カテゴリ:愛する動物のこと( 490 )
ある熊たちの一生 その1
漢方薬、熊の胆(クマノイ)という名を聞いたことがありませんか?

胆汁の流れを良くするとしてウルソデオキシコール酸が様々な薬に使われています。

この漢方薬の為に使用される熊に現実とは...


                中国の場合

いわゆる胆汁を採集される為に狭い檻の中で一生を過す熊達。

その腹部は切開されて穴が開き、そこから胆嚢に届くカテーテルが挿入されています。

身動きの殆どとれない熊の腹部からは、数センチのカテーテルが突き出しています。

その先に取り付けられるプラスチックのバッグは、熊の腹部の周囲に永久的に取り付けられた金属のハーネスに繋がれています。
c0027188_5403348.jpg

そのバッグに、少しづつ少しづつ、人間の薬となるべく胆汁が溜まるのです。

傷口は開放してありますが、すぐに塞がってしまうので、一日に1~2回は傷口を開きます

この方法は余りにも非人間的で残虐と言うことで、新しい方法へと変える方向へと向けられましたが、今も尚、殆どの熊牧場では、この方法が取られています。

その状態の熊の数、2004年の時点で、確認されたのは8つの牧場、熊の数は 4793 頭でした。 
c0027188_5463585.jpg


                韓国の場合


韓国では、生きた熊からの胆汁採取は違法とされています。

その為、商業者は熊を繁殖させて、客の目の前で屠殺(とさつ)して、胆汁の真実性を示します

近年まで韓国では、牧場主が殺してもよい熊の年齢は24歳だったのですが、牧場の熊はそこまで長生きするものは稀な為、2004年に、政府はその熊の年齢を、10歳に引き下げました。

それだけ胆汁商売を広げることが出来る為です。
c0027188_5465690.jpg


                ベトナムの場合


もっとも一般的な方法は、超音波で胆嚢が何処にあるかを見極め、長い注射器を腹部から刺し入れて、胆嚢を破裂させます

流れ出た胆汁は注射器からサイフォンの原理で外に集められます。

これを何回も繰り返すのですが、その間に、殆どが腹膜炎を起こして死亡してしまいます。


... この熊たちは、身体、精神的にひどく苦痛を受けます。

この胆汁業に使われる全ての熊が、精神、身体トラウマ症状を示します。

痙攣を起こすもの、歯軋りをするもの、檻を必死に噛むもの、そして手術や胆汁採取の間は苦しみの為にひどく辛がり、大声で叫びます。

また、ある熊たちは、その手術や胆汁採集の後、丸くなってうずくまり、震え、穴の開いたおなかに手を当てていると報告されています
c0027188_5472985.jpg

IFAW や WSPA で訴えています。

IFAW このページは日本語で読めます。また、日本語ガイダンスの署名も行なえます。上の記事は、あいにく英文しかないのですが、WSPAからの抜粋を私なりに訳したものです。
by yayoitt | 2006-03-22 03:52 | 愛する動物のこと | Comments(33)
その痛みはわかりえないけれど...
以前に働いていた病院の救急室に運ばれてきた女性。

工場で働いていたその女性、長い黒髪が機械に挟まり、そのまま頭髪が皮膚と共に広範囲に剥がれたのであった。

頭は血だらけで、想像し得ない痛みの為に叫んでいたその女性。

生きたまま皮を剥がれるということ...

事故ではなく、人間の欲の為にそうされるということ...

そして、そのまま放置されるって...

その痛みって、どんなものなのだろう。

http://www.ifaw.org/ifaw/general/default.aspx?oid=89520

今一度...
c0027188_424992.jpg

by yayoitt | 2006-03-19 03:54 | 愛する動物のこと | Comments(16)
殺さない国、日本にできるか
まだ会ったことがない大切な友人、カッタンから頂いた本 捨て犬を救う街 の中にこうあった。

近所の散歩で会う犬たち......きれいにシャンプーされてフンワリして、きっとノミもいない。

そこには平和な光景しかない。私はいつも、心地良い部分しか見ていない。

見たくない部分には、気付きすらしないふりをしていた。
c0027188_425870.jpg
現在、ペットブームの影で多くの命が、その尻拭い状態として殺されたり、死んだり苦しんだりしている日本。

時間はかかるけど、必ず、私達の力(声)を合わせて、変えていけるはず。

殺さない、日本という国へ...

『緊急SOS ヨーキーを助けて!』

そこに、無責任な消費者がいる限り、責任を全う出来かねる人々が後を絶ちません。
by yayoitt | 2006-03-07 03:35 | 愛する動物のこと | Comments(19)
Rainbow Bridge
                  Rainbow Bridge
c0027188_42857.jpg

Just this side of Heaven is a place called Rainbow Bridge.
When an animal dies that has been especially close to someone here,
that pet goes to Rainbow Bridge.
There are meadows and hills for all of our special friends
so they can run and play together.
There is plenty of food, water and sunshine and
our friends are warm and comfortable.

天国のちょっと手前に、“ 虹の橋 ”と呼ばれる場所がある。
この世で誰かと、特に親しくしていた動物は、死の後に、その“虹の橋”へ行く。
そこには、草原や丘があり、私達の愛した動物達は一緒になって、走りまわり、
遊んだりしている。 そこには、たっぷりの食べ物と水、そして暖かな太陽の光に恵まれ、私達の愛した動物達は、暖かく、幸せに過ごしている。


All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor;
those who were hurt or maimed are made whole and strong again,
just as we remember them in our dreams of days and times gone by.
The animals are happy and content, except for one small thing:
they each miss someone very special, someone who was left behind.

病気で苦しんでいたり、歳をとっていた動物達は、そこで、健康と活力を取り戻し、
傷を負ったり、障害を負っていた動物達も、元通りの強い丈夫な身体を取り戻す。
まるで私達が、過ぎ去りし幸せな日々を、夢の中で見ていたかのように。
動物達はそこで、ただ1つだけ除けば、とても幸せに暮らしている。
その1つとは、彼らの後に残して来た、それぞれの動物にとっての特別なだれか。
そこに、その誰かがいないのを、とても寂しく、悲しく、感じている。


They all run and play together,
but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance.
His bright eyes are intent; his eager body begins to quiver.
Suddenly, he breaks from the group, flying over the green grass, faster and faster.
You have been spotted, and when you and your special friend finally meet,
you cling together in joyous reunion, never to be parted again.
The happy kisses rain upon your face; your hands again caress the beloved head,
and you look once more into those trusting eyes,
so long gone from your life, but never absent from your heart.
Then you cross the Rainbow Bridge together...

物達は、皆で一緒に遊んで時を過ごしているが、
ある日、ついにその日がやってくる。

そのうちの一匹が、ふと足を止め、はるか遠くをジッと見つめる。
そして、その目は大きく見開かれてきらきら輝き、その体は興奮で小刻みに震え出す。
突然、彼は今まで一緒に遊んでいた皆から離れ、緑の草原を飛ぶように走り出し、
その足は更に速く速く、その身体を乗せて走るのだ。
そう、彼はあなたを見つけた、とうとう、ようやく愛する特別な友と再会できたあなた達は、お互い強く抱き合い、再会を喜び合う。
もう、2度と別れることはないのだ。
喜びに満ちたキスが、あなたの顔を降り注ぐ、あなたは再び、その手で愛する友の頭や体を愛撫する。
そしてあなたは、信頼に満ちた、その瞳をもう一度、のぞきこむのだ。
あなたの人生から、長い時間 姿を消していた愛する友、
だが決して心からは一日たりとも消えたことがなかった、その瞳を。

そうして、あなた達は共に “虹の橋”を渡るのだ。


                   *Author Unknown* 作者不明

私なりに訳させて頂きました。
c0027188_4283438.jpg

by yayoitt | 2006-02-24 04:20 | 愛する動物のこと | Comments(14)
パンダの白黒の秘密
c0027188_538348.jpg


唐突に、小生の下手な絵ですまん...

ふと、思い出した。

大昔に読んだ本で、どうしてパンダの黒と白は、あのようにパターンになっているのか

目と耳と、両腕、両足(全部の足と言うべきか)が黒で、あとは白。

そこには絵と共に、妙に納得させる説明が書いてあった。

絵は、ちょうど私が↑に描いたような感じのもの。

説明は...

 
余り力の強くないパンダは、外的から身を守る為に、敵が近付いて来た場合、

木の後ろに回り、両腕と両足で木を抱え、耳、両手足の黒い部分だけを相手に見せ、唸り声を上げる。

そうすると、敵は、黒い熊と思い込み、怖がって逃げてしまうのだ。


今でもずっと信じているが、それって、本当だろうか??
by yayoitt | 2006-02-06 05:04 | 愛する動物のこと | Comments(18)
犬猫ランゲージ   緊張している時
病院に来る犬や猫。

その匂いや、雰囲気や、思い出から、大抵の犬猫はとっても緊張している。

殊に犬は、泣き続ける子もいるくらい、殆どの子が、嫌っている。

昨日の朝、病院のドアを開けたら、犬がスッとドアと私の間をすり抜けて、外に逃げ出した。

ご主人が後から追いかけて出たが、車の通る道路を渡ったところで、つかまえることが出来た。

運良く、車が通らなくって本当に良かったが、ご主人が “ 病院が嫌いで嫌いで、うっかりリードを離していたから、僕が悪いんです ”

とにかく、一度、痛い経験をしていると、大抵の動物はそれを察知して、もがいて逃げたがる。

何とか、その同じ 痛い経験 でも、少しでも楽しい経験に変えられるように、看護婦や医師達は、痛みの後は、大袈裟に褒めちぎる。

... さぁ、犬や猫が緊張している時、それぞれ独特の表現をする。

それをちょっとご紹介したい。

                       犬の場合
c0027188_4521959.jpg

欠伸(あくび)をする → この時、顔を犬から背けて欠伸をし返してやると、“僕は危険じゃないよ”という意味になる

唾液が沢山出る

舌で口や鼻の周りを舐める

震える

尻尾を両後ろ足の間に挟んでしまう


 ...特に怖がっている犬は、無理強いすると、恐怖のあまりに人を噛んだりしてしまうので、とても気を付けて、時間をかけて誘導してあげる。


                        猫の場合
c0027188_455329.jpg

ペロペロ、と口の周りを舐める

 ...猫は特に大きな物音や知らない慣れない場所に怯えるので、周囲の情報をなるべく遮断してあげるようタオルなどで壁を作って隠れさせる場所を作ってあげる。


こんな風に、彼らのボディーランゲージを知ることで、彼らの気持ちを知り、言葉で伝えられない分どれだけでも、人間が恐怖感を与えないようにすることは、とっても重要である。

小さな身体に、大きな尊い命を抱えた、愛しい動物たち...

本当の意味で、あなた達を、守りたい...
by yayoitt | 2006-01-17 03:54 | 愛する動物のこと | Comments(16)
守りたいもの
凍った青空、ノーマンのお昼寝の吐息が繰り返す...

白い息を吐きながら、湿った冷たい草の上を、ボールを追いかけ走る犬達...

今日も、どこかの窓際で、何かに怯えながら、その訳がわからないまま、知らないままそれを一生と生きて行く命がある。

人間の大きな影が近付くと、尻尾を振り全身で愛するのに、人間は自分勝手で、それを振り切り死に追いやることも出来る。

c0027188_21253883.jpg


人間の都合で作られた不自然な体系のジャーマンシェパードは、若くして脊髄と後ろ足を痛めて苦しみ、安楽死を迫られる。

c0027188_2130201.gif


人間の好みで作られた平たい顔の猫は、鼻から気管につながる空気の通りが狭く、呼吸困難で苦しみ続ける。

ここに、私の大切なお友達のサイトを、ご紹介させて頂きます。

この守りたいものを、是非、読んでください。

土曜の朝に、私は涙が止まらず、ただただノーマンを抱きしめるのです。
by yayoitt | 2005-12-17 21:30 | 愛する動物のこと | Comments(4)
月間誌 “猫びより” が届いた!!
先日、日本から2冊の雑誌が届いた。

以前紹介した “どうぶつたちへのレクイエム”  http://scotyakko.exblog.jp/2543694/ と同じ日本出版社の、月間猫マガジン、猫びより である。

ここに実は、私の勤めていた動物病院、病院の医師 Mr.Brown や看護師のアンジェら、そして何と、私と愛するノーマンが写真付きで載っている!!

7月に、いつもここに来て下さっている Pokichi さんこと、石井理恵子さんがスコットランドに取材に見え、エージンバラで1日、彼女の取材の“足手まとい”になりながら、一緒に取材に廻ったのだ。

あくまでも猫の雑誌なのだが、犬猫病院取材の為に私の勤めていた病院を訪ねたり、英国のペット事情、特に、リホームや保護をする犬猫ホーム(チャリティーで、あくまでも寄付金から運営される施設)を廻って色々話を聞いたりした。

その、石井理恵子さんの記事が、写真と共に掲載されている...

記事は... 動物愛護の国のペット事情 英国の飼い猫たち /文・写真 石井理恵子

彼女との取材を通し、英国での動物に対する愛情の深さ、新しい物を買い換えるように捨てられるペット達が苦しく悲しい死を毎日迎える日本とは違い、

ペットは赤ちゃんから飼う、という意識よりも、捨てられたり飼えなくなって連れられてきた犬猫の里親になる、というのが当たり前の人々の意識...


とにかく、胸が震えた...。

ご興味のある方は、ちょっと書店に立ち寄ってみてください。
c0027188_3322190.jpg

by yayoitt | 2005-10-25 01:47 | 愛する動物のこと | Comments(11)
今年のクリスマスから
1つ、小さな決心をした。

お金持ちではない私が動物の為に出来ることは、ちっぽけだ。ただ、毎日の生活の中で、ちょっとしたことで、その積み重ねが結局は動物を救うことが出来る。

例えば、動物テストをしてあるプロダクトを使わないこと。

動物の毛皮と皮製品を、買わない、もらわないこと。

また、同じ鶏の卵でも、養鶏の卵ではない、フリーレンジの卵を買うこと。

あと、基本的に、環境破壊に繋がることはしない、避ける...環境破壊は直接まず動物達に影響を及ぼすから。

例えば、使っては捨ててしまう割り箸ではなく、マイチョップスティックを持ち歩く。

新しい物を買うよりは、リサイクルで購入する。(これもかなり一石二鳥!!大好きだし、安いし)

水や、木から出来る資源、または環境を汚染することはくれぐれも避ける...車を持たずに公共機関を使うなど。(これは私達、車を持てないから一石二鳥)


あと、クリスマスに向けて、このところずっと考えていたことがある。

クリスマスには、当たり前のように人々が買い物をして、プレゼントのやり取りが行われる。物を作る、ということは、それだけ環境汚染が進む、ということだと私は思っている。

必要な物はもちろん買わなければいけないし、どうしても欲しい物は買いたいけれど、そうでない物、特にクリスマスにもらうプレゼントという物は、基本的になくてもいいものなのだ。もらって、いざ袋を開いて、余り嬉しくないことだってあるくらいだ。

そこで、マイケルからと彼の姉夫婦からの恒例のクリスマスプレゼントを、お断りすることにした。

その代わりに、そのお金を、私の一番して欲しいチャリティーに廻して貰うのだ。多分、犬の里親(中国などの犬を年に幾らか払って金銭的に面倒をみるというもの)などになる、そんなチャリティーを考えている。

さすがにマイケルの両親にはそこまで言えないし、彼らはプレゼントを購入することをとても楽しみにしているので、取り合えずマイケルとお姉さんにお願いするつもりだ。

もう、必要以外の新しい物は、いらないし、欲しくない、それよりは心が本当に幸せだと思えるプレゼントが私は欲しいから、今年のクリスマスからはきっと、もっとハッピーになれる気がする。

でも、私からのプレゼントに関しては今まで通り、これはあくまでもその人の意見と価値観であるので...。だから、プレゼント買いの忙しい日々がまたやって来る。
c0027188_22115021.jpg

by yayoitt | 2005-09-09 22:12 | 愛する動物のこと | Comments(6)
ゾウの目が小さい話 やっこ童話

ゾウは、大きな体で、ずっと遠くを見つめます。

ゾウは、大きな耳で、ずっと遠くの音を聞きます。

ゾウは、長い鼻で、大事な命を守ります。


お母さんゾウは、まだ小さな子ゾウに水をかけたり、押して倒したりして遊んでいました。

お母さんゾウが、何かに気付きました。

お母さんゾウは、地平線の向こうから、砂煙を上げて何かが、今まで聞いたこともないような大きな音を上げて急激に近付いてくるのを見ました。

子ゾウは、水の中から這い上がり、立ちすくむお母さんの足元へ歩み寄りました。

お母さんは、砂煙が間近に近付いた時、大きな音と共に、今まで感じたことのない痛みを体のどこかに感じると、そのまま、その地表に、地響きを立てて倒れてしまいました。

隣で寄り添っていた子ゾウが、小さな悲鳴をあげました。

今まで一緒に遊んでいたお母さんゾウが、
c0027188_20214845.jpg
急に傍らに倒れたのに驚いた子ゾウには、何があったのかよくわかりません。

子ゾウは、お母さんの動かない体を、小さな鼻で、突っつきます。

からかうのはやめようよ、とでも言うように、いつまでも突っつき続けます。

そこに、見たこともない生き物が現れ、少し洩れていたお母さんゾウの声をつぶしました。

その生き物は、お母さんの体を乱暴に動かしたり、叩いたり、何かを刺したりしていましたが、それでも子ゾウは、お母さんの傍を離れませんでした。

その生き物が再び、大きな音を立てて立ち去ってからも、子ゾウは、お母さんの血で汚れた硬い動かない体を突っついています。

子ゾウは、今まで感じたことのない、悲しい気持と、目から溢れる冷たい水を感じていました。

夕焼けが来て、夜の星が覆い、朝の桃色が広がっても、ずっとずっとそこに座り、お母さんの体を鼻で押しき続けます。

そして、いつか、砂煙とオアシスが、その小さな体と大きな体をどこかへ吹き去るまで、涙をこぼして押し続けました。

ゾウは、こんな悲しい世界をもう見たくはないと、涙で腫れあがった小さな目しかありません。

ゾウは、大きな体で、ずっと遠くを見つめることができます。

ゾウは、大きな耳で、ずっと遠くの音を聞くことができます。

ゾウは、長い鼻で、大事な命を守ることができます。

ゾウは、その美しい象牙で、尊い命を人間の手によって奪われることがあります。
by yayoitt | 2005-08-03 20:21 | 愛する動物のこと | Comments(6)