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チロ、チロチロ (チロ、いろいろ) 清里紀行 ~ その4
彼女に初めて会ったのは、2007年だった。
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その時は、ほんの30分ほどだった。

彼女はいつも、言ってくれる。

 やっこちゃん、無理じゃなければ、チロに会いに来てぇ~

翌年の2008年には、日本到着のその夜を、彼女の家で過ごした。
チロ と ミミ に会った。

チロ は、彼女とご主人が仔犬から一緒に暮らす女の子。

そこに一緒に暮らしていたのは ミミ だった。
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ミミ は、多分、繁殖所から逃げ出したと思われる女の子。
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ミミ の方から、彼女とご主人、チロと一緒に暮らすことを求めてやって来た。

繁殖所で、7年ほども暮らしたと思われる ミミ

私とマイケルが、彼女に会った数週間後に虹の橋を渡った

 胸が張り裂けそうだよ 



 ありがとう

と泣きながら文字を打つ、彼女の姿が見えるようだった。

心優しい彼女、タカちゃんとご主人には、毎年、会えている。

毎年、必ず会いたい人だ。
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去年、タカちゃんは私をチロと一緒に、ミミの眠る場所に連れて行ってくれた。
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そして、今年も ・・・ 

会えた。

チロ にマイケルが会った時、彼はこう言った。

 ノーマンと同じ、アーモンドアイ(アーモンドのような目)だな

チロ はビーグルも混じってるらしいと、タカちゃんは教えてくれた。 
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5月 ・・・

日本に帰る少し前から、チロの状態が思わしくなかった。

脳血管障害か耳機能障害か ・・・

身体のバランスが崩れ、眩暈があり、食欲がなくなって元気をなくしていた。

 清里で会おう!

タカちゃんご夫婦とチロにとっては、初めての清里はBurnethill。

彼女が、ずっと行きたい、行きたいって思っていた場所。

チロと一緒に。

そして ・・・
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心配した車での長旅だったけど、チロはやって来た。
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タカちゃんとご主人の熱い思いと看護によって、元気にやって来た。
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アーモンドアイは、潤いを持って輝いてる。
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時々、バランスを崩しそうになるけど ・・・
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尻餅をついてもすぐに起き上がる、チロ
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タカちゃんが言った言葉を思い出す。
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 ミミが、チロを守ってくれてるんじゃないかなぁ~ って思う
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私も、そう感じるよ。

そして、チロはこの滞在中、そして滞在後に驚くほどに元気になる!!
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奇跡の話はもっと続く~
by yayoitt | 2010-05-30 03:35 | 10 にっぽんっっ | Comments(10)
犬ねこ人、幸せまみれ 清里紀行 ~ その3
そこで会えた人々。

そこで会えた愛しい命たち。
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日本に帰るたびに、訪れることとなった清里。

それはもはや、心の故郷 ・・・

いやいや、未来の住処(すみか) ・・・

 えっへっへっっ
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八ヶ岳を遠くに見る、この美しい場所。

戻りたい理由は ひとつ なわけで ・・・。

 そこに Burnethill というゲストハウスがあるから

           優しい五郎には、王様の冠りを
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        えくぼには、貴女にいちばんお似合いの笑顔を
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       風子は、ヒート中に穿いてた男の子用パンツ姿ね(ふふ)
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   元さん、上手く描けなかったけど、前髪のようなマーキングが大好きよ
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 Burnethillさんご夫婦と愛する命たち がいるから
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そのゲストハウスで、大好きな友が、会いたかった友が集まる。

ひとり、またひとりと、自然とこの週末に集まることができた。

ピータンさんご家族。

             ピータンさんは鳥が大好き
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私と同じ誕生日という、幸運な(でしょっっっ?)彼、ピータンさん。

            カメ吉という名のカメを飼っている
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大きな瞳を持つ奥様のP妻様と、大好きなスイーツと同じく、あっま~いコスモス。

           P妻さんは、こんな車に憧れている
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そして ・・・

エジンバラで初めて会った瞬間から、他人でなくなった(と私は信じてる)
じゅんこねえ

      ネットで愛するらもすの姿、見ちゃうんだよね、じゅんこねえ
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NYに住むじゅんこねえとは 年に一度、日本で会えたら ・・・ と願い合う。

 七夕じゃなくっても、良いんだよねっっ

ピータンさんご家族 と じゅんこねえ は金曜の夜の一泊だった。

もともとの計画であれば、私も金曜日には清里に到着予定だった。

土曜日に、ギリギリセーフで会えたピータンさんご家族と、じゅんこねえ。

 ずっと ・・・ 待っててくれて、ありがとうっっ ・・・

土曜の夜は、ピータンさんご一家もじゅんこねえも一緒に夕食に。

森本シェフさんのイタリアンレストラン MORIMOTO

ここには、マイケルと2年前に数回、足を運んでいる。

にも関わらず ・・・

 シェフの森田さんスペシャルってメニューがあってぇ~

と、勝手に苗字を変える私。

 森田さん ・・・ ちゃうっっ 森本さん、ごめんなさい

夕食の席では、話題の中心は ・・・ 老後の暮らし方

冗談ではなく、かなり、興味深い、夢のある話。

 若いコスモスよ ・・・ あたいたちの面倒を看てくれるかい?

そんな視線を投げかけてみると、ご飯を目の前に、コスモスがニッコリと笑う。

この夜は ・・・

昨日から到着していた友。

そして、この日の午後に到着した友。

この日の夕方に到着した友。

亜紀ちゃん は東京の神業トリマー。

            ジジーズ、今もずっと一緒よねっっ
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その黄金の手は、実は白魚の手であり(ふふ) ・・・

彼女との出会いは、彼女がスコットランドに来た時、私が 会おうぜ とナンパ。

 こいつが、まんまと引っ掛かってきやがってぇ、へっへっへぇ ・・・

 あ、いや、いや ・・・

 ふっふっふ(笑)

 あの時に、会えて良かったよ~っっ 亜紀ちゃん


杏ははさん とは、一緒に金曜日に清里に入る予定だった。

愛する杏は、去年と変わらず愛らしく。

       とってもシャイなのに、色んな表情で驚かせてくれる杏
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初めてBurnethillを訪れた時も、マイケルとBurnethillに宿泊した時も ・・・

そこには、杏ははさんの優しい風があり。

語ると、途端に不思議と近しい存在となり。

出会いとは、つくづく、尊いものであると、心の底から思わされる。

 やっぱり、七夕じゃなくても、年に一度は日本で会えるね

 モッコウバラの咲く季節には、思い出すよ~っっ

 初めてその花の名前を聞いた時、木工鼻と漢字で書いてた私さっっ

 がちょーん


今回、この清里に、多分、いちばん時間をかけてやって来た。

スコットランドの私より、NYのじゅんこねえより長い時間かけて。

北海道から、車で本州のど真ん中、清里に。

北のクジラさん ・・・ 桂子さん

          長旅の後でも、とっても元気なCooとわんさ
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 ずっと夢だったんだよねぇ

 いつか、この清里はBurnethillで会いたいねぇ って言ってた

 それが、叶ったなぁ~~~~っっ

 あんたっっ よく、叶えてくれたなっっ

 ど根性クジラだぞっっ
 

海を越えて、ずっと車で走り続けるって ・・・ 想像ができないほど。

だけど、だけど、きっと一生、忘れることの出来ない週末になったはず。

関西から午後に到着した、可愛い若いご夫婦。

そして、これまった~かわええええ~ポッキーと毛むくアース!

          わたしは、ポッキーの後姿が大好き
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ポッキーママさん とご主人は、傍にいてくれるだけで、こちらの顔がほころぶ。

        アースは、ポッキー兄ちゃんが大好きな優しい子
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とにかく、この2人は ・・・ 可愛いのだ。

理由なく ・・・ 可愛いのだ。

     ポッキーママは、ゾウが大好き 小さなゾウが彼女を守るよ
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 ご主人、ごめん! 男の人に可愛いなんて言って

 でもでも、すっごい褒め言葉の意味での めちゃ可愛い んですっっ


ポッキーママご夫婦とも、これで3年目、Burnethillで会えている。

続きは、午後にやって来たタカちゃんご夫婦とチロの登場で
by yayoitt | 2010-05-21 00:55 | 10 にっぽんっっ | Comments(16)
犬ねこ人、幸せまみれ 清里紀行 ~ その2
腐乱しかけた身体は、うらはらに陶酔した頭の指示によって動く。

春色の汽車からは、あの男気に溢れる山並みが見える。

八ヶ岳である。

到着したのである。

清里に。

 くんくん、くんくんくん

少し見下ろす清里の緑は、新緑にはまだまだ時間がありそうで。

 くんくんくん、くんくん

その麓に集まっているであろう、会いたかった友の笑顔を思い浮かべる。

 くん ・・・

最後にお風呂に入って、既にもう、36時間以上が経過している自分。

青く澄んだ空に、桜が散る午後。

 臭いのではないか? やっ太郎 ・・・

しかし、ずっと一緒にいる自身では、匂いなんてもう、わからない。

 臭くても良い、たくましく育って欲しい って昔から言うじゃぁないか

やっ太郎よ、それはハムのCM ・・・ しかも、ワンパクでも良いだ。

初めて顔を合わせる友もいるのに、初対面の印象が 臭い のは辛い。

清里駅に到着すると 臭いかも疑惑 は束の間忘れ、公衆電話を探した。

今日中には帰宅予定の ピータンさん一家 にまず、電話する。

ピータンさんは、驚いた様子で、今何処ですか? と尋ねた。

 清里駅なんです

わたし、臭いんです! と言い添えるわけにもいかず ・・・

友と会うという緊張感で、臭いかも知れないことは忘却することとなる。

駅までピータンさんの愛車で迎えに来て頂き ・・・

重たいリュックを車に入れて下さるピータンさんと、はじめましての挨拶をし

奥様のP妻さん、そして娘さんのコスモスと わぁ、本物だぁ と笑い合う。

亜紀ちゃん に電話を入れ ゲストハウスBurnethill に向かうことに。

ピータンさん家族は、今日中に帰路に着くということだった。

 朝からずっと電話ができなかったけれど、間に合って良かったぁ~

 日差しが強いんで、こっちで急遽、帽子を買ったんですよ

と言うピータンさんの頭の上の帽子は、彼に、と~ってもよく似合っていた。

Burnethill に到着。

奥様が迎えて下さり、しばらくアイスランドの噴煙のことを話したけれど。

もう、噴煙による大変な思いのことは、夢のようにしか覚えていない。

臭いんじゃないか疑惑 も、すっかり覚えていない。

 みんな、裏庭でキャッチボールしてるわよ

と教えてくださったので、兎にも角にも眩しい林の方に向かい始めると ・・・

賑やかな笑い声、犬たちの風を切る音が聞こえてきたのだった。

 あぁ~~ 来たぞ~ 来たぁ~~

 はぁ~~るばるぅ 来たでぇ きっよさっとおおおおお~~ ♪


(この日は夜遅くまで、すっかり写真を撮り忘れていた為、写真がありません)

もちろん、続くん!
by yayoitt | 2010-05-14 19:14 | 10 にっぽんっっ | Comments(14)
だだ漏れ、スコットランドに到着す
木曜の朝に日本を発ち、木曜の夜にスコットランドに ・・・

そう思うと、まるで日本国内にいるような感じがする。

けれど、時差を引き算(足し算かな?)すると、あらためて驚く。

スコットランドにいる私
 日本よ ・・・ あんたは、遠すぎるよぉ~

日本を飛ぶ私
 スコットランドよ ・・・ あんたは、遠くて寒すぎるよぉ~

到着したエジンバラは、やっぱり寒かった。

アイスランドの火山噴煙の影響を懸念していたけれど ・・・

心の中では

 日本で足止め、食うのも、これは良いかもなぁ~ 

と、正直、思っていたりして。

 ダメダメ、私はこれでも犬の母っっ それに人の妻っっ

と自らを叱咤して、父と泊まった大阪のホテルで首を振るのであった。
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見送りに来てくれた父は、必死に、あっさり明るくしていてくれた。

しかも、別れて私がセキュリティーを通るのを待ってる間 ・・・

おもしろい顔をしようとして、思い切り入れ歯が落ち、私は独りで馬鹿笑い。

 ただでさえ、おもしろい顔なのに ・・・ 父よ ・・・

と、父の姿が見えなくなっても、思い出しては腹を抱えるのであった。

とは言え。

ふっと蘇る母や父、姉たちの声。

小さなツバメの姿。

庭にやって来るスズメの姿。

活気な柴犬の挑戦的な瞳。

そんなものを思い出すと、涙腺はカッと熱くなるのだった。

そうして案の定 ・・・

飛行機がいざ、アムステルダムに向けて飛び立つ、その頃には ・・・

 どうして毎年、こんな大好きな人々や動物たちと別れなくてはならんの?

 どうして、好きならそこにずっと居られないの?


などと、3歳児並みの愚図りを心の中でしてしまう。

(こんな愚図りすらしない3歳児の諸君 ・・・ めんご、めんご)
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それほど蓄えのない貯金を崩して、手渡してくれた母。

 肺炎でしんどいのを 静かで平和 なんて言って笑ってごめんなぁ

タクシーの仕事を休んで、母の代わりに見送りに来てくれた父。

 耳が遠くなってるのに、もっと優しく気長に繰り返してあげれば良かったなぁ

途端に、愚図りは、後悔と懺悔の思いでいっぱいになる。

そして、やっぱり ・・・

だぁだぁ漏れの41歳 なのであった。

2010年、今年も、進歩なし!
by yayoitt | 2010-05-13 21:31 | 10 にっぽんっっ | Comments(22)
日本、来年を待ってろっっ
明日、飛騨を発ち大阪に向かいます。

大阪は関空を、木曜の早朝に発ちます。

楽しかった日本。

もっと居たい日本。

もう、だだ漏れしそうです ・・・。

頂いているコメントのお返しが、遅くなります。

 愛する日本よ~

 愛する日本の友よ~ 家族よ~

 愛する日本の動物たちよ~

 また来年、会いに来るからなっっ!!


( また噴煙の影響が出ている様子で ・・・
 ちゃんとエジンバラに帰れるのかどうか、不安ですが ・・・ とほほっっ)
by yayoitt | 2010-05-11 21:00 | 10 にっぽんっっ | Comments(32)
ほ~らチェルシ~ もひとつチェルシ~♪
年に一度の日本帰国。

年に一度の美容院。

そう、今年も ・・・ 美容室に行ってきました!!

ショートでもないし)

刈り上げてもないし

ジュリアンロバーツでもないし

大都会も歌えないし

 けど

 でも

 だけど
 

イメチェンしました 
私なりの精一杯の、イメチェン 

いつも切ってくれる美容師さん(♂)が

 やっちゃいましょうか~~~~

と、切ってくれました。

あまり髪型に強い拘りのない私も即答。

 おお、やっちゃいましょう!!

そして ・・・。

切り終わっての彼が ・・・ 言った一言。

 あの、チェルシーの女の子って感じですよね

チェルシー ・・・

 ほ~らぁ チェルシ~ィ もひとぉつ チェルシィ~ ♪

 あなとぅにもぅ チェルシ~ あぅげっとぅあい~

 (あなたにもチェルシーあげたい が外国人の女の子が言うから訛ってる)
 
と、返答した私。

あの、確かに子供であった チェルシーの女の子 のイメージの41歳って ・・・

どうなのかっっ???

チェルシ~~~ てか、やっぱり貞子
by yayoitt | 2010-05-10 20:27 | 10 にっぽんっっ | Comments(24)
故郷、ほほう~り散歩 そして とまれっっ
少しだけ肌寒い午後。

財布も持たずに、カメラだけ持って出掛ける散歩。

ほほ~散歩 である。

自動販売機で、こんな缶ジュースを見つけて ・・・
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 ほほう~~~~~~

 絵が ・・・ 可愛い

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 ほほう~~~~~

 仮面サイダー が気に入ったぞっっ

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 ほほう~~~~~~~

 でも、なんでレインボー?


自動販売機は、英国にはあまりない。

空港や駅などに、水とコーラ、お菓子の自動販売機があるくらい。

けれど、日本のようなスマートな機械ではない。

お金を入れて、ボタンを押すと、ガラスの向こうに並んだ商品が押されて ・・・

一つがゴロ~ンと落ちてくる、そういう物。

とっても原始的な自動販売機である。

そんなことを思い出しながら歩いていたら ・・・

 ほほう~~~~~~
 夕方の散歩の時間なんだな~

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柴犬の姿を見て、懐かしいあの子に会いに、足を延ばす。

 ほほう~~~~~~~っっ

 まだ変わらず、ここにいるんだねぇ~

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7年も前に、ノーマンとよく歩いた道。

いつも、この子がノーマンに挨拶をしたがって。

ノーマンが近寄ると、クルクルと回って喜んでくれた。
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その交友的な性格は、あの時と同じで。
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身体を押し付けて、触って欲しいとせがんでくれた。

一度だけ名前を聞いたことがあるけれど、ごめんね、忘れちゃったよ。

 来年、また会おうねぇ~
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この柴犬と話をしている間、ず~っと吠えてた子。

 ほほう~~~~ 君だねぇ
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 私と出会うのは、初めてだね~ チワワちゃん

また、しばし ・・・ この町ともお別れ。

姉の家の不思議 ・・・ ほほほほう~
by yayoitt | 2010-05-09 14:49 | 10 にっぽんっっ | Comments(16)
上を見上げて歩きたい故郷
エジンバラでは、いつも何故だか、うつむいて歩く癖が付いた。

見上げれば、空には雲が千切れて青いのに。

故郷では、上を見ながら歩いていたことを思い出す。

少し上を見上げると、色々なものが見える。

山の裾に青い空だけではなく、人々が暮らす、そういう様(さま) ・・・

丁寧に釣り下がった洗濯物。

ひびの入った窓ガラスに沿って、舞うのは桜吹雪。

この町は、背丈よりもぐっと上が良い。

              ひときわお喋りなツバメに出会う
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          チュンチュンと下手な物まねをすると、少しだけ目をくれ ・・・
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                すぐに、また誰かとおしゃべりを始めた
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去年まではなかったけれど、今年になって目に付いたもの。

それは、ツバメの巣除け。

ツバメが巣をかける所に、前もって縫ぐるみや物を置いておく。

今までは、巣をかけてから、それを払う人がいたけれど。

玄関先をフンで汚されたくないと思う人の、巣をかけさせない工夫である。

それを見て、寂しい気もするけれど、巣を壊すよりは優しいと感じる。

ある家は、常に玄関をツバメの為に開け放っている。

               ツバメが、玄関の内側に巣をかけたらしい
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ツバメを守り、共存してくれる ・・・ そんな故郷であって欲しい ・・・

と、心から願う。
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懐かしい声に導かれて歩く。
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鎮守の森に、巣をかける大きな鳥。

サギがいる。
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ぎゃぁ ぎゃぁ と大きな声で鳴くのは、子鳥なのだろうか。

高い高い杉の木のてっぺんに、巣をいくつもかけている。
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足元には、薄青色の卵の殻が落ちている。
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まだ落ちて数日であろう、ヒナ鳥の屍もある。
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野生の厳しさ、自然の厳しさを目の当たりにできる。
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                   あ ・・・ 親鳥が帰ってきたね
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            森と、サギたちよ ・・・ いつまでも守られておくれ
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ただ必死に生き、続けようと一瞬一瞬を生きる動物たち。

少しだけ上を向いて歩くと、やっぱりここに帰りたくなる。
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by yayoitt | 2010-05-08 14:08 | 10 にっぽんっっ | Comments(9)
犬ねこ人、幸せまみれ 清里紀行 ~ その1
まだ、3週間も前のことではないのに。

あの時間のことは、遥かかなたの夢に思いを馳せるような ・・・

そんな気持ちがするのはきっと ・・・

その時間が、とても尊くて輝いていたから。
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日曜の早朝 大阪国際空港に到着。

日本の香りだとか、誰もが皆、黒い瞳と髪の毛だとか ・・・

懐かしさに船を漕ぎ出すよりも前に、走る、走る。

走れぇ 走れぇ やっ太郎~ ♪

 あぁ、日本第一日目、本日のテーマ曲は ・・・ これだな

できるだけ早く、清里に着きたいのである。

関空の丁寧で優しいJR職員さんが、最短の乗り継ぎ時間を紙に書いてくれた。

塩尻で1時間ほど待ち時間があることを、JR職員さんは断わった。

 ありがとうよ~ JRくん、あんたは、良い仕事してるよ~

と、ウインク☆をして(嘘っっ)走り去る。

走れぇ 走れぇ やっ太郎~ ♪

 あぁ ・・・ とにかく一刻でも早くに、清里へ行きたいっっ

 あぁ ・・・ 早く大好きな皆に会いたいっっ

 あぁ ・・・ 今日、帰ってしまう友に、何とか会いたいっっ


走れぇ 走れぇ~ ♪

頭の中は、しゅぽしゅぽしゅっぽーである。

関空 → 大阪 → 名古屋 → 塩尻 → 小淵沢 → 清里

JRくんの文字を、何度も何度も読み直す。

 おっしゃ 塩尻で、清里の皆に電話ができるなっっ

 ってか、両親にも、電話しないといけないよなっっ ははは


走れぇ 走れぇ やっ太郎~ ♪

新幹線は、名古屋に到着。

 あぁ~ 東海3県だよ~ 太郎は帰って来たよ~っっ

名古屋駅構内を走りながら *みゃーみゃー なんて声は、聞こえない。
(名古屋の方言は、よく みゃーみゃー と表現される)

塩尻に到着。

車で清里に行く時に、よく聞く名前である。

清里はもう、目と鼻の先なのである。

けれど、ここで待ち時間1時間 ・・・。

塩尻駅の駅員さんに、いったん構外に出て良いかどうかを尋ねると ・・・

 あと2分で、階段向こうの3番線から各駅停車が出ますよ~

と、語尾を延ばしながら言われた。

 えええええっっ そうなんですけ?

と、疲れと緊張と興奮で意味不明な返答をしてしまうが、気にかける時間なし。

各駅停車だからといって、急行と1時間も差があるはずはない。

 急がば行き進めっっ 太郎っっ

と、セーラー服姿の黒髪たちが乗る列車に乗った。

春うらら ・・・。

大きな重たいリュックを足元に置き、前かがみに上半身を預けると。

むくんだ身体の奥底から、ひきずるような眠気が襲う。

 あ ・・・ 電話 ・・・

小淵沢で公衆電話を見つけて電話をしよう、そう思いながら車窓に目をやる。

桜の花。

桜の花びら。

風に散り、窓の外を流れる。

同じ空間に鯉のぼり。

咲いた桜と鯉のぼりが同じ風景にあるのが、不思議な気がする。

 桜ぁ~ 鯉のぼりぃ~

 桜ぁ~ 太郎ぅ~ 走れぇ~


各駅停車の列車の中で、約30時間ぶりに少しだけ眠った。

涎がリュックと頬っぺたにくっつき、目を覚ますと ・・・ 小淵沢である。 

車で来ると、その存在感は大きいのに、駅はこじんまりと小さい。

 よっし、清里行きの次の列車は何時だ?

と、リュックを背中から下ろそうとした時。

 間もなく~ 2番線からぁ~ 本日は臨時列車の清里行きが出ます~

 わああああああああああああああああああああああっっっっ

 乗りまひ ・・・ 乗りまひすっっ

後姿を向ける駅員さんに、聞こえなくて良かった奇声をあげつつ。

とうとう最後の乗り継ぎ、清里行きの 春色列車 に乗ったのである。

身体も顔も、今から友に会えるというのに ・・・

文字に書き表せぬ ・・・

腐。

ふ。

 いや、良いのだ

 今日はだって、テーマ曲が 走れ やっ太郎 だもの


と、意味不明の言い訳をするのである。

この頃、清里と飛騨では ・・・
いったい私は日本に到着したのかどうかさえもわからず ・・・
待っていてくれている人々がいるのであった ・・・
本当に、ごめんなさい。


(もちろん、続くさ)
by yayoitt | 2010-05-07 11:28 | 10 にっぽんっっ | Comments(28)
伸びたかなぁ ・・・ あ、縮んだらしい ・・・
飛騨で こどもの日 は1ヶ月遅れの6月5日。

大黒柱の前で立ち止まる。

 さぁ、いっよいっよ、清里と沖縄の日記、書こうかなぁ~

なんて独り言を言いながら、柱の傷を見つめる。
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 明日から天気が崩れるらしいなぁ~

すっかり日本生活に馴染み返っている自分を、くすっと笑う。

そして、父が積み上げた写真の前に座る。

 あぁ、寄り道すると長いんだよなぁ~~

と、アルバムをめくり、ばらばらの写真を一枚一枚、見てしまう。

時々、埃でくしゃみをしながら。
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 あ ・・・ 真っ赤なほっぺ ・・・ しかもなんだ、このポーズ ・・・ ぷっっ

姉たちの羽織の袖丈が、とっても短いのが笑える。

そう、自分の可笑しさを棚に上げておいて。
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 うわぁ~ おどけものに変化しつつある頃だなぁ~

苛められながら、内弁慶でいた頃。

母の命令(笑)によって、常に男の子のような短髪時代。

姉たちはいつも おそろいの洋服 で、とても羨ましがった。

 母ちゃんもサル衛門も、若いなぁ~ でも、サルは、サルだなっっ ふふ
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高校一年生の時。

真っ黒に焼けて、よく運動してた頃。

あっかいほっぺが黒光りしてる。

大好きな先輩の為に、必死にダイエットした15歳の夏だったっけ。
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大好きな先輩が卒業し ・・・ 

ダイエットもやめ、食欲に注いだ青春真っ只中。

山岳部で、山登りやキャンプばかりして過ごした良い時代。

 桃子 ・・・ ウサギの耳になりたい ・・・

って、目指すは菊池桃子で。

その理由は、好きな男の子が、菊池桃子の大ファン。

結局、男かっっ。
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あっかいほっぺを、化粧で誤魔化せるようになった頃 ・・・。

かぶれやすいのは相変わらず。

ジュリアンロバーツに憧れた22歳。

真っ黒の髪で、長髪のパンチパーマ ・・・

いやいや、だけど本人の心は ・・・

 プリティーウーマンよ、ほら、大胆でしょうっっ

って。

 あぁ~ 青春ってぇ、甘酸っぱいじゃないかぁ~

と、寄り道のし過ぎに気が付き大黒柱の前を通る。

 わたしって、色々な意味で、成長してないかもな ・・・
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by yayoitt | 2010-05-06 20:19 | 10 にっぽんっっ | Comments(25)