カテゴリ:2011 日本紀行なんだな( 21 )
雨の合間の … 白川郷を行く(完っっ)
実家から車で1時間弱の高原。

スイス様式のホテルで2泊。

このホテルは母のことお気に入りで、今まで度々、利用してきた。

夕食の お任せ創作料理 が自慢だが …

そこに必ず フォアグラ(ガチョウの肝脂肪) が出る。

両親も姉2人も …

 あんな風にしてできるフォアグラは食べたくない 

と言ってくれたから。

数日前に電話をかけて伝えた。

 創作料理にフォアグラがあれば、人数分それを取り除いて下さい 

当日の夜、チロルの装いに身を包んだ男性が言った。

 フォアグラの代わりに、海老を使わせて頂きました 

美味しい海老に満足してくれた両親と姉だった。

真ん中の姉は、健康を気にしての料理を選ぶことに。

ヴィーガンの私が唯一選べるアラカルトから …

 特大サラダ を!  
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注文に来るウエイターやウエイトレスが口を揃えて言うのだ。

 とても量が多いので、お一人ではちょっと …

それを、みなのコースが出る間の1時間半ほどかけて頂いた。 
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楽しい美味しい夕食が終わって部屋に帰る途中 …

エレベーターの近くにある部屋を覗いてみると …

ゲームセンターだ! 

 ちょっと遊んでいけば?

と、娘3人に100円玉を配りながら勧める母。

小さな部屋に、ゲームの機械は数台のみ。

一番上の姉が慣れた手つきで始めたパチンコ。
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これが突然、大当たり。
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大当たりとなると、楽しくなる。
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なんだか点数が80点とかに達すると、景品が出るという。

景品が出るのは、これもう、さらに楽しい。
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一つ目の景品がカプセルで出てきたら、もう止まらない。

次が欲しい。

値段にしたら、わずかな物でも、ものすごく嬉しい。
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さらにヒットを飛ばす。

点数が加わり …

そしてまた景品を出す。
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姉が疲れると父が代わる。

真剣な表情で寡黙にハンドルを握る父。

背後でぎゃーぎゃー叫びながらはやし立てる娘。

それを、げっげら笑いながら見守る母。
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思いがけず楽しくなった1時間ほど。

 ゲームやってよかったなぁ~

 あれは楽しかったなぁ~

 もう、奇声上げっぱなしやったなぁ~

 カプセル5つも取ったなんて凄いなぁ~


母は笑いすぎて …

 かあちゃんは、可笑しくて小便が洩れそうやったわ 
  
と言って、また笑っていた。

父と姉たちが、このパチンコに夢中になっている間 …
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背後で大声で叫んで応援している私と、笑って見守っていた母は …

コインを入れ押して遊ぶプッシャーゲームを2回ほどやった。

チュッパチャップスだ。

結局、コインを入れて正規のやり方では一つも落とせず …

母と私は、そこに他人がいないことを良いことに …

おなかで機械をど~んど~んと押して震わせ景品を落とした のだ。
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それで獲得したチッパチャップスは3つ!

インチキで獲得したものの味は …

最高っっ 

美味しい後に楽しくて笑い過ぎて …

誰よりも心置きなく居られる家族だけで、浮かれてはじけて …

廊下で踊る 長女 51歳 である。
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こうして夜は更け。

雨の中、飛騨の実家に向かい。

日曜の午前中を、家族5人が揃って、教会の礼拝に出たのだった。

… 昨夜のインチキでのチュッパチャップスのことを隠しつつ。
by yayoitt | 2011-06-30 02:40 | 2011 日本紀行なんだな | Comments(9)
雨の合間の … 白川郷を行く(真ん中)
年に一度の帰郷は、春から初夏のことが多く …

飛騨に帰ると、愛するあの子達に会えるのが楽しみで

と同時に、愛するあの子達の帰来を拒む人々がいる事実もあり

それがとても気がかりであったりする

ツバメ
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確かに、ツバメの巣の下には 糞(ふん)の山 ができる
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それを嫌って、人々はツバメが巣をかけないようにする 
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年々、ツバメが帰れる場所が少なくなる中で

工夫をし、糞が落ちることを承知で見守る様子も見られる

そんな風に守られる、歓迎されるツバメに出会えるのが嬉しい
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白川郷の、幾つかの茅葺きの大きな邸宅は、中を見ることができる

そこには、昔から引き継がれて守られて保たれているものが残されている
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とても可愛らしいウサギが描かれた、杯
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狭い階段を上がると、中二階、そして3階の大きな間では …

決まって、蚕(かいこ)が飼われていた
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私の父の親うちを思い出す

彼の家は、山深い小さな村の、大きな屋敷だった
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白い絆創膏をおでこに貼った、祖母がいた

父は9人兄弟姉妹の末っ子で

跡をとっていた一番上の兄(私の叔父)が、囲炉裏場に座っていた

とても幼かった私は、彼を、父の父親と思い込んでいたものだ
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懐かしがって、父が語る

この道具は何に使うのか、どう使うのか …

展示してある全ての 道具 を彼は知っている

蚕が飼われていた祖父母の家を、姉たちはよく記憶している
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みしみしと音を立てて歩く屋敷

 子供の頃になぁ 小判があってなぁ~

 それを面白がってハサミで切ったものよ~
 

パパ衛門 …

なんて惜しいことを …
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ひとしきり大きな声で私たち家族に説明してくれた父

階下に下りると囲炉裏端で、しばらく座ってみた

確かに、あの山深い村の家を思い出す

囲炉裏を囲んで座った居心地の悪さを思い出す

訪れた祖父母の家で、カエルが啼き出すのを聞くと …

とても心細くなったのを思い出す

ツバメが低く飛び交う白川郷を後にする

明日は雨が降るのだろう
by yayoitt | 2011-06-27 03:00 | 2011 日本紀行なんだな | Comments(4)
いつまでも … お ん な
父の車に乗っている時に、たびたび母が言う。

 やっぱりなぁ~ 

 う~ん やっぱりなぁ~~


母は、ここ数年、なぜか助手席ではなく、後部座席に座ることが常。

助手席の私が尋ねる。

 やっぱりな~とか、さっきから何のこと? 

背後から、なぜだか声を落として母が言う。

 いやな …

 車を運転しとる男の人ってのはなぁ~ 

 たいがい対向車の助手席に女の人が座っとれば、見るんやぞ


なるほど。

運転しながらも、すれ違う対向車の助手席に

 女らしき 影があれば、それを見るのは男の心理だな。

遠目だし一瞬だから、どんな顔立ちとかはわからないにしろ。

 かあちゃんもなぁ~ 昔は見られたものよ …

 でもなぁ~ 今は助手席におっても、ちっとも見られんのやわ 

 やっこちゃんはまだ、見られとるなぁ …
 
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彼女の言葉を飲み込みつつ …

後ろを振り返って母を見ると …

窓の外を遠い目で見つめる、寂しげな母が …
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 ってか、かあちゃん?

 ずっと対向車の男の人の視線、確かめてるの?

 ってか、かあちゃん?

 もしかして、それが理由で後部座席に移動??

 ってか、かあちゃん?

 私はまだ見られるなぁ … って私まだ42だし??? 

 女盛りだし????

 なんと言っても遠目で一瞬だからなわけだし …

 ってか、かあちゃん?

 あ … まさかぁ、娘に嫉妬かぁ~?
 

と、言葉には出さぬも苦笑する私。
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by yayoitt | 2011-06-24 00:36 | 2011 日本紀行なんだな | Comments(14)
雨の合間の … 白川郷を行く(上)
年に一度の里帰り。

それに合わせて、姉たちも集まれる飛騨。

姉たちは、それそれの子供が家を離れ …

愛する夫、犬と猫に留守番をお願いしての家族旅行。

私たちの生まれ育った、はじまりの家族での。

今年は …

一番上の姉の希望で、白川郷へ行くことに。
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マイケルでさえ、訪れたことのある白川郷。

実家から車で1~2時間も走れば行ける合掌造りの集落。

姉は、まだ行ったことがないのだ。

ペンションに2泊しながら、丸一日を白川で過ごすことに。

高校のときの同級生が、何人か住んでいる。

その日は、雨の予報を裏切り、晴れて湿りっ気のある一日。

まずは、高台の展望台から集落を見下ろす。
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母と父の後姿。
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幼い頃に追い続けてきた、愛しい後姿。
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そこだけが、まるで、違う時代に入り込んだような光景。
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父が撮る、女ばかりの写真 … タイミングが … 笑
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仲の良かった同級生の生家は、白川の大きなお寺で …
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その大きな家の中を見学できるように、開放してある。
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その入り口で、パンフレットを配っていたのは …

近所に嫁いで、お昼だけ実家に手伝いに来ている …

その友、彼女だった。

なんて嬉しい、思いがけない再会!! 
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曜日も関係なく
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季節もなく
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家の周りを

裏庭を
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日本人、外国人、観光客が歩き回る。

そこで、普通の生活を営む人々の気持ちって、どんなんだろう? 

ここに来る度に、観光客の数が増えるのを見て、不思議に思う。

そしてある意味、気の毒にも思う。

白川郷は、特殊な場所だ。

その、今も守られる昔ながらの形状だけではなく …

山合いの小さな静かな里でありながら …

観光客の数がとても大きい、その不釣合い。
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いつもの木曜日を過ごす、白川郷の住民の家の間を歩き回り …

美味しいアイスクリームに舌鼓を打つ、我が家族。
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 今年も来れた …

 みんなで来れた …
 
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 母の歩みが緩やかになったけれど

 父のため息が増えたけれど
  
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 アイスクリームを選ぶ父の顔は、喜びに満ち

 財布から、子供の為にお金を出す指は、幸せで奮え

 必死に娘3人の足取りに合わせようとする母が、愛しい
 

今年も、集まれた。

今年も、一緒に宿に戻れる旅に出られた。

また来年も。

再来年も。

(つづく)
by yayoitt | 2011-06-23 04:06 | 2011 日本紀行なんだな | Comments(22)
奇跡的に … 喧嘩なしっっ の母娘
人々に、強烈な印象を与える、我が母 …

他人だけでなく、長年の家族にも、今もなお、強烈な存在なわけで。

年に一度の里帰りでも …

40にもなった娘の私は、彼女と一度は大きな喧嘩をしてしまうのが常。

本音を言えば …

 大好きなだけに、腹が立つ 

ことが多いのだ。

この3週間は、家族と飛騨でゆっくり過ごすことができた。

来年は喜寿を祝う母。

 こら、おまえたち …

 来年はな、母ちゃんの喜寿やで、頼むぞ!
 

いつも おめでとう を言われる前に自ら 祝ってくれよ と要求する。

 変わらないからなぁ … 

喜寿には、彼女が自らお金を出し家族全員をどこかに招待したいのだとか。

宿泊の宿では着物を着たいのだとか。

いつまでも、夢見る少女な母。

子供のような母。

どんな鋼(はがね)も裁たないくらいに頑固な母。

いろんな所に一緒に行った。
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バイキングが大好きな母と、父と姉と。
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決して裕福ではないのに 永遠バブル のような母は …

コーヒー一杯も、家なんかじゃなくてカフェで飲みたい人だ。

ホテルのカフェで飲むコーヒーが一番好きな人だ。

そのくせ …

 母ちゃんはな、コーヒー、嫌いなんじゃっっ 
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そんな彼女と、喧嘩しなかった。

飛騨に帰る前に、深呼吸をして誓った。

 お金をくれるとか何でも、母ちゃんの申し出には、ありがとうで受けよう 

京都の姉に、前もって 助言 されていたのだ。

それがきっと、良かった。

子供以上に正直で、頑なで不器用な可愛い母。
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彼女が通う、役場の英語教室に、彼女は私を連れて行った。

アメリカ人の先生の言葉を、耳元で訳したり説明した。

2人組みになって質問しあう練習があって …

母は私に、ゆっくりゆっくり尋ねた。

 You love me? 

質問形にはなっていないが、それがネイティブぽくって良い。

周りで私たちを見守っている生徒が笑った。

私は答えた。

 I do complain a lot …

 But of course I do.
 

 (私は文句ばっかり言うけど … もちろん、愛してるよ
by yayoitt | 2011-06-14 03:17 | 2011 日本紀行なんだな | Comments(16)
昨日の続きみたいだったね … チロとの再会(下)
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 ノーマンと同じアーモンドアイ(アーモンド形の目)をしてるね 

マイケルが、彼女に会った時の言葉。

愛しのチロ には、ビーグルの血が流れている。

初めて出会った時から、年に一度 …

これで、5年目を迎える。

もうすぐ17歳になる、可愛い子。
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会いたかった
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そして
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スリムになった彼女にまた会えた
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 あなたに注ぐ日差しはあたたかい
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 あなたにそよぐ風は心地よい
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 あなたを見つめる、その目は優しく
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 愛情に満ちている
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 あなたに注ぐ日差しが
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 そのあたたかさをもって、尊くありますことを
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 あなたにそよぐ風が
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 いつまでも心地よく、その毛並みを揺らしましことを
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 だけど
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 あなたを見つめる優しい目のことは
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 願うこともいらないほどに
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 確かで、永久であるから

 安心して良い

 安心して良い

 愛おしい君よ
 
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タカちゃんが撮ってくれた3連発
by yayoitt | 2011-06-06 16:43 | 2011 日本紀行なんだな | Comments(13)
昨日の続きみたいだったね … チロとの再会(上)
まるで昨日の続きのように、何の違和感もなく話し出す

 本当に、そうなんだよね … 

そんなまるで学生時代からの心許せる友達みたいな友達

 もう、何十年も知ってる、知り尽くしてる気がするよ … 

今年もひょっこり逢いに行ったよ。

1年が、365日だと思えない。

52回も週を繰り返すとは思えない。

1年も経ったなんて信じられない。

昨日の続きのように …。

そう言ってくれた タカちゃん に会いに行った。

とても忙しい日々の中で。

こんなに時間を作ってくれた。

 また会いに来たよ~  

と同時に 

 帰ったよ~ 

って言いたくなる。

早朝の特急で出掛けても、正午過ぎになってしまう。

しみじみ 隣の県でも、遠いなぁ~ と感じる。

1年ぶりのタカちゃんは、昨日会ったばっかりのようなタカちゃんで。

顔を見るなり語り合った。

何度も何度も、美味しいお茶を出してくれた。

テーブルいっぱいの美味しい手作りの料理を、作ってくれた。
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優しいご主人が作ったという料理も。

すべてが、あったかくて美味しくて、嬉しくて、幸せで。

昨日の続きみたいだ。

昨日、別れたばっかりみたいだ。

 帰ってきたよ 

帰りには …

 家に着くのが遅くなるから、お弁当つくっておいたよ~ 

そう言って、私の胸に ドン! って持たせてくれたんだ。
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タカちゃんが 愛する彼 は …

タカちゃんがご飯を作ってくれている間、私のお守りをしてくれた。
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昨日の続きみたいだ。

 帰ってきたよ 

会いたかった …

愛おしい …

チロ。
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(チロがいっぱい~~ に続きます) 
by yayoitt | 2011-06-05 03:15 | 2011 日本紀行なんだな | Comments(8)
両親と行く上高地は … 山菜取りになり(下)
このまま、山の奥へと進んで行きたくなる。

吸い込まれて、岩をつかみ、あの頂上へ …。
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そんな思いを抱えていたのは、父も同じらしく。

ルートのひとつである、岳沢への登山口で …
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突然に ちょっと、そこまで行ってくるわ と駆け出す78歳。
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10分ほども姿を消していた父を待つ。

登山道入り口には、登山者が拾って使って置いていくのか …
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落ち木の杖。
 
父の登って行った向こうから、本格的登山を終えて降りてくる人たち。
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 あぁ~ 登りたいなぁ~~ 穂高に行きたいなぁ~ 

心の底から叫ぶ思い。

そう言えば、父に尋ねたのだ。

 もう山には登らないのか?

父は、散歩の途中で息を上げながら …

 行きたいなぁ~ 昔のように、行きたいけどなぁ~ 
 
とだけ言った。

父は週末ごとに、日帰りで穂高の頂上まで登って下りてきたものだ。

山の頂から頂へと、文字通り、飛ぶように歩けた人だ。

私に、山に登る喜びを教えてくれた人だ。

傍らを、美しいハトが歩いていた。
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片足の一部を失っていたけれど、歩き回っていた。
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彼らには …

置かれたすべての状況や環境、年齢や病気や怪我までも …

自然として受け入れる、それが生きることと共に生きる …

そんな大切なことを、いつも教えられるよ
 

今日、上高地に来れて、良かった。
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帰りのバスの中。

デジカメを真剣に見つめる父。
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なんだか、物思いにふける母。
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 もうひとつ、みそパン買っておけば良かったなぁ~  

って考えてたと、後で教えてくれた。 

今日、上高地に来れてよかった。
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駐車場に戻ってからは、自家用車での帰り道。

立ち寄った滝の辺りで、フキを見つけた母。
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父が車を止めて、しばらくフキを取る。
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父も、それを助ける。
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放蕩娘は … 瞑想??
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 今日、上高地に来れて良かったなぁ~

フキの煮物を囲んで、何度もそう言いあった。 
 
by yayoitt | 2011-06-02 02:53 | 2011 日本紀行なんだな | Comments(8)
両親と行く上高地は … 山菜取りになり(上)
毎年、夏になると、ここから向かった。

穂高連峰に向けて歩き始める。

上高地を出発して涸沢カールを過ぎ、穂高山荘を目指す。

何年も、同じルートで続けた。

マイケルと私の、新婚旅行も、このルートだった。

上高地から、始まる長い道程は、おおよそ10時間。

(10時間は、若くて … の話)

色々と登ってきた山々の中で、胸を張って言える。

 わたしの一番、好きな山行きルートだ! 

飛騨に着いて最初の水曜日、とっても天気が良くなった。

 やっこ、何処に行きたい?

80に手が届く父と、喜寿を迎える母が尋ねる。

 うん、上高地、行きたいなぁ~ 

上高地へは、途中まで自家用車で行く。

平湯温泉で車を置き、バスで上高地まで30分。

家から上高地まで、1時間とちょっとで行けることになる。

それも、長いトンネルができたお陰で …。

山に登っていた頃は、このトンネルが完成する前で。

片道4時間かかったこともあった。

私が生まれる前から始まったトンネル工事のお陰。

上高地は、すばらしい笑顔で迎えてくれた。
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父と私が指をさして言い合う。

 あれが奥穂高の頂上で、前穂高が左に … 
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父は、幼い私を連れて山の登った。

母が耳を傾ける。
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梓川の流れは、雪解けで、たっぷりである。
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ひとしきり山を堪能したら、昼ごはんを食べる。
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母は、大好きな みそパン を。
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父は、コンビニのおにぎりとか寿司を。
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私は、前日に100円ショップで買った水筒が自慢で。
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河童橋の向こう岸には、サルの親子が歩いている。
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それを見た父が叫ぶ。

 おお~~、おれの親戚やっっ 

懐かしいらしい。

サル衛門。

上高地には、こんな標識がいたる所にある。

野生は、野生として守られるために … 。
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どんなに人が訪れても、野生と共生するために。
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 今日、上高地に来られて、良かったなぁ~ 
しみじみと、母が言う。

それに、深々と頷く父。

思いがけずに暖かい週の半ばの、上高地。

もともとは、神垣内と呼ばれていた。

穂高神社の祭神が、穂高岳に降臨し、この地で祀られているという。

(下 に続く~)







 
by yayoitt | 2011-06-01 03:26 | 2011 日本紀行なんだな | Comments(14)
はな や … はな
 飛騨に生まれて良かった … 

毎年、飛騨を訪れるたびにそう思う。

そして、それをちゃんと両親にも伝える。

そこは …

まだ両親がいてくれるから輝くのかも。

思い出がいっぱい詰まっているから優しいのかも。

大好きな飛騨は、やっぱり今も、大好きなままでいてくれる。
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ちょっとした遣いを見つけては、町を歩く。

歩いたら、数十分で隅から隅まで歩けてしまうような町。
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時々、帰れる故郷が良い。

思い出があふれる故郷が良い。

良いものも、悲しいものもひっくるめて。
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夜も9時を過ぎると、人通りが途絶える町だ。

車も走らなくなるほど。

作業所か何か、柴犬が2犬、並んで私を見過ごしてくれる。
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今年も愛嬌の良い子に、会えた。
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 この子の名前は、なんなんですか? 
 
無口そうなおじいさんが、少し口元を緩ませて答えた。
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 はな や … はな 

梅雨の始まる少し前。

青い空がまぶしい初夏。

新緑が尊い。

去年の夏の抜け殻。
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変わらない故郷。
by yayoitt | 2011-05-31 02:56 | 2011 日本紀行なんだな | Comments(6)