こんな熊たちを救いたい 2
昨日の記事より続き~

この、踊る熊の商業 は、インドでは違法となってから30年にもなる。

しかし、いまだにこういう熊たち残酷に踊らされている背景には、何とかして、踊る熊を見てお金を渡す観光客からの小銭を稼がなければらならない人々の貧しさにあるのだ。

しかし、獣医師の スコッツ はこう言う。

 “ この商業を行なっている人の数は実に少なくなっているんだ、だから、永遠にこの商業を無くすことができるはずなんだ ”

 “ この踊る熊が動物保護など、多くの人々に大きく注目されて、コントロール下にありつつある、

既に半分の数の熊たちが通りから放たれ、多分、現在では約800頭ほどの熊が傷付けられ苦しめられ、傷められていると思われる
。”

インドの警察は、チャリティー団体と協力してこの熊たちを捕えるように働いおり、保護された熊は自然公園で普通の生活が出来るように守られているのだ。

ところが、ある熊使いは、この自然公園に新しい熊の入るスペースが空くまで、熊を使って良いと許されてもいる為、

それまでは毎日、一瞬一瞬の熊の苦しみと痛みと絶望は続くのである。

 “ ここの警察はとても良くやってくれてるんだ ・・・

僕達と共に、今もまだ熊を痛めつけている熊使い達を捕えて、熊たちを保護してくれるんだ。

この、熊を扱う人々というのは、貧窮に陥っていて何とか家族を養う為にお金を得ようと必死なんだ。

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 “ でも、この熊たちが、どんなにひどい仕打ちを受けて苦しみ続けているかというのを目の当たりにすると、どんな言い訳であっても許されない、と思うんだ。”

スコッツ は続ける。

 “ 問題は、この貧困の家族から踊る熊を取り上げたところでいかに、彼らが生きていけるかなんだ。”

そこで、熊を救うと同時に、カランダーの人々(この踊る熊を行なう、ジプシー)に他の仕事が出来るように教育をし、彼らがすぐにまた熊を捕まえてこなくても済むように勧めているのである。

 もっと良いお金で売ることが出来る衣類を作る為、裁縫学校を建て、また、彼らが運搬業でお金が稼げるように車の運転のクラスも設けた。

スコッツ はこう締めくくる。

 “ 大抵は母熊を密猟者に殺されたこの子熊達が、自然保護区域の中でじゃれて遊んでいるのを見るのは、本当に幸せだ。 ”

これからの数年で、この残酷な苦しみを与え続けられている 踊る熊たち は、インドの道端から完全にいなくなると思われている。
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        鼻から喉に通された太いロープを切ってあげよう 
新聞記事は こちら
by yayoitt | 2007-01-10 04:18 | 愛する動物のこと | Comments(8)
Commented at 2007-01-11 11:59
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by momoママ at 2007-01-11 12:42 x
私が、知りたかった事が書かれてて嬉しい~。
800頭もいるのね・・・。こんな活動をしている人たち
が、いる事も知る事が出来るし、踊る熊など見たくも無い!
と、人々に伝え現在の熊たちの安全確保が出来たらと
思います。
Commented by michi at 2007-01-11 20:29 x
昨日から、この記事と画像をみて、もう、つらくてつらくて、コメントできなかったんだけれども、でも、少しずつ、この「踊るクマ」商売がなくなりつつあること、すこーし救われる思いです。観光客も、クマの実態がわかれば、お金を出さないだろうし、そのジプシーの人たちも、他に安定した生活手段がみつかれば、こんな商売も廃れていくんだと思います。
Commented by kworca at 2007-01-11 21:24
本来、熊の生息域には人間はいないはずで、そこには厳しさもあるけれど当たり前の本能で十分生きていける聖域のはず。
そこに人間が立ち入るだけでなく、殺戮が行われ、一体誰が幸せに感じるのか分からない見せ物が行われる。

罪滅ぼしをしてくれるスコッツ医師達やチャリティー団体の方や警察の方、説得に応じてくれるカランダーの人々に感謝します。
インドは、他のことでも素晴らしい活動をしている国だと思います。
道端から完全にいなくなる日もきっと近いですよね。
Commented by yayoitt at 2007-01-12 04:04
鍵コメ at 2007-01-11 11:59ちゃん

そうだね、観光客への知識、意識付けがとても重要だと思う。

それと同時に、鍵コメちゃんが言うように、家族を養うのに、せめてこんなことしかできない人々の生活を、改善させなくてはならないんだよね。

その国、その国の、責任なんだけど、それを問いただした所でどうせ政府はすぐには動かないだろうし、そんな一瞬一瞬も熊は怯えて苦しみ続けるので、動物愛護団体が、直接、動くんだろうね。凄いよね。

そう。熊を助けると同時に人間を助ける。根っこの治療。

毛皮製品・・・そうなんだろうな・・・。

中国、政府がどれだけそこに感心を持つかなんだろうけれど・・・。
こういうことって、直接手を下すのはいつも、貧しく必死な人々であって、それを操ってるお金と権力のある人々が本当は、改心しなくてはならないんだろうね・・・。

本当に鍵コメちゃんの言うとおりだよ。
改めて、もっと深く大切なこと教えてくれて、ありがとう!
Commented by yayoitt at 2007-01-12 04:07
momoママ

↓の日記で全部書かなくって心配させてゴメンね。

そう、まだ800頭もいるんだよね・・・ってことは元々は一体何頭もいたんだろう??そしてその数だけ母親熊が殺されてたんだよね・・・。

熊は、自然の中で、自由な踊りを踊ってて欲しいよね、人間の目の届かぬ場所で・・・。

日本の熊たちが、そういう意味で、人間にルールとともに、守られますように・・・。訴えていかなくっちゃだね。
Commented by yayoitt at 2007-01-12 04:11
michi さん

辛いよね。ごめんね。本当に、傷つけて・・・。
同じ記事の中で、全て書くべきだったと、ちっと反省します。大丈夫?

そうでしょ?救われる思いだよね!!本当に・・・。
WSPAが世界中の熊のことではとても力を入れて活動してるんです。その中には、日本の熊牧場のこともレスキューの1つとしてずっと多くの人々の知識になってるんです。

良かったら一度、http://wspa.org.uk/index.asp 覗いてみて下さい。

本当の意味での、明るい未来・・・一緒に願ってできることをちょっとだけ、行動して行きましょう!!
Commented by yayoitt at 2007-01-12 04:16
桂子さん

その通りです。

テリトリーを必死で守って生きていく野生動物、彼らはちゃんとそのルールを守って生きている、そうしなくては殺されるもんね。

そこにルールを守らずに入り込んで来たのが人間だよね・・・。

聖域 ・・・ その言葉の意味そのものだと思う。

こういう、短い視点ではなく長い目で未来を見て動いている動物保護団体、それに応じる人々・・・そうだね、感謝、だね。うんうん。

行ったことはないけれど魅惑の国って感じがする・・・インド・・・。

そっかぁ・・・その素晴らしい活動、思想、そこからはやっぱり、こんな悲しい熊たちや貧窮の人間の姿は、いなくならなくっちゃならないね・・・。

ありがとう。
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