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言葉にできない応援歌
それが自分の番だと、ヘナヘナで弱くってどうしようもなくなるんだけど。

大事な誰かが苦しむ姿は、自分が苦しむよりも苦しかったりして。

その苦しみの、ほんの欠片も感じやできてないくせに何か、
必死で励ます言葉を探したりしてしまうんだ。
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ちょっとづつ重ねて来た年の分だけ、言葉がどのくらい役に立ち、
どのくらい役に立たないかもわかりかけているよね。

本当の心を伝える時、そこに活字も、それを音にすることも意味がないことがある。

ただ繰り返す、沈黙の滴(したた)りだけで分かり合えることもある。

言葉は時にやがて、心を満たして口元から はらはら と
落ち葉の如く降っては流れていくだけ。
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・・・ 友よ、あなたの零(こぼ)す感情なら、
どうして指の隙間から落としたりするものか。
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何、という例えも出来ないくらいに、あなたを励ます言葉は見つからないんだ。

自分は、なんて無意味で無力かって、詰まる言葉の間で苦しむんだけれど、
そんな辛さは、あなたのそれに比べたらちっぽけなもの。
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言わなくても伝わると信じていても良いだろうか?

その自信は全くないのだけれど、せめて、あなたの肩にとまらないだろうか?

ひらひら 舞い降りてその、泣きそうな肩に。
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そこから、今日の空が見えるなら、数分だけそうしておいて。下を見ないで。

足元にうごめく人間の歴史より、歴史という枠にはまらない大空を。
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あ、ここにも桜、咲き始めた。
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by yayoitt | 2007-04-02 03:00 | Go Go Girl
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