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エジンバラ、夏の終わりを告げる
エジンバラのインターナショナルフェスティバルが、昨日で幕を閉じた。

この日が来ると、途端に秋らしくなってしまうこの街。

観光客が去り、まだ9月に入ったばっかりなのに、クリスマス用の商品が並び始める。

郵便受けには、クリスマスショッピングのカタログが送られる。

             まだ、夏ですがっ ・・・ 

フェスティバルを締めくくる、短い(涼しい)夏を締めくくるのが ・・・

   クラシカルミュージックとエジンバラ城からの花火の共演

が、昨夜、行なわれた。

エジンバラ城下、プリンスズストリートガーデンでの奏でられたクラシックに合わせて、花火が舞う。

その見事な、音楽と花火の息の合った共演は、毎年、溜息が出るほど美しい。

スコットランドに来た最初の夏(99年)に一度だけチケットを買って見に行った。

それからは毎年、ラジオでライブの音楽を流し、家の窓から花火を見ている。

しかし、去年から、お預かりの犬がひどく花火を怖がる子が多い為、私もマイケルも、花火を見るのをやめた。

昨夜は、お泊り中の クライド が酷く怖がって震えるので、花火を見る代わりに彼の気をそらす工夫を ・・・。

 マイケル “ よし、とにかく、普通に過すように。いつもと同じように ”

 やっこ “ はい! ”

普通に暮せ、と言われたので、皿を洗いながら歌って踊ってみた。

 マイケル “ やっこ ・・・ クライドがもっと怖がってるぞ ・・・ ”

 やっこ “ えええ?? ”

かわいそうな クライド どうやら、恐怖心に加えて、気味悪さを感じているようである。

         ご、ご、ごめん ・・・ クライド ・・・

 やっこ “ やっぱり、日本の歌じゃ、ダメだよなぁ ”

 マイケル “ いや、そういう問題じゃないと思うけど、普通にできないの? ”

 やっこ “ 普通って言われるとなんだか、緊張して ・・・ ”

 マイケル “ 緊張して歌って踊るのは、やめようよ ”

 やっこ “ ・・・・・・ はい ”
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              窓から見える花火
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      花火とやっこから逃れて、デスクの下に隠れる クライド

             ・・・ ご、ご、ごめん
by yayoitt | 2007-09-03 03:56 | スコットランドって... | Comments(16)
8月真っ只 in Scotland 
抜けるような青い空 ・・・
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入道雲 ・・・

夕立後の湯気の匂い ・・・

麦藁帽子 ・・・
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白い半袖 ・・・

赤いパラソル ・・・
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ひさしを伸ばした軒下のカフェ ・・・
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サーフボードを積んだ車 ・・・

サマードレスの裾 ・・・

掲げる手の隙間から入り込む太陽の光 ・・・
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種を飛ばすスイカ ・・・
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セミの声 ・・・
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ヒマワリが落とす影 ・・・
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舌をだらしと出した犬 ・・・


8月です、8月、夏、真っ只中のスコットランド!!

カモメの声で目を覚ます朝 (← おうおうっ、これは良い感じ)。

第一声は ・・・ さぶいっ

窓の外を見るとそこには ・・・ どんより雨雲
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カバンを提げて出掛ける戸口で、忘れてならない ・・・ 厚手の上着

もっと頼りがいのある ・・・ カッパ

今年の夏は、本当に 寒くて雨が多い

すれ違う、マフラー巻いた観光客に ごめんなさい! と言いたくなるほど。

夜は必ず 湯たんぽ を持ってベッドに潜り込む。

家の中では、真冬と同じ フリース か 毛糸のカーデイガン を常時着ている。

薄手の夏は ・・・ 

セクシーな(笑)夏は ・・・ 

身動きの軽い夏は ・・・ 

額に汗滲ます夏は ・・・

クールなシャワーが心地良い夏は ・・・
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               一体、どうしたよっ
by yayoitt | 2007-08-18 23:04 | スコットランドって... | Comments(20)
虹の国から
窓を開けたら、が見えた。

新しい建物で、すっかり広い空を切り取られてしまっていたこの頃。

青い空にがかかっていた。

昔、はくぐれるものだと信じていた。

その真下をくぐる時に、見上げたは何色なのかを知りたくて、

何時間も自転車を走らせた夕方。

畑に留まる、くらいに鮮やかなインコの大群を見つけて、

途中ですっかりをくぐることを忘れてしまった。

大人になったそうで、どうしてはくぐれないかは頭で理解している。

だけどいまだに、はくぐれるんじゃないかと思っている。

夕立の後だけじゃない。

遠くを霧雨が移動する時だって、が立ちあがる。

それは、まるで生えているかのように。

に思いを馳せる人々がいる。

確かにあると信じているの橋もある。

愛する動物が、愛されるべきだった動物が、愛したけど愛されなかった動物が、愛さえ知らない動物が渡って行くの橋。

街の喧騒をつんざくようにが柔らかな弧を描く。

人々が一瞬、少しだけ目線を空に上げる。

それまで俯いて歩いていた男が、コートの襟をつかんで立ち止まり見上げる。

音もなく現れるその姿に、魂は確かに揺さぶられてしまう。

他に例えようのないその美しさや心に伝わる波長は、でしかないから ・・・。

窓を開けたら、が見えた。

何もとどまるものはない、ただ、時と自然の流れによって移り変わるものなんだよ

そう、語りかけているかのように ・・・
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by yayoitt | 2007-04-29 04:24 | スコットランドって... | Comments(6)
太陽光線を逃すな
日の出が6時11分、日の入りが20時17分。

スコットランドに、短い夏の到来は、すぐそこだ。

この2週間ほど、毎日が好天気の連続で、人々が不安に思ってきているくらい。

 “ これが今年の夏、ってことになるんじゃないか? ”

事実、過去にもそういう年があった。

5月頃に数週間、季節外れの良い天気が続いて、夏は寒かったという・・・。
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スコットランドの人々は、太陽の光に飢えている

長い暗い冬が明ける前からもう、夏のホリデー旅行を計画する。

そのホリデーに向って、まだまだ続く長い冬を1日1日、頑張るのだ。

彼らの肌は、気温よりも太陽の光に敏感だと、数年のスコットランド暮らしで気が付いた。

つまり、太陽の光が注いでいれば、たとえ気温が低くても寒いと感じないのだ。

寒いどころか、彼らの 暑さ の感覚も 太陽光線次第 らしい。

今日のエジンバラは、午後からとても心地良い 春らしいポカポカした陽気 になった。

実際の気温が18度ほど、風があるので体感気温は15度くらいだろうか ・・・。

私の感覚では、春らしいポカポカ なのだが、外に出てみると人々は、真夏の格好で歩いていた。

素足にサンダル、タンクトップにサブリナパンツ、サングラス ・・・

上半身裸でじんわり汗を浮ばせる男性 ・・・

今年流行になるらしい幾何学模様のサマードレス ・・・
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確かに太陽の光は強いのであったかいが、風があるから体感温度はそれほど高くない。

それでも人々は、太陽が現れるとすぐにシャツを脱ぐ

コートを剥ぎ取り、肩を出す

靴を脱いで素足を投げ出す

ノーマンと麻呂を散歩させながら、沢山の人々が転がる公園の芝生を横切る。

絡まって眠る恋人たちの横、ノーマンがウンチする ・・・。

太陽の必要性、太陽が人々をこんなにも幸せにする事実。

乾いた草の上に裸足になって立ってみると、それが足の裏から伝ってきた。
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by yayoitt | 2007-04-14 04:41 | スコットランドって... | Comments(20)
Glasgow Kiss グラスゴーキス
フランツ・フェルディナンド

ユアン・マクレガー 

ロードオブザリング の ピピン役 ビリーボイド
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中村俊輔 セルティック

ジェラルド・バトラー 
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マンチェスター・ユナイテッド 監督 アレックス・ファーガソン

チャールズ.レニー.マッキントッシュ


多くの有名人が、その街の雨ばかり、暗い雲が覆う空の下で育ち、世界に出ている。 

Glasgow グラスゴー は、エジンバラから車で1時間ほど、スコットランドは東西にくびれたその西側に位置する街。

1960年代には100万人以上いた人口はその後減り続け、現在では606,000人(2005年)となっている。

英国国内では、ロンドンエディンバラに次ぎ、3番目に観光客が多く、年間300万人ほどがこの街を訪れる。

産業都市であるとともに、文化・芸術の街として知らている。

紀元前からクライド川沿いに集落が形成され、ローマ帝国はこの地に、前哨(陣地の前縁の前に出ている部隊)を設置し、ローマ支配下のブリタニアと、ケルト人やピクト人の住むカレドニアの間にアントニヌスの長城を建設した。

グラスゴーの街は、キリスト教の宣教師により6世紀頃につくられたと言われている。

これ以後、グラスゴーはスコットランドの中心として発展し、12世紀にはグラスゴー大聖堂、15世紀にはグラスゴー大学が創設された。

16世紀に入るとクライド川の水運を用いた貿易が盛んになり、アメリカ大陸のタバコ、カリブ海の砂糖などがこの都市を中継して英国国内に運ばれた。

産業革命が始まると、ランカシャーで採掘される石炭と鉄鉱石によって、グラスゴーでは綿工業を中心とした産業が盛んになり、大英帝国第2の都市と呼ばれるほどになった。

・・・英国における他の都市と同様、グラスゴーも英国の不況の影響を避けることはできなかった。

1960年代になると造船所の閉鎖が相次ぎ、クィーン・エリザベス2世号はこの都市で建造された。

1970年代から1980年代にかけても不況期が続いたが、1990年代にはいると金融などを中心に経済が持ち直している。
               [一部ウィキペディア(Wikipedia)フリー百科事典より引用]

この グラスゴー の街の名前を、私が最初に知ったきっかけは、グラスゴーキス という言葉だった。

フレンチキスとかと同じ、濃厚か、淡白か、どんなロマンチックなキスなのだろうか??

なのに会話の中で耳にするのは、

 “ お前、そんな態度だと グラスゴーキス を浴びるぞ! ” とか、

 “ グラスゴーキス に気をつけろよ~! ” とかばかり、どうもロマンチックな感じがしない。

ああ、もしかしたら、キスが強引なのかな??

相手が嫌がってるのにキスしたりするのかな?

グラスゴーの人って、女性も男性も、強気なんだなぁ・・・。

そこである日、グラスゴーキス が果たしてどんなものか知らないまま、ドキドキしながらマイケルに聞いてみた。

 “ マイケル~~♪グラスゴーキス、してぇ~~~♪ ”

マイケル、にやっと笑って何も言わずに突然 ・・・

頭突き

してきた!

 “ いってぇなぁ~~~~~(泣)!! ”

 “ でも、グラスゴーキス してくれって言ったろ? ”

そう、グラスゴーキス とは 頭突き のことであった。

パブなどで、喧嘩っ早い と言われる グラスゴー人 が挨拶代わりくらいによくする、という意味で 頭突き のことを グラスゴーキス と呼ぶようになったらしい。

そんな グラスゴー人 だが、とても心が広くて愛情深く、とにかく親切なことで有名だ。  

それにしてもマイケル、普通、妻に向って本気で頭突きを、するか??

思い出しても腹が立つので、仕返ししてやった!
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by yayoitt | 2006-08-09 02:42 | スコットランドって... | Comments(29)
酔っぱらいと刀の国、スコットランド
今日、国連による、犯罪に関する調査結果が明らかになった。

結果、殊にスコットランドでの犯罪数が、政治家を不安にさせて頭を悩ますことなった。

国連の調査結果では、スコットランドに住んでいる人々が最も、犯罪の犠牲者となる数が多いことがわかった。

この、国際アンケート調査は、電話でのインタビューにて1991年から2000年にかけて行なわれた。

この結果、スコットランド人口の、3パーセントの人が今までに何か犯罪に巻き込まれたり暴力を受けたと答えており、イングランド、ウェールズは2.8パーセントで、二番目に高く、実はこの数字、アメリカのそれよりも高いのである。

ちなみに日本は、0.2パーセントである。

たった数年では、犯罪の種類は余り変化しないが、ただ言えることは、犯罪、暴力のレベル(殺人に限らなくても、普通の犯罪)が確実に英国内では上昇しているということである、とスコットランド警部長は語っている。

犯罪は、お酒を飲んで酔っ払っての暴力が圧倒的に多く、盗み、または性的犯罪が次ぐ。

暴力の方法は、圧倒的に、ナイフなどの刃物を使ったものである。

私が靴屋さんに勤めていた時、一人で留守番していたら、あきらかに酔っ払って柄の悪い(ネッズ系、ドラッグもやってる系)男が2人店に入ってきたことがある。

一瞬かなり私は躊躇したが、彼らが“ナイフは売ってあるか?”と聞いてきたので、ここには靴しか売っていないと答えると、そのまま“ありがとう、ねぇちゃん”と言って出て行った。

...どう考えても、買ったナイフを何に使うかは明らかな気がして怖かった。

子供の犯罪、子供が犯す犯罪、子供が狙われる犯罪も毎日のように最近は聞く気がする。

自然が美しく、平和で、歴史が街のあちらこちらに残る、こんな美しい国なのに...。

人々も生まれながらに悪魔のような人はいないはずなのに...。
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by yayoitt | 2005-09-19 06:16 | スコットランドって... | Comments(4)
Are You Real Scotsman?
先週の土曜日の夜、マイケルの友人の40歳の誕生日パーティーに出掛けた。30、40、50…の誕生日を、こちらでは友人を招待して大きく祝う。彼女は、そのパーティーを、ケリーダンス(スコテイッシュダンス)の夜、としてケリーバンドとシンガーを招き、中央のダンスフロアーで皆が踊った。ケリーナイトとなると、男性の多く(スコットランド人)はキルトを着て出かける。女性は、タータンチェックのスカートを着たり、ドレスを着て出掛ける。

マイケルも、ご自慢のキルトを身に付け、ジャコバイトシャツ(狩猟用シャツ)を着た。
パーティーの会場まで行く間に、多くの人々が彼のキルト姿を振り返って見ていた。

“あんたが、人の目を引くってこと、普段は余りないのにねぇ”と皮肉を言う私。
“いつもは、かわいい私の方が、目を引くからねぇ”と更に大嘘をかます。

途中で、若い男女のグループが私達の前から歩いて来た。絶対に何か言うだろうと思って、さっさと通り過ぎようとした時。やっぱり、女の子が大声でマイケルに向かって叫んだ。

“ Are You Real Scotsman? ”

“ あんた、本物の スコッツマンかぁ? ”

“ Ne,I Don’t Think So! ”

“ いや、そうは思わないわぁ! ” そう言って、グループがドッと笑った。

さぁ、どういう意味だろうか?

Real Scotsman 本物のスコッツマン、もちろん彼は本物のスコッツマンだ。
だが、キルトを来ている人に向かって言う、リアルスコッツマンは、ちょっと意味が違うのだ。
リアルスコッツマンとは、キルトの下に、下着をはいていない人 のことを言うのだ。
だからマイケルは、リアルスコッツマンでは、実はないのである。質の良い厚手のウールで作られるキルト、肌が弱い彼は下着を着けないと、肌が荒れて大変なことになってしまう。

後は、ご想像にお任せしよう…。

ケリーの会場に着いてから、私も同じ質問を彼の友人の男性、カロム にしてみた。

Are You Real Scotsman?

彼は、目尻を下げて笑いながら、“ No...I’m Not ”

思わず、チッと舌打ちしてしまった。

↓はあくまでも参考写真

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by yayoitt | 2005-04-25 05:10 | スコットランドって... | Comments(2)
SPRING IS IN THE AIR
SPRING IS IN THE AIR

直訳 : 春は空気の中にある   

意味 : 春はもうそこまで来てる

最近、ちょっとだけあったかくなった。気流は荒れて強い風と雨が多いのだけれど、確実に気温は上がっている。体感気温は、風が吹くので数度下がってしまうから残念だ。日照時間もかなり長くなり、朝早起きする時間でももう明るい。また、夕方ももう真っ暗な中、ノーマンの散歩をしなくていい。1月の半ばの異常な好天気で満開になった桜は散ってしまったが、今は、黄色い水仙が咲き並んでいる。もう少しすると、庭々の、頑ななバラがその蕾を開くだろう。その春の向こうには、暑い夏はない。スコットランドでは、この温かめの春が、だらだらと次の冬まで続く、そんな感じだ。それを考えるととても寂しいが、それでもやっぱり春の到来を空気の中に嗅ぐと嬉しい。生命が生きていることを誇張する季節。

やっぱり、春って、何となく幸せな気持ちにさせてくれる。
by yayoitt | 2005-03-18 22:39 | スコットランドって... | Comments(7)
STACPOLLY レストラン 2
私は、唯一のヴェジタリアンのメインを頼んだ。ゴーツチーズにアスパラガス、マッシュルームが混ざってて、それをタルト(パイ生地みたいなしっとりした物)で包んで、その上に、ロケットが山盛りに乗っていて、上からペスト(バジルとオリーブオイル)が振りかけてあるもので、タルト、という名前が、とっても私に似合っていていいわぁ…と思った。TART(タルト)には、食べ物のタルト、という意味と、アバズレ、という意味があるのだ。

これにちなんで一つ…

私がホテルのレストランで勤めていた頃、アメリカ人の観光客に、メニューのチョコレートタルトってどんなの?と聞かれて、キッチンに戻り、若いシェフに“チョコレートタルトって、何って答えればいい?”と聞いた。彼の即答が、“ミニスカートを履いた黒人の女の子”だった。

そう、チョコレートタルト、とチョコレートスキンのアバズレ、をかけたのだ。

マイケルは、ラム肉を注文、やっぱり悪い予感は的中して、サイドに野菜も何も来なかった。この大きなお皿に少量のメイン料理が、3000円かぁ… マイケルとまた顔を合わせて、小声で囁きあった。“帰りに、チップス(ポテトフライ)買って帰ろうな。”“うん、そうしような”
ところが、このメインが無茶苦茶、美味しかったのだ!マイケルのはどうかわからないが、私のメインがもう、私の味覚にピッタリと合って、大満足した。文字通り舌鼓を打ち、腹太鼓はまだ打てないものの、すっかり満足だった。メインを済ませると、デザートを頼んだ。2人で違う物を頼んで半分こしよう、ということで、ティラミスムースとクランブルにアイスを頼んだ。これが、結構なヴォリュームで、デザートを終える頃には、腹太鼓バンバン♪だった。私など、小声で、周りのお上品なお客さんたちに聞こえないようにマイケルに言った。

“マイケル、食べ過ぎて、吐くかも!”

ワインも飲み終え、楽しく、(吐き気がするほど)食事と(ロマンチック?)な会話を満喫して、そろそろ会計をしてもらうことに。会計は、この国は、大抵どのレストランでも、テーブルにレシートを持ってきてもらうので、そこで座ったままゆっくり勘定が出来るし、急ぐ必要もないし、チップのことも話し合って考えられる。

レシートには、お水=£3.8 とあった。

!? 私は、最初に水を勧められた時に、声を大にして“タップウォーター(水道の水)を”とはっきり言ったのだ。タップウォーターと言わなければ、ミネラルウォーターを持ってこられてしまう。
それなのに、チャージしてあるって、どういうことだろう??早速、ウェイティングスタッフを捕まえてマイケルが聞くと、彼女は顔をクシャクシャにして、自分のミスだと誤った。

よしよし。

また、ここのメニューには、“サービス料10%を合計に入れるので、もしも、このサービス料を別で払う場合は一言言ってください”とあった。2人で話し合い、まず、またもやウェイティングスタッフを捕まえてマイケルが聞いた。“このサービス料10%は、どこに行くの?レストランに直接行くの?それともウェイティングスタッフに行くの?”私達は、レストランにこのお金が行くのは、嫌だと思った、高くて量も少なくって払うお金の分だけ満足はしなかったから。でも、ウェイティングスタッフはとてもよくやってくれて、サービスが良かったので、彼女達には払ってもいい、と思ったのだ。そのスタッフは“ちょっと複雑で、レストラン側にこの10%は行って、でも、給料に振り分けてくれるらしいけど…”う~ん、ちょっとレストラン側の嘘っぽい気がする、ということで、10%払わずに、その代わりに10%分のチップを現金で置いた、これならばウェイティングスタッフにだけそのお金は行く訳で、レストラン側には行かない。この辺は、私もマイケルも同じ気持であるし、私は長い間そっちの立場でもあったのでちょっと寛大だ。

2人、ニコニコしながら店を出た。気分が良かった。
お腹も腹八分と思っていたら、吐きそうなくらい一杯になっていた。
心も、ウェイティングスタッフの笑顔を思い出すと暖かかった。
周りのポッシュなアクセントで大声で話すおじさんも、いい雰囲気だった。

2人歩きながら、でも、一言。

“美味しかったけど、もう二度と来ることはないな”“うん、最初で最後やな”

顔を見合わせ、ゲラゲラ笑った。
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by yayoitt | 2005-03-15 01:33 | スコットランドって... | Comments(4)
STACPOLLY レストラン
誕生日の昨日、夜には、マイケルと2人で“スタックポリー”というレストランへ出掛けた。このレストランの名前、スタックポリー STACPOLLY は、ハイランドにある山の名前である。以前、2人で旅行した時に登ったことがあるが、周りに余り高い山がないところに、ただ唯一どっしりと興味深い形をして立ち上がっているから、忘れられない山である。最初、私は、2人でよく行く、ハウィーズ HOWIES というエージンバラに数件店を構えるスコットランド料理のレストランに行きたかった。でも、数件ある全てのレストランが満席!どうやら、日曜日のラグビーは6ネーションで、スコットランド対ウェ-ルズがある為、町中ウェールズ人で溢れていたから、レストランもその影響があるのではないか、と思われた。そこで、マイケルがよく人から聞いたり、実際に前を通ってメニューを見たりして、いいな、と思ったレストランが、このスタックポリーな訳なのだが、マイケルは付け足して“ちょっと高いけど、特別な日だから!”と言ってくれた。例えば、2人がハウィーズ HOWIESを好きな理由は、決して安くはないけど美味しくって量もあって高級すぎずに満足する、ことである。初めて行く、そのレストラン、マイケル曰く“ハウィーズ HOWIESよりはちょっと高級だろう”とのこと。スカートにブーツ、バングルもはめて、髪を巻いてお洒落した。8時に予約したそのレストランは、お城のすぐ麓、街の中心から歩いて5分くらいの所にある。外からは、ライトアップされたお城がぼんやり浮かぶのが見上げられる。

(写真は、そのレストランの前からお城をバックに撮ったもの)

中は、とても落ち着いて静かな雰囲気で、でも、まだ8時なのに、席はほぼ埋まっていた。ウェィティングスタッフが笑顔で迎えてくれて、二人を奥の席に案内してくれる。やったぁ!ヒーターの真横だ!ラッキー!壁側の椅子をマイケルが譲ってくれた。いつも、レストランに行くと、どこにどっちが座るかで、ちょっともめる。壁側の席は、周りのお客や店の中が見渡せるが、その向かいの壁に向かった席は、相手の顔ばかり見なければならない。お付き合いし始めた頃は、必ずその壁側の席の方をかれは譲ってくれたものだが、結婚7年目の今では、どっちがどっちに座るかで、ちょっとした沈黙のバトルを毎回繰り広げるといった具合だ。

でも、もちろん、今日の主役は、わたくし!

私が、壁側に座り、周りを見渡せることとなった。“ラッキーなのは、マイケル!だって、ずっと私の顔を眺められるんですもの!”2人が座ったテーブルには、ナプキンが筒のように高くとんがって置いてあり、真ん中にはキャンドル、そして、アザミの大きな花が一輪、飾られていた(アザミは、スコットランドの国花)。まず2人、渡されたメニューを見て、目を丸くした。い、やや!これは本当に、お高い!スターターが5種類ほど、メインも5種類ほど、デザートは3種類くらい。スターターは、約£7(1400円)くらいで、メインは約£15(3000円)、デザートも£7くらいだ。
と、いうことは、もし、2人で3コースずつ食べたとしたら、1人£30(6千円)になる。それにグラスワインや、チップ(サーヴィス料金)を入れるから、こりゃぁ、本当に私達にとっては高級だわ!マイケルとニコニコ笑い合いながら、“まぁ、時にはいいじゃん、こんなのも”と話す。マイケルはそんなにお腹が空いていないから、2コースで、メインとデザートにすると言ったので、私もそうすることにした。ヴェジタリアンのメインは、ウェィティングスタッフに尋ねなければならなかったので、聞いてみるとアスパラガスとマッシュルーム、ゴーツ(山羊)チーズのタルトにペストと(ロケット)ビッコラを載せた物、という返事、旨そうだぁ!マイケルは、子羊(ラム)のお肉を選んだ。普通、こういうレストランでは、メインのお皿の他に、茹でた野菜(人参、カリフラワー、ポテト)が別に添えられるのが通常である。以前、働いていたホテルのレストランでもそうだったし、ポイントホテルでの食事もそうだし、ハウィーズでもいつもそうだ。もしも、メインの量が少なくっても、その野菜があれば、苦にはならない。私達の周りは、ポッシュ(お金持ち系)なおじさんがポッシュなスコットランドアクセントで話していたりする。綺麗な男性二人のテーブルは、私の目の前にあって、彼らのところにメインコースが来るのを見て、ちょっと嫌な予感がした私。

顔を近づけ、マイケルに呟いた。

“やべぇ…。すっごい量が少ないかも…。しかも、茹で野菜もないかも”

それに対してマイケル“こりゃぁ、デザートにかけるしかないな”

    続く
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by yayoitt | 2005-03-13 05:20 | スコットランドって... | Comments(0)