カテゴリ:スコットランドフラリ旅( 6 )
最後に写真だけ
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       シハリオンの頂上から 向って左の湖がラノフ湖
by yayoitt | 2006-10-17 03:59 | スコットランドフラリ旅 | Comments(16)
喧騒を抜け出し北へ~~4
山に登る時に、私とマイケルはいつも、時間を計る。

ここからあの 見かけの頂上 まで何分 、とか、かかる時間のあてっこもする。

1083メートル の Schiehallion(シハリオン) を見上げて、2人の目標が立った。

ガイドブックには平均登頂時間 2時間半 とあったので、頑張って 2時間 で登ろうと!

結果 ・・・ 1時間47分!!

実に良い結果である!!
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        登り始め、4つあるうちの1つ目見かけ頂上付近 とっても暗い
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       最後の見かけ頂上が・・・その背後には本当の頂上が隠れている
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        やっこ、登頂にて威張る の図
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       マイケル、登頂にて祝う(ウイスキーボトルのウイスキーにて) の図
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        ご主人と共に頂上を目指す犬

途中で出会った 雷鳥 不思議な鳥 頂上付近で平気にこっちを見てた羊夫婦(バー と メー と名付けました)・・・

やっほ~~~~~♪

こうして、翌日から筋肉痛に悩まされることも忘れ、私達は、愛するノーマンや、病気と闘っている命 の元へと、車を走らせて帰ってきた。

感動することの沢山あった、自己満足もあった、素敵な1泊2日の旅でした。
by yayoitt | 2006-10-17 02:40 | スコットランドフラリ旅 | Comments(15)
喧騒を抜け出し北へ~~3
Kinloch rannoch (キンロッフラナッフ) に到着したのは、夕方の6時を過ぎていた。

loch rannoch (ラナッフ湖 loch はスコットランド語で  ) を持つ小さな町 Kinloch rannoch であるが、この、Kin というのは、スコットランド語で  の意味。

この町が、loch rannoch の 端っこ にあることがわかる。

精神的にとてもぴりぴりしていた2人だったので、ホテルでのゆっくりとした時間が、むしろ落ち着かないように感じてしまったが、

私は、バスタブのお風呂に 2回 も入り、マイケルはホテル内のパブで、スコットランドvsフランス(08’ヨーロピアンチャンピオンリーグの準備戦)で スコットランドの勝利 を見守った。

翌朝は、何とか早起きして あの山 Schiehallion(シハリオン) に登りたい!!

真夜中に月に照らされた その山 は、見事なピラミッド型をしていた。

この山の名前は、スコットランド妖精の山 という意味である。
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また、シハリオン は munro の1つ。

munro (マンロウ) とは、スコットランドの山の中で、914.4 メーター以上 のものをいい、スコットランドの中だけで 284 の munro がある。

シハリオン は、 1083 メーター、堂々たる  munro な訳である。

その夜は、嫌な夢ばかり見て余り眠れなかったが、早朝に窓から注がれる光の柱を見つけて、ちょっと心がウキウキし出していた。

朝食が8時からということで、8時20分頃に食堂に下りていくと、なんと私達がほぼ満室の泊り客の中で 一番乗り だったのに、驚いた。

マイケルは、クロワッサンやブリオッシュ、チーズやヨーグルト、そしてフルスコティッシュブレックファストを充分に楽しんだ。

・・・ が ・・・。

3月から ヴィーガン になって、スコットランドでは初めての泊まり旅行の私は、現実に打ちのめされてしまった。(笑)

 た、た、た、食べる物が ・・・ ない ・・・

それでもドライフルーツなどを楽しみ、そして、次回からは常に豆乳を持ち歩かなければ、と反省もできた。

頬を膨らませて、もぐもぐ食べるマイケルの肩越し、窓の外には シハリオン が殆どガスの中に姿を暗ませてはいるが、時折、冷たそうな山肌を太陽の光に反射させもしていた。

今から、あの山に登る ・・・。

ドリカム の歌が頭の中で繰り返される。

 行きたいのは Mountain Mountain、会いたいのは や~ま、や~ま、ヘ~イ♪

この、山に登る前のゾクゾク感 と 殆どもう、嫌だ、登りたくない!と感じる、この交じり合った気持が、好きなのである ・・・。

                      4へ続く
by yayoitt | 2006-10-16 02:25 | スコットランドフラリ旅 | Comments(12)
喧騒を抜け出し北へ~~2
ダンケルドの町 を少し外に出た所に、マイケルが私に是非見せたかったという 自然公園 がある。

Dunkeld Hermitage Walkである。

Braan川 の流れる森の小道を15分ほど歩くのだが、この森の木々は、ヨーロッパで最も背が高い木が含まれている。

川の流れの静かな音色が、徐々に、怒涛の音に変わっていくのがわかる。

風に乗り、微かに頬に水しぶきがパウダーの膜の如く触れている。

古い石橋を渡り、その景色が開けた!
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そこには、高さこそは余りないのだが、たっぷりの水をゴウゴウと落とし続ける、滝があったのだ。
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連日の雨で、水の量に恵まれ、その姿は堂々とずっしり、それなのに常に姿を変えながら水しぶきを噴出していた。

スコットランドの水は ピート(燃料としても使われる土壌の1つ) が沢山含まれている為に、茶色い。

この滝も、やっぱり、茶色かった。

写真も撮るのを忘れて、その立派な姿に、口を開けたまま見とれていると ・・・

何かが ・・・ 飛んだ!!!

もの凄い水圧で落ちる滝つぼから、何か黒い長い物が ・・・

ほらまた、飛んだ!!!

崖の先でカメラを構えるマイケルを大声で呼び、彼と一緒に目を凝らしていると、今度は確かに、はっきりとその形が見えた。

 である。

どう見たって絶対に無理だ、あんな水量の滝をのぼるなんて・・・。

マイケルも私もしばらく、拳を握ったまま息を呑んで立ちすくんでしまっていた。

飛び跳ねては、簡単に戻される、そしてまた力の限り、飛び上がる、そして水の泡の奥深くへ消え去る・・・。

子供を産む為に、子孫を残す為に、必死に自然と戦う命、その神秘と自然の酷(こく)さに言葉が出なかった。

親魚は川を上っている間 餌を取らない という。

産卵・放精後、親魚は、1ヶ月以上生きて産卵床を守ることもあるが、大半は 数日以内に寿命が尽きて死ぬ と言う。

稚魚の頃、この同じ滝を下りて行ったのだろう、そして、同じ故郷の水に、産卵の為、そして自分の死場として帰って行くのである。

同じ森を、小雨がぱらつく中歩いて帰りながら、、マイケルも私も神妙に無口になっていた。

命のこと ・・・。

自然のこと ・・・。

人間のこと ・・・。

命のこと ・・・。

自然のこと ・・・。

 “ なぁ、マイケル、もしもな、今晩の夕食に サーモン があったらどうする? ”

 “ ・・・ う~~ん、今晩は、食べられないなぁ ・・・。 ”

 “ そっかぁ ・・・。は、これを機会に、ベジタリアンになってみる? ”

 “ ・・・ うっ ・・・。そ、それは ・・・。というか、こんなの卑怯だぁ ・・・。 ”

 “ そうやな、ごめんごめん!! ”

なんだか嬉しくて、でも寂しくて泣きそうになり、わざと飛び跳ねたりマイケルの尻を叩いたりしながら、2人して駐車場まで帰って行った。

                        3に続く
by yayoitt | 2006-10-15 00:32 | スコットランドフラリ旅 | Comments(12)
喧騒を抜け出し北へ~1
先週末の予定を変更し、ギリギリまで悩んだ末、土曜の午後から出掛けることにした。

マイケルのお姉さんが、エジンバラのこの家に泊まってくれるということで、ノーマンを彼女に見てもらうことに。

心配な 愛する命 は、この土曜日の午後に急遽、救急病院で24時間体制で月曜の朝まで看てもらわなくてはならないことに。

マイケルのお姉さんがエジンバラに待機し、病院から電話をもらったらすぐに私たちに報せるということで、不安ながらも出発 ・・・。

天候は、いかにもスコットランドらしい天候ということで、青空、殴り雨、虹、まぶしい西日、また、虹、小雨、風・・・。

午後遅くに出発したので、予約してあるホテルにほぼ直行したのであるが、途中、2箇所だけ立ち寄った。

1つは、Dunkeld(ダンケルド) という小さなかわいらしい町。

ピーターラビット の作者、Beatrix Potter が避暑地として過していたこの町、そこで彼女のピーターラビットの想像は膨らんだという。

ここには、Beatrix Potter Garden というピーターラビットの世界を実際に復元したような庭があり、小さなかわいらしいおうちや、そこを歩き回るキツネ、飛び跳ねるウサギなどが、あちらこちらで見つけることができる。

大きな テイ川 が流れるこの町、車を止めて、半分朽ちている大聖堂へと向った。

ここは町自体が、歴史保護地区 になっている。

遡ること7世紀、この小さな町は、キリスト教の中心地 とされていた。
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アイオナ島 から 聖コロンバ がこの町に到着、キリスト教の土地として栄え始めた。

スコットランド初代王 Kenneth MacAlpin が、この町を ケルト教会の頭教会 と定めたのは9世紀のことだった。

かつては大聖堂であった、今は小教区教会の聖堂は、1350年に造られたのが最初の大聖堂跡で、15世紀には鐘楼を含めて、ほぼ完成している。

破壊されたのは1689年のダンケルドの戦いで、修復中の災難で、その後かろうじて残った聖堂の一部を残し、そこを今では小教区の聖堂として利用している。
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この大聖堂ではよく、結婚式が執り行われるが、この日も土曜日ということで、数組の結婚式が行なわれていたらしい。

ちょうど私とマイケルが大聖堂を訪れた時には、2組目が終了して、新郎新婦だけが大聖堂のあちこちで写真を撮ってもらっているところだった。

その2人の傍ら、微笑みながら、いかにも “お幸せに” とでも心の中で祈るように通り過ぎる私達・・・。

しかし実際は・・・

 “ なぁ、マイケル、もしも私が、通り過ぎるときにな、あの花嫁さんを指差して、ひ~っひっひひっひ~~ って腹抱えて笑ったら、幾らくれる? ”

 “ それはちょっと恥ずかしすぎるから、ぼくは多分、逃げると思う。それだったら、通り過ぎる時にただ大声で叫ぶ、とかの方が良いな、そうだな、£5、かな? ”

 “ え~~??£5?? ”

 “ だって、ぼくのお金はやっこのお金だから意味ないだろう? ”

・・・ とこんな、心の中で幸せを祈るという行為からは程遠い、会話がなされていたのである。

                       2に続く
by yayoitt | 2006-10-14 22:53 | スコットランドフラリ旅 | Comments(2)
Get out of the city to the wild life!!
今日は仕事が終わってからすぐに、スコットランドは北へ、Kinloch rannoch という湖の近くへ、週末を過す為にレンタカーで逃げ出します。

マイケルが初めて登った山 Schiehallion(シハリオン) に登りたいというのが一番の目的。

土曜日に登る予定ですが、週末の天候は、雨、雨・・・。

金曜の夜は Strathyre という小さな町に住む義姉夫婦の所に宿泊、ノーマンと、日本に帰っている友人のお預かりワンコ、麻呂を彼女に預かってもらい、土曜の朝早くにもう少し北へ行きます。

土曜の夜は、テスコ(スーパー)のポイントが溜まって割引になるホテルに泊まります。

マイケルがドッグシッターの仕事を始めて、初めての2人で出掛けるホリデーなので、天候がどうであれ、ゆっくりのんびり、自然を一杯満喫してきます。

こういう時間が、欲しかった・・・。

日曜の夜まで留守にします。

何か御用事の際は、大きな声で “ おっほっほ~~~~い、やっこっほっほ~~~~い ” と呼んで下さい。

木の実を集める赤リスの側から、雨に濡れ紅葉しはじめた木々の影から、声が聞こえたら返事します。

では、皆さんも、良い週末を ・・・。
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by yayoitt | 2006-10-06 05:43 | スコットランドフラリ旅 | Comments(35)