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おったか帽子
クリスマス前に病院の同僚2人と出掛けた夜店。

ドイツのクリスマスマーケットを見て廻り、スコットランドのクラフト店を一軒一軒、ひやかしながら歩いた。

その夜は風があって気温が低く、また、3人で観覧車(窓が無く早く廻る)にも乗ったので、とっても寒かった。

ある手編みのクラフト店で、犬やゾウや、ペンギンのかぶりものをかぶってぎゃははと笑っているうちに、

その店にある、色々な帽子が目に入り、次第にそれぞれが真剣に、1つ、また1つと帽子を手に取り、かぶっては鏡を覗き始めた。

私は、すぐに一点の帽子に目が走り、素早く身に付け同僚2人に見せると同時に、彼女達が “ いいよ~ ” と言うのを確かめ、身体をひるがえし “はい、6ポンド!” と購入していた。

それからは、ずっと気に入ってかぶっている。

気が付くと、この形の帽子、街で結構沢山の若い子達がかぶっている。

でも、同じ形のどの帽子を見ても、私はこう、つぶやくのだった。

 “ 私の、この帽子が、一番、かわいい ”

色が好き、パターンが好き、そして何より暖かい。

耳とおでこが当たる部分だけフリースが施されていて、痒くないのが思いやりがあって良い。

この冬、一番のお気に入りである。
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by yayoitt | 2006-01-31 04:01 | やっこのファッション | Comments(11)
センセイの鞄
先週の木曜日、仕事帰りに図書館に寄った。

久し振りの図書館には、日本語書籍が1つの本棚に一杯ある。

どの本を借りようかな?Mちゃんが薦めてくれた “ワイルドスワン上下” にするか?

最近、結構気持ちが沈みがち、重くなりがちだったので、上下を読破する力がないと自己判断した私。

ワイルドスワンを棚に戻す代わりに手に取った本、3冊...

サザエさん(英文訳)、
群ようこ の 人生勉強

そして、川上弘美 の センセイの鞄
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群ようこはよく知っているし読んだこともあったが、この、川上弘美、センセイの鞄 は、聞いたことも見たこともなかった。

ドキドキしながら、昨日までに読み終えたサザエさんと人生勉強をテーブルの端に追いやり、カウンターに乗せていたセンセイの鞄を手に取り、読み始めた。

文章の感じが、私はとっても好きだ、と初めから思った。

検索すると、ドラマにも映画にもなっているではないか!

しかも、小泉今日子が出ているし...

ああ、もう今夜読む時からもう、月子さんは、私の頭の中では小泉今日子である。
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生活の後ろで出番を待つ、年の暮れ日本に帰っていたHちゃんに頼んで買って来てもらった本も2冊ある。

Hちゃんは、落合恵子の本なら何でも良い、という漠然とした私のお願いに、見事今まで読んだことない2冊を選んで買って来てくれた。

午後の居場所でと、人生案内―自分を育てる悩み方

寒い2月を、ヒーターの前にお尻突き出し、時々“あちち”とうろたえながら、読書にふけられそうである。

嬉しい...
by yayoitt | 2006-01-30 05:19 | やっこの思想 | Comments(10)
緊急ダイエット施行せよ
それは去年の4月のこと...

ダイエットをしよう!と誓ったのは...

それから10ヶ月...

私は今再びダイエットを誓っている。

クリスマス、正月、冬、ストレス...いろんなことが重なり私の顔は、真四角です。

本当に、真四角です。

金正日かやっこか、と言われるくらい、真四角です。
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前髪を作ったので、今の私はちょうど、こんな感じです。
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本当、です。

どうにか、しなくては!!!
by yayoitt | 2006-01-29 02:30 | やっこは、こんな人 | Comments(16)
ジャパニーズワイヴズ
今日、マイケルはダンディーの両親の所に泊まりで出掛けた。

おっかさんが車椅子生活なので、24時間介護をしているおっとさんを休ませる為に、彼と彼の姉は、交互に2週間おきくらいで週末、実家に帰る。

私も一緒に帰るとなると、ノーマンも一緒で、大移動となってしまうので、私は普段留守番である。

ことに、この週末は、郊外にご主人とキャバリア犬と一緒に暮らす日本人の友人Hちゃんから招待を受けていたので、私としては喜んでお留守番だ。

インドカレーを作ってくれる、というHちゃん達の家に集まったのは、市内に住むTちゃんとパートナーのG、同じく市内に住むYちゃん(彼女は旦那さんを家に置いてきていた)、それぞれ車でやってきた。

私は、前もってノーマンを、普段なら40分ほどの散歩を今日は1時間歩かせ、疲れさせて、Tちゃんの車(GFタクシー=運転するGのイニシャル)に乗っけてきてもらった。

さすが本場のインド人が作るだけあり(え?誰がインド人??)、インドカレーは美味しかった。

前菜にはジャガイモカレーやチーズを中に入れた 揚げしゅうまい、メインのカレーは、甘いチキンコルマとスパイシーなヴェジタブルカレー。

ご飯は、Yちゃんがこの晩 家から持って来た炊飯器で炊かれていた。

とにかく ... 美味しかったです

しかも ... ヴェジタリアンは私1人だったのですが、わざわざヴェジタリアン用に準備してくれていたその心が、嬉しかったです

ヴェジタリアンでいると、お呼ばれの時にこうして、迷惑かけます...

この日本人の友人メンバーは、よく集まるのだが、今まで一度も、記念写真を撮ったりデジカメで撮ったりしたことがなかった。

ところがこの夜、初めて、デジカメで写真を撮った!!

しかも記念写真ではなく、個人の写真...。

Hちゃんが日本から持って来た、バカ殿のづら があったので、皆がそれをかぶり、アイーンポーズで撮った。

何故に日本からこんな物を買ってきたのか、つぶさずに、どうやって持って来たのか、かぶってきたのか、色々聞きたいことはあったが、皆のバカ殿顔が可笑しくてそれどころじゃなかった。

どうやら、Tちゃんと私が一番、似合っていたらしい。

HちゃんとYちゃんは、そのづらでも、かわいかった ... くっ!なんでじゃい。

私達は食べ、語り、笑い、叫び、頷(うなづ)き、ちょっとだけ涙し、踊り...

それを見ながら英国人2人(TちゃんのパートナーG、Hちゃんのご主人M 2人とも日本語流暢)は微笑んだり、眉間に皺を寄せたりしていた。

特に、私達が へ~、ほぉ~、ふぅ~ん、はぁはぁ と日本人全員で頷いていると、“どうして ひぃ と、感心する人はいないのか?”という話になり、

それからは、頷く度に、ひぃ~ひぃ~を繰り返した。

ひぃ~と言いながら、ひぃひぃ笑う私達...

やっぱり、日本の笑いが大好きだ。

日本の友が大好きだ。

日本のバカ殿、大好きだ。

キャバリア犬の麻呂の体が伸び切ってきた頃、笑い皺を伸ばしながらHちゃん夫婦にお礼を言い、Yちゃんはニアミスで炊飯器を忘れそうになりながら、星空の広がる外に出た。

最初から最後までこうやって笑える夜...日本にいた頃は一杯あっけどそれが普通だったんdなろうな。

最初から最後までこうやって笑える夜...ここで生活しているととても貴重で、本当に大事にしなくては、ってしみじみ、思った。

帰り道、去年のユーロヴィジョンのCDを聞きながら、Tちゃんの運転でエージンバラに帰ってきた。
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TIタクシーの運ちゃん、ごめん!お金払い忘れたけど、往復1万円って、それは高いわ...
by yayoitt | 2006-01-28 18:49 | 英国暮らしって... | Comments(9)
THANKS
いつも人に迷惑をかけ、心配をかけ、甘ったれているのです。

優しい人々の言葉に、嬉し泣きしながら、結局は自分の弱さをかばっているのです。

基本的に、自分勝手なのです、私という人は...。

 “ 人間嫌いだ ” などと叫んでみても、側に誰かいないと、優しい言葉がないと、やっていけない。

格好付け(かっこうつけ)なんだろうか、私は...。

いつも人に助けられ、躓(つまづ)いたら肩を借り、埃を払ってもらい...。

ずっと、“ ありがとう ” を懐に抱えて生きているのです。

誰かの、助けが、言葉がないと生きられない、弱い私です。


こんな、はなったれ の私はあなたに、ありがとうの気持で、一杯です。
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by yayoitt | 2006-01-27 05:09 | やっこは、こんな人 | Comments(13)
アニヴァーサリー
今日、1月26日は、8年目の結婚記念日。

そんなのに、昨夜の私は泣いてばっかやった。

自分の手の届かんことに悲しんで腹立てて、PCの前で、デスクを叩いとった。

でも、一番近くの大~切なことを、もっと思いやらんと、って反省した。

鼻水垂らして、まぶた腫らしとっても、正面から見つめてくれる。

一緒に泣きはしんけども、同じ痛みを感じとってくれる。

何か ... ほんとに ありがとな。
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by yayoitt | 2006-01-26 08:02 | 国際結婚って... | Comments(23)
保健所の犬達 今の生の姿
大事なお友達のサイトで紹介してあったサイトです。

何も言いません。

ただ、目を反らさないで、見てみてください。

http://marico247.seesaa.net/article/12158871.html

真実を...

by yayoitt | 2006-01-25 07:10 | 保健所の動物のこと | Comments(14)
見守られる自殺
イギリス人 Anne Turner (アン ターナー)67歳 が、スイスはチューリッヒのアパートの一室にて、家族に見守られる中、自殺をした。

それは、静かで穏やかで安楽な死であったと言う。

彼女は、ある脳の病気 progressive supranuclear palsy (PSP) を抱えていた。

既に嚥下が困難になり、歩くのは杖がなくてはならず、お風呂に入るのには必ず誰かの介助が必要であった。

この自殺前に、記者に対して彼女は言っている “もうこれ以上、人の世話になって暮らすのが嫌なんだ”と。

また、先に亡くなった夫(やはり脳の病気で最期は何一つ自分で出来なくなって亡くなった)のようになりたくないと、一度、自殺未遂をしていた。

今回、この自殺が、前回のように失敗に終わることが無いようにと強く願ったのであった。

昨日、彼女の67歳の誕生日の前日に、息子 Edward 39 と 娘 ソフィー 41,  ジェシカ37 に付き添われてチューリッヒは、クリニックの一部であるアパートに入り、最期の時を共に過した。

母親と3人の子供達は、最後の晩餐をレストランで楽しんだが、シャンパンを空けた頃から、皆が泣き出したと言う。

アパートでは、最期の2時間ほどを、彼女の子供3人と共に座って、話をし、幾つか冗談を言ったり、歌を歌ったりした後、彼女は、薬を飲んで、眠りながら徐々に逝ったという。

誰かの自殺を手助けするのは、英国では禁固14年に至る犯罪とみなされている。

しかし、2004年にはおよそ3千人の患者が、医師の助けを得た違法な死を助けられた、と報告している。

安楽死を法的に認めるヨーロッパの国のうち、この、スイスの Dignitas (もともとラテン語で尊厳のこと)ではこれまで、何十人もの難病と闘う英国人患者が協力を得て自殺をし、またメンバーになって自殺を...と望む人々が数百人はいる。

昨日、母親の最期を看取った息子は、こう語った。

 “ それがどんな格好や状態であろうと、その愛する人に、より長く自分の側で生きていて欲しいと思うよ。

だけど、苦しみながら生きながらえなければならないその人に、より長く生きて欲しいと願う自分勝手さを、乗り越えなければならないんだ ” 

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        写真は、スイスへの最期の旅に発つ直前の Anne Turner   
                    the scotsmanより
 
by yayoitt | 2006-01-24 03:31 | やっこの思想 | Comments(8)
バレンタインデーの思い出 チャゲ&飛鳥
私が中学3年から、それは愛して愛して病まなかったのが、チャゲ&飛鳥である。

あの当時、彼らは、“万里の河” のヒット以来、大きなヒットがなく、それでも地道にいい曲を生み出していた。

高校受験の冬は、夜中遅くまで受験勉強をして、朝方、イヤホンを耳に突っ込み、チャゲ&飛鳥のテープを聴いて眠るのが日課だった。

その日一日の、クライマックス... 彼らの歌を聴いて眠れると思えば、もう1時間!と勉強を頑張れたものである。

特に好きだったのが、アルバム(私はレコード盤で持っていたが) “熱風” で、ひとり咲き、MOON LIGHT BLUES、そして どの歌よりも愛した 熱い想い が入っている。

飛鳥のあの鼻声に、チャゲの色っぽい声が重なると、眠りに落ちながらも うううううううう~ と拳を握るくらいに、毎回、感激した。

私は、飛鳥がことのほか大好きで、写真を見ては、歌声を聴いては、それこそ 鼻から 熱風 を吐き出していたものだ。

高校受験のその早春、お小遣いをはたいてバレンタインデーに向け、私は田舎の唯一のファッションセンスの良いお店で、派手なネクタイを2本買った。

そして、長めの詩を1つ書き、その頃 チャゲと飛鳥が木曜日担当で出ていたラジオ番組 ヤングタウン を宛先にして、2人にチョコレートと共に送った。

それから毎週のように、ラジオでチャゲと飛鳥が、“岐阜県のやっこちゃんから、素敵なネクタイを貰いました” と言うのを、

 “岐阜県のやっこちゃんの書いた素敵な詩をご紹介します” と言うのを...

待った、待った、待った、待った、待って、待って、待ったのだ。

待てど暮らせど、私の名前も出なかったし、歌謡番組でネクタイは身に付けてもらえなかったし、私の詩も、歌にはしてもらえなかった。

だけど、送ったことが、きっと隠れて詩を読んでくれた、ネクタイを愛用してくれている、と信じることが幸せだった。

今でも、あの頃の、チャゲ&飛鳥が私は大好きである。

そう、私の青春である。
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by yayoitt | 2006-01-23 03:59 | 思い出 | Comments(8)
あなたの側で眠りたい... Angie の死から~
ワイヤーフォックステリアのAngieが、金曜日の夜に亡くなった。

前日から嘔吐を繰り返すようになった彼女、金曜日は、朝から検査の為に再び病院に預けられた。

18日と比べると、明らかに元気がなく、立っていることもままならず、血液検査後に、点滴を受けた。

夕方まで続く点滴が終わる頃、少し楽になったのか、自ら立ち上がり、辺りをウロウロと歩き、我慢していたのだろうか、お小水(オシッコ)をした。

ご主人夫婦(Mr and Mrs Fraser)が揃って迎えに来たが、血液検査の腎機能悪化の報告を静かに受け止めていた。

丸1日離れていたご主人を見て、彼女は思い切り尻尾を振った。

その数時間後、彼女は、ご主人の元で、息を引き取った。

終末は、痙攣を2回起こして、亡くなったそうだ。

1日、愛するご主人から離れて、注射に耐え、そしてご主人を待って、待って、ご主人との思い出が染み付いた家に帰るのを、待って待って...。
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                Angie、亡くなる数時間前、病院にて

死への旅立ちとは、とてもプライベートで繊細であると思う。

それは一つ一つ特別で、とても一般化できない、そして、評価できないもの...

彼女は、知っていたのだろう。

目の前に近付いている旅立ちを...

だから、待ったのだろう。

本当に愛する誰かを...

by yayoitt | 2006-01-22 04:05 | 動物病院での出来事、仕事 | Comments(16)