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Emma(エマ)という犬
Emma(エマ)が今日、入院した。

Emma(エマ)は、9歳のコッカースパニョル、治癒しない複数の病気を持っている。

彼女は、私の動物病院の患者の1犬で、病気を発症した03年に大学病院に紹介された。

生死を彷徨った後、現在はステロイドを初めとする投薬と食事治療にてコントロールされている。
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Emma(エマ)が我が家に来たのは6日の金曜日。

重い病気がある彼女を残していけないと、ずっと出来ないでいた家族旅行。

私とマイケルに託して、オーストラリアの親類の下へ4週間の予定で旅立った。

 “ あなたと旦那さんがEmma(エマ)を預かってくれるのでなければ、この家族旅行は実現しえなかった ”

そう言い残して、Emma(エマ)にキスをして旅立って行った。

Emma(エマ)の病気は、自己免疫性血小板減少症 と 自己免疫性膵炎 。

お互いに作用し合って、消化管からの出血を伴ったりすると、血を固める血小板が以上に足りない為に出血が止まらなくなる。

ステロイドを服用しているので、24時間常に空腹感があるのに、消化管に優しい、また膵炎用の脂肪分の全くない食事療法中なので、散歩に行っても、ずっと食べられる物を探している。

変な物を拾い食いしないように細心の注意を払っていた。

そのEmma(エマ)が、今朝、急に下痢に続く嘔吐を繰り返し始めた。

私はもう仕事に出掛けた後だったので、マイケルから電話をもらい、獣医師に相談した後すぐに、大学病院に連れて行った。

ステロイド服用中は、副作用として、免疫力低下がある。

ちょっとした症状も、大きな病気を引き起こしかねない。

数ヶ月に一度は血液検査に行く大学病院、今夜は念の為に一晩、入院することとなった。

地球の裏側にいる、Emma(エマ)の愛する、そしてEmma(エマ)を誰よりも愛する飼い主さんからは、何があっても連絡はしない、という約束をしている。

全ては、私とマイケルの手の内に託されている

Emma(エマ)、彼女は今、一番ベストの場所にいると、私達は信じている。

Emma(エマ)、Emma(エマ)、大丈夫だから、いつも守られてるから、今までも乗り越えてきたから ・・・

明日になったら、うちに帰って来て、また私の後を追い掛け回して欲しいよ、Emma(エマ) ・・・


ノーマンと取替えっこしたベッド、Emma(エマ)の為に、ノーマンの布団がちゃんと待ってるからね ・・・

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by yayoitt | 2007-07-16 05:37 | マイケルのドッグウォーキング
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