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あの日の言葉
後々になって思い出し それが自分の人生を変えた と気が付く 言葉 があるものだ。

その時に、その一言を聞かなければ、その一言に心動かされなければ、今の自分はなかった、今の生活はなかった ・・・

そんな力を持った 言葉

それは毎日聞くどうってことのないものかも知れない、ただ、その時のタイミングや気分、状況によって、心が激しく動かされることがある。

私にも、そんな 言葉 がある。

振り返ってみると、今のこの生活、私自身は、その言葉がなかったら存在しなかったかもしれない。

全てが今とは違っていたに違いない。

ノーマンにも出会えていなかっただろうし、ここに私の生活はなかったはずだ。

26歳の初秋 ・・・ ちょうど今から11年前

その時、地元で付き合っていた男性とは、何となくこのまま結婚するだろうとか、結婚したら彼の家に入って彼の仕事を手伝うのだろうとか、ぼんやり信じていた。

緩やかな波が幾つも繰り返されるような平凡で静かな毎日、それが幸せだった。

仕事とデート、仕事とデート、独り暮らしをしながら、彼とは出来るだけ毎日でも会っていたかったその頃。

大きな夢や望みも忘れ、結婚式の招待状のデザインまで独りで具体的に思い描く日々だった。

私の住むアパートは、城山という高山城跡の中腹、車が入らない細い道を上がった所にあった。

夕焼けが入って座り込む大きな窓、見下ろす市内を遮る雑草と虫たち、小さな部屋だったけど大好きだった。

休日には、朝食の前に城の散歩道を歩いて、数ヶ月も先のクリスマスに向けてリースを作る為に枝を拾い、帰って来て布で濾したコーヒーをすするのが幸せだった。

夜にはボーイフレンドに会うけれど、夕暮れが妙に寂しかった。

忘れられない人を忘れる為に、必死にその恋にしがみついていたこともあったけれど、私はいつも彼との関係を、早く早くと急いでいた。

残暑が皮膚を刺す感じを楽しむよりも、落ちかけた夕陽の温かさをいつまでもポケットに入れて放せないでいた。

ある日曜の午後 ・・・。

山のアパートに向う小道のぐねりを私は、ボーイフレンドと歩いていた。

何か小さなことで口論していたらしかった。

彼が言った。

 “ あんたさぁ、なんか、自分でやりたいことってないの?枝拾ったりさ、最近のあんた、暗いよ ”

立ち止まった坂の脇には、お地蔵さんが立っていた。

稲妻のように胸を打つ言葉があるとすれば、まさにその時の私に、その言葉が何万ボルトもの勢いで落ちた。

悔しいとか悲しいという気持はなく、ハッとして、目が覚めた。

その夜に、独りの部屋で電話帳を広げ、あいうえお順の一番最初の英語塾に電話してクラスへの参加をお願いしていた。

そして、初めての英会話クラスの夜に、その英語塾が斡旋している語学留学の話に胸を躍らせ、1ヵ月後には留学準備を整えて、職場に退職願を出した。

彼のあの一言が、全てを変えた。

私が忘れていた、夢、望み、それを呼び起こしてくれた。

あの秋も入り口の緩やかな西日の温かさ、平穏よりも欲望を選び取った。
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初めの一歩を踏み出す勇気、年齢という見えない壁、さまざまな柵(しがらみ)、そういうものを脱ぎ捨てるのには力がいる。

その力を、たった一言が、私に与えてくれた。

そこから全てが変わる 言葉 あなたにもそんな 言葉 がきっとあるのではないだろうか ・・・。
by yayoitt | 2006-08-31 02:49 | 思い出 | Comments(14)
がんばる女の子たち
私の周りには、すっごく頑張る 女の子たち が一杯いる。

スコットランドでは、幾つになっても女性のことを GIRL と呼ぶ。

あたしも、そして40になっても50になっても、みんな 女の子 だ!!

ゴーゴーガール!

こんな女の子達を、私は心から、応援したい ・・・ 。
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ある女の子は、初めての留学を目前に、今まさに最初の一歩を踏み出そうとしている。

ある女の子は、遠距離の彼に心を揺らしながら、満員電車で汗だくになって会社に行く。

ある女の子は、自らの身体を痛めながらも、愛する犬たちを持ち上げている。

ある女の子は、コツコツと、捨て犬や見放された犬猫の為に知恵と労力を振り絞っている。

ある女の子は、良妻賢母の傍ら、自分の見続けている夢を今、現実にしようとしている。

ある女の子は、とっても前向きに生きている。

ある女の子は、前向きって、どっちが前でどっちが後ろかわからない、と悩みながら生きている。

ある女の子は、温かい木漏れ日の下で、青空見上げて飛行機を見つめている。

ある女の子は、自転車をこいで、銀の細工を作る為に大通りを抜けていく。

ある女の子は、毎晩スクリーンの前で、大好きな少年の笑顔を見て、溜息を吐いている。

ある女の子は、新しい仕事を控えて、ドキドキ胸を弾ませている。

ある女の子は、いつこの仕事を辞めてやるかと、毎日、考えながらボードを叩く。

ある女の子は、出迎える猫を踏みそうになりながら、1人の部屋の電気を点ける。

ある女の子は、去り行く人の背中が、どこにも見えなくなるまでずっとずっと泣いている。

ある女の子は、割れた茶碗を拾いながら、これで良いのだろうか?と立ち止まる。

ある女の子は、おはよう も言わなくなった息子のシャツの、取れかけたボタンを縫い直す。

ある女の子は、テーブルに肘をついたまま、玄関の揃った靴を何時間も眺めている。

ある女の子は、自分で自分自身を痛める。

ある女の子は、嘘でまた、嘘を繰り返す。

ある女の子は、朝まで踊る。

ある女の子は、昨日も帰って来なかった。

ある女の子は、もうすぐスコットランドにやって来る。

ある女の子は、スコットランドから去って行った。

ある女の子は、布団の中で膝を抱える。

ある女の子は、隣で眠る生まれたばかりの我が子を見つめる。

ある女の子は、夢を見る。

ある女の子は、夢から覚めて愕然とする。

ある女の子は、愛する人の欠片を探す。

ある女の子は、今日もまた、1人の部屋の電気を消す。

ある女の子は、今夜もまた、電気が消せずにいる。

ある女の子は、泣いている。

だけど、女の子は、彼女だけに与えられた人生を、必死に生きている。

ゴーゴーガールズ!!

あなたの一生、悩みながら怯えながら震えながら生きている、それだけであなたは、本当に輝いている。
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by yayoitt | 2006-08-30 04:11 | 英国暮らしって... | Comments(20)
一枚の写真に心癒される
今日は、バンクホリデーで看護師は皆お休み。

獣医師の診察はいつも通りに入っていたので、どうせ暇な私は、仕事をすることに・・・。

むっちゃくちゃ、忙しかった。

朝8時半から夕方5時まで、ずっと動き回っていた。

電話の数は、まさに星の数ほど・・・。

その応対を普段なら3~4人でするのに、今日は私一人で全部した(鼻息!)。

電話のシャワーの間に、窓口で応対、救急患者を受け入れたり、薬を作ったり、ワンコの体重計ったり・・・そして手術の介助もした。

我ながら、かなり頑張った。

椅子に座って休む時間がなくて、立って歩きながら、また、手術後のグレイハウンドを撫でながらお昼を食べた。

どっぷり疲れたけど、質の良い疲れだって言える。

家に帰って来て、のろのろ出てきたノーマンと、赤ちゃんの時に切ってある短い尻尾を振り振り出てきたクライド(マイケルのお客さんのアメリカンコッカー)をひとしきり撫で、そしてインターネットに向った。

( お!マイケルにも Hello! 言って・・・ )

そこに届いていた1枚の写真つきのメール、京都の姉からだった。

内容は何もないけど写真だけ。

わたし、曾叔母さんに、なった。

H菜に、女の子が生まれた。

H菜、おめでとう!

H菜、そしてM君、本当におめでとう!!


本当に本当に、素敵なニュースを、ありがとう!
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by yayoitt | 2006-08-28 02:41 | 遠くにて思う日本 | Comments(18)
1つの詩と1つの物語
               DOGS LIVE HERE

もしもあなたが、お手と、振り回すシッポで迎えらるのが嫌ならば、

この中に入らないで、ここには犬が住んでいるのだから。

もしもあなたが、冷たい鼻や濡れた舌の感触が嫌いなら、

この中に入らないで、ここには犬が住んでいるのだから。

もしもあなたが、ちぎれたり汚れた玩具を跨(また)いで歩きたくないのなら、

この中に入らないで、ここには犬が住んでいるのだから。

もしもあなたが、家とはいつも香水の香りがしているものと考えているのなら、

この中に入らないで、ここには犬が住んでいるのだから。

でも、もしもあなたが、これらのこと全てを受け入れられるのなら、

この中に入った瞬間から、あなたは愛されるだろう、

何故なら、ここには犬が住んでいるのだから。
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Daved Lester


                     子犬売ります


小さな店の軒下に、かわいらしい仔犬の絵が描かれた看板がぶら下がっていた

 “ 子犬売ります ”

そこに、1人の小さな男の子がやって来て、“ おじさん、仔犬を幾らで売ってくれるの? ” と尋ねた。

ご主人は答えた。 “ どなたにでも、30ドルから50ドルでお売りしますよ ”

男の子は、ポケットに手を突っ込み、“ ボクは今、2ドル30セントしかないんだけど・・・。どうか、子犬を見せてもらえますか? ”

ご主人はニッコリ笑うと、口笛を吹いた。

すると店の奥の戸が開き、通路を女性店員に連れられて、5匹の毛のかたまりのような仔犬達がコロコロと歩いて来た。

その中の一匹、傾きながらとてもゆっくりと歩いている・・・男の子はすぐにその仔犬に気が付いた。

 “ おじさん、あの仔犬はどうしたの?”

ご主人は、仔犬を獣医に看て貰った結果、臀部の骨の受け皿が元々ないということで一生走れないし傾いて歩くのだ、と説明した。

すると、男の子はとても興奮して “ 僕が欲しいのは、この仔犬だ!” と叫んだ。

ご主人は少し困った顔をして “ 坊や、坊やはこんな仔犬を買いたくはないはずさ、もしも坊やがどうしてもこの仔犬を欲しいというんだったら、おじさんはただで坊やにこの仔犬をあげるよ ”

男の子はとても悲しそうな顔になり、ご主人の目をジッと見つめて、人差し指を立てながら言った。

 “ ぼく、おじさんからこの仔犬を、ただでもらいたくなんてないんだ!この仔犬は、他の仔犬と全くおんなじ、1セントも違わないんだ、ぼくはちゃんとお金を払うよ!

   今持ってる 2ドル30セントを今日は払って、この仔犬を買えるまで、50セントづつ払いに来るよ!”   

困ったご主人は、優しく話しかけた。

 “ 坊や、坊やは本当にこんな仔犬を欲しいとは思わないだろうよ・・・だってこの子は一生、他の仔犬のように、ジャンプしたり走ったり、坊やと一緒に遊ぶことが出来ないんだよ・・・”

それを聞くと男の子は、腰を屈めて自分の左のズボンの裾を捲り上げた。

その足は、ひどく曲がって縮んでおり、大きなメタルの支持板が取り付けられていた。

そうして男の子はご主人を見上げると、柔らかい声でこう言った。

 “ ほらね、どうせぼくは上手に走れないし、それにこの仔犬には、誰かちゃんとわかってくれる人が必要になるはずだよ ”
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DAN CLARK,from Chicken Soup for the Soul
by yayoitt | 2006-08-27 01:54 | 迷い犬、犬のこと | Comments(10)
週末は大忙し こんなのって充実してて良いかも
今週末は、英国(特にイギリス)の ロングウィークエンド(長めの週末) である。

月曜日が バンクホリデー(公休日) で、多くの人々が土曜 日曜 月曜の3日間お休み。

スコットランド の バンクホリデー は、イギリスのそれと異なるので、この週末は通常の会社などが殆どだ。
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我が動物病院のバンクホリデーは、ある一枚のカレンダーに従っている。

このカレンダーが、スコットランドのではなくイギリスの製薬会社のものなので、数えるほどの公休日はイギリスのもの。
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だから、今週末は、ロングホリデーのはずである。

うちの病院、ホリデーと言っても看護師が休むだけで、獣医師は通常通りに朝から晩まで働く。

でも、看護師がいないので、電話の応対も獣医師がしなくてはならないし、手術は予約させられない。

ところが、月曜日がバンクホリデーだとすっかり忘れていた数週間前に、既に手術の予約が1つ入ってしまっていた。

また、看護師無しで丸一日、普通に休む時間なく予約が入っている獣医師、どう考えても大変だ。

私は、土曜日の午前中だけ時々、仕事をする。

昨日の土曜日も仕事だった。

土曜は基本的に診療のみ(救急の手術以外)なので、主に窓口の応対と調薬、そして電話番だ。

獣医師が、“ もしも興味があれば、あくまでも良ければだけど、月曜日、働かないか? ” と丁重に聞いてきたので、2度返事でOKした。

以前にもバンクホリデーに働いたし、今回は手術もあるし、誰かいないととても困る。

獣医師が私に、土曜やバンクホリデーに働く気がないか尋ねる時、私はいつも決まってこう答える。

 “ もちろん!!サンキューは、こっちが言わなきゃならないんです。だって、旦那と離れる時間を作ってもらえるんだから!! ”

そう、長続きの結婚の秘訣は、なるべく一緒にいない時間を作ること と信じている 私たち夫婦

忙しいけど、時給は倍だし(これは魅力的)、なんだか必要とされて働くのって嬉しいから、こんな週末、時々なら、充実してて良いかもな・・・って思う。
by yayoitt | 2006-08-26 19:58 | 動物病院での出来事、仕事 | Comments(14)
私にとって、そんなことはどうでもよいこと
動物病院の窓口に、16歳のZiggy(ジギー) を抱えて、Mr.G が立っていたのは火曜日のことだった。

Ziggy は毛の長い、ベアデットコリーとテリアか何かのクロス(混血)らしかったが、定かではない。

Ziggy を抱えて立っていた Mr.G は、30後半から40代くらいで、顔に大きな傷がある背の高い男性、タバコの匂いが窓口からでも鼻を付く。

彼の横には、白髪の上品そうな老女が杖を突いてひっそりと見守っていた。

Ziggy は、うちの病院の患者ではないが、白髪の女性(Mr.Gの母親)の飼い猫がここに登録されているクライエンツであった。

普段、Ziggy は病気になると、PDSA(英国のチャリティー、お金を払えない人のペットの為の動物病院・・・予防医療はしない治療のみであるが、全く無料である)に連れて行ってもらっていた。

Ziggy のご主人 Mr.G は何らかの理由で生活保護を受けているのだ。

この日、突然立つこともできなくなって呼吸も荒い Ziggy を抱えて Mr.G はまず PDSA に走ったが、すぐに見てもらえなかったと言うことで痺れを切らし、自分は払うお金などないけれど、年老いた母親に相談し、彼女の紹介で、この病院にやって来たのだった。

臨時で週に数日だけ働いている獣医師が、たまたまフリーだったこともあって、待つことなく、救急患者扱いで診察してもらえることとなった。

Mr.G はしっかり Ziggy を両手で抱きしめ、診察室に入って行った。

血液検査の結果、今まで見たことないほどにひどく進んだ腎障害(多分、加齢によるもの)が示された。

血液検査の結果を Mr.G は聞きながらその場で、瞬きをするだけで殆ど動かない Ziggy と お別れ をする決心をした。
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Mr.G の腕の中、Mr.G を見上げながら Ziggy は、荒い呼吸を静かに止めた。

私は、血液検査の時からずっと Mr.G と Ziggy と一緒にいたので、涙が出て仕方がなかった。

Mr.G は診察室を出る時に “ Ziggy は、僕の椅子の上で生まれたんだよ ” とだけ言い、強いタバコの匂いと、まだ温かい Ziggy の身体を残して去って行った。

 “ 普通に火葬して下さい ” とのことで、安楽死の処置の分は全て、付き添いで来た彼の母親が支払った。

Mr.G の背中に、気の利いた言葉も何も言えずに、しばらく涙が止まらなかった。

16年、ずっと一緒にいた愛犬と別れる辛さ、そして15分前に、温かい Ziggy を抱えて歩いて来た道程を独りで帰る寂しさ ・・・。

それを考えるといつも、泣けて仕方がない。

一見、強面(こわおもて)で、タバコの匂いが染み付いたシャツを着て、腕には質の悪い刺青がある Mr.G 。

愛犬を、お金を払って普通の病院で見てもらうことも出来ない Mr.G 。

その数時間後、Mr.G から電話があり、“ 普通の火葬にして欲しい と頼んだが、それでは何かいけないような気がする、やはり灰を戻して欲しい ” との依頼であった。

灰を戻すのと戻さないのとでは少々値段が違ってくる、がしかし、既に母親に頼んで、その分も彼女が払ってくれることとなっているとのことだった。

その時点でスタッフの中では Mr.G のような人が、あの上品で裕福な母親の息子であるということが不思議だ、とか、もう1人の息子は、もっとまともな人間だ、という会話が交わされていた。

だけど、私は知っていた。

Mr.G がどんなに Ziggy を心配して待ちきれずにここへ運んで来たかということを ・・・ 。

Mr.G が涙を必死に押し込めて、彼を置いて去りゆく Ziggy を見つめていたかを ・・・ 。

僕の椅子の上で生まれたんだよ、と泣き笑いを浮かべて 診察室を出て行った Mr.G を ・・・ 。


人間って、悲しい。

職業とかお金のある無しだとか、教養だとか育ちだとか、そんな上っ面なことでよく、人を判断してしまう。

だけど Ziggy にとって、Mr.G がお金持ちではなく生活保護を受けていたであろうと、働いていなかろうと、顔に傷があろうと、そんなことはどうでも良いことだった。

ペットにとって重要なことはただ1つ。

          あなたが、ぼくを見つめてくれているかどうか ・・・

ご主人が愛してくれるか、餌をくれるか、寝床を与えてくれるか、時々歩かせてくれるか、それはご主人の目を見たらわかる。

あなたが、ぼくを愛してくれている ・・・

その他のことは、ぼくにとってはどうでもよいことなのだ。

あなたがどんな風貌であれ、どんな生活をしているのかとか、他の人からどう思われているかなんて ぼくは気にしない。

だってぼくは、あの日、あなたに巡り会ったその時から、あなたを愛して止まないのだから ・・・。
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昨日の午後 Mr.G が病院に来た。

Ziggy(の灰) が戻って来たのだ。

小さな箱に入ってしまった Ziggy を抱えて、母親からもらったであろう札束を数えて手渡す Mr.G に、その後どうしているかと尋ねた。

Mr.G は、悲しそうに笑いながら、ポケットから白い封筒を、タバコのヤニが染み付く手で取り出して私に差し出した。

それは6枚ほどの写真だった。

元気な頃の Ziggy が、写真の中で笑っていた。

Mr.G は言った。

 “ Ziggy が元気だった頃、どんな風だったかっていうのを、見せたかったんだよ ”

野原で、ぼさぼさの毛が目を覆い、大きな口を開いて笑う Ziggy は、本当に幸せそうだった。

Thank you を繰り返し、寂しそうに Ziggy を抱えて帰る Mr.G の後姿を、夕焼けが追っていた。  
by yayoitt | 2006-08-25 21:48 | 動物病院での出来事、仕事 | Comments(24)
おならの話
おなら って、不思議な存在だな~って思う。

おなら ・・・ 身体の自然な現象であるのに、それを皆が隠して話し合わないし、恥とか笑いの対象になってしまう

これは 匂い と  という 笑い と  のつぼを思い切り押してくれる要素を含んでいるからだろうか ・・・?

匂い がマグノリアの香りで  が琴のような音色なら、誰もが喜んでそれを聞きたい、嗅ぎたい、と思うだろう。

でも、(敢えて説明しなくてもおわかりだろう)あの匂いと音だから おなら ってかわいそうだ。

かわいそうだ、とは言え、結構、笑いや微笑みを導いてくれ、ムードを和ませてくれる、人間関係の柔軟材 ・・・ 言い過ぎか?
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何故、突然に おなら の話を持ち出したかと言えば、普段から おなら に興味があるのはもちろんだが、今日の同僚との話題からである。

同僚の看護師 A嬢 と おなら の話になった。

彼女は旦那の前で平気でおならをする、と言った後、“ わざと顔の前でする ” と言ったので2人で腹を抱えて笑った。

私に、同じことをするか?と聞いたので、顔の前ではしないが “ 握りっ屁はする ” と応えてまた笑った。

そして、病院で働いている時に おなら をしたくなったら、人気のない中2階(手術室や犬のケネルがある場所)に行ってする、と2人の意見が一致して、涙流して笑った。

獣医師のB先生 の おなら を聞いたことがあるか?と聞かれたので ある と答えた。

今まで2回ほど、聞いていた。

A嬢 は B先生 が彼女の前で平然と おなら をした時、必ず “おお?” と反応するらしい。

私的には、もしも私がうっかりと誰かの前で 放屁 した時に、相手が “ あれ? ” などと反応してもらった方が嬉しい。

そのくせ私は誰かが目の前で おなら した時には、黙って聞かなかった振りをしてしまう。

多分その おならしちゃった人 と そのおなら聞いちゃった人 の関係や関係の深さもあるだろうが、相手が誰であっても、お互いに “ おや、失礼 ” と笑えるくらい おなら に対しては寛容があると良いな、と思う。

夫婦で おなら を相手の前ではしない、という友人を、仙人のように眩しく見つめた覚えがある。

うちの母親 は  と一緒の部屋にいて おなら がしたくなるとトイレに急ぐのだが、大抵は立ち上がった時点で腹圧がかかり ブッッ 、そこで彼女は笑ってしまうから結局は 寝転ぶ父の頭の上くらいで ブブブブッッ ビッッ ということになる。

誰もがいつでもどこでもしてしまう、しなくちゃならない おなら なんだけど、それが自然に出来ないのって、やっぱり辛い・・・。

おなら にはオープンの A嬢 が、同僚の女性 I の おなら を聞いてしまった時の話 ・・・。

I は A嬢 と会話の最中だったらしいが I の おなら を聞いたすぐに、いつもと同じ反応で、“ おお?? ” とちょっとふざけて言ったそうだ。

が、 I はそのまま、今した おなら のことには触れずに、話し続けたらしく、A嬢 がとても恥ずかしい思いをすることとなった、と言っていた。

今日の A嬢 との おなら の話題の締めくくりは、人によって おなら の受け止め方は違うから、気を付けないといけないね ・・・ ということだった。

文化が違えば おなら に対する対応も少しばかりは違うものの、基本的な部分は一緒だなぁって思った。

おなら の受け止め方、人によって違うからこそ、興味深い。
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by yayoitt | 2006-08-24 02:58 | 英国暮らしって... | Comments(29)
あっけないっすよね、文明なんて ・・・
ここで出会ったお友達の1人 みるくままさん に教えてもらった日本の CM

ちょっと、感激しました。

何もかかももう遅い、手遅れなんだけれど・・・。

でも、こうやって斬新な表現で訴えようとする姿・・・。

サイトでしか見られませんが、なんか、感激しました。

文明なんてあっけない、飲める水はもうないし、逃げる場所は何処にもない、蒔いた種を刈り取るだけ・・・。

八月の虹
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by yayoitt | 2006-08-23 04:22 | 愛する動物のこと | Comments(11)
一大決心の挑戦 やってみるか!
愛する動物の為に、こんな無力で無能な私に、一体何が出来るだろうか・・・。

せめて、宝くじに当たったら(というか、宝くじに当たるのを、せめて、と言うところでもはや非現実的なのだが)、ドカンとチャリティーに寄付できる。

しかし、宝くじ自体を買っていないじゃないか・・・。

その日暮らしの生活の中で、私が何かできること・・・。

愛する者の為には苦労しても良い、彼らの為なら身体を張って、労を尽くしたい。

ならば・・・。

やってみよう!!

・・・ と言うことで。

                  10月15日 日曜日 
やっこ The Forth Rail Bridge 懸垂下降(アブセイル) に挑戦 !!!


SSPCA (スコットランド動物虐待を防ぐ協会)の催しの1つ。

この 挑戦 にあたって、スポンサーを集い、そのスポンサーから集まったお金が全て、SSPCAに寄付される。
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私は、高所恐怖症というよりも、夢に見るくらいに  が怖い。

特に、下が見える橋を歩くと考えただけで気が遠くなる。

義理の姉に話したら “ バカ ” だと真剣に言われた、が、そんな自分自身とのちょっとした戦いでもあるこの挑戦。

愛する者の為に、やり遂げてみせるぞ~!

とりあえず、気が変わらぬうちに今日、申請書を申し込んだ。

もう、考えただけでドキドキしている。

果たしてやっこ、橋の途中まで渡り、ちゃんと降りられるのか??
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by yayoitt | 2006-08-22 02:59 | 愛する動物のこと | Comments(30)
至福の時
ミルクチョコレート が三度のご飯よりも大好きで、レストランに行けば クリーム をたっぷり使った料理ばかり選んでいた 乳製品女 ・・・。

3月の誕生日から ヴィーガン人生 を選んだものの、やはり、ミルクチョコレートやミルキーなチョコレート菓子が恋しくて溜まらなかった。

今までの5ヶ月を、色んな乳製品を使わぬ甘いお菓子(クッキーやビスケット)を探して試して、これ!というものに出会えずにいた。

が!

数週間前に、いつも行く 大手スーパーマーケットTESCO にて、衝撃的な出会いすることに!!

それまでなかった新しいコーナーが出来ていて、そこにあるのは全て、乳製品を使わないお菓子や、麦を使わない食品など、食事制限している人々へのお菓子類であった。

その中での衝撃的な出会いというのが ヴィーガン用お菓子類 の中から選んだビスケット。

なんと ブルボン の商品だった。

チョコクリームがビスケットの間に挟まっているが、このビスケットもクリームも、乳製品が使ってないとは信じがたいくらいに、甘くて口の中でとろけるのである・・・。

毎回、口に入れる度、思わず目を閉じて “ ハラホレハリヘラへ~~~ ” という気分になる。

これを、コーヒーと一緒に頂くのがまた、良い。

コーヒーに、ビスケット全体をちょっぴり漬けて、熱いコーヒーにビスケットが溶けて壊れる寸前に口に運ぶと ・・・。

 “ アラハレホレハリフワリラヘ~~~~~ ”

天にも昇る思いである。

10枚で £1.35(300円くらい) は、ビスケットにしてはちょっと高めだが、この満足感に払うお金がこのくらいなら、痛くも痒くもない!!

しかも 日本の会社ブルボンの商品!!
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週に1度、1箱だけ買う。

それを5日間で食べ終わる。

週初めの月曜日の今日、いきなり3つも食べた私は、金曜辺りにちょっと苦しむ。
by yayoitt | 2006-08-21 03:01 | ヴェジタリアン ヴィーガン人生 | Comments(24)