カテゴリ:08 日本旅行( 9 )
清里、心の里帰り いきなりトイレ報告(日本滞在紀 その8)
他所様のおうちのトイレを、カメラを構えて覗くとは ・・・

これも、背負った使命を果たす為 ・・・


ふふふ

優しい雨が降る中、清里の高原の夜はゆっくり更ける。

夜毎、図書室を抜けて階下を覗くと ・・・

あぁ、あの子の尻尾を振る音が、あの人の笑い声が聞こえてる。

会いたくて、声が聞きたくて、話をしたくて、じっと部屋に居られないから ・・・

マイケルを置いて(苦笑)、昨夜と同じく、絨毯の階段を下りて行く。

屋根を叩く初秋の雨音が、心地良く、夜の静寂に説ける感じが好きなんだぁ。

その夜の闇を割く、命の活気、笑顔、見上げる瞳 ・・・
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         ある夜 ・・・ その扉の向こうでくつろぐ命たち
         カメラ目線のうづポン と 新聞くわえる五郎

そして ・・・ 
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   いつも ここで会っていた 杏ちゃん と 杏ははさん
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初めてなのに、ずっと昔から知ってるような素敵な女性と ・・・ 繋がる喜び。
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     杏ちゃん はお母さんが大好き ・・・ そしてちょっぴり恥しがりや
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          いつも、笑顔の優しいお母さんを探してる

突然の来客(後に、トイレ荒し と呼ばれるのであるが ・・・)を眺める五郎。 
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優しい表情で、杏ちゃんを見守る卯月。
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犬は、お互いの距離を取りつつ、とても優しく静かに見守り合う。

たとえ ・・・

その来客が ・・・

こ~んな所に立ち入ったとしてもっっ!!!
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初めて経験する ハイテクトイレ空間
by yayoitt | 2008-12-02 04:48 | 08 日本旅行 | Comments(31)
清里、心の里帰り 愛しい命たちとの出会い、再会       (日本滞在紀 その7)
去年は10月だった。

もっと秋色が濃くて、そして落ちた栗はもう、どれも空っぽで ・・・

懐かしい重厚な玄関の扉を開けた。

突然どこからか聞こえてきた音、近付いてくる ・・・ あっっ これはっっ

             カッッカリカリカッカリカカカ

まるで、野球選手が3塁から本塁へ、必死で走ってくるような、その音は!

             五郎~~~~っ
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この、少し遠慮がちに見る上目遣いの甘いマスク ・・・

しかも男前と来てるから、女性の心をギュっと掴んで放さない。

五郎に一目惚れは、もちろん私も例外ではなく ・・・ 会いたかったぁ!
 
はっっ 背後にマイケルがいるんだった ・・・ あたしったら ・・・

そして、午後の淡い逆光を受けながら、その大きく元気な尻尾が左右に揺れる。

ほら、白くなったお顔を上げ、まん丸の目を輝かせ、そして眩しそうに細める!

             卯月~~~~っ
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愛しい君だね、会いたかったよ、会いたかったぁ ・・・

ノーマンを思い出させるうづポン(卯月)は、やっぱりマイケルの心もガッチリ!

ちっちゃな私と、おっきなマイケルを迎えてくれた、看板娘と看板息子。

そして ・・・ Burnethillご夫妻!!!

1年前に初めてお会いする、そのずっと前から ~ 憧れのお2人(照)

それを知ってるマイケル、高揚する私の横で ・・・ さっすが英国人

まるで、昨日も会った人かの如く挨拶して、自然に微笑んでいる。

くっそおおおお 奴は後でからかうんだよなぁ、照れて舞い上がってる私のことっ

そ、そ、そーーんな私が、まっさか、お2人のトイレ取材をするなんてっっ

と、それは後の特集として取って置いてとして ・・・。

その日、雨上がりの清里での再会は、とてもドキドキするのに、穏やかで ・・・。

やっぱり口に出るのは ただいま だったんだ。
いつの日か ・・・ と思ってきたゲストハウス。

荷物を置くと早々に、探検する。

壁に掛かる、優しい絵 ・・・ 一つ一つに心が奪われる。

               あったかな
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              あの日の日差しを
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           まるで自分も憶えてるかのような
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          そんな気持ちにさせてくれる絵があった

マイケルと、2階の図書室で、目移りしながら本を眺めていると ・・・

奥様が、私たちに気が付き ・・・

 八ヶ岳に登るのよね、え~っと、これと ・・・

と、引き出して下さった 八ヶ岳登山の為のガイドブック。

 確か、この辺に ・・・ あ、これもね、八ヶ岳だけじゃないけど良いわよ

ずっしり重い、確か日本百名山。

その2冊を、私達は夜遅くまで読み漁り ・・・ 後日の八ヶ岳登山に向かうのだった。

                その宿は
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            喧騒から離れただけではなく
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                不思議と
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            でも それが とても自然に

         ゆっくりと、たっぷりと流れる場所 ・・・ 時が


~ 初めて出会う杏ちゃん、杏ははさん、そしてワンコを囲んでの語らいに続きます
by yayoitt | 2008-11-11 03:30 | 08 日本旅行 | Comments(6)
清里、心の里帰り 丘のゲストハウス(食)       (日本滞在紀 その6)
九月雨、そんな言葉はないのだろうけど ・・・。

September Rain なんて言ってしまうと、カッコつけてるなぁ。

台風の影響により~ って気象情報センターは繰り返してたっけ。

清里に到着してからは。

 → 大雨 → 霧雨 → カッと晴れ → ドッと雨 の繰り返しで ・・・。

だけど、濡れるからこそ光立つ緑があって、集まるからこそ流れる川があり。

雨の粒を、心の底から愛しいと思える。

そんな気持ちにさせてくれる高原、八ヶ岳の麓。

少しだけ首をすぼめて、透き通った空気の中を歩く ・・・。

そして ・・・ おなかを満たす、心が更に膨らむ。

マイケルがとても気に入って、毎晩、楽しんで飲んでいた八ヶ岳地ビール。

Touchdown デュンケル と ピルスナー 
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デュンケル は深い飴色で極みあり(私も少し試飲)、ピルスナー は黄金色。

ビールの味にうるさいマイケル(笑)は どちらもとても良い と唸ってた。

喧騒から抜け出て、同じ空気で迎えてくれるゲストハウス の丘を降りたすぐそこ。

(ごめんなさい、レストランの名前が ・・・ 涙)

犬連れのお客さんが、Touchdownに舌鼓打ってる。

ヴィーガンメニュー(動物性を一切使用しない)もあって、即、注文!
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         これが ・・・ 木目細かな味でとても美味しい

ビールに唸る夫と、食事に唸り続ける妻。

レストランを出ると、この山の麓の、人工的な灯りのなさに気が付く。

自然の暗闇に目を凝らす、自然の沈黙を聞く、自然と人が調和して生きてる、と知る。

Burnethill での尊い夜を過ごした、翌朝は。

楽しすぎる夜の流れ、朝の散歩の様子は、これから 続く )

人は楽しいと、嬉しいと、自由だと、気持が良いと、お腹がすく。

1人1人の為、お客さんと言うより家族を迎えるようにして接して下さるご夫婦 ・・・。

バーネットヒルさん(イカスご主人 ふふ)が、素敵な(憧れの)奥様の手料理を
テーブルに運んでくださる。

挽かれたばかりのコーヒーで目を覚ましつつ、マイケルと優しい目配せをする。

 あんな夫婦になりたいなぁ ・・・

 ってか、あんたはご飯、作れないでしょ ・・・

 うん、だから、マイケルが料理して私が運ぶよ ・・・

こういう会話の時点で、既に なすり合い になってる夫と妻。
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      彼にはヨーグルト 私には 豆乳で作った手作りヨーグルト

この奥様の手作り豆乳ヨーグルトが、まったく豆臭さがなく、トロトロで美味しい!!

やはりヴィーガンの私に ・・・ 
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         奥の2つのパンがマイケルの 手前2つが私用

握るパンが温かいと、感動する。

 こういうさぁ、心の篭った食事を手作りできるって素敵だよねぇ

 私も、頑張ってみようかなぁ ・・・

 ・・・

 みようか、な? 

 ・・・

マイケルは、私がいかに 実現できない妻 か知り尽くしてるらしい。

10年にして、お互いを知り尽くして、それでもヘラヘラ笑う 夫と妻。

マイケルが、ハッシュドポテトとソーセージを得意気にナイフで切る間。

そう、彼はスコットランド人 ・・・ 

スコティッシュブレックファストが大好き、ジャガイモがソーセージが大好き!!
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     私は、ハッシュドポテトと、生まれて初めて頂いた テンペ

一緒にこの2夜、宿泊をしていた 杏ははさん にテンペのことを教えて貰う。

 ふむふむ ・・・ インドネシアの ・・・ ほっほ~

黙々、押し黙ってしまうほどに 美味しいっっ

杏ははさんの足元に、両前足を身体の下に入れて横たわってる杏ちゃん。

杏ははさん、杏ちゃんとの出会いも、この後ゆっくり ・・・ 続く うふ

朝食で大満足すると、心も満たされると、ますます天候なんて構わないもので。

この3泊4日間、私たち夫婦は一度も、お昼ご飯を食べずに過ごした。

大感激と大満足のお散歩と朝食後、お腹はちっとも空かないんだった。

そして、また優しい嬉しい夜を迎えると ・・・
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              テカテカの顔で夕食っっ!

Burnethill を出て、真っ直ぐ道伝いに車をしばらく走らせた所。

たまたま目に入ったイタリアンレストラン MORIMOTO 。

メニューに、森本シェフにお任せパスタ があり、色々要望を伝えて作ってもらう。

私がヴィーガンのことを伝えると ・・・
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       色んな野菜のにんにくオリーブオイル絡めスパゲティーを

来年も、同じ場所に戻ってしまいそうな予感。

そして、行けなかった、あの場所にも。

・・・ そして、愛しい命たちとの出会い、再会へと、続くっっ!!
by yayoitt | 2008-10-31 18:15 | 08 日本旅行 | Comments(10)
清里、心の里帰り 丘のゲストハウス(予感)       (日本滞在紀 その5)
スコットランドにいる間から、何度もマイケルとPCの画面を眺めてた。

この風景に会うんだよ って。

この山に登るんだよ って。

この人たちに、この愛しい子たちに会えるんだよ って。

マイケルも、目を輝かせながらPCの画面を見つめていたっけ ・・・。

飛騨からレンタカーを借りて、ナビ初体験で興奮しながらの4時間ちょっと。
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              帰って来たよっっ

あいにくの雨、しかも激しく横殴りの雨 ・・・ だけど嬉しかったぁ~。

ここに、戻って来れるという喜び、マイケルを連れて行けるという興奮。
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                ただいまっっ            
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    何度も訪れるブログで出会っていた姿を、この目で見られる感激っっ
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 そこには ・・・ あの子が、この子が、その愛おしい命が、彼らを愛する優しい瞳が

その、丘の上のゲストハウスを優しく包み込む自然は、言葉に出来ぬくらい美しくて。
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            実は、迷ってしまった森の中

雨の中、一面の緑から滴る水を浴びながら歩いた ・・・ それも嬉しいっっ
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               一面に広がる熊笹

熊さん ・・・ 驚かないでね。 ふふふ
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             あ ・・・ 鳥の巣だなぁ

なんだか、尊い命、友との出会いを予感させてくれる木々の煌めき。

そして、嬉しくて楽しくて美味しくて ・・・ の数日が、始まるんだったぁ~。 ふふふ

続くっと!
by yayoitt | 2008-10-28 04:58 | 08 日本旅行 | Comments(6)
清里、心の里帰り 丘のゲストハウス(回想)       (日本滞在紀 その4)
去年は、ほんの数時間の滞在だったけど ・・・。
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そこに辿り着いた感激は大きくって。
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絶対、次はここで滞在したい と心の中に決めてた。

あの日は、愛する命が虹の橋へと旅立ったすぐ後。

秋晴れの優しい10月の暮れ ・・・。
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             五郎がお父さんを待ってる
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    日差しのテラス、この部屋で沢山の花や野菜に囲まれ、奈々が眠ってた
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       奈々の代わり、と、ちょっとだけボール遊びして ・・・

犬の真似する私の隣で、五郎が戸惑っていたっけ。
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        この階段を降りると、先住の愛する子たちが眠る森へ
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           大好きなお父さんを見上げるうづポン
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やっぱり、スコットランドに置いて来たノーマンを思い出させてくれる。

この日に撮った、うづポン ↓
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そして今年、再会を果たして撮った、うづポン ↓
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今年撮った写真を見ながら、あれ?これ去年の ・・・ と思うほど。
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     五郎が森(風のガーデン ふふ)から上がってくるのを待つうづポン
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        大切な時間を割いてくださり、一緒にお昼を頂いた

ベジタリアン、ヴィーガン向けのこのレストラン。
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今年、二晩とも、あいにく開いてなかったぁ ・・・。

よし、じゃぁ、また来年っっ と思わせてくれる(笑)。
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     テラスの部屋で眠る 奈々のPaw型(左)とJUNのPaw型(右)

彼女は、私が知ってるままの、そのやさしい表情で眠ってたんだ。
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         先住の動物たちの想い出溢れるスナップ

そこには、今そこにいる命だけじゃない ・・・

ず~っと繋がり存在してきた、そして今も確かに生きてる(心の中、風の中に) ・・・

そういう命が、沢山、笑ったり、眠ったり、匂いを嗅いだり、優しい目をして佇んでる。
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           車で一緒に来てくれた父とうづポン
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この日の帰り道、いつか、泊まりたいなぁ ・・・ と呟いた父の願い。

来年、叶えてあげようっっ ふふふふふ と、ほくそえむ私。
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        たった数時間で、心を奪われてしまう人と命と場所 ・・・ 

今年、マイケルと一緒に宿泊できるたなんて、本当に本当に幸せだよ。

日本帰国が決まった1月から既に、清里計画は決まってたんだった。

その、心の里帰り 清里へ、あの丘へ ・・・ 続くっと。 ぶふっっ
by yayoitt | 2008-10-26 04:15 | 08 日本旅行 | Comments(10)
遅くなったぁ ・・・ (日本滞在紀 その4)
去年は10月だった。

突然に涼しくなった飛騨で、頑なにその場所を避けていたんだった。
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友よ ・・・。

彼女が、飛騨から、あの街から、あのテーブルの向こう側から、居なくなった。

06年の12月、永遠に私の前から、居なくなった。
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去年、彼女の1周忌を2ヶ月前に控え、私は正面を向けなかった。

受け入れなかった。

その遺影を、その空間を、確認したくなかった。

だから、ご家族にお土産を持って帰っていても、歩めなかったんだ。
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通い慣れた彼女の家への道程 ・・・

一緒に笑って仕事をしていた病院 ・・・

彼女と私の思い出に重なる、誰一人にも、会いたくなかった。

それなのに、帰りの飛行機の中で、後悔して泣いたりした。
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彼女が、その大きな掌を懸命に高く振りながら叫んだ言葉 ・・・

 来年、スコットランドで会おうなっっ

彼女は、私に会いに行こうとしていたのに。

私は、彼女に会いに行かなかったんだった。
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あの寒い夜 ・・・

病院で、学生が病棟を巡りながら歌うクリスマスキャロル。

それを聴きながら彼女は旅立った と、この秋 ・・・ 知った。

彼女の Goサイン を待っていた私に、最後まで彼女は Come と言わなかった。

それが、彼女からの私へのメッセージ ・・・

 来年、スコットランドで会おうなっっ

そうじゃないのなら、帰って来るな、会いに来るな、私が行くのだから ・・・

きっと、彼女はそう繰り返していたんだと、今になって思うんだ。
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1年と9ヶ月の年月を経て ・・・

ようやく私は、彼女と再会できた。

 ごめん、本当に、遅くなってごめん ・・・

彼女の笑顔は、どうしてそれが、そんなに優しいのか。

私の知っている、どの笑顔よりも優しかった。

線香の煙を隔てて、あちら側とこちら側、しばらく語ったんだ。

彼女が示した部屋の壁を見ると ・・・

そこには、その遺影と同じ表情の彼女がいるスナップ写真。

家族全員の写真の中の、友。
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思い出した。

私に、湯気立つ苦いコーヒーを囲んで話してくれたこと ・・・

癌の告知を受けてからの、家族水入らずの旅行のこと、桜、風、川の流れ。

まだ硬そうな蕾が多い桜の下で ・・・ 友が安堵の笑みを湛えている。
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 あぁ、あん時の写真なんやなぁ ・・・

友よ

 あん時も、側におらんかったけど ・・・

友よ

 去年も、会いに、よう来れんかったけど ・・・

なぁ、友よ

 遅うなって、本当にごめんな

なぁ、友よ

 また、コーヒー飲みに来て良いかな

友よ

 来年、春にまた、話しに来るな


遅れたけど、待っててくれた。
by yayoitt | 2008-10-21 06:04 | 08 日本旅行 | Comments(12)
想い出溢れる、飛騨の道 (日本滞在紀 その3)
生まれ育った町、人口2万弱の小さな山の町。

子供の頃は、そこが全てで、宝物も夢も悲しみも心配事も、そこにあった。

大きくなるに連れ、夢や明日は、どんどん外の世界に広がったけれど ・・・

今また、この小さな山の麓の町に帰りたい、と思いがつのったりして。

この日は、京都から沖縄に引っ越した姉と、マイケルと3人で散歩に出掛けた。

姉妹3人が通った、山手にある高校へ ・・・

途中の 忠霊塔 という名で知られる公園へ寄り道。

子供の頃は ちゅーれーとー と呼び、チューリップのようなイメージを持ってたっけ。

それが、第二次世界大戦の戦没者の霊を慰める塔と知ったのは、大人になってから。

    忠霊塔への階段 幅が広くて手摺もなく、歩幅が狭くて傾斜が急で怖い
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        大人になってから何度も、この階段の夢を見てる
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     ちゃんと立った姿勢で登れないし、降りることはもう、できない
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         飛騨古川は、ぐるりと山々に囲まれている
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           小さな倒れそうな家があったっけ
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           古い木戸、もう誰も住んでない
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         荒れた庭には棗(なつめ)が実を付け
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姉は躊躇なく あ、なつめや と言うと、1個取ってそのまま口に入れた。

そして、次の瞬間 げっっ 虫や と、吐き出していた。

              懐かしの高校に到着
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              ここで沢山、恋をした
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明らかに敷地内への不法侵入なのに、窓から女子高生数人に手を振ってもらう。

大喜びで両手を振り返しながら、女子高生よりもキャーキャーうるさい私 ・・・

石碑に彫られた校歌、姉と思い出しながら歌うけど、途中さっぱりわからず断念。

☆先輩の後姿、〇君と1つの傘で帰る無口な坂、あいつを追い掛けた放課後 ・・・

山岳部では、学校の裏手の山によく逃げ込んだっけぇ ・・・

姉も私も、それぞれの思い出をポロポロ語り、マイケルはただ遠い目で聞いてた。

        あ、コーギーだ、日本のコーギーはスマートだなぁ
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     4月19日の祭りの夜に担がれる起こし太鼓 まずは、姉 ドーン♪
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        妙にワンパク坊主みたいな、スコットランド人 ドーン♪
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         もう、かなり打ち慣れてる、暴れん坊女 ドーン♪
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       毎日、飽きもせず、独りで、あけちゃんと、遊んだ円光寺
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子供の姿を、ここではもう殆ど見なくなった。

          酒造が並び、鯉が泳ぐ瀬戸川のある通り
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     小学校の頃、この鯉に似た リボンちゃん という鯉がいたっけ
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リボンちゃんを見ると、その日は良いことがあるって、誰が言い出したんだろう。

    翌日には沖縄に帰る姉、そして彼女が 綺麗 と言ったアサガオ
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蒸し暑い、台風が近付く晩夏の午後 ・・・

想い出、ぽろぽろ ・・・

変わり行くけれど ・・・

でも。

愛する町は、あの日と同じく私を迎えてくれたんだった。
by yayoitt | 2008-10-17 03:51 | 08 日本旅行 | Comments(27)
顔の大きさ比べ (日本滞在紀 その2)
飛騨に到着した翌日の家族旅行。

3年前から、私が日本に帰った時に、元々の家族5人が集まっている。

沖縄で新しい生活を始めている一番上の姉も飛行機で到着。

飛騨の町から、車で1時間ほどの ひるがの高原 へ1泊で出掛けた。

日本に着いてから、ここ数年、開いていなかった汗腺、フル回転っっ。

懐かしい蒸し暑さを感じる、この喜び ・・・。

          あぁ 愛すべく日本よ、そして家族よ ・・・

姉妹3人が集まると、互いの服のこと、体型のこと、体臭のこと(笑)話は尽きず。

3人で写真を撮るとなると、いつも争いが起きる。

 誰が最も、カメラから遠くに位置するか ・・・

その理由は 顔が大きい という劣等感からなわけである。

そんな風にして撮れる写真はいつも ・・・ 不自然
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           顔の大きさ大会 ・・・ 勝者は私っっ

ホテル近くにある 牧歌の里 に出掛け。

9月の太陽に、マイケルが途中でリタイア ・・・ 建物内で休むことに。

スコットランドの彼には、この炎天下は、ちょっときつかったらしい。

4回は夏を、日本で過ごしたんだけどなぁ ・・・ 
しかも、京都の夏は、扇風機1個で通したのになぁ ・・・

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            芝生の上では、決まって裸足に

土の上や草の上に裸足で立つと、地球からのエネルギーが体内に流れるらしい。
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          お気に入りの一枚は ・・・ 父と並んで

 あと数年で、彼が80歳になるなんて ・・・ 信じられない
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             ホテルでの朝食はバイキング
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             朝食後は中庭でコーヒーを

緑一杯の高原での一泊は、マイケルもかなり気に入ったみたいで嬉しかったぁ。
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             あぁ ・・・ キリギリスだぁ

日本には、実に色々な虫がいると、改めて知った。

その美しさと興味深さに、どうして住んでいた時もっと、気が付かなかったんだろう。
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         真ん中の姉に贈ったネックレス 似合うじゃんっっ
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         一番上の姉に贈ったネックレス 似合うじゃんっっ

沖縄から姉が持って来たフルーツ、ドラゴンフルーツは、名前がまず怖い。
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             そして、切ったらビックリ!

なんでも、食べた翌日、トイレでもビックリするんだとか ・・・。

結局、根性無しの私は、それが怖くて、味見程度しかせず ・・・。

ビックリの代わりに、せめて綺麗な日本のトイレを激写っっ 笑
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        この旅の課題 ・・・ 日本のトイレを写す 1枚目

 はい!幾つかの素晴らしいトイレの写真、撮って帰りましたっっ 

これも ・・・ 追々 ・・・ うふふふふ
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          スターフルーツは、名前の通りの☆型

ふと、思う。

子供の1年と、老人の1年は、その変化が大きいのだろうなぁ ・・・ って。

愛する両親と、出来る限りに楽しい時間、一緒の時間、普通の時間を持てたら。

それなのに、側にいると、ただの末っ子になってしまう。

本当は、いっぱい、伝えたいことや、してあげたいことがあるのに ・・・

また後悔したりする。

          あぁ 愛すべく日本よ、そして家族よ ・・・

私の家族と共に、とても自然にいつも笑ってくれるマイケルが、かわええ。

ありがとよ。
by yayoitt | 2008-10-13 04:12 | 08 日本旅行 | Comments(15)
掌の中の天使たち (日本滞在紀 その1)
飛行機の中で顎が2度も外れる という思いがけない事態で。

いつもの何倍も汗をかいて、中部国際空港に到着したマイコロと私。

夕方6時の到着で、その夜は、豊橋に住む大好きな友 のお宅へ ・・・

去年、一度だけ、しかも30分も会えなかった彼女と、ずっと会いたい命に会える。

 でも ・・・ 私たち、きっとすごく、臭い

きっと体中から、ほら、あの黄色い臭気を放ってたんじゃないだろうか。 

しかし ・・・ 

私たち汚臭アベックカップルを迎えてくれた タカちゃん夫婦 は優しかった。

夜の9時になるのに、私達を待って、それはもう舌鼓ポンポン打ちまくりの手料理を
一緒に楽しんでくれた。
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       野菜カレーは、好みに合わせてグリル野菜をトッピング

カレーの味にこだわりのあるマイコロが “ 本当に美味しい!” と絶賛。

タカちゃんとご主人が言ってくれた言葉が、忘れられない ・・・。

 この2日間は、私たちもヴィーガン生活してみようってことにしたんだよね

とっても、とっても嬉しかった。

          あぁ 愛すべく日本よ、そして友よ ・・・
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     愛する命 ミミ とは、この夜が初対面 ・・・ 会いたかったっっ
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        繁殖犬として推定7年ほども過ごしたであろう彼女
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       3年前の10月7日 タカちゃん夫婦の元にやって来た
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     長い時間を掛けて、でも確実に タカちゃん夫婦に心を開いているミミ

3年前まで、どんな風に扱われ、生きていたのか ・・・ それはミミしか知らない。

愛されるってことすらきっと、知りえなかった彼女は今、とても愛されている。

 日本で会えた、愛されっ子 ・・・ あぁ、良い旅になりそうだな

彼女たちの愛情を目の当たりにし、美味しい食事ともてなしを頂き、感無量の私たち。

耳を澄ますと、カエルが鳴いている ・・・ 静かな日本の夜 ・・・

        あぁ 愛すべく日本よ、そして友よ ・・・

その夜は、キャンドルの火だけ灯して、タカちゃんと2人で明け方まで話したんだ。

ポツリ、ポツリ、優しく可愛らしい彼女の口から、私の耳へと ・・・

そして2人で一緒に、ちょっとだだ漏れたりもしたんだった。

 あなたに会えて、本当に良かった ・・・ 巡り会えて良かった

まだ蒸し暑い夜が、揺るぐ風と共に、静かに更けたんだった。

翌朝 ・・・。

朝から、まな板をトントンする音って、日本独特で、大好きな音の1つ。
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           塩昆布菜飯っっ 塩昆布やっこ豆腐っっ

        あぁ 愛すべく日本よ、そして友よ ・・・

マイコロに ゴボウは何だ? と聞かれて 根っこ としか答えられなかった私。
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      チロ(チロはこの朝、静かに私達を起こしに来てくれた)とミミ

午後には飛騨に向かって帰る私たち ・・・ マイコロはかなり時差ぼけ。

タカちゃん夫婦、甥っ子かずポンとチロとミミ、そして私は、車で近くの大きな公園に。

とても緑が綺麗で、よく手入れされていて、犬も共に歩ける素敵な公園だった。

飛騨高山の 城山公園 を思い出させる、すぐに大好きになれる公園。
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ミミは、リードで歩くことが、なかなか出来ない。

彼女の思い出の中に、どんな場面が、どんな痛みが、あるのかも知れない。      
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          タカちゃんは、とても気長にミミを待つ
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         何度も振り向き、声を掛け、そして励ましに行く

彼女の、そんな姿に、私はひどく心を打たれたんだった。

優しいタカちゃん ・・・

 あなたに会えて、本当に良かった ・・・ 巡り会えて良かった

その午後。

電車に間に合うようにと、必死で車を運転してくれたご主人 ・・・

いつも冷たい飲み物を、そっと側に置いてくれたタカちゃん ・・・

愛おおしいチロとミミ ・・・

少しだけお話できた、弟さんと、元気な甥っ子兄弟 ・・・

空手についての、とても興味深い会話も楽しみましたっっ。 

 あなたに会えて、本当に良かった ・・・ 巡り会えて良かった

本当に、本当に、ありがとうございました、また来年 ・・・ 会いたいです。

飛騨に近付くほど、緑の重なりが深くなるのを車窓から眺めつつ ・・・ 飛騨へ。


        あぁ 愛すべく日本よ、そして友よ ・・・
by yayoitt | 2008-10-12 17:40 | 08 日本旅行 | Comments(10)