Dugong ジュゴン に安息を
Dugong (ジュゴン)
c0027188_361750.jpg

草食性である為に、穏和で臆病な彼ら ・・・。

好奇心旺盛で、潜水漁をしている漁師の様子を見に来ることもあると言う。

しかし、音に敏感で、船のエンジン音を聞くと一目散に逃げてしまう。
c0027188_364438.jpg

絶滅危惧種であり、太平洋南西部からインド洋にかけての浅く暖かい海域に生息している。

かつては、アフリカ東海岸から東シナ海、オーストラリア付近まで広く分布していた。

しかし現在は、紅海、南シナ海のそれぞれ限られた海域、オーストラリアのクイーンズランド付近にしか分布していない。

その数は、オーストラリアで8万頭他36か国の沿岸域に2万頭計10万頭と推定されている。
c0027188_381256.jpg
減少の原因としては、人間による乱獲や、海水浴場のサメ避けネットに絡まり溺死ボートのスクリューに巻き込まれる等の事故、そして、開発による生息地の分断、食物となる海草が生えた藻場の減少などである。

オーストラリアでは、手厚い保護の対象となっているものの、それ以外の国では十分な保護を受けておらず、確実に減少しつつある。

生息分布の北限である日本の南西諸島海域では、既に50頭未満となっている。

日本哺乳類学会のレッドリストで、南西諸島のジュゴンは 近絶滅種 として警告を発している。

水産庁のレッドデータブックでも 絶滅危惧種 となっている。

1972年、文化財保護法にて 国の天然記念物 にも指定されている。

沖縄の場合、絶滅危機の原因は、乱獲と藻場の減少、そして、米軍基地の建設が大きな要因となっている。

2000年10月10日、IUCN(国際自然保護連合)総会で 沖縄のジュゴンとノグチゲラとヤンバルクイナの保護 の決議が採択されている。
c0027188_384672.jpg


沖縄本島は北部に位置する辺野古(へのこ)の海。

多種多様なサンゴ礁や希少なクマノミ、国の天然記念物であるジュゴンなど、様々な動植物によって構成される豊かな生態系を有している。

現在、海兵隊普天間飛行場の代替施設として、米軍基地の建設が、ここ辺野古(へのこ)に予定されている。

この建設は、貴重な自然を確実に、破壊してしまうものである。

環境保護団体グリーンピースは、この建設計画を止める為に、昨年3月にキャンペーン船 虹の戦士号 を辺野古に派遣、世界に向けて、この問題の重要性を発信、現地の座り込み行動へのボランティア参加など、様々な活動を行ってきた。

米軍基地建設反対のネット上署名には世界各地より26,449名の参加があり、辺野古の海を守る活動は国際的に広がっている。

日本政府は、基地建設の為のボーリング調査を進めようとしてきたが、現地の人々と共にグリーンピースボランティアも参加した海上での阻止行動により、作業を中断させることに成功。

9月初めには、海上に建てられていたボーリング調査用やぐらは撤去、“ 辺野古の海を守ろう ”という声は着実に建設中止に向けた原動力となっていった。

しかし、10月26日、日米政府は従来よりも縮小した建設計画で合意したことが伝えられた。

この計画は、確かに面積は縮小されたものの、かなり海を埋め立てるものであり、周辺海域への土砂の流入や騒音、航空機の事故の危険、漁業への被害など、辺野古の自然のみならず、人々の暮らしにも多大な影響を及ぼすものであることは変わりない。

2007 年5 月18 日、那覇防衛施設局が、辺野古沿岸部の環境現況調査を始めた。

この作業の支援を目的とし、海上自衛隊の掃海母艦 ぶんご が沖縄近海で待機しており、同艦の潜水士も作業を支援すると報道されている。

今、この米軍基地の建設計画そのものを白紙に戻すよう、日米両政府に強く訴えている。
c0027188_425256.jpg

声明文はこちらをご覧下さい。
c0027188_431966.jpg

 ジュゴン保護キャンペーンセンター/市民アセスなご による署名ができます。

日本文下の、黄色いスペースに名前をローマ字で記入し、Sighn in をクリックして下さい。

あなた自身のメッセージを付け加えて送ることもできます。


 “ お父さん、ジュゴンって何? ”

 “ あぁ、人魚の化身と言われた生き物だよ。”

 “ お父さんは、見たことあるの? ”

 “ ははは、その生き物自体が、伝説なんだよ。 ”

       ・・・ 彼らの存在を、伝説にしてしまわないで ・・・
by yayoitt | 2007-05-21 04:04 | 愛する動物のこと | Comments(10)
Commented by kworca at 2007-05-22 06:59
温厚だからって、無抵抗だからって、それにつけ込んで何でもして良いわけではありませんよね。
そういう生き物だからこそ、大切に守らなくてはいけないのだと思います。
海草を奪っている原因すら人間にあるのに、この上 基地建設なんて以ての外!
そこに基地が無くても人間は生きていけます。
でもジュゴンは?
単純明解な事ですよね。
Commented by みなみ虫 at 2007-05-22 15:01 x
こんにちは。
記事で取り上げてくれてありがとうございます。やっこさんらしい、丁寧で愛に溢れた記事で、本当に、ひとりでも多くの力が集まって欲しいと思います。
だけど、その思いに反して、早速、サンゴの調査のための機械を、生きたサンゴに突き刺して損傷を与えた、というずさんな調査内容の報告がありました...。↓本当に腹が立ちます。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/27375.html
Commented by fiona at 2007-05-22 18:14 x
もう6年くらい前かな・・・・・署名したんだけど・・・・事態が「こっち」に進展してはなくて、「あっち」側に進展しているように見える。

祟りを信じていた頃の、畏れを知る人間でありたい。
Commented by 聡子 at 2007-05-23 06:06 x
署名しました。守りたいね、大切な命たち。そうだね、ジュゴンと言う動物が、昔はいたんだよなんて、終わらせたくないね。
Commented by yayoitt at 2007-05-24 01:06
桂子さん

そうだよ、人間だからって、何でもして言いわけじゃない・・・。

私たちが守らなかったら、崩壊されつつある自然の中で、
彼らは確実に滅びていくんだものね・・・。

そこに基地を作らなくても、人間は生きていける。
そこに基地を作ったら、ジュゴンは滅びる。

ね。
Commented by yayoitt at 2007-05-24 01:09
みなみ虫さん

今回、この情報を教えてくれて、そして、こうして
色々このことに付いて、大切なことに付いて知る機会を
与えてくださって本当に、ありがとうございました。

心から感謝しています。

人間って一体 ・・・ 人間って ・・・

言葉で反論しなかったら何でもしても良いんだろうか?
絶対に、絶対に、酷い目に遭う・・・人間・・・未来に絶対に、
この蒔いた種は刈り取ることになる・・・。苦しい思いで・・・。
Commented by yayoitt at 2007-05-24 01:37
fiona

6年くらいも前から、計画があって、人々は訴えてきたんだね・・・。

そうなのかもね、こちらの優しい選択ではなく、
あちらの、力の傘の下に、収まろうとしているのかも・・・。

いつの日か、人間、その愚かさに、力がいかに無力であったかを
知るときが来るとは思うけど、その間にも滅ぼされたはならないよね。
Commented by yayoitt at 2007-05-24 01:39
聡子さん

その通りです。
今まで人間が滅ぼしてきた動物たち・・・。
ドードーや、様々な種・・・。
後悔は、先に立たないことを・・・。

ありがとうございます。
Commented by みなみ虫 at 2007-05-24 09:53 x
本当に、人間の勝手さにイヤになりますね。だけど、必死で海を守ろうと、非暴力で現地で座り込みを続ける人間もいるわけで...。だから、人間について絶望したくはないですよね...。

動物たちを守れるのは、人間だけなのに。

「何から?」と聞かれたら「人間のすることから」と答えるしかないのが辛いところですが...。
Commented by yayoitt at 2007-05-24 16:56
みなみ虫さん

そうなんですよね、捨てる神も拾う神も両方、
人間という、神からは程遠い存在の私達の役目なんですよね。

動物を滅ぼせるのも人間だけ、自然を滅ぼすのも人間、
だから、食い止めたり、修復するのも人間しか、いない。

人間が Hand off (手を引けば) 

・・・ きっと全ては元通りのはずなのに・・・。
<< 1つ、安心をGet! ハート、ハート、ハート >>