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便器を抱えて眠る夜 ・・・ 
木曜の夜 ・・・

いつも通りに テイクアウエイ(出前)を取った。

私は最近ずっと同じの、中華料理を ・・・ マイケルはインド料理を頼んだ。
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麺の入ったマッシュルームスープと、野菜フライドライス(野菜チャーハン)。

お腹が減っていたので ちょっと食べすぎ ・・・ と意識しながらも全て完食!!

食後のコーヒーすらも、満腹で入らない状態でしばらくインターネットをしていた。

マイケルは、ここ数ヶ月も出掛けていたなかったパブへ、友人と出掛けていた。
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・・・ あぁ ・・・ ちょっとお腹が苦しい ・・・ 食べ過ぎた ・・・

その時 Rrrrrrrr Rrrrrrrrr

日本の両親から電話だった。

立って父親と話していると、お腹の重みが更に強くなる ・・・。

 “ 朝晩はなぁ、涼しくなってなぁ、それでも日中は35度も越すことがあって ・・・ ”

季節の便りが ・・・ 妙に ・・・ 長い ・・・

母親に代わった。

 “ この前は母ちゃんは、xxで ♪♪ をやって来て、その3日後に xx に行って★★ をしてきたんやけど ・・・ ”

母の便りが ・・・ 妙に ・・・ 長い ・・・ 長い ・・・ うっ ・・・

電話を切った瞬間に、襲われた ・・・ 嘔気

            (嘔気 = 吐き気)

トイレに行ってみた、白い便器を眺めてみた。
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ううぅ ・・・ 気持ちが悪い ・・・

それからの数時間 ・・・ 

説明と細かい描写は省くが ・・・ 

とにかく苦しみ ・・・
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夜中、まだ吐き気が残る中、疲れ果ててベッドに上がっている所に帰ってきたマイケル。

身体を横たえると ・・・ 気持ちが悪い。

それでも眠っていると忘れられる。

深夜にも一度、嘔吐して、ようやく朝まで眠ったけど、嘔気はおさまらず。

週の最後の金曜日、8月最後の仕事を、休むことにした。

金曜日は一日中、コンコンと眠り続け、眠り続け、水分とリンゴジュース以外は絶食。

嘔気で苦しみながら、涙を流して嘔吐しながら 考えていた。

・・・ 犬猫が嘔吐する時の苦しみって、こんなんだろうなぁ

・・・ 抗癌治療の患者さんが、副作用の苦しみで途中で治療を断念する気持ち、わかるなぁ

・・・ 最近、友人が食中毒で吐いていたけど、彼女のその時の苦しみが、わかるわぁ
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便器を抱えて、ウツラウツラる秋の夜長 ・・・

身を持って、人や他の命の苦しみを理解することが出来た。
by yayoitt | 2007-08-31 01:37 | 英国暮らしって... | Comments(16)
人生とは、一本の糸
子供の頃、思っていた。

大人になったら勉強はしなくなるものだって。

大人になったら人間関係で苦しんだりはしなくなるものだって。

大人になったら1つの 場所 に落ち着いて、そこで穏やかに暮すのだって。
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子供の頃は、信じていた。

お嫁さんになって、白いウエディングドレスを着るんだって。

奥さんになって毎日、美味しい料理を作るんだって。

お母さんになって、子供を愛するんだって。
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子供の頃は、感じていた。

子供だから苦しむんだって。

子供だから悩むんだって。

子供だから不器用なんだって。
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・・・ その時の、子供の私から見て、今の私は 誰 だろう?

まだまだ勉強不足なことばかりで、毎日が勉強で。

いつもいつも、人間関係で苦しんだりしていて。

何か1つの 場所 にも落ち着けずに、どうしたいのか、どこにいたいのか迷っている。
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・・・ その時の、子供の私を、今の私は 裏切った のだろうか?

白いウエディングドレスを着ることなく、大きな結婚式もしなかった。

奥さんなのに、毎日、料理は旦那さんが作るんだ。

お母さんになるという思いをもう、持ち合わせてはいないんだ。
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・・・ その時の、子供の私が感じていたことを、今の私も 感じ続けている。

苦しんでるんだ。

悩んでるんだ。

嫌になるくらい、不器用なんだ。

子供の頃、私は確か、こんな風に思っていた気がする。

子供の私は、私で、大人の私は、別の私。

大人になれば、綺麗にもなるし、頭も良くなるし、かっこ良くもなるし、運動抜群にもなる。

その時の私の延長線上に、大人の私 がいるとは思っていなかった。
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それはきっと、私の こうなりたい という夢だったのかも知れない。

だけど現実には ・・・

オシッコ垂れが、大人の私になっている。

すぐ泣く泣き虫が、大人の私になっている。

誰かに指図されるとすぐ反抗する子が、そのまま大人の私になっている。

おっちょこちょいな少女が、大人の私になっている。

全て、繋がってきている。

その頃の私自身を、全て抱えて、引き摺って、生きてきている。

魔法が切れた シンデレラ なんかじゃなかった。
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王子様を迎える為に髪を降ろす ラプンツエル じゃなかった。
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かっこ悪くて、オシッコ垂れで、すぐ泣いて、頑固でぐうたらな 自分 が鏡に映るだけ。
by yayoitt | 2007-08-30 05:03 | やっこの思想 | Comments(12)
題名のない小説
          ずっと温めている 物語 がある。

   それを 小説 と呼ぶのはふてぶてしいくらいの、文字の連なり。
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小さな街が西日を浴びるのを見下ろせるここ、山の斜面は中腹に建つアパートが葵はとても好きだった。

山といっても、舗装された道がある大きなものではない。

城山と呼ばれ、昔の城跡が頂上にある。

そこに続く主要な遊歩道は木々も揃って趣きがあるが、反対側のこの斜面には、車が入れない細い坂道が1本蛇のようにだらりとうねってあるだけで、木がうっそうと茂っている。

築9年の3階建て鉄筋アパートは、この坂のほぼ頂上左手にあり、薄い緑色をしている。

山の下からは重なる木々の間で夜にちらちらと灯りが見えるくらいで、昔からこの街に住む人でも、あんなところにアパートがあったのかと驚くほど存在感はなかった。


           愛しくて愛しくて堪らない 物語
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その(誰かの)大きな手指が、葵の顎の先から眉間に隙間なく袋の先を押さえいる。

葵が顔をゆがめると、白衣の男性は袋を取り除き、身体を離して観察するように葵の顔を見つめた。

わさび色のネクタイが、羽織った白衣の胸元から飛び出している。

その白衣が動く度に強い消毒の匂いがして、葵はふとおばあちゃんを思い出した。

肘を突いて起き上がろうとすると“まだ、横になってて”と、その医師が制した。

狭いベッドに仰向いて寝ている、葵の腰のくびれの辺りに彼は腰掛け、身体をひねるようにして葵の目を見ていた。

ネクタイを邪魔くさそうに無造作に白衣のジャケットの中に押し込むと、肩を落として微笑んだ。 

 “ 指とか耳は、今どう? ”



     ゆっくりゆっくりしか続かないけど、いつか完成させたいと願っている。
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葵は あぁ…と声を漏らした。

視線を落としたその狭い世界一面に、小さな水色の花の群生を見つけたのだ。

建物が3方から風の道を防ぎ、まだ冬の乾いた空気の流れを少しだけ留めた場所。

そこにも、春は届いていたのだった。

目を凝らすと、一つ一つの、小さな水色の真ん中に黄色い丸が揺れいている。

どこに空気の流れがあるのかわからないが、確かに、細い茎から好きな方向へひょろひょろ伸びてそれは小さく震えていた。

思い出したように葵が大きく息を吐き、次の瞬間、例えようのない懐かしい優しい香りが鼻を覆った。

水色が揺れると、その間には、もう薄い紫色に枯れた花びらが見える。

 “ Forget me not  ” 

いつの間に葵の右肩に手を置き、後ろに立っていたのか、北原が軽い咳払いでもするように言った。

 “ わすれなぐさ…。こんな所に住んどったなんて、知らんかった ” 

北原は黙っていたが、肩に置いた右手をゆっくり握り締めた様子だけ感じられた。

忘れていた頭の上の世界を見上げると、角ばった視界に、その青と同じ色の空が見える。

 “ あっちゃんは、僕を、いつか忘れてしまうんやろうか… ”

あっちゃんの目の前から、姿が見えんようになったとしても、僕と一緒にいたこの時間を、忘れたりしんやろうか。


           何年後がわからないけど、いつか ・・・。

しばらくの時間だった。

葵の足の指を横断していったカタツムリがもう、紫陽花の幹の袂まで来ていた。

いつの間にか、雨がやんでいた。

 “ 僕は、紫陽花の額には、なれんのやね…。”


              いつの日か、きっと ・・・。
by yayoitt | 2007-08-29 06:08 | 英国暮らしって... | Comments(10)
ATHLETE WIRES
最近、とても気に入って何度も繰り返している歌。

ブリティッシュバンドらしい控えめなスタイル、曲の美しさ、途中で変化する感じ ・・・

               凄く、良い!!

ATHLETE  の  WIRES

新しい歌が次々と巷(ちまた)に溢れる中、本当に 良い と思う歌に出会える機会は少ない。

この歌は、道端で私を立ち止まらせる。

曲の美しさに、その寂しさに、寒気を覚える。

是非 ・・・ 聞いてみて下さい。
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特に後半の盛り上がりを ・・・
by yayoitt | 2007-08-28 04:10 | 英国文化って... | Comments(8)
歩いて帰ろうか ・・・
2002年から、日本は私の故郷 飛騨 で過した2年間。

飛騨高山 は、看護学校を卒業して、その大きな病院で6年勤続した思い出深い街。
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今でも、忘れることの出来ない 恋愛 をしたのも 失恋 をしたのも、その街である。

高山の街 は、どこを歩いても、知り尽くした切ない想い出が転がっている。

去年の年の暮れに亡くなった親友が、最期に私に手を振って笑顔をくれたのも 高山の駅 だ。

高山 のことを想う時、本当に沢山の想い出が蘇る。

生まれ育った町 飛騨古川 は高山の隣町で、電車で20分、車でも20分ほどと近い。
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看護婦をしていた頃、数年はこの 飛騨古川 から通っていたので、目をつむってもきると思うくらいに運転しなれていた。

その、いつも通った 国道41号線 ・・・ 。

愛知県名古屋市から富山県富山市へ至る国道で、飛騨高山 - 飛騨古川 - 富山 を結んでいる唯一の主要道路。

マイケルと飛騨で過した2年間、私は 高山 の働き慣れた病院で、マイケルも 高山 で仕事をしていた。

               真夏のある休日 ・・・

まだノーマンと出会う前で夫婦2人だけの私達は 前からしたい と言っていたことを実行に!

          飛騨古川 から 飛騨高山 まで歩こう

いつもは汽車で、車で30分以内で行ける 約20キロメートル である。

国道を避け、炎天下、頭を焦がしながら 農道の登り を延々と歩く。

途中、メロンパンを買って、ペットボトルの水を3本あけて歩くこと 約4時間 ・・・。

     祝! 真っ赤な顔の外人と日本人カップル、高山市内突入 !!!

ジュースを買う為に入った市内の酒屋で、店の人から どちらから? と聞かれて 古川から歩いて・・・ と言ったらひどくおもしがられてしまった。

高山 で何をするでもなく駅に向かい、さすがに帰りは疲れたので、汽車に乗って帰った。

ただ、歩いて 高山 に行きたい 願いを叶えた満足度は大きかった。
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その数週間後、私の元同僚仲間との飲み会が 高山 で開かれ、マイケルと2人で参加。

一次会、二次会のカラオケを楽しみ、気が付いたら既に終電の後 ・・・。

田舎町の最終は11時台、最終バスも10時台、タクシーだと5千円以上。

マイケルと私は迷わず 歩いて帰ろうか と合意した。

 お前たちはバカだ まじなのか? 信じられん と友人たちに見送られ、飲み屋街を出たのが深夜の零時半。

私は裾を引き摺るジーンズに、裸足でヒールのあるサンダル履き。

フラフラと人気の殆どない街を、北へ向かって歩き出した。

はじめの2時間ほどは、2人で歌を歌ったり、しりとりをしながら歩いていたが、夜中も2時を廻ると疲れてきた。

途中で、長距離の運転手しかいないコンビニに立ち寄り、水分補給。

袖無しの肩が冷たくなるのを、両腕を振って元気を装い歩くことで忘れようと努力をし ・・・

2人とも無言で不機嫌になり、苛々し始めた頃。

            祝怒!! 飛騨古川に突入!!!

真夏の夜空が白々としている田舎町に着いたのは、朝の4時40分
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既にサンダルをぶら下げ、裸足で歩いていた私は、文字通りに這うようにして部屋に上った。

週末明けに仕事に行くと、一緒に飲んだ元同僚以外の色んな人から声を掛けられた。

 やっこさん、高山から古川まで、歩いて帰ったんやって?

 やっこさん、やっぱり本当にバカだよなぁ

 やっこさん夫婦、まじで歩いたの?凄いなぁ ・・・


・・・ さっすが、田舎町での  の広がりは、超特急である。

バカ、バカ と言われるのが何故か、昔から嬉しい私 ・・・ 本当にバカだよなぁ ・・・ 

と、足に2つできた靴擦れを、気付かれないようにそ~っと撫でてやった。
by yayoitt | 2007-08-27 03:02 | 思い出 | Comments(32)
ある女の子と、彼女を噛んでしまった犬
今まで、誰にも言えなかった話がある。

それを思い出しただけでも、鼻がツーンと痛んで泣けてくる。

         あの命は一体、どうなったんだろうか?

それを考えると、怖くて怖くて仕方がない。

                ある犬のこと ・・・
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ノーマンと暮し始めた2002年、その翌年、私達はまだ日本にいた。

私は、卒業した看護学校もあり、卒業後6年働いた病院で働いていた。

その日曜日、外来勤めだった私は、休日出勤で 救急の外来 で対応していた。

受付の女の子がカルテを持ってやって来た。

 “ 5歳の女の子です、犬に足を噛まれたそうです ”

人を噛んで傷を負わせてしまった犬 ・・・ 心が沈んだ。

お母さんに連れられて処置室に入って来た女の子は、足を引き摺り、しゃくり上げていた。

外科系医師によって傷の診察が行なわれる間、まだ小さな彼女は、ずっと泣いていた。

私は隣に立って彼女の小さな手を取ると、小さな手はグッと私の手を握り返して放さなかった。

 “ 怖いよ、怖いよ、痛いの?痛いの?足、どんな風になってるの? ”

麻酔の注射は痛いけど、それさえ我慢すれば、全くあとは痛みがないよと説明する。

彼女の母親 は、待合室で、顔を伏せて泣いていた。

ぶるぶる震えていた彼女が、大きく皮膚が開いた太腿に打たれる注射の痛みに耐え終わった。

それを私が褒め称えると初めて、6歳の無邪気な笑顔が咲いた。
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それまで、保育園のこととかお友達のこととか、事故とは関係のない話をしていた私。

長い縫合の間、笑いながら多弁になった彼女の隣に座って、聞いてみた。

 “ 犬って、Nちゃんのおうちの犬なの? ”

彼女は、急に唇を尖らせて答えた。

 “ ううん、おじいちゃんが働いてる会社の犬 ”

どういう状況で噛まれたのかを尋ねると ・・・

 “ お父さんとおじいちゃんが、犬に触れって言ったの ・・・

   私は怖いで嫌やって言ったんやけど、大丈夫や、噛んだりせんでって

   で、あたしは怖いで嫌やったのに、犬に触りに行ったら、急に噛まれたの
 ”

彼女は、噛まれたことを思い出し、眉間に皺を寄せてこう言った。

 “ もうっ あの犬っ!あいつが悪いんやっ! ”

既に沈んでいた心が、ズキンズキンと痛み出すと同時に、手に汗となって怒りがこみ上げる。

小さな彼女の手をずっと握りながら、彼女の父親と祖父への無責任な行動に対して、泣きたくなるような怒りを感じていた。
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彼女に大きな傷を負わせたその犬は ・・・ 

             一体どうなるんだろう?

明らかに怯える人間が、自分に近付いてきた時にその犬は ・・・ 

             どんな気持ちだっただろう?

もしかしたら、側に守るべく(食べ物、玩具など)があったのかも知れない。

もしかしたら、女の子は怖い表情で、犬の頭の上から覗き込んだかも知れない。

犬側の色々な もしか はあるのに、ここに残る傷跡は全て、人間側の事実だけ ・・・。

誰も、犬を弁護し、犬の気持ちに立って理由は述べてくれやしない。

状況が何であれ、その時点でその犬は ・・・ 凶暴で危険な犬 となる。
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 “ 犬が悪かったんじゃないんだよ、それはわかってあげてね。

   怖かったんだよ、Nちゃんが怖がってたのを犬は感じて、凄く怖かったんだよ。

   危険を感じた時に、怖かった時に犬は、自分を守ろうとするからさ ・・・
 ”

彼女の足に、大きく残った深い傷跡。

何とか彼女の心に、犬が嫌い 犬が怖い という傷跡が残らないで欲しかった。

泣きながら頭を下げて礼を述べる若い母親に連れられ、手を振って笑いながら救急室を出る少女 ・・・。
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          あまりに無責任な大人の行動の結末は ・・・

1 小さな少女に身体的怪我を負わせ

2 少女の心に一生消え去ることのない犬への恐怖心を抱かせ

3 それまで問題のなかった他人の犬を、凶暴、危険な犬とレッテルを貼り付け


そしてきっと ・・・

4 自分を守る為に恐怖におののいた結果、凶暴、危険とされた犬は、もう生きてはいない


誰にも語れなかった、語るのが怖かった、その後に残った犬と飼い主さんの思いを考えると、切なくて情けなくて悲しくて ・・・。

数年経った今も、この犬の運命、少女と母親に残った心の傷を思うと、泣けてくる。
by yayoitt | 2007-08-26 03:08 | 保健所の動物のこと | Comments(48)
そして、こーんな土曜日を ・・・
私の働く動物病院は、土曜の午前中だけ診療をしている。

獣医師と、受付の女性2人だけの午前診療だが、その女性が休みの時は私が出勤することになっている。

今日の土曜日は、私が出勤の日だった。

朝8時半に、電話を留守電から切り替える ・・・ 

途端に10本ほど続けざまに電話が鳴った

その殆どが 緊急で今日、なんとか診て貰いたい ・・・ という依頼の電話。

既に予約は一杯、緊急用に残しておいたスペースにさえ、予約が入っている。

何があったのか動物がどういう状況なのかどのくらい緊急性があるのか ・・・

必ず獣医師に話をして、獣医師の判断でどうするかを決めるので、電話番号を控えた。

その電話たちを受けながら、窓口に並ぶ人々も対応しなくてはならず、とっても大変だった。

けど、やりがい はある。

自分独りで誰にも頼れないから、3時間半を必死に頭をフル回転させて働く。

目薬を与える為に病院に預けられた ハムスターのSnowball(雪玉) に指を噛まれながら獣医師と目薬をさし、ようやく12時に ・・・。

ちょっと空腹で眩暈がするけど、家に帰れる。

本当に付かれ切った午前中だった。

帰りのバスの中で爆睡 ・・・ ZZZZZZZZ

夕方にチェックインのお客さんがいるので、掃除の仕上げをした。

どんなに掃除をしておいても、マイケルが見事に、トイレとかバスだとかシンクをいつも、水垢などで汚してくれる (笑)。

夕方5時 ・・・ もう少ししたらお客さんが来る。

夕方6時 ・・・ イギリスで勉強中のかわいいお客さんが到着、同時に、お預かりの犬のクライドも到着。

途端に賑やかになった。

あっついコーヒーを作ってイスに腰を下ろした頃、続々と登場し始めたのは ・・・

MJWMeeting of Japanese Wives = 日本人妻の会 ・・・ 今、作ってみた、かっこええ~~) メンバー。
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元々、4人で創立されたこの MJW ・・・ 

ちょっと エロい話(失礼) を中心に仲良くなり(← ってどういう仲間?)、
そのうちの重要人物Yちゃんが日本に帰ってしまって3人になりつつも、新たに友を誘い感化され(かわいそう~)て現在、7人で時々集まっている。

関西、関東、東海 ・・・ 日本は色々な場所からやって来た私たちだが、エロい話(やっぱりか!)で盛り上がり、いつも腹を抱えて笑ったり飲んだり食べたりする。

      あなたたちに、出会えて本当に、良かったよ ・・・ 

と心から思う。

それまでの眠気が一気に覚める、嬉しくなる、楽しくなる、はしゃぎたくなる。

今夜の豪華顔ぶれは ・・・

親友の タコちゃん に、タコちゃんが誘った素敵な女性 Aさん を囲み、
先週誕生日だった美しき Kちゃん と、じき日本に帰ってしまう優しく可愛い Hちゃん
仕事帰りに寄ってくれたパワフルだけど繊細でチャーミングな Tちゃん 、
そして物知りで驚かされると同時に天然に驚かされる Rちゃん 。 

宿泊のゲストの女性まで引きずり込んで、食べる食べる、語る語る、笑う笑う ・・・。

いつもなら、エロい話 で大盛り上がりの私たちが、今夜はなんだかちょっと違った。

  教育のこと、学校のこと、親のこと、戦争責任のこと、原子爆弾のこと ・・・

それぞれが、持ち合わせた意見を、言葉に出して語り合った。

 なになに? 私たち、一体、どうしちゃったの?? え? 大人? え?え?

と皆が思っているけど、こんな MJW も良いもんだなぁ~ って感じていた。
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   RちゃんとTちゃんが帰った後、写真を撮り忘れていることに気が付いた私たち

手作りの日本料理やケーキ、そしてヴィーガンの私用にと作ってくれる食事はいつも、涙が出るほどありがたい ・・・。

あぁ ・・・ 彼らの笑顔があるだけで、ここで生活することの醍醐味ってあるなぁ

心から、そう思う。

最後の方は欠伸ばかりになったけど、

こんな土曜日、忙しかったけどなんだか、幸せだぁ 

・・・ って思った。
by yayoitt | 2007-08-25 00:36 | 英国暮らしって... | Comments(11)
1通の手紙に泣いた日
心身ともに疲れ果てて家に帰った金曜日 ・・・。

ダイニングテーブルに置かれた一通の手紙

沖縄に住む 姪っ子(一番上の姉の次女)H奈 からの手紙だった。

ペーパーナイフも取り出さずに封筒をバリバリ破り、中から3枚の便箋を取り出した。

丸っこい懐かしいかわいい文字 ・・・。

        To やっこチャン ☆ マイケル ☆ ノーマン

で始まる、その手紙 ・・・。

彼女の娘 Yちゃん はもう、数日で1歳になるらしい。

彼女の母親 Mみ(私の一番上の姉) のことや H奈 の姉のことを気遣う優しい内容で始まる、手紙 ・・・。
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ゆっくりと、二度目に読んだ後に、泣いてしまった。

彼女の心が、胸に滲みすぎた。

彼女の優しさが、心に伝わりすぎた。

H奈 はいつも、私のブログを見てくれているらしい。

重い病気を抱えた、愛猫の安楽死を経験している彼女、私のブログの動物の話で

           もー常に涙が ・・・。

だと言う。

    ブログ見ながらしょっちゅうM-チャンの事ばかり思い出して泣いてるわ。

とあった。
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 ・・・ 命思いの彼女らしい

彼女が、ペンを取ってくれたのには、1つの大きな理由があった。

ある野良猫(生まれたての子猫)との出会いを、彼女は経験していた。

それを通して、彼女は色んなことを感じていたのだ。

           その事が頭から離れんくて
     何かこれから私にできる事って何かあるんかな?って思った。

          私に何か、動物の事もっと知りたいし、
    ノラ犬、ノラ猫とか、その他の動物のやくに少しでも立ちたいし ・・・。
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そして、こう付け足していた。

           何か、やっこちゃんのブログとか 
         その他の人のブログ見てたら更に思って。


小さかった H奈、勝気な H奈、髪の毛をいじるのが大好きだった H奈、怒ると同時に泣いた H奈 ・・・。

あの、ちっちゃい H奈 が今、私と同じ気持ちを感じて、動物の為に何かをしたいと思っている。

これではいけないんだ ・・・ って憤っている。

真っ白な肌で頬だけあっかくしていた H奈 暑くても手を繫いだり絡み付いてきた H奈 ・・・。

命の尊さに、戸惑い、自らの力の弱さを感じて嘆いている。

H奈へ

私も、あなたと同じ気持ちを感じているよ。
本当に、自分は何て無力なんだろうって思う。
自分なんかにできることなんてあるんだろうかって。
大きなことは、何一つ出来ないけれども、
もしも何か、私達にできることがあるのだとしたらそれは、
現実に起きている状況を知り、それを誰かに伝えていくこと。
そして何よりも大切なのは、
今感じている、その気持を忘れない、ということ。
あなたが変えられる動物の未来は、今、あなたが感じている
愛しい という気持ちから始まるんだよ。
そのことをどうか、覚えていて欲しい。
私も毎日、探してる ・・・ どうしたら良いの?何ができるの?
一緒に、探し続けてみよう、H奈。

私はとっても嬉しいよ。

やっこ叔母さんより


週末は、私を泣かせた手紙に、長い返事を書こう。
by yayoitt | 2007-08-24 00:43 | 遠くにて思う日本 | Comments(14)
またもや、皆様の知恵を拝借 ・・・ パイプ編
バスルームの パイプ  が 詰まり気味 で困ってしまいました。
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シャワーの時には、かなり気を付けて、髪を流さないようにしています。

それでも、すり抜けてしまう髪、マイケルの短い髪などなどが、溜まってしまったのかも ・・・。

毎日、シンクとバスは洗い流していますが、今回はとうとう 詰まり気味 です。

なかなか水がパイプをザーって通って流れてくれません。

我が家のバスルームのパイプは、(多分)シンクと床に設置されたバスタブが繋がっていると思われます。
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DIY (Do It Yourself = 日曜大工)からはほど遠い 私たち夫婦 ・・・。

とりあえず、小さな穴から取れるだけの汚れは取りました。

人の耳を掘ったり、瘡蓋(かさぶた)をコツコツ取り除くのが大好きな私には、もってこいの仕事。

細い針金で、ソーッと掬い上げました。

それで少しは、詰まりが良くなって、水の引きも改善されました。

が ・・・

パイプを開いて汚れを取らない限り、また同じことの繰り返しですよねぇ ・・・。

できれば、強力な化学薬品なんかは流したくないんですが ・・・。

    皆さんは、日頃のお風呂のパイプの詰まり予防、どうしてみえますか?

       もしも、詰まってしまった時には、どうされていますか?

by yayoitt | 2007-08-23 07:33 | 英国文化って... | Comments(38)
ありがとう という言葉
ありがとう

ありがとう
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いつも ありがとう

たった 五文字の この言葉
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それが心に自然と沸くと

人は何て優しい気持になれるんだろう
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ありがとう

ありがとう
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いつも ありがとう

容易く言えるけど、容易く伝えられない
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本当の ありがとう

あなたがそこにいることが
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ただただ

ありがとう なんだけど
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それを伝える 五文字は

なんだか たったの文字ではなくて
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言葉にならない思いだからこそ

うまくは届けられなかったりする
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不器用なんだろうか

解き放った瞬間に
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薄れてしまう気がする ありがとう

この思いがどうか あなたの肩にとまるよう
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吹いて欲しい

吹かれて欲しい
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ここにも ありがとう が零れる

その命の存在に
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心から ありがとう

今 そこにいてくれる あなたに ・・・

ありがとう
by yayoitt | 2007-08-23 06:24 | 遠くにて思う日本 | Comments(14)