「ほっ」と。キャンペーン
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イーゼルが、欲しい
自分だけの時間。

私が私と対面できた時間って、あった。

その間は何も考えない。

ただ、ひたすら、今に没頭する。

00’から02’にかけて、週に1度、絵画教室に通っていた。

絵を描くのが大好きだった私だが、ちゃんと誰かから学ぶ、ということがなかった。

選んだコースは、Life Drawing(いわゆるヌード画)。

これを選んだ理由は、正直、Life Drawing って何なのか知らなかったから ・・・ 。

初めての夜に、モデルの若い女性がバスローブで現れた時は、え??と思い、

彼女がバスローブを脱いで、真っ裸で私たち生徒(実に老若男女)が輪を作って囲む真ん中の寝台の上にポーズを取った時には、目を伏せてしまった。

それから毎週火曜日を心待ちにし、その2時間半を心から、愛した。

人間の体の線の美しさ、肌の重なりが作る影、チャコールで描き続けた。

最初に、鉛筆を使っていかに正確に長さを計るかの難しさも、知った。

よく、画家が鉛筆を目の前に持ち、片目をつむってる様子は知っていたが、それがどんなに重要なことなのか・・・。

重たいガッシリしたイーゼルを移動させて、好きな角度から描いた。

時に、良い場所が取れずに、“ こ・・・この角度はどうよ・・・汗 ”と思う場所からでも、ドキドキをこらえて描いた。

あの2時間半は、一週間の中で一番好きな時間で、自分と向き合えた。

ただ、描き続ける自分と、対話できた。

あれから日本に帰ると同時に、すっかり描くのを忘れていたけれど。

きっと、今の私に必要なのは、そんな時間を取り戻すことなのかも ・・・ って感じる。

今、凄く描いてみたい。

そこにノーマンがいれば、描きたい。

向かいの家の屋根にとまるハトの夫婦を描きたい。

流れる雲を、描き留めたい。

ちょっぴり頑張って、イーゼルを、買いたい。

そこに向って、描きたい。

自分自身とまた、向かい合いたい ・・・。
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by yayoitt | 2007-05-31 04:30 | やっこのグッズ | Comments(25)
たとえば ... Broken Heart
ひとは、自分に出会うために、生まれてきたのかも知れない

人との関係に立ち止まり、溜息を吐くと、何故だかそんなことを考える。

人との出会いの中で、自分に巡り会う。

その度、新しい自分に出会い、自分を知り、驚き戸惑い、そしてちょっとだけそんな自分を愛したり ・・・。
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ひとはきっと、自分に出会うために、生まれてきたんだろうと思う

誰か、人を愛した時、同時に自分自身を少しだけ愛する。

人を愛する中で、自分を愛するチャンスがある。

こんな笑顔ができるんだ、こんな胸のときめきがあったんだ、明日がこれほど輝いてるなんて ・・・。
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ひとはきっと、自分に出会うために、生まれてきたんだ

誰かを愛することで、それまで知らなかった忍耐や持続力というものに直面する。

その人との関係を保とうと、必死になる時、自分の強さや弱さを知る。

どうしてこんなに苦しいんだろう、なんで我慢しなくちゃならないんだろう、自由なはずなのに何故、自分自身を縛り付けてるんだろう ・・・。
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ひとはきっと、自分に出会うために、生まれてきたのだと思う

だけどひとは、愛する人を失う時に、自分自身をも失うことは ・・・ ない。

誰かを愛する過程で巡り会った自分は、一生、自分自身を離れたりしない。

むしろ、その新しい自分は、愛を知る前の自分自身のことを、愛おしみながら包み込んでいる。

ひとは、人と出会うたびに自分に出会い、人と別れることで新しい自分を受け入れる。
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ひとは何故に、自分に出会うために、生まれてきたのだろう

それは、あなたが生きられる一生が、あなたの中にしかないから。

あなたしか、本当のあなたのことは知らないから。

あなたの居場所は、あなた自身の体の中に、あなた自身の心の中にしか、ないのだから。
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by yayoitt | 2007-05-30 02:52 | Go Go Girl | Comments(19)
水臭いやんけーー(何故か関西弁)
公休日でお休みだった月曜の夜、通常通り仕事だったマイケルと、食料の買出しに行った。

大きなラックサックを背負って、出掛けた。

  なんか、無口なマイケル ・・・ 

彼は、本当に大切なことしか口にしない

彼の中で、これは言わなくても良い ということは自ら口にしない。

そんな彼のことは、11年以上も一緒にいれば、よく理解しているつもりだ。

彼が異常に無口な時は、何かを考えている時か体調が悪いか、ってことも知っている。 

だからと言って、どうした? 何があった? と尋ねることが、彼を余計に無口にさせることもよく知っている。

  機嫌はまずまず、でもその表情の裏に潜む暗い影があるんだなぁ ・・・ 

どうってことのない話をしながら、帰路に着き、ノーマンが待つ家に帰った。

  軽々しさを装って、何気に冗談っぽく尋ねないとな ・・・ 

やはり言葉少なげに、購入した食料を要領悪く(笑)片付ける彼に、日本語でおどけた口調で尋ねてみた。

 “ マイケルさん、ちょっと、元気、ないなぁー。どしたのさ? ”

マイケル顔を見ないように、あくまでも独り言っぽく言ってみた。

そうしながら、ちらりと彼の表情を盗み見した。

  お、微笑んでる ・・・ これは、いいサインだ ・・・

彼は、手を止めずにこう言った。

 “ はっはっはー、するどいなぁ~ ”

  やっぱり、何か隠してたのかよ、お前は

と、その言葉は呑み込んだ。

彼がようやく手を止めて、私に向って立ったので、私も手を止めて向って立ってみた。

 “ 実はな、やっこに隠してることがあるんだ ・・・ ”

 “ えーー!!何だよ、何を言い出すんだよ、怖いじゃん!! ”

その私の表情を読み取って、マイケルが笑って言った。

 “ 大丈夫だよ、やっこには何も悪いことじゃないから ”

  じゃー隠すなよーー、おら゛ーーー

 “ 土曜の夜、C(女友達)の家に行った時に ・・・ ”

  浮気かよ??

 “ ちょっとお酒が廻って、帰りがけに玄関で気を失って倒れたんだ ・・・ ”

  で、その後、浮気かよ??

 “ 1分ほど気を失って意識が戻ったんだけど、倒れた時、床で頭を強く打ったらしいんだ ”

 “ で、で、大丈夫やったの?? ”

この時点で、彼が大丈夫なら、浮気なんかどうでも良い、という気になるから不思議だ。 

 “ でな、今日一日中、頭が痛いんだよ ”

  なんだよー、なんだよー、そんな大事なことを、隠すなよー

話をよく聞くと、C(女友達)の家を出ようと立ち上がり、玄関まで来たが気分が悪くなり、一旦家の中に戻ろうとした時に気を失ったと言う。

C(女友達)の息子とその友達もいたけど、一同、パニックだったらしい。

 “ でさ、なんで隠してたの? ”

 “ やっこに言ったら、飲みすぎたことを怒られると思って ・・・ 
 でもさすがだな、よくわかったな、何か隠してるって。良くやったね、やっこ
 ”

マイケルが、今日初めての、嬉しそうな表情を見せて私の肩に手を置いた。

  良くやりました ・・・ って、あんた ・・・

しかし、ここはこんな私でも大人 ・・・

怒られるのを怖い、と思った時点で自分で後悔してるのだし、まずは体のことが優先。

視野に異常はない? 物が二重に見えたりしない? 耳鳴りは? 吐き気は? 

色々尋問して、翌日の今朝、街医院で医師に相談することにした。

頭の怪我の場合、怪我をした時点では異常がなくても、後々に、脳が浮腫したりして症状が出るから、数日に渡って注意が必要なのである。

結果は、問題なし

ということで、晴れて、マイケルを叱りつけることにした。

 “ 昨日さ、お酒を飲みすぎたことを叱られるかもって言ってたけど、私、叱らなかったじゃん? だから今、叱らせてもらうよ ”

 “ へっ ? ”

 “ へっ じゃなくてな、そんな大事なことをさ、隠すなよ。特に、頭の怪我だよ、症状が出るかもわからない数日を一緒に過すのは、私じゃん!バカッ! ”

・・・ と、一喝

夕食のパスタの前で、マイケル、な~ぜかヘラヘラしながら一言。

 “ I'm sorry ”

  わかってんのかよ、まったくよぉ ・・・
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by yayoitt | 2007-05-29 04:12 | 国際結婚って... | Comments(21)
Lazy Monday  怠けて月曜日
今日、月曜日は イギリス一般公休日

スコットランド一般公休日とは違うので、主なスコットランドの企業や学校は平常通り。

ちなみに、スコットランド一般公休日には、エジンバラ公休日 と グラスゴー公休日 もあったりするので、時々訳がわからなくなる。
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私の勤める動物病院は、何故だかこの、イギリス一般公休日カレンダーに従っている。

・・・ ということで、今日は お休み 。

曇り空だけど洗濯をし、ノーマンと散歩をし、お茶碗を洗い、マイケルが仕事で不在の間に掃き掃除(彼の喘息に良くないので)をする。

その合間にこうして、PCの中の友もちろん、そこの、あなたですよ 笑)に会いに来ては、もう3度目の珈琲を入れたり・・・。
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少しづつ、何も特別なことをしないで、気持ちをリセットさせる。

平穏へと、安定へと、修正して行く。

こんな月曜日が、与えられていて良かった ・・・。

先週の週の半ばに、自分自身に戸惑いながら、仕事前に時間つぶしに入った店。

たった、£2.00(500円)だったけど、見た瞬間にすぐ手に取り手放せなかった      マグ

それからずっと一緒にいる、ピーターラビット
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 ・・・ 彼はどこへ急いでいるのだろうか?

そんなことを考えながら唇を付けると、温かなコーヒーが鼻先に強く香る。

所詮、私は material girl (物質的な物を大切にする人間) なんだろうか ・・・ 笑

そんなことも、深く考えてるような、どうでも良いような気持ちになる 月曜日の公休日。

そうだ、手紙を書こう。

そうだ、夏服も出そう。
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by yayoitt | 2007-05-28 20:34 | 英国暮らしって... | Comments(26)
おにぎらない
故郷の母が作ってくれる おにぎり 。

塩をいっぱいに掌に付け、炊きたてのあっついご飯を、軽い火傷をしながら手に取る。

中には、でっかい梅干1個だけ。

それを丸々一枚の海苔で覆うと、軽く2回ほど握る真似をするが、それだけ。

彼女は、おにぎり を握らない

だからいつも、不恰好な おにぎり 。

だけどふかふかで美味しい おにぎり 。

 “ かあちゃんの作るおにぎりは、どんなおにぎりよりも、いっちばん旨い ”

と、はっきり言い切る彼女。

海苔を歯で食いちぎると、ぼろぼろとご飯が零れる。

だから、両手を皿のように広げて持ちながら、食べなくちゃいけない。

だけど、その おにぎり は、私がもう40年近く知ってる おにぎり 。

そして、こう思う。

 “ かあちゃんの作るおにぎりが、どんなおにぎりよりも、いっちばん旨い ”
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昨日、親友のタコちゃんが、最近の私を励ましてくれようと、おうちに招待してくれた。

昼下がりの風のある午後 ・・・

彼が おにぎり を作ってくれた。

私には 梅干おにぎり を、そして タコちゃんとパートナーのGは 焼き鮭おにぎり 。

久し振りに食べる おにぎり は、柔らかくって、強く握ってなくって、とても母の おにぎり に似ていた。

彼の優しい心と おにぎり に励まされ、少しだけまた、故郷を思い出したりして ・・・。

そんな翌日の日曜日、マイケルが留守なので、こう決めた。

             日本三昧サンデー

お昼は、白いご飯を鍋で炊いて、おっきな おにぎり を2つ作った。

どちらも おにぎらない 。

ただ、ふりかけご飯を、海苔一枚の上に置いたもの。

それを両手の平に乗せて食べながら、なかなか見れなかったビデオ(聡子さんが貸してくださった)を見た。

         東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
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故郷にいる、私の オカン を思い出し、泣きながら食べた おにぎらない はちょっとだけ塩辛かった。
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by yayoitt | 2007-05-28 01:53 | 遠くにて思う日本 | Comments(24)
愛する日本語、やっこ辞典
夜明け (よあけ)     そこに隠れる不安と恍惚 
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 (あかつき)     その言葉を聞くだけで、色が見える気がする

ひっそり閑 (ひっそりかん)     ひっそりではない、ひっそり閑な静けさ

静寂 (せいじゅく)     そこには重みがあり覆いかぶさる偉大な何かがある

思い出 (おもいで)   今という事実と、不確かな未来と、これで構成される

てのひら     いつも側にある、そして常に流れ変わっていくもの、掌 

走馬灯 (そうまとう)     映し出す映像、そしてこころに積もる残像

降る (ふる)     何が、降るんだろう ・・・
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積もる (つもる)     降り、積もる 冬の夜

溢れだす (あふれだす)     そうして、それは零れる

零れる (こぼれる)     溢れて床に落ちだすものの美しさ

 (はは)     そこから始まったのですよね、何もかも

君とぼく (きみとぼく)     あなたと私ではなく、君とぼく

 (こころ)     生きている上で欠かせないもの、動物は誰も持っている

深い (ふかい)   指標の中でも、目に見えないものを図ることができる

向こう岸 (むこうぎし)   そこに何があるのか、期待通りの物があるのだろうか

舟を漕ぎだす (ふねをこぎだす)    エンジンのないボートで舟を漕ぐ、湖へ

 (なみだ)     ここに含まれる物語、感情、そして心を癒す科学的成分
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愛おしい (いとおしい)   友が言った、愛おしい は 愛しい の更に上だと

泣ける (なける)     だだ漏れの私には欠かせない言葉

道標 (どうひょう)   みちしるべ ではなく音読が好き、あるようでないもの

未知 (みち)     恐怖であり不安であり、希望であり幸福であり

 (くちびる)     そこに溢れる様々な感情が、魅惑的

ただただ    ただ、そしてまた、ただ ・・・ ただただ

連なり (つらなり)     山々のそれは、心の故郷の風景の1つ

ざらざら     沢山の壊れた貝殻が波にさらわれるような音

引き潮 (ひきしお)     月の引力が起こす科学的で、しかも神秘的

モノクローム     外来語ですが敢えてあげました、この言葉の雰囲気

独り (ひとり)     人数で言うところの1人ではなく、気持ちの独り

美しい (うつくしい)     説明はいらない

そのまま     動かない、変わらない、ただそのまま
          
沈黙 (ちんもく)     そこから見える大切な真実がある

喧騒 (けんそう)     その裏側にある静けさが愛おしい
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           あなたの愛する日本語は ・・・?
by yayoitt | 2007-05-27 19:45 | 遠くにて思う日本 | Comments(29)
ようやく、あなたにサヨナラを ・・・
その犬の名は Teal(ティール) 13才のゴールデンレトリーバー

Mr.C と Teal は、昼下がりの散歩を楽しみ、Teal が笑い、Mr.C が彼の頭を撫でる。
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2ヶ月前に、Mr.C の元に、仔犬がやってきた。

その仔犬の名は Angus(アンガス)、元気な元気な男の子。

前の飼い主さんから満足に散歩もされずに、時に叩かれることもあった Angus 。

Mr.C が心を痛め、何とか彼女の手から Angus を離したいと、獣医師と共に働きかけた。

そして、3月終わりに Angus は Mr.C と彼の愛犬 Teal と共に暮らすこととなった。

Angus と Teal はとても気が合い、おじいさんの Teal は、元気な Angus の面倒をよくみていたと言う。

一緒に川で泳いだり、草の匂いを嗅ぎ、共に Mr.C を見上げてきた。
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その Teal が、ここ1ヶ月ほど、足腰が弱くなり、立つことが出来にくくなった。

頻回に Mr.C は Teal と共に、病院に足を運んでいた。

金曜日、やはり Mr.C は Teal と病院に訪れた。

彼の表情が翳っていた。

Teal は少しの動きでも大きく胸を動かして息をしていた。
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その後、Teal は Mr.C に抱かれて虹の橋を渡った。

Mr.C が出て行った後の、床で横たわる Teal はまるで眠っているようだった。

激しく努力して息をすることもない、安らかな表情だった。

13年のお別れをして、断腸の思いで病院を出て行った Mr.C を、若い Angus が出迎えるのだろう。

きっと、Teal は知っていた
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           僕はそろそろ、次の場所に行く。

         大好きなあなたと離れるのは悲しいけれど、

          きっと、今のあなたなら、大丈夫だから。

           今まで、あなたを独りにできないと

             食いしばってきたけれど

          愛するあなたは、もう、独りにはならない。

           もうそろそろ、次の場所に行くよ。

         
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by yayoitt | 2007-05-26 05:46 | 動物病院レポート ケースから | Comments(12)
さなぎ中
時は流れるから

立ち止まってはいられない

それでも先に進めない時には

殻を作って、少しの間だけ

さなぎになる
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生み出したものが1つ

まずはやってみよう

始めてみよう

少し、動いてみよう
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           未来予想図 ・・・ 描いてみよう

           やさしい皆さん、本当にありがとう
by yayoitt | 2007-05-25 05:29 | やっこは、こんな人 | Comments(29)
心が、曇りがちな理由
ここ数日、大きな壁にぶつかって立ち止まっている。
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目を覚まして思い直す ・・・ 大丈夫、前向きにやってみよう

冷たい水で顔を洗いながら思う ・・・ 耐えられるんだろうか

仕事へ良くバスの中で城を見上げて溜息を吐く ・・・ 大丈夫、大丈夫

病院のドアを開けると胸が締め付けられる ・・・ 大丈夫だって、大丈夫

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英国の動物諸病院に対する、新しい規則 が9月から導入される。

今までよりも厳しく決められた規則であり、資格のある動物看護師の導入の徹底 も挙げられている。

それを前に、私の勤める病院も、大きく体制を立て直すこととなった。

安全基準、消毒基準、そして従業員の基準。
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先週の金曜日、獣医師 Mr.B から、私たち看護師は 白い封筒 を受け取った。

手渡す彼の手が震えて、顔がこわばっていた。

封筒の中に入っていた2枚の手紙 ・・・

1枚目は、6月一杯での従業員(私たち資格のない看護師として雇われていた4人)全員の解雇に付いて

2枚目は、7月から新しく揃える従業員3人分の職名と業務内容に付いて

それを読みながら、私は ショックと悲しみ を、ある仲の良い同僚Aは 怒り を感じていた。

いつか、こういう日が来るとは思っていたが、こんなに早く来るとは思わなかった。

動物看護師の資格のない看護師だけで構成されていた私たち ・・・

同僚とは、熊のこと、クジラのこと、虐待のこと、肉食のこと、世界中の動物のことなど同じレベルで熱く沸騰しながら語って来た。

その全員が、同時に解雇なのだ、散るのだ。

新しい3つの職種は、オフィスマネージャー1人、動物看護師1人、ケネルアシスタント(クリーナーを中心)1人。

獣医師が、私たちに口頭で付け足した。

 “ 忘れないでおくれ。ここで働くポジションがあることをね。”

動物看護師は、既に1人決定しているらしい。

ということは、オフィスマネージャー と ケネルアシスタント の2ポジションである。
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その日、私は思っていた、考えていた、既にほぼ自分の中で決めていた。

・・・ もう、会社勤めには戻れない、日本企業とかの仕事があっても、どうしても環境のこととかから意に沿えない。

・・・ 何かの形で動物と関わっていたい、それは譲れない。

・・・ 私はまず、マイケルのドッグウォーカーのビジネスに加わろう、そこでペットシッターをしながら動物心理とか勉強しよう。

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週末を、マイケルと話し合った。

何度も何度も、ゆっくりと話し合った。

私は秋に、日本へ一時帰国をしたいと考えていること。

その為には、今、私が新しい顧客を持つことは出来ないということ。

タイミング的に、私が彼のビジネスに加わるのは、良くないということ。

そして、私はもう少し、あの病院で何かを感じ取りたい、ということ。

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病院での3つもポジションのうち、私に当てはまる職種は1つ ・・・ 

ケネルアシスタント である。

規則の改正で、今までのように手術に付いたり、動物を直接に扱うことも極端に少なくなるだろう。

だけど、そこでまだまだ、見たいこと、感じたいことは沢山ある。

今まで1年7ヶ月、出来てやってきたことが出来なくなるというのは正直、とても悔しいし、寂しい。

だけど、初心に戻ってみる。

私がヴォランティアをしていた頃、動物には直接触れれなくても、側にいるだけで嬉しかった。

手術後の麻酔から覚める彼らを見守っているという事実だけで、勇気が出た。

元々、資格のない私が本当に出来ることに、
戻ってみるのも良いのではないか・・・。

そのくせ、あえて手を引かなくてはならないことに対して、
私は真正面から立ち向かえるんだろうか・・・と、不安にもなる・・・。


とにかく、ケネルアシスタント のポジションに応募してみよう。

今は、そんな気持ちに傾いてはいるが、自分で自分の気持が不安で不確かで ・・・。

プライド なんて余りいいものは持ち合わせてないつもりなのに、なんとなく、その部分が傷付きそうなそんな気がして ・・・。

だけど、愛する命が通う、命が震える、この廊下を待合室を愛しているし ・・・。

どうしたら良いのか、正直、わからなくなっていたりして ・・・。

           大きな独り言を、ごめんなさい。
by yayoitt | 2007-05-24 04:34 | 動物病院での出来事、仕事 | Comments(48)
クジラを愛する人へ
今月28日から31日にかけて、第59回国際捕鯨委員会(IWC)年次総会 が、アラスカ州はアンカレッジにて開催される。
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捕鯨問題 は、クジラ(およびイルカ)の捕獲の是非に関する論争、国内外の摩擦問題であり、基本的には、これから捕鯨を行うことに賛成か反対かの対立構造である。

捕獲推進派 としては、主に食糧として捕鯨をしている国々で、日本、ノルウェー、アイスランド、フェロー諸島などが主要な推進派。

捕獲反対派 は、かつて灯火燃料や機械油の供給源として捕鯨をしていた元捕鯨国である欧米諸国が中心で、これに与するNGOも多く含まれる。

大きな争点にあるであろう 日本の捕鯨 の動向。
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文化 食 経済支援 歴史 政治 研究の為 意固地

すべての理由は、人間の為 である。
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捕鯨から保護へ、これが本当の正常化

そう訴える環境保護団体 Greenpeace
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クジラのことをよく知ってもらおうと、Greenpeace Japan の一環である    くじらぶ・ワゴン 。
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今回の 第59回国際捕鯨委員会(IWC)年次会議 の行なわれるアンカレッジに出向く 女性 がいる。

Greenpeace現地ボランティアと共に、その様子をレポートするべく機会を得て、明日、愛犬を友人に託して向う 彼女 。 

 “クジラを想い続けて20年、今回のレポートを通して、より多くの人にクジラについて興味を持ち、より理解してもらえる様、私なりの最大限の努力をします ”

と語った 彼女 。
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あなたが見る全てのもの、聞く全ての声、感じる全てが、
確実に何かを変えてくれますように・・・。

それが、人間の手の内にある大きな力に飲み込まれたとしても、
消えない証拠を、あなたに刻んでくれることを・・・。

人間が、草分けて通る歴史は、そうは容易く覆られぬものだからこそ、
いつか必ず変わる未来の、その始まりを記憶して欲しい・・・。

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いってらっしゃい!!
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グリーンピースの捕鯨問題に対する考え方
by yayoitt | 2007-05-23 07:41 | Go Go Girl | Comments(14)