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初めて、ビーグルを見た日
今朝、ノーマンといつもの散歩で行く、大きな公園を歩いていた時のこと。大きな緑の公園は、周りと中央に歩道が設けてあって、いつもそこをグルグルとノーマンと歩く。他の犬を連れた人々も大抵は同じ様にグルグル、時には反対周りでグルグル廻っている。私は、よく芝生を横切り、ノーマンと走ったりもする。すぐにノーマンの方が先を越すので、結局は私がノーマンに走らされている、という形になる。
今朝も、そんな風にして、彼女との散歩を楽しんでいた。10mほど先を歩いていた女性が、まずノーマンを振り返った。その後、そこに立ち止まり、芝生の向こう側を向いて誰かを待っている様子だった。彼女の見つめる先を見ると、背の高い男性に、小さな女性、その横を真っ白な中型の犬がゆっくりと隣を歩いてくる。私は、最初その犬が、ゴールデンリトリバーの子犬だと思った。彼らが、立っている女性に近付いてくると同じタイミングで、私とノーマンも彼女のすぐ後ろに着いた。私とノーマンを指差して、その女性は、近付いて来た若いカップルに言った。
“ほら、ビーグルよぉ!ラヴリーでしょう?”ノーマンは、褒められたのを知ってか知らぬか、彼女に両足を挙げて泥の着いた足で彼女ののスラックスを汚した。私が謝ると、彼女は全然気にしないからいいよ、と言い、ノーマンを撫でて“本当に、いい犬ねぇ”と言った。側に来ていたカップルも、一緒になって“本当に、ビーグルだぁ!ビーグル!”とはしゃぐので、私は不思議に思い、もしや?と、彼らの連れている真っ白な犬に目を向けた。近くで見ると、真っ白だと思っていた身体には、うっすら茶色のパターンが残っている。また、ゴールデンか、そのクロスと思っていたが、大きな耳はドローンと垂れていた。“もしかして、彼女は、ビーグル??”私が聞いた。カップルと、おばさん3人が一様に頷いて“そう、ビーグルなの。年取って、真っ白になっちゃったの”年は、10歳だという。私を軽く鼻で嗅ぐ素振りをすると、すぐにどこかへ匂いを嗅ぎに行ってしまった。さすがにビーグル!と思いながらも、彼女は、リード無しなのに気が付いた。カップルの、背の高い男性の方がニコニコしながらノーマンを撫でて言った。“ヴェリーグリーディー!(VERY GREEDY!)”とっても強欲(食いしん坊)!私は、その通りだと言い、何でも食べるノーマンの話をした。道を歩けば、何か食べ物を包んであった紙は食べる、ティッシュにガムが包んであればティッシュごと食べる、全部、彼らは、ウンウン、そうそう、と頷いてばかり。“ノーマンだけがそうなのかと思ってたけど…”と言うと、3人が揃って首を横に振り、“それが、ビーグルなのよぉ”朝の9時から、公園で大笑いだった。
私は今まで、この辺りで、色々な犬種に会って来た。柴犬にも会ったというのに、ビーグルは一度も見かけたことがなかった。マイケルも、一度だけ、道を散歩しているビーグルを見ただけだといっていた。日本の田舎にいる時は、小さい街なのに、動物病院に行くと看護婦さんが“これで今日は3匹目のビーグルちゃん”と言われたくらい、ビーグルは沢山いた。日本では、ビーグルは確かにペットとして人気があるのだ。
“ノーマンはどこから来たの?”カップルの彼氏の方が私に聞いた。日本から私と一緒に来たと言うと、驚いてとても興味深く、日本でビーグルが大人気だという話を聞いていた。
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眩しい朝の光の中、目を細めて笑いあう間、ノーマンはずっとおばさんの持っている食べ物が入っていると言う袋を鼻でクンクン突付いていた。真っ白なビーグルは、公園の端の方をドンドン匂いを嗅いで歩いていた。苦笑しながら手を振り合って私達は3方に別れた。ここにいて、ずっと会いたいと思っていたビーグルに会えて、とても嬉しかった。夕食にマイケルに話をしたら、仕事が休みの日、同じ時間に公園に行こう、と上気していた。
by yayoitt | 2005-02-03 06:26 | 迷い犬、犬のこと
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