カテゴリ:アイスランド旅行記( 9 )
ICELAND “初めてなのに愛しい人”
アイスランドは北東の町、AKUREYRI アクレイリの人口は1万5千人強。

その夜は、いつものサラダバーと本日のスープ飲み放題のレストランに出掛け、ゲストハウスまでの帰り道に、あるカフェに立ち寄った。このカフェは、CAFE PARIS(カフェ パリス)というチェーン店、とってもお洒落な学生がよく集まる感じだ。

実は、前日の午後に一度立ち寄ったのだが、その時、ある1人のウェィターが、私はとても気になった。彼は、身体にぴっちりとした黄色いTシャツ(ブラジルのサッカーシャツもどき)を着て、ぱっと見は、スペイン人かな?と思われたが、その歩き方や仕草から多分、ゲイの人なのだろうと直感した。私達が店に入ると、彼が妙に私をジーッと見つめたのが気にもなったが、私も、彼の視線を感じる前に彼が気になったのだ。でも、その日は、彼は忙しくあちこち歩き回って他のお客さんの対応をしており、特に話すことはなかった。

私ははっきりと、気になる理由がわからなかったが、何かを感じたのは確かだった。それは“懐かしい”という思いでもなく、“かっこいい”という性的に惹かれるものとは異質のものだったのは確かだ。実は、彼が私をジーッと見る視線を思い出しても、それは私が彼に見た興味の視線と、同じ質のものだったと思うのだ。

その午後は、旨いコーヒーを飲み終えて、出て行ったが、翌日の夜の食事の帰りに立ち寄ったカフェは、誰一人お客さんがいなかった。どうやらその夜は、EUROVISION CONTEST(ユーロヴィジョンコンテスト)という、ヨーロッパ各国の代表が歌を競い合う、毎年恒例のコンテストがあった為、アイスランドの人々は皆、家にこもってその様子を見ていたらしいのだ。(このコンテストも、語ると実は色々おもしろいこと、政治的な絡みなどもあるので、またいつかお話したい。)

カフェに入ると、昨日のブラジルのTシャツを着た彼が出てきた。

私は何となく、彼と今夜ここで会える予感がしていたし、その彼は、マイケルよりも私に目を向けていた。ふっと“アジア人が珍しいだけなのかな?”と思ったりもするくらい、彼が私に注目するのは露骨だった。注文する形で立ったまま、彼がコーヒーの説明、そして今夜はユーロヴィジョンコンテストで誰も客がいないこと、彼はスペインの近くから来たこと…など話しをした。私とマイケルは、それぞれスコットランドと日本から来たと話すと“で、なんで一緒に旅をしてるの?”と聞くので“結婚してるから、今はスコットランドに2人とも住んでるんだよ”と説明すると、はは~んと何か疑惑が吹っ切れた様な顔をした。コーヒーが入るとそれを差し出しながら彼は、日本語で“ドウゾ、タベテクダサイ”と私に渡した。驚いて(コーヒーを食べて、と言われたことに驚いたのではない)、日本語で“ハイ、アリガト”と答えると、とても愛らしい笑顔を返してくれた。

日本語はインターネットなどで色々独学勉強していると言う、また早速、紙に正しい“飲んでください”を“ローマジ”で書いてくれと言う。やっぱり日本に興味のある人だったんだ、だから、最初会った時から、お互いに何か感じたんだ…とその頃、私は納得し始めた。

話しを色々していくと、彼が腰をくねらせて、こんな話しをし始めた。

“僕ね、去年の冬にある日本人のおばあちゃんに出会ったんだ。そのおばあちゃん、大きなリュックを背負って一人旅だったみたい。で、僕は直感で、前に彼女にどっかで会ったことがあるって気がしたの。彼女の横を通り過ぎながら思い切って彼女に聞いたんだ。“前に会ったことがないですか?”そしたら、その日本人のおばあちゃんは言ったんだ、“あんたは昔、私の犬だったんだよ、だからだよ”って。僕、信じられなかったんだけど、前世で彼女の犬だったってことだよね…そしたら彼女が、“ほら、その証拠にお前のここの骨(鎖骨)はあの犬と同じだよ…”って言って触るんだ”

ここまで話すと彼は自分の鎖骨を撫でながら、そして私に、“ほら、ここ、コノ骨、触ってごらん”と言った。まん丸に目と口を開けたまま聞いていた私は、恐々(こわごわ)彼の鎖骨に手を伸ばした。

そして鎖骨に触れた瞬間!“WOOWOH”と彼が吠えて、私の手を噛む真似をしたのだ!!

これには私はびっくり!ずっと真剣に話しを聞いていたから、でも、隣でやはり真剣に話を聞いていたマイケルもビックリ、でも笑い転げていた。

突っ立った私の前で笑い転げる二人……

笑いをこらえながらブラジルTシャツの彼が、“時間があれば見せたい物がある”と言って私達2人をカフェの二階に連れて行ってくれた。カフェの二階は、大きなアトリエのようになっていた、真っ白な壁に3枚の絵が掲げられている。

彼の作品だった。

今思うと私は、彼が絵を描くであろう、と会った最初から実は感じていた。私は自分自身、油絵やチャコール画を描くが、その他色々な絵画作品には昔から大きな興味を抱いているのだ。

この彼の“アトリエ”に入った瞬間に、もう1つの“瞬間的に彼に魅せられた”理由がわかった。

彼は、優しいピンクの絹カーテンがどこからともなく吹く風に揺れる感じの一枚を一番気に入ってると言っていた。

私は瞬間的にこの絵に魅せられて、愛した。

他の2枚も、美しかった。彼はアイスランドで約2年過しているが、ここで今は絵を教え始めて、結構お金も思わなかったくらい廻ってきているということだった。マイケルが、このままもう少し、アイスランドに留まることを助言すると、自分もそうするだろうと思う、と彼は答えた。

しばらく3人で、音のない白夜の薄暗いアトリエに、床から生えた浮き草のように、静かに水面を揺れた…そんな時間が流れた。

別れとお礼を言ってカフェを出た。マイケルが言った。

“不思議だな、同じ感覚を持つ人同士っていうのは、すぐに感じるもんなんだね。”

“彼は、僕たちが店に入るなりすぐに、やっこに注目をしていた、それは同じ感覚を持つ者同士って、わかったからなんだと思う。”

私も、そうなんだと思った。

最初っから感じていた何か…そこに鏡があって、自分の興味と感覚を映し出す、それに目を奪われるような感覚、私達はきっとそれを感じたに違いなかった。
by yayoitt | 2005-05-30 17:39 | アイスランド旅行記 | Comments(7)
ICELAND “クレーターを覗き込むとそこには”
私達2人の共通の趣味は、山歩き、岡登り、山登り。どこへ行っても、登れる高い丘や山がないかと、見渡して探す。今回のアイスランド旅行でも、1つは火山を登りたい!という熱い願いがあったのだ。

AKUREYRI アクレイリから出て、ツアーのバスは目指すはMYVATN(ミバテン)周辺へとやって来た。ここは、アイスランドの中でも最も火山活動が活発な地帯で、いつ大噴火がどこで起こってもおかしくない土地なのである。赤く焼けた岩や土が続き、あちこちで湯が沸き、地から煙が立ち上がり、地獄谷が続いたかと思うと、その向こうにはアイスに覆われた万年氷が見える。

非常に興味深い景色が広がるのだ。

マイケルが楽しみにしていた、溶岩が不気味な形に固まって出来た岩々の広がるDIMMBORGIR ディムボールガー に来た。ここでは、それぞれが色んなイマジネーションを働かせる。
その奇妙な形に高くそびえる岩々は、あるものはヨーダ、あるものはETが指を伸ばしているもの、また、ゴリラだったり、エルフが座り込んで向かいのエルフと鼻を付き合わせて話していたり、もしもこれが暗闇だったら、不気味さと恐怖心で頭がおかしくなるのではないかと思うくらい周囲全体がこんな様々な形の溶岩に囲まれている一体なのだ。

ツアーの同行者、オランダ人親子のお父さんは、85歳だということで、なかなかこのくねった道を登ったり下がったりが苦しそうだった。でも、私も歩を緩めて、おじいさんとなるべく並んで歩きながら、前を行くマイケルやガイドのドライヴァー、そして、時折り振り返っては見守る息子さんの後ろをゆっくり歩いた。

近くには、洞窟があり、そこを足場を注意しながら下へ降りていくと、中には天然温泉が真っ暗な中にひっそり沸いてた。元々は50度くらいでとても入れなかったらしいが、今は40数度に下がり、こっそり人目を避けてここに裸で入る男女がいるのだ、ということをドライヴァーが話していた。しかも、この洞窟は、横幅10m位なのにたまたま入り口が2つあるので、男湯、女湯みたいになっているのだ。“ドライヴァーは、ここで一体何人の赤ん坊が授かったことか、僕は知らないけど…”と言いながらお湯に手を伸ばしていた。

…… なぁ、あんたの経験じゃないの?

ツアーのバスの中から、常に、HVERFELL(クヴェルヘドゥル)という大きなクレーターを中央に持った火山が見えていた。

その日の夕方、ツアーを終えて、この親切でウンコボールを教えてくれたドライヴァーが紹介してくれたゲストハウスに到着、MYVATN湖のすぐ近くであった。そこに荷物を下ろすと、時間は4時少し前、マイケルと顔を見合わせて、同時に頷いた“登ろう、あの火山へ”

この火山は、2500年前の噴火によって現れたらしい、それ以後、アイスランドでも最も興味深い人気の火山として多くの人が訪れるという。ゲストハウスから、遠くに山が見える、麓までが約4.5㌔、標高が463m。早速、小さなリュックにチョコレートと水を入れ、温かい格好で、登山靴に履き替えて出掛けた。

4時15分くらいだった。日本での山登りなどを考えると、とても夕方から出掛けるなんて(夜歩く目的でない限り)出来ないが、何と言っても、日が暮れないのだから、帰りが夜の10時になっても困らないのだ。

私達は、ある程度の距離を歩いたり山を登る時に、必ず目標タイムを立てる。平坦な道の4.5㌔は1時間弱、登りで20分、山の上を見て廻って帰って来るのは、7時頃と予定を立てた。

出発して、まるで荒れ果てて草木の生えない火山灰と細かな軽石で出来た道なき道を遠くからでも見える登山口向かって早足で歩いた。目標通りの45分で到着、そこからは思ったより登りは短いので、一気に登り切ったので15分くらい、そして、その山の頂上へとやって来た。
その山の形は、まさに、大きな口の広い浅い皿をひっくり返したような形なのであるが、その中央はクレーターになっているのだ。頂上に到着すると、少しづつクレーターの奥底が見えてきた。

なだらかに下った深いクレーターの底が、見えてきた、見えてきた… !!!!

思わず、大きく開けた口を、両手で覆った。クレーターの中に、思わぬ風景が広がっていたのだ。後ろからやってきたマイケルが、私の様子に何事かと、頂上に到着後やってきた。

ぐるっと見渡せる山の稜線は、誰一人、いなかった。

私達の覗いた、クレーターの底にはなんと、無数の文字が描かれていたのだ。岩や大きな石を動かして、それで数え切れないくらいの、いわゆる、落書き がされていたのだ。

不思議な風景だった。

USAとか、ハート型とか、沢山の名前とか、また、よく誰も壊さなかったなと思う“I LOVE AMERIKA”などもあった。思いがけぬ光景に、しばらく冷たい氷の上を渡ってくる風に吹かれながらも、身動きできないでいた。

↓ 写真は、その山の頂上からの景色、時間は夕方6時頃、東西南北で景色が全く違うのが特徴で、これは南側、はるか彼方には万年氷が広がる
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by yayoitt | 2005-05-28 02:16 | アイスランド旅行記 | Comments(8)
ICELAND “マリモ と ウンコ”
突拍子もない題名になってしまいましたが、これが実は、深い関わりがあるのです。

AKUREYRI アクレイリから、本当は、レンタカーでもう少し東側を廻るつもりだったのだが、いざ、車を借りようという日になって、“Having Cold Feet”=土壇場になって怖くなってしまうこと、になってしまった。通りに止まっている車の中を覗きこむと、左側ハンドルで、ギヤは右手で操作する、その上!!ブレーキとアクセルまで左右反対であることに気が付いたのだ。絶対に、急ブレーキで、アクセルを全開してしまう…と冷や汗が出てきて、マイケルに泣きそうになりながら訴えたのだ。

“マイケル~、私、やっぱ、運転する自信がね~よ~。アクセルとブレーキ、踏み違えるよ~”

これにはマイケルの顔も、蒼くなり、ペーパードライヴァーの彼が“じゃぁ、俺が!”と言うはずはなく、がっくり肩を下げ、私は、自責の念と、昨日までマイケルに期待させていた申し訳のない気持とが一杯で、トボトボと、ツオーリストインフォメーションへ向かった。

そこで、どのツアーのパンフレットを見ても、シーズンの6月からとなっている。そうなると、車を借りない限り、私達はどこにも行けず、この小さな街で、サラダとスープを朝から晩まで飲んで過すのか~??そこで、インフォメーションの、剥げ頭の背の高いおじさんに聞いてみた。
“本当は車を借りるつもりだったんだけど、右側運転したことないし急に怖くなって、何とか MYVATN(ミバテン)まで行けないだろうか?”

MYVATN(ミバテン)とは、車で1時間くらいのところにある、大きな湖で、周囲を最も活発な火山帯に囲まれており、マイケルが絶対に見たがっていた、溶岩が不気味な形に固まって出来た岩々の広がるDIMMBORGIR ディムボールガー もあるのだ。

そしたらおじさん、凄く優しく、車を運転するのが怖いことを理解してくれて、こう言った。“それなら、明日の朝8時半に出る、ツアーがあるよ。本当は6月からなんだけど、それ以前でも、希望者があれば随時出発するんだよ、たまたま明日はツアーが出るんだ”

マイケルと私、涙がジョジョギレルぐらいに喜んだ。やった~!ツア~が出るぞ!やった~!車の運転、しなくてすむぞ~!!早速、そこで2人分予約をして、おじさんにまんっべんの笑顔で“タックフィリル”=ありがとうの意 と言い、ホテルまで踊るようにして帰った。

翌日、昨日のインフォメーションの前で待っていると、小型のバスが到着、ツアーの参加者は、オランダ人の息子(50くらい)とお父さんの、4人だった。“あんたが予約してくれたお陰だよ~。このツアーが出発するのも…”いい親子だった。後で聞いたが、なんと、お父さんは85歳だったらしいが、とてもそうは見えない、よくニコニコ笑う英語の上手なおじいちゃんだった。

* やっこの豆知識 * オランダ人は、多分、ヨーロッパの中でどこ他の国よりも、国民全体が英語が上手く話せる。理由は良くはわからないが…

* やっこの豆知識 * オランダ の国名は英語で、The Netherland ネザーランド。意味は、平らな国、そう、オランダには山とか丘が全くない。

ツアーバスが北東に向かって出発、ドライヴァーがガイド、最初に止まったのはMYVATN(ミバテン)の近くのお店だった。そこに行くまでに、ドライヴァーが興味深い話をしてくれた。

“この湖には、世界で日本の阿寒湖とここにしか生息しない生き物がいる。日本語ではマリモと呼ばれている。”

マリモだ!!

そのお店の中に、ドライヴァーが私達4人を案内し、大きな水槽の前に連れて行ってくれた。そして、おもむろに長袖の袖をまくると右手を水槽の中に突っ込み、中から 今まで見たこともない巨大なマリモをつかみ出した。マリモは、彼の大きな手よりもはみ出すくらいの大きさで、彼は続けてこう説明した。

“日本では、この毬藻(マリモ)の中に、神様が住んでいると言うらしい。”

…初耳だった。

マイケルが、私を日本人だと説明した後に続き尋ねた“アイスランド語では、この毬藻を何て呼ぶの?” するとドライヴァーは、笑いながら私の方をちらりと一瞥してから英語で、“Shit Ball”と呼ぶと言った。

Shit Ball とは、ウンコボール という意味だ。

“何故ならば、アイスランドでは、何か必要のない物、欲しくない物を、ウンコと呼ぶのだが、このマリモがよく、湖での魚を釣っていると網に引っかかる、それで釣り人が、ウンコ と呼ぶ、だから、ウンコボール なんだ”と説明してくれた。

皆が、苦笑した。

ある所では、マリモは神聖な物、神様さえ中にいると慕われているのに、ある所では、ウンコ扱いなのである。思いがけぬ場所で出会えた、このウンコボール、いや、毬藻(マリモ)で、昔に行った北海道の阿寒湖を思い出すなんて、想像もしなかった。私は、バスに戻ると北海道や日本を思い出し、お土産で家に買ってきた毬藻の入った小瓶のキーホルダーが、茶の間の電気の線に、長いこと結ばれて揺れていたことなど、思い出していた。

マイケルは隣で“ウンコボール!!”と愉快そうにいつまでも笑っていた。

写真は、小さな北の街、AKUREYRI アクレイリ の街並み。左に立つのはマイケル。この日は朝から雪だった。
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by yayoitt | 2005-05-26 02:41 | アイスランド旅行記 | Comments(8)
ICELAND “日本とよく似ている、サラダバー”
バスに乗って6時間、北東は AKUREYRI アクレイリ という街に到着。

湾に面した街で、北では一番大きく、大学もある。人口は1万5千人くらいで、規模的には私の故郷みたいだった。

* やっこの豆知識 * アイスランドの若者は、大学で学ぶ際、首都のリキヤヴィック、またはこのアクレイリの大学へと集まる。

* やっこの豆知識 * リキヤヴィックに集うアイスランドの若者は、誰もが音楽を楽しむ自称音楽家であったり、作詞をしたり、絵を描くアーティストであると思っている。特にミュージックシーンは盛んで、第二のシュガーキューブはBJORK(ビヨーク)を目指しているらしい。

このアクレイリに到着後、街の中心にあるホテルとゲストハウスの中間みたいな所(建物や部屋などはこざっぱりして綺麗でまるでホテルの廊下のようであるのに、最上階4階の一室には、経営者の家族が住んでいて、その部屋の隣の部屋がキッチンとなっており. セルフケータリング(自炊)も出来るし、お金を払って、朝の朝食を作ってももらえる、部屋はオンスイート(バストイレ付き)と、共同バストイレの部屋とがあり、私達は、共同バストイレの部屋を頼んだ。

快適な綺麗な部屋での夜を過ごし、私達は、翌日は“この旅一番の思い出となりうるツアー”への参加をしたのだ。このツアーの話は、明日へともったいぶることにして、そのアクレイリでの夜は、マイケルとレストランに出掛けた。レストランと言っても、その街には約5つくらいしかないので、その中でも一番安くて、でもファーストフードでもない、レストランに出掛けたのだ。

* やっこの豆知識 * アイスランドは、とかく物価が高く、外食でも、普通のイタリアレストランでメインを頼んだ場合、英国なら2000円弱のところ、アイスランドではその1.5倍~2倍はする。メインは魚が一番有名で美味しいらしい。

私達が選んだそのレストランは、ファミリーでもオッケー、大人だけで静かにもオッケーといった感じであった。BAUTINNという名のそのレストランは、小さな街のメインロードに面しており、街で一番大きなキリスト教会の目の前にあった。レストランに入るとすぐに、厨房とお客のテーブルとの間のホールにぐるりと、サラダバーがあることに気が付いた。

私は、突如、興奮した。

英国では、余り、朝食以外はこういうセルフサーヴィスという形のレストランがないのだ。セルフサーヴィスは、私の理想そのもので、調理せずに、しかも食べたいだけ腹いっぱい食べられる、というのはこの上ない喜びなのだ。日本には、ファミリーレストランなんかで、セルフサーヴィス、サラダバーやドリンクバーといったものが多くあり人気がある。なんせ、安く腹いっぱいになれるなんて、夢のようである。ウエイトレスの後ろを、サラダバーに目が釘付け状態でもう少し中に進むと、今度は何やら、厨房の前のテーブルで、絶対にウエイターではない、私服の男性が、色んな種類のパンを目の前にして、大きなナイフとフォークを使って、パンをスライスしていた。

!!これもどうやら、セルフサーヴィスらしいのだ!!

鼻息が荒くなるのをマイケルが横目で気にしながら、何とかウエイトレスの導いたテーブルへと落ち着いた(とにかく腰を掛けた)。メニューをさらっとだけ見て、いつもは誰よりも長い時間メニューを見るのに時間がかかる私が、すぐにメニューを閉じた。大きな口を横に伸ばし、もしや、涎(よだれ)さえ口の端から垂れていたかもしれないが、“決まりだよ!サラダバーと、本日のお薦めスープ、パンの食べ放題!あ、それにチップスもね!”

英語では、こういう私のことを、“胃より目の方が大きい”という。つまり、目で見た感じでは沢山食べられそうでも、実際に胃にはそれほど入らない、ということ。私は、これで何度失敗したことかわからないのに、一向に、学ばないらしい。

マイケルは、サラダバーを私とシェアーすることにして、本日のスープと、なんだったか魚のフライを頼んだ。ウエイトレスに注文をすると、案の定! サラダバーとスープはセルフサーヴィスと言われて、飛び上がるように椅子を後ろに押して、ホールへと向かった。サラダバーには色んな物があった、珍しそうな物も、色々…なのに、私ったら、何故かグリーンの野菜にゆで卵なんか取ってきてしまった。二回目も、トマトにコーンという風変わりのない物ばかり選んでいた、でも、これが好きだから…

スープは常に2種類あって、お肉とか魚を使ったものと、野菜のスープ。ヴェジタリアンの私にはありがたや~で、このスープを深皿に零れるくらい入れて、人目も気にせず、そろりそろりとテーブルへ運んだ。先にテーブルに座ってマイケルを待っていたら、私よりも~っとゆっくり、しかも腰をかがめて真剣にスープだけを見つめるマイケルが周りのアイスランド人の注目を得ながら、スープを持って戻って来た。

だって、飲んだ者勝ち ??

そのスープをテーブルに置くとすぐにホールに戻り、今度は、これまたまだ温かい焼き立てらしき色んな種類のパンをスライス(厚めに)して何枚も持って来た。チップスも山ほどあって、しかもアイスランドのチップスは、英国のそれとは違い、私の好きなマクドナルドなどにあるようなフレンチフライだった。殆ど、会話もせずに、マイケルは時々、ウエイトレスの目を気にしては、サラダバーのサラダをつまんでいた。

…小心者

…それとも私が、おばたりあん??

思いがけず出会ったサラダバーに、セルフサーヴィスのスープと、食べ放題のパン、そして、食べ切れなかったフレンチフライ。これが旅の途中の私達の、心は洗い流さなかったにしろ、胃袋は満足させてくれた。

* やっこの豆知識 * ちなみにアイスランドのカフェでは、コーヒーを頼むと、一杯の値段で、あとは飲み放題である。基本的に、リッチで、豊かで、心も広い国なのだ。
by yayoitt | 2005-05-25 02:21 | アイスランド旅行記 | Comments(7)
ICELAND “ハイなのに、イヤオゥ~”
アイスランドでの最初の2泊を、首都はリキヤヴィックで過した。2日目には、デイツアーに参加して、リキヤヴィック近郊にある、ゴールデンサークルと呼ばれる、幾つかの名所を見て廻った。Pingvellirという国立公園巡りである。

火山地帯のクレーターを見て周り、また、地震で地面が大きく裂けて延々とひび割れているのを見たり、ガルフォス滝という、迫力満点の滝を見た。

このガルフォス滝は有名で、太陽が当たると、必ず綺麗な虹をかけるのが自慢で、私達が訪れた間中、色々な方向から見られる虹が見えた。滝を見るのは、この旅行の目的の大きな1つでもあり、マイケルのお母さんが滝を愛していることから、今は車椅子の彼女に、素晴らしい滝の写真を見せたい、という二人の強い思いがあったのだ。

また、間欠泉も見て周り、一番大きくて有名な間欠泉は、1日に2回ほどしか吹き上げないので、その次に大きく、しかも5分おきくらいに吹き上げる間欠泉を囲んで見ていると、まずお湯がぼこぼこ言い出し、今か今か、と思っているとお湯が地底に引いて行き、あれ~、なんだ、と思っているとブハ~っと約20メートル程熱湯を吹き上げる。これを堪能した。堪能した後は、もちろん、シャッターチャンスを狙ったので、マイケルがモデルの時は彼は間欠泉を背にして絶対に見ないと取り決めをし、私がカメラを構えて、その間欠泉が今にも上がるという瞬間に、レンズを覗きながら誰よりも大声でギョへ~!と叫んでしまった。それでも、マイケルの写真は撮れたので、出来上がりが楽しみだが、彼いわく、私の顔が非常に怖かった、何が起こったかと思うくらい怖かった、とのことだった。

小型のバスに10人くらいの旅行者が乗り込んでの約8時間に及ぶデイツアーは、本当に楽しかった。ドライヴァーが、マイクを付けて、運転しながらガイドをするというのが通常で、彼らの英語は、多少イントネーションの加減で聞き辛いこともあるが、驚くくらい上手である。

* やっこの豆知識 * アイスランドは、読み書き両方出来る人の割合が99パーセントで、世界一である。英語は、10歳くらいになってから学校で習うが、単語が英語と似ているものが多く、話しやすいのであろう。

* やっこの豆知識 * アイスランド語の、YES は、Jai( a はcowの ow を同じ発音)で、ヤ~オウ♪という感じ。NO は、Neiで、ネイと発音、ロードオブザリングでも、このNeiが使われていた。

このイヤオウ~、が耳にかわいく響くのだ。特に若い女性と男性が顔を見つめあって、時々、鼻から抜けるようにイヤオウ~、イヤオウ~、と言うのは、こっちが赤面してしまうくらいなのだ。

* やっこの豆知識 * ロードオブザリングが出たので、ここでもお話しするが、作者のトーキンは、アイスランドをとても愛した人で、本の中の地形(モルドー、デッドマーシャルなどなど)は、アイスランドをいかにも思わせるもので、彼がアイスランドから本の中の風景のヒントを得たことがよくわかる。

* やっこの豆知識 * ロードオブザリングに出てくるエルフ。アイスランドでは、エルフがいると信じられており、エルフは小さな家に住んで、人間に見られないようにしている、と思われている。所々(家の庭など)に、そんなエルフの為の家々が置かれていて、政府も公に“もしも道路工事中にエルフの住む地域に入ったら、速やかに工事を止めること”などと、エルフを守る法律も打ち出している。

夢と厳しい現実と、熱いマグマと優しいエルフに守られた、そんな不思議な国である。

 写真は、 ↓ ある家の庭にあった、エルフの為の小さな家
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by yayoitt | 2005-05-24 02:32 | アイスランド旅行記 | Comments(6)
ICELAND “人は信じよう”の巻 2
明るい強い日差しの中、見知らぬ人の見知らぬ車の中、ニコニコ微笑む女と、眉間に皺を寄せて不機嫌を露にする女。マイケルとドライヴァーのイケ面は、どこから来たとか、どこへ行くという話をしているが、私は相変わらず、仏頂面のまま、しかしあっという間に先ほどのゲストハウスに到着した。マイケルに車を下りながら小声で、でも厳しくつぶやく私。

“彼が先にゲストハウスの中に行って、ゲストハウスの人と話し合わせるといけないから、私らが一番に入るよ!”

すっかり、満員電車で席を取りたいおばたりあんである。ともかく、ゲストハウスの入り口はガラス窓で覆われているので、中が見えるし、彼に次いで私とマイケルが中に入った。中では、彼と同じ年くらいの若い男女が4人ほど、玄関兼テラスのテーブルでシリアルを食べていた。イケ面の彼が、その男女に笑いながらアイスランド語で何か話している。それを聞いて、数人が、小さく、でも、はっきりと、笑った。

嫌な予感…

でも、確かめたいんだ!

あいつは、何者なんだ!イケ面の悪党か~???

ゲストハウスの主人を呼べばすぐにわかることよ~!はっはっはぁ??

イケ面の彼、私達を前にして、玄関のあきらかに、受付 の中に入ると、デスクに手を付いて言った。 “ようこそ、ゲストハウスXXXへ。今日は、ブッキングが重なって、ご迷惑をおかけしてすみません”

周りにいた男女がまた軽く笑った。

彼は、正真正銘、ここの主人だったのだ。

私は、降り積もる恥ずかしさと、疲れを感じながら、彼をデスクの中から引っ張り出していた。マイケルも笑いながら、イケ面の彼も笑いながら、皆、笑いながらそのゲストハウスを“今度こそ本当に”出た。再び車に乗ると、ニコニコと笑っている彼女が、やっぱりニコニコ、しかももっとニコニコ笑っていた。私は、さっきまでの眉間に5本ほど縦に溝を刻んだ顔の自分自身を思い浮かべながら彼女に謝ると、やっぱり万遍の笑顔でオッケー、オッケーと言った。今一度戻ってきたゲストハウスは、教会の真向かいにあり、街の中心で見晴らしもよく、改めて見るととってもいいロケーションだった。イケ面が呼び出し鈴を押している間に、もう一度彼に私は謝り、握手して、2人ともニコニコになった。マイケルもニコニコだ。中から、ちょっと怖そうに顔を覗かせたさっきの若い女性が、ちょっとホッとしたように私達のニコニコ顔を見た。イケ面の彼は去り、マイケルと苦笑しながら案内されるままゲストハウスに入った。大きな家で、沢山の家具、調度品や、様々な種類の絵や彫り物が乱雑なのに微妙に素敵に並んでいた。私達の部屋は、予約した元のゲストハウスではとても泊まれないくらいのオンスイート(トイレ、バス付きの部屋のこと)で、部屋に入ったら、私とマイケルは2人、さっきまでの私のことを思い出し、噴出してしまった。
そのくせ、このゲストハウスをえらく気に入ってしまったので、“私達はラッキーだ”と言った自分にまた、噴出した。でも、ちゃんと確かめなかったら、もやもやして、折角の素敵なゲストハウスでの滞在もおじゃんになっただろう。案内してくれた女性は、両親がこのゲストハウスを普段は経営していて、今はたまたま留守なのだという。

やっぱりニコニコ笑う彼女、とってもいい人だった。

そこでの2泊の滞在は、本当に心地良いものとなり、あれだけ意地を張って確かめたかいもあって?結果は ◎、☆☆☆☆☆であった。

毎朝の、心のこもった朝食(火を使わない朝食ではあるが)も美味しかった。

滞在の最後に、マイケルが彼女に聞いたらしい。“あの、ゲストハウスの男の子(イケ面)と友達なのか?”と、そしたら、なんと今まで一度も会ったことないというのだ。それなのに、彼女は、私達が訴えたとおりの、前のゲストハウスと同じ低額でしかも前払いした10%を引いての金額を軽々と承知してくれた。後で、イケ面の彼に、10%分、返してもらうのか?と尋ねると笑いながら首を横に振った。

* やっこの豆知識 * アイスランドは、国全体がとても豊かな国であり、メインは漁業、そして観光業が盛んである。

アイスランドの人って、何て、親切なのだろう!!

* やっこの豆知識 * アイスランドでの犯罪や事件の数はごくわずかで、政治上でも最後に考えればよいくらい、問題とはならない、それくらい、犯罪は少ない。

やっぱり、人は、信じよう。こんな風に、やっぱり珍道中のアイスランドの旅が始まった。
下の写真は、ブルーラグーン、湯の花を顔に塗りたくり、西洋人の人々みんなが白い顔で浮いていた。湯の噴出し口は、間欠泉なので、余り近付くと、あっついお湯を爆発音と共にかぶってしまう。このブルーラグーンは、ツアーでバスに乗って行き、2時間を自由に過す、というもの。
驚いたのは、更衣室で、アイスランド人は周りを気にせず裸になって着替えたりシャワーを浴びるということ。日本人の私の方が恥ずかしがって、手ぬぐい忘れた代わりに、バスタオルであちこち隠しながら着替えたりしたのに…こんなとこが、ちょっと日本とアイスランドの類似点かな?と思った。ところが、この旅では色々、日本との類似点を知ることとなるのだ。

          続く (写真が一時的に載せられないので、以前の日記をご覧下さい)

http://www.geocities.jp/yayoitrueland/index.html こちらからどうぞ
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by yayoitt | 2005-05-23 02:27 | アイスランド旅行記 | Comments(6)
ICELAND “人は信じよう”の巻
帰って来ました、アイスランドから、今日、スコットランドはエージンバラへ。
グラスゴー空港に到着時の最初の感想 … あっちぃ~!
そう、すっかりスコットランドをあっち~と感じてしまうくらい、アイスランドを満喫してきた。
スコットランドをしみじみ感じたのは、ネッズ(スコットランドのヤンキー?)を見た時だった。

“はぁ~、帰ってきてしまった…”

丸々1週間の旅、まるで1月も離れていたような気分。腹いっぱいになるくらい、とにかく素晴らしい旅だった。少しづつ、アイスランドの旅の様子を回想していこう。

第1日目、5月15日 日曜日 朝7時 エージンバラを出発してグラスゴー空港へ。

アイスランドへは、アイスランドエアーという飛行機会社1つしか出入りしておらず、英国はロンドンとグラスゴーからしか直通は出ていない。飛行機がアイスランドの上空へ来ると、窓側に座っていた私から見えるのは、灰色の山肌と、彼方まで続く万年氷(グレイシャー)、そして所々から上がる湯気か煙か。飛行機は、アイスランドの国際空港(KEFLAVIK ケフラヴィックは南西にある街)に到着。そこからバスで、小1時間かけて、首都の(REYKJAVIK リキヤヴィック)へ到着した。

* やっこの豆知識 * アイスランドの総人口が29万3千人ちょっと、この首都の人口が18万3千人だから、たった11万人程度が、他の広大な土地に散らばって暮らしているのだ。

バスからは、遠くにブルーラグーン(アイスランド一番有名な温泉施設 ↓ 写真参照 マイケル浮かぶの図)の湯煙が見えた。

私達は2晩をこの首都の街で過す様に、ゲストハウスを予約していた。地図によると、街のメインの教会から歩いて15分ほど、2人は大きなリュックを背負って、歩き始めた。天候、上々!日差しがとっても強いが、風は冷たく、肌が出ていると寒い、でも、肌が覆われていると暑い、そして、サングラス無しではいられない。歩く街の中は、日曜日ということもあってか比較的静かで、他人は余り表に出ていない。車の通りもまばらであったが、とても驚いたことは、ドライヴァーがとにかく親切であること。どんな道でも交差点でなくても道路を渡る為に立っていると、たった1台しか車が走ってこなくても、その車が止まってくれるのだ。これは毎回だったので、偶然ではなく、人がどこであれ、道路を渡ろうと立っていれば止まってくれるらしい、のだ。アイスランドは日本や英国とドライヴ側が反対の右側走行、左運転席なので、私もマイケルも、毎回、交差点では車が来るか来ないかの確認方向が、間違っているのだ。結局、1週間経っても、交差点でまず確認するのは右側、すると左から来た車が止まって、“ぎゃ!”と驚いたりするのだ。こんな親切なドランヴァーに、毎回手を振り、私など日本人だから仕方ないけど頭を下げて道路を横切ったものだ。

* やっこの豆知識 * アイスランドの運転規則では、24時間いつでも走行中は、ヘッドライトを点灯しなければならない…日差しの加減で相手の車が見えないことが多いからだそうだ。

さぁ、重いリュックが肩に食い込んできた頃、ようやくインターネットで写真に見た見覚えのある建物が現れた。私達が2晩の宿泊を予約したゲストハウスである。部屋数は幾つもありそうで、さっぱりして小奇麗な感じの建物だった。玄関が、表の道とは反対の裏側にあったので、そちらへ廻って行こうとした時のこと。そこにはだだっ広い駐車場があり、小さな車が1台、その側でタバコを吹かす若い男女が立っていた。私達が今にもゲストハウスの玄関に入ろうとする時に、そのカップルのサングラスをかけた男性が英語で声を掛けてきた。

* やっこの豆知識 * アイスランドの言語は、アイスランダーであるが、殆どの国民が上手な英語を使える。

“あ~、今晩、ここに泊まるお客さん?実は、部屋が一杯で空いていなくて、その代わりに、とっても良いゲストハウスを予約したから、今からそこへ2人を案内します” かわいい顔したお兄ちゃんの顔を訝しげに見つめる私は、????だらけになった。なんで、数週間前に予約したのに部屋がないのか??? なんで…と??顔をしている私を余り気にもせずマイケルは“オッケー♪”と車に乗り込んだ。小さな汚い車は、タバコの臭いとゴミで一杯だったが、余り英語が得意ではなさそうな若い彼女が私の隣でニコニコしていた。ニコニコ私に笑いかける彼女の真横で、段々、私は眉間に皺を寄せて、何が???なのか整理してみた。そんな間にも、街の中心、さっき通った教会のまん前の大きな家の前で車は止まり、運転していた彼がドアを開けてくれた。隣の彼女もニコニコしたまま“バイバイ”と目を細めて笑った。彼の後ろを付いて行くマイケルに私が言った。さっき整理した???をぶちまけた。“何か、変じゃない?なんで、私達の名前も聞かないの?なんで予約が一杯なの?なんで彼らはゲストハウスからじゃなくて外にいたの?どうして彼らがあのゲストハウスの人だとわかるの?私、なんか、こんなの嫌だ。ちゃんと自分であのゲストハウス行って確かめたい!ゲストハウスに立ち寄りもしないで、こんな風に知らないとこ連れてこられて!”

すっかり売られたような気持になっていた。

空港から到着して、まだ何もアイスランドの人のことを知らない、そんな時だったので私はとにかくこの一件が腑に落ちなかったのだ。しかも、なんで色んな旅慣れているマイケルが、疑いも持たずに言われる通りに付いてきたかもわからなかった。マイケルは、私の話しを理解してくれて聞いていたが、そんな私達にドライヴァーのイケ面(既にイケ面ということになっている)お兄ちゃんが “とにかくこのゲストハウスの中を見れば、満足するから、本当に今回は悪かったけど、ここは全然うちのゲストハウスよりいいから”と丁重に温和に話してくれる。マイケルが、値段のことを聞くと、本当はもっと高いんだけど、うちのゲストハウスの予約の値段でいい、と言ったが、それは当たり前の話だと思っていた。ドアを開けて、中からやっぱり若い女性が顔を出して笑い掛けた。サングラスの彼が、私達を中に勧める、そこで、私は言いだした。 “どうしても腑に落ちない、初めての国で初めての日で、疑って悪いけど、これじゃどうしても気分が悪い、30分待っててくれたら、自分でさっきのゲストハウスに戻って、これが事実なのかどうなのか確認して、そして確認できたらもう一回ここに戻って来るから!” マイケルも、苦笑しながら閉口していたが、“妻がハッピーじゃないと言うなら、やっぱり入れない、だから、そうさせて欲しい”
中から驚いたような困った表情で見ている女性、その横で、とにかく一目中を見れば気が変わると言い続けるイケ面。マイケルが、ここからゲストハウスに電話を掛けて確かめると言うと、イケ面は電話を掛けても僕の携帯に繋がるだけだと言うから、更に???はつのってしまった。
そのイケ面に、何度も私は同じことを強い口調で訴えたので、じゃぁ、車で送ってあげる、と言ってくれた。しぶしぶ、私はニコリとも出来ずに車に乗り込む、それをまた、さっきの彼女が隣でニコニコ笑ってくれる…

  続く (写真が一時的に載せられないので、以前の日記をご覧下さい)

http://www.geocities.jp/yayoitrueland/index.html こちらからどうぞ
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by yayoitt | 2005-05-23 02:19 | アイスランド旅行記 | Comments(0)
アイスランドに行ってきま~す
アイスランドに、てぬぐい引っ掛けて、ちょっくら、行ってきます。

運が良ければ皆さんに、やっこの、手ぬぐい一丁で温泉に入る姿を、後でお見せできるかも!

え?もう来ないって?ちょっと、あんた、待っておくんなさい。

はいはい、わかりました、じゃぁ、せめて手ぬぐい二本でちゃんと上と下も隠しますから…

冗談はともかく(かなり浮かれています)、はい、行って参ります。

一週間ここも留守にしますが、何でも留守番掲示板にメッセージをお入れ下さい。

皆様も、よい1週間を!!

シャランラ~
by yayoitt | 2005-05-14 23:05 | アイスランド旅行記 | Comments(11)
やっこ、ICELAND に 行く 
5月15日から、マイケルと2人で、アイスランドに行く。
アイスランド、名前のとおり、万年雪ではなく、大きな万年氷(グレーシャー)がある国だ。
何故、アイスランドに??とよく聞かれる。

アイスランドは、ヨーロッパ人にとってとても人気の観光国であるが、私にとってのアイスランドのイメージが格別良かった。どの写真を見ても、きらめく太陽と、日の落ちない白夜と、自然と、動物や鳥達と、そして水着。これだけ考えれば、まるでリゾート♪しかも、ガイドブックには必ず、必需品として水着、サングラスと書かれてある。このイメージが強く心に残っているのだ。

でも実際は、北緯60度を超え、寒いに決まっているのである。私の頭の中では、太陽降り注ぐ、あっつい夏の国、のイメージなのである。さぁ、お馬鹿な私の想像は置いておいて、何故に必需品が水着とサングラスか??サングラスは、わかる、日照時間が長くて日差しもピュアで強い。

水着は??

アイスランドには、計200もの活火山があり、いつとなく噴火を繰り返しているが、その為にあちらこちらに天然温泉があるのだ。有名なもので、ブルーラグーン  と呼ばれる温泉、首都のリキヤビック近くにある。また、観光していても所々、温泉が沸いているそうなので、常に温泉に入れるように水着は持ち合わせていなければならない。さすがに、ヨーロッパ人が水着で温泉を楽しむ中、一人だけタオルで前隠して(上か下か?)入るには勇気と、開き直りがいる。

バッグには、サングラスと水着とセーターと、登山靴を詰めて、もう2週間すればアイスランドだ。
まだまだ知識不足で、一杯調べなくてはならないし、準備も楽しもう。
もし水着を忘れたら、日本手ぬぐい一本、懐に入れておくか...。

顔を隠すために...

↓ アイスランド = ビヨーク これが基本的な私の知識
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by yayoitt | 2005-05-04 20:42 | アイスランド旅行記 | Comments(11)