2017年 08月 19日 ( 1 )
忘れられない舞台劇
エジンバラはフェスティバルの真っ只中。
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夏とは名ばかりの涼しいこの土地が …

世界中から集まった、溢れかえる観光客と

やはり世界のさまざまな場所からやって来た

パフォーマーたちで、ぐっと気温を上げる一ヶ月。

人混みが嫌で、パフォーミングを見に行くこともしない私。

そんな私が …

日本からやって来た女性ばかりの演劇を見て来た。
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これが … 本当に、それはとても素晴らしかった。

Busu Theatre (ブス・シアター)

エジンバラ演劇祭で日本人がもっと活躍してもいいじゃないかと考えた
日本人プロデューサーが、2017年のエジンバラ演劇祭に
出演することを目的に作ったユニット
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... 私も記憶している狂言のひとつ ...

附子(ぶす)

ドタバタ笑劇で、そのおちに、なるほど~と、ぽんと大腿を叩く。

子供時代に初めて耳にしたときも、そして大人になった今、

こうして再び見てみても、心がほぐれ、笑みが浮かぶのである。
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... もうひとつは、私が知らなかったもの ...

綾鼓(あやのつづみ)

能楽作品のひとつであり、三島由紀夫が能の謡曲を近代的に翻案した戯曲。

他人には、身のほど知れずと言われるような老人が恋をする。

しかし老人は、からかわれて騙されることで、割腹して死んでしまう。

三島由紀夫が選んだ戯曲だという意味が、よく理解できる。

ふたつの物語は、陽と陰。

それを見事に繫ぎ合わせ、ひとつの空間、ひとつの流れとする素晴らしさ。
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日本の踊り。

日本の楽器。

日本の言葉。

そして交わる英語の言葉。
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日本の着物。

その美しさ。
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能。

和の動き。

静と動。

陰と様。

古(いにしえ)と今。
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笑と涙。

忘れられない舞台劇を …

日本から遠く離れたこの土地で

見ることができたのは、大きな喜びである。
by yayoitt | 2017-08-19 03:11 | 遠くにて思う日本 | Comments(2)