでもない ・・・ 病気だったわけでもない ・・・

殺されたから、そこにはもう、いない。

夜中の1時に、短い散歩に近所の公園へ出掛けた Megan(メガン) とご主人。

公園の入り口で、前方から歩いてくる3人の男性の姿。

19歳の小さな Megan(メガン) は、その男性たちの所に 挨拶 をしに駆け寄った。

挨拶の代わりに返って来たのは ・・・ 挨拶でも優しい手でもなかった。

3人の酔っ払った男らは、力任せに小さな Megan(メガン) の身体を蹴り始めた

ご主人が驚いて駆け寄り、Megan(メガン) を抱き上げると、2人を蹴り続け、そして立ち去った。

大きな男性3人から、容赦なく蹴られた Megan(メガン) ・・・

ひどい脳挫傷と、内臓出血により、運ばれた動物病院で安楽死した。

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            夕刊に載ったメガンの写真

私の家の近所で、先日起こった事件だ。

19年の尊い生命を、こんな風に終わらせる理由は、どこにもない。

レスキューセンターから、愛するご主人の元に迎えられた Megan(メガン) ・・・

いつものちょっとしたオシッコ散歩だったに違いない。

蹴られる直前まで、3人の男性を尻尾を振って迎えたに違いない。

面白半分で、酔っ払い任せに、苛々の吐き出しの為に ・・・

そんな理由で、誰かの命を奪う人間。

罵声しか喉から出ない。

全く同じ目に遭わせてやりたいとしか思えない。

人間も動物 ・・・

そんなことはわかっていても、怒りと憎しみしか生まれない。

悪を憎んで人を憎まず ・・・ そんな言葉もあった。

だけど、そんなに私はできた人間じゃない。

奴らなんか、苦しみのた打ち回って死ねば良いと正直、思うんだ。

動物を殺すのも人間、でも、救うのも人間 ・・・

それだって知っているけど、だったら殺す人間は滅びれば良いとさえ思うんだ。

怒りと憎しみから ・・・
 
生まれる未来なんかないのだろうに ・・・

だけど、その感情をどうしても私は、誤魔化すことができやしない。

by yayoitt | 2008-03-24 03:33 | 迷い犬、犬のこと | Comments(25)
初春に父を想う
今年最初の、温かな強い太陽。

ノーマンとクライドと、日当たりの良い側を選んで歩く朝。

車も人通りも殆どない週末の朝が、私は大好きだ。
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夜中に降った雨で濡れたアスファルトから、かすかな湯気が立ち上がる。

家の近くまで来た時、ふっ と香った。

細かい削られたような、鉄屑の香り。

そして、次の瞬間 ・・・ 

故郷のの姿を見た。

は、ランニング一枚で、縁側で爪を切っている。

長年を、幾つかの違う仕事と仕事場で働き倒した、その小さな体。

自慢だった二の腕の力こぶとか、ふくらはぎの筋肉だとかはそのままで。

ただ、乗っかった焼け焦げたような皮膚ばかりが余って皺になっている。
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は、いつも働いている、だけど決してお金持ちにはならない、そういう人である。

新品でセダンの車を買うのが夢だと言っていた。

知人から安く譲り受けた中古のセダンを大切に使い、それに乗って田んぼに行く。
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牛乳工場、プロパンガス会社、呉服屋、警備員、タクシーの運転手 ・・・

働き者のは、経験で身に付けた技を沢山増やしながら、決してお金は増やせなかったが、家族の為に一生懸命生きている。

私が、山をこよなく愛するのも、彼が連れて行ってくれた山々の記憶による。
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日曜日には必ず、おにぎりを持って色んな場所に出掛けて行った。

中古のセダンを売って、手に入れた安い箱型のヴァンで、何処へでも行った。

母はその車に ベルサイユ なんて名前を付けて、堅い座席に座ってたんだった。

心の豊かさを、子供たちに教えてくれた。

安いセダンがあるけど と話が来て ベルサイユ と別れることが決まると、寂しいと言って母は、グズグズっと泣いたんだ。

その横で頭を垂れて またその車でどっか行けるやろ と呟き立ち上がって部屋を出てしまった父は、裏の庭で泣いてたんだった。
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 おかえりぃ パパ、きょうなぁ、やっこなぁ ・・・

鉄屑の香りがする作業着のまま、力こぶにぶら下がらせてくれる。

寒くて辛い警備の仕事の頃も 時々、ドライバーの人が缶コーヒーくれるんや と嬉しそうに泣きそうになりながら話していた。
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3人の娘と、そして母と父と家族旅行をした去年。

 今回の旅行で、おり達(私たち)のな、遺言を伝えるつもりなんや

そう、話してくれた父は結局、そんな話も切り出せずにいた。
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は、背中を丸めて見上げているだろうか ・・・。

故郷のあの家の、裏庭で天を突く柏(かしわ)の木を。

父は陽気に はいはい はいはいはい と大声でお客さんに笑顔で答え、そうして疲れ果てて夜は眠っているだろうか。

飛騨のあの家に、あの父と母の目の前に ・・・

優しい春が、舞うことを。
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by yayoitt | 2008-03-23 20:39 | 遠くにて思う日本 | Comments(17)
うれし恥ずかしノーマン採血、そしてちょっぴり ・・・
2月頭のある夜に突然、前触れもなく調子を悪くしたノーマン

症状は急激で、回復も早かったのを、今になって思い返します。

大切な方々に、優しい力強い言葉を頂き、どんなにどんなに励まされたことか ・・・。

あらためて、ありがとうございました。

昨日のアナフィラキシーショックのビーミッシュと、とても良く似た症状だと思いました。

いわゆる、ショック症状 ・・・

回復後に1つだけ獣医師も私たちも気にかけていたことがありました。

採血の結果で、ひどく 総蛋白値 が低かったのです。

血中の蛋白が低いと、身体に浮腫などが現れますが、それに気が付いたことはなく ・・・

あくまでも一時的なものだろうということで。

でも、それを証明する為に再度、採血をしたいと思っていたのです。
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         さぁ ・・・ その採血の日が、今日の土曜日

私もマイケルも、ノーマン

ひどくビビリで、怖いと思うと歯を当てることもある、パニックさん

か、ということを、よ~~~く知っています。

8時45分に予約をして、前もって 軽い精神安定薬の注射 をお願いしておきました。

頭の中では、さっと注射をして、獣医師が他の患者さんを診ている間40分ほど待てば ノーマン はすっかり落ち着き、静かに採血ができる ・・・

そう思い描いていました。

                がっっっっ

焦りの獣医師は、ノーマン を注射無しで採血できるものと決めつけ、私が震えるノーマンの身体を包み込み、鼻を掴んで天井を見上げさせ、首から採血に挑戦 ・・・

耳元でどんなに優しく囁こうが、獣医師が強く 待て! を言おうが ・・・

パニックに陥ってしまった ノーマン はもう、誰にも止められず ・・・

建物全体に響くような叫び声をあげるわ、私と獣医師の手を交互に必死に噛もうとするわ、まじで私の拳を噛むわ ・・・ 

大暴れ なさいました。

隣の部屋で診察していた奥さん獣医師も、受付にいた同僚も驚いて駆けつける始末。

窓口で、ノーマンの声を聞いていた飼い主さんは 誰かが殺される ような叫び声と表現。

毎日、沢山の犬と関わり、採血の介助をしてきているけれど ・・・

こんなに 大暴れ する犬は多分、会ったことがありません。

暴れても、牙を見せて噛もうとする犬は稀なので、正直、私は少しふさいでしまいました。

 怖かったんだねぇ、ノーマン、でも、それと噛んだり大暴れとはちょっと違うよねぇ

気を取り直してお尻に注射をしてもらい(← これは事もなくクリアっっ イエイっっ)

1時間後には無事、採血が済んでいました。

無事 ・・・ とは言え、注射の効用があっても ノーマン は暴れたんですが。

       大暴れと叫び声と、ガウガウの努力の結果は ・・・

良かった、でも ・・・
by yayoitt | 2008-03-22 18:43 | 愛犬ノーマンのこと | Comments(23)