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白サイの角は、誰のもの ・・・
アフリカ ・・・

その昔、北白サイは、ウガンダ、チャド、スーダン、コンゴに生息していた。
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現在、北白サイは、その数が激減して、コンゴの一部だけに生息している。

1970年から80年にかけて白サイの角を取る為の密猟により、
その数は500頭から、たったの15頭に減ってしまった。

闇市で何十万円もので売られる白サイの角は、漢方薬の材料として使用される
角に関しての、薬としての効用は実は殆どない ・・・)
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90年代に入って、反密猟運動が強まるにつれ、密猟の激化が起こり、
北白サイの数は現在13頭のみとなった。

緊急の対策が取られない限り、北白サイは、数年のうちに絶滅すると言われている。

コンゴ民主共和国北東部の、ガランバ国立公園に残された、
13頭の北白サイたちは、その生存存続が危ぶまれる。
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過去40年に渡る、コンゴの内戦は、この国立公園内の野生動物の命を奪ってきた。

世界では、他に10頭の北白サイが、動物園で飼われている。

その動物園の主な国は東ヨーロッパで、これは70年代、コンゴ独裁者イディ・アミンが、
兵器と引き換えに売ったのである。

ガランバは、1938年に国立公園に指定され、アフリカの最も古い国立公園の1つ。
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ユネスコは世界遺産にもなっているガランバだが、北白サイの密猟の横行により、
そのリストからの抹消が検討されたこともある。

2005年、コンゴ政府はようやく、北白サイを救う計画に乗り出した。

1段階目は ・・・ 動物たちを、ケニアの自然保護区に移すこと
        (しかし、これはまだ現実に行なわれていない)

2段階目は ・・・ 政府が、動物保護に絶大なる力を入れ、保護区に移しておいた
        動物達を、ガランバの確実な安全を確保して、移動しなおすこと

第1段階が進んでいないので、もちろんこの計画は、実行されていない。
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ガランバの草地は、約6000頭のゾウと、約100頭のコンゴキリン(絶滅に瀕している)が生息している。

ゾウもまた、その莫大な数が、牙を取る為の密猟者によって殺されている
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1000頭以上ものゾウが、ここ1年ほどで、密猟者の手によって殺害された。

およそ150人ほどの警備隊が、ガランバをパトロールはしているが、政府からの兵力の
応援などもない為、容赦のない密猟者たちの襲撃を、とても守りきることはできない。
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    (新聞The Scotsmanより、私なりに訳させて頂きました)

漢方薬 ・・・ アイボリー ・・・

私達は決して、その消費者になっては、いけない。

この尊い命の犠牲に立つ、媚薬だとか、高価な道具 ・・・

そんな物は、要らない。

by yayoitt | 2008-04-22 05:57 | 愛する動物のこと
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