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BANANA FRITTER バナナの天ぷら
週に1度の出前の日、昨夜は中華だった。

無性に甘い物が食べたくて、前から頼んでみたかったデザートを注文した。

野菜のごった煮に加えて頼んだそれは、BANANA FRITTER(バナナの天ぷら)
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ベジタブルオイルで揚げてあるそれは、バナナの甘さに加えて、どろりとかかっているメープルシロップのお陰で言うことなし。

最近たまっていた疲れが、この身震いするほどの甘い天ぷらで、少し吹っ飛んだ気がした。

吹っ飛びながら、思い出したことがあった。

99年の春、日本を出て、スコットランド引越しの途中に旅した東南アジア旅行。

マイケルと、インドネシアはバリ島を訪れた。

バリ島のある活火山、BATUR(バトゥー山)に登った時のこと。

地元バリ人が、半強制的に付けたガイドのおじさんと、私たち2人、そしてスイス人カップルの5人1パーティーで早朝に出掛けた。

1時間以上かけて登った頂上で日の出を見た。

ガイドのおじさんはニコニコしながら、片言の英語で私たちに色々と説明してくれた。
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いつ噴火してもおかしくないと言うその火山、足元はチリチリと熱い。

朝ごはんは持参しなくて良いと言われていたので、どうするのだろうと思っていると ・・・。

日に焼けた笑顔のおじさんが、袋の中から無造作に、パンタマゴバナナを取り出した。

熱い地表にお尻を着けられずに座って見ていた私たち。

出際良くおじさんは、サクサクと軽い砂の地面を掘ると、タマゴを5つ、バナナを5本、その中に入れて砂をかけた。

スイス人のカップルと目を合わせて、ニヤニヤ笑って待っていた。

10分もすると、おじさんが砂を除けて、さっきのタマゴバナナを掘り出した。

まず、タマゴを私たち1人1人の手に持たせてくれた。

恐る恐る割ってみると、ほぼ完璧なゆで卵だった。

ポケットからビニールに入った塩を取り出して、食べろと勧めてくれたおじさんは、あち、あち、と多分インドネシア語で言いながら、バナナの皮を剥き、それをパンに挟んで行った。

実に見事な光景だった。

こんな風に朝食を作ってもらうのも、食べるのも初めてで、熱いタマゴバナナサンドを食べながらも、足の裏からマグマの熱を確実に感じていた。

おなかと心が一杯になると太陽がたっかく上り始めていた。

なんだか幸せになって、マイケルと2人、帰りはスイス人のカップルに笑われながら、軽石の積もった山の斜面を飛んで降りていった。

柔らかい地面の上を飛び跳ねて下降しているとまるで、月の表面を歩いている気分になって、子供みたいにピョンピョン跳ね続けた。

ずっと背後でおじさんが、深い皺を一杯刻んで笑っていた。
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by yayoitt | 2006-11-30 05:27 | Comments(20)
大自然からの芸術作品
STARLING という鳥がいる。
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日本名は、ホシムクドリ

街の中、散歩中、公園で、どこでもよく見かける鳥である。

単独で見ている鳥であるが、このSTARLING は時に、見事な光景を繰り広げてくれる。

いつか、私もこの目で見てみたいと願っている。

それはまるで、空に描かれる絵画のようであり、自然を舞台にした交響曲でもある。

少し見辛い部分もあるが、その素晴らしさをあなたにも ・・・。

STARLINGS1
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STARLINGS2
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STARLINGS3

by yayoitt | 2006-11-29 05:46 | 愛する動物のこと | Comments(20)
看護学生寮 大奥 の思い出 “ お風呂 ”
80名もの18~21歳の若い女性がぎゅーぎゅーと暮らす古びた寮。

お化粧を覚え出し、週末にはお洒落して出掛けたい、流行の肩パットの入ったスーツを着てみい。

そのくせ、お酒を飲みに行けば飲み過ぎて吐き、苦しむ。

覚えたばかりのピンクのお化粧や、逆三角シルエットのボディコンは滅茶苦茶である。

某CMに出てきたばかりの 宮沢りえ を真似て長い髪が流行ったり、お碗のように膨らむソバージュだったり、若い彼女達の髪はどれも真っ黒で、長かったり刈上げていたりした。
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          ちなみにやっこは石原真理子が大好きで、髪を長くしても太りすぎていて似ても似つかなかった
毎日の授業や実習で汗もかく、できれば朝シャンしたいが忙しい共同の朝はそんな時間も度胸もなく、ただ毎晩7時から9時の間に入れる風呂には欠かさず入った。

風呂は、畳8畳くらいの大きさで、真ん中に湯船、両端にシャワーが3つづつ取り付けられていた。

その日に当番のお部屋の学生が入れた湯は、足すくらいで、2時間そのまま変えない。

9時近くの湯船には、80人分の垢が浮かんでいた。

7時になるとまず、3年生の先輩が2~30人風呂に入る。

その次が2年生、そして最後が1年生。

1年生が急ぎの用事(特にデート)があって、3年生の風呂の時間帯に “ すみません ” と謝りながら風呂に入ることなどあると、それから数日は身の狭い思いをすることとなったものである。
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風呂の使い方には幾つものルールがあった。

1.シャワーを出す時には、大きな声で “ シャワー出します ” と言うこと

(シャワーのお湯が出ると、一時的に他のシャワーのお湯の温度が下がる為、周りの人に知らせるのだ)

2.桶で掛け湯をする時は、“ 上から失礼します ” と言うこと

3.風呂への出入り、更衣室への出入りには必ず、“ 失礼します ” “ お先に失礼します ” と言うこと

4.湯船に入る時にも、“ 失礼します ” と言うこと

それは同級生同士でも、いつの間にかしなくてはならないことから、して当たり前のことに変わっていた。

ギャーギャー言いながら、誰の胸が大きいの、誰の尻はダンボールだのと裸で湯船の周りを走り回りながらも、

湯船に入る時には丁寧に、失礼します、と断わっているから面白い。

24時間 顔をあわせ、毎晩 裸で顔をあわせ、同級生同士はどれほど親しくなり、時に親しくなりすぎて言わなくても良いことを言ってしまったり・・・。

喧嘩あり、笑いあり、涙あり、絶交あり、酔っぱらいありの、その時にはとても外部の人々には語れなかった思い出が、満載なのである。
by yayoitt | 2006-11-28 04:29 | 看護学生寮の思い出 | Comments(12)
看護学生寮 大奥 の思い出 “ お部屋 ”
私の看護学校は、学校と学生寮が同じ建物内になり、全寮制だった。

だから、同市内の学生も、車で30分の隣町の私も、寮に入らなくてはならなかった。

その頃はまだ 看護婦さん が殆どで 看護師さん という名称も使われていなかった。

だから、寮は見事に女ばかり。

高校卒業したての18歳から21歳くらいまでの若い娘さんが常に80名ほど、古い寂れた汚い建物内で匂いを放っていた。

寮は病院の敷地内にあり、向かいには6階建ての新しい病棟が建ち、朝日を遮っていた。

4階建ての築数十年のその おばけ屋敷 は、1階2階が学校、3階4階が学生の生活の場。

部屋は狭くて畳敷き、4人1部屋が普通で、1人1畳分の2段ベッドがある他は、プライベートの空間はなかった。

軋む引き戸を開けて部屋に入ると、小さな玄関にはスリッパをぬぐようになっている。

その、スリッパから足の匂いが届く位置に、1年生の勉強机があった。

机と言っても、みかんの箱に毛が生えたようなゴツゴツの木製で、その上に厚手のカバーを乗せないと字など書けなかった。

机は妙に低くて、座布団の上に座っていても足がしびれて尻までしびれてきたものである。

私物で持っていてよかった物は、本棚1つだったので、自分の本棚と先輩の本棚を上手く組み合わせて、自分の空間を囲う。

玄関すぐに自分の場所を持つ1年生にとっては、常に人が出入りし、それが先輩だとその都度頭を下げなくてはならなかったので、プライバシーも何もなく、勉強にも身など入ったものじゃなかった。
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こうして、狭い部屋の四方に、1年生1人、2年生2人、3年生が1人の4人が生活していた。

何とか作られた部屋の中央の空間には、小さなテーブルが1つ置かれており、夜な夜な お茶会 というものが開かれていた。

先輩がデートの帰ってきて、彼からもらったケーキがあれば、“ やっこちゃん、お茶会しようか ” と誘われる。

1年生、明日がテストでも、“ あ、はい! ” と笑顔でそのまま2時間も夜中まで先輩達の話を うんうん と頷いて聞く。

共同の湯沸しが各階に1つあったので、そこで毎朝、湯を沸かして魔法瓶に入れておくのも1年生だった。

唯一のプライベートと言えるのは、それぞれの手作りのカーテンで仕切られたベッドだった。

とは言え、そこへ辿り着くまでの道程が長くて苦しい。

ベッドは部屋の奥に壁に接して作られており、2段になっていたが、下の段は、そのベッドの前に勉強机を持つ先輩2人で、玄関の1年生は上の段と決まっていた。

だから、好きな時に昼寝など出来ない。

先輩が勉強していれば、そのすぐ横を謝りながら通って、直立した梯子を登って自分のベッドに入らなくてはならない。

夜中に、勉強中に畳の上で大の字になって居眠りしている先輩を起こさないよう、先輩の頭を踏まないよう、先輩の顔をまたいで、ベッドに行かなくてはならなかった。

朝起きて、パジャマから普段着に着替えるのはベッドの中で頭を打ちつけながら出来たが、

朝の掃除が終わり、階下の授業や実習に行くのに、普段着から看護学生のユニフォームに着替えるのは自分の机の前だった。

ユニフォームのスカートを捲り上げ、白いストッキングを腹まで引っ張っている時に先輩が “ やっこちゃん、今日の実習、頑張ってな ” などと背後から声をかけられたりする。

ボロボロで、ジメジメで、ガタガタで、ヒューヒューだったけど、楽しかった。

若くて多感な3年間を、あの苦境の中で過した経験は、一生の大切な大切な 宝石 である。
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by yayoitt | 2006-11-27 06:54 | 看護学生寮の思い出 | Comments(12)
ノーマン、朝食までの長い道程
ノーマン は、食べることが大好き。

何よりも好き。

お散歩から帰ったら、ご飯が待ってる!

ご飯大好き。

ノーマン がご飯を貰うまでには、幾つかの これをしなくちゃいけない ことがある。

だから、それをしている間に、途中で我慢しきれなくって キュ~~~ン と声を出す。

だけど、じらされて、もらったご飯の美味しさは ・・・

1.“ 伏せ ” と言われて。
2.“ お座り ” と言われて。
3.はい食べれるかと思ったら “ ベッド ”と言われて、興奮の余り飛び上がる。
4・ベッドに行く。
5.ベッドで “ 伏せ ”
6.“ おいで ” と呼ばれるもまた “ ベッド ”
7.ベッドから “ おいで ” と呼ばれてご飯を目の前にして “ 待て ” 
by yayoitt | 2006-11-26 21:45 | 愛犬ノーマンのこと | Comments(32)
日常に見つける宝物
仕事に行く時の2階建バス、私の特等席は、大きな窓を望む最前列。

色々な疲れや悩みや悲しみを抱えながら、窓の外を見ていた朝。

バスの前や横を、大きなカモメが数羽、飛び交っていた。

道に誰かが落とした残飯を狙って、車と車の間を飛び交い、下降したりしている、いつもと変わらない何も特別じゃない風景。

一瞬、息を呑んだ

目が釘付けになった。

一羽のカモメが、バスの斜め右前を飛んでいた。

そのカモメの、大きな羽根をゆっくり羽ばたかせて進むスピードと、バスの進むスピードが数秒間同じになった。

そのカモメは、私のまさしく目の前を同じ目の高さで飛んでいる。

それはまるでスローモーションのよう。

羽根の1本1本が見える、羽根へと続く胸からの筋肉が波打って見て取れる。

その左の目が、確かに私の存在を、捉えた!

たったの3秒ほどの出来事だったけれど、しばらく微笑んだまま動けなかった。

一緒に飛行したようだった。

共に経験を共有したかのようだった。

こんな宝物 ・・・。

何物にも代えられない、こんな素敵な宝物 ・・・。
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by yayoitt | 2006-11-25 19:07 | 英国暮らしって... | Comments(18)
Animals in the womb
あなたを愛する理由は数え切れないし、言葉なんかで表わせやしない。

あなたの尊さを喜ぶ理由は数え切れないし、理屈なんかでくくることなんてできない。

あなたの存在そのものが、神秘的で美しいのは ・・・。

あなたという命が尊くて敬うべきであるのは ・・・。

ゾウ はそこで、660日もの時を、鼻を振り回しながら過す。
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イルカ は丸々1年をそこで、心地良さそうに浮かんで暮らす。

ゴールデンレトリバー は、60日ほどをそこで、後ろ足を蹴ったりして遊ぶ。
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クリスマス休暇中に放映予定のテレビドキュメンタリー Animals in the womb からの映像写真

この感動を、あなたにも・・・。
by yayoitt | 2006-11-24 01:06 | 愛する動物のこと | Comments(8)
初めての ・・・ 
いつも私事で心配をかけている皆さんへ ・・・

私も、挑戦してみた。

初めての、これ。

自分の持っているデジカメで、こんなことができるって知らなかった。

見えるかな?

音はないみたいだけど、見えるかな ・・・。

暗いけど、大丈夫かな?

できれば、お詫びに やっこの歌 を聞かせたいのだけれど、

余計に迷惑になるのでまた今度 ・・・。

( ・・・ って、今度でも嫌だね!)



ロージーが来た夜、ノーマンとマイケルと
 
by yayoitt | 2006-11-23 06:31 | 迷い犬、犬のこと | Comments(31)
今すぐ帰りたい
そう、今すぐに ・・・。

帰りたい。

2日間だけで良いから、帰りたい。

帰ろうか ・・・。

帰らなくっちゃ ・・・。

どうしても帰りたい。

どうしても ・・・

どうしても ・・・
by yayoitt | 2006-11-22 04:58 | 遠くにて思う日本 | Comments(36)
Earth Song 地球の歌
Earth Song 地球の歌

たった1つ ・・・。
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by yayoitt | 2006-11-21 07:48 | 愛する動物のこと | Comments(20)