Eye for an Elephant
BBC2チャンネルで見たドキュメンタリー Eye for an Elephant
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Martyn Colbeck 左の exhibiting photographers の、Martyn Colbeck をクリックして彼の素晴らしい写真を見て欲しい。

彼が、BBCのドキュメンタリーで、あるゾウの家族をフィルムに収め始めたのは、1990年の1月。

これは、Echo という 雌ゾウ が率いるある家族の物語である。

ハイライトの1つは、Echo の息子である Ely の出産である。

そして彼が、ある障害を負って立てなくなった時に、奇跡とも言える彼自身の力と、彼の母親 Echo そして 姉の Enid による手厚い看護のお陰で、それを乗り越える。

この家族を追って、15年間を共に暮らしたカメラマン Martyn Colbeck は、もはや家族の一員にもなり、新しく生まれた小ゾウは、毎朝彼に挨拶にやって来る。

このドキュメンタリーの中では、幾つもの信じがたい場面に遭遇する。

Echo の1娘が、小ぞうを連れた母親だった時。

彼女は足に怪我をし、化膿がひどくなり歩くことができなくなった。

それでも、小ゾウは必死に母親ゾウの下で彼女にお乳をねだる。

するともはや歩けない母親ゾウは、我が子を跳ね除け、拒否された小ゾウは、他の家族のメンバーによって、母親から引き離されるのだ。

この怪我をしたゾウが動けなくなってから、残りの家族がその場を立ち去るまでずっと、怪我をしたゾウと、長であるゾウとの会話(泣き声)が続く。

後に残した母親の死を知るか否か、Echo 家族の群に連れられて、小ゾウは必死に走る。

数ヵ月後、家族はまた同じ場所に戻ってきた。

既に、小ゾウの母親、またEcho の娘 の大きな身体は、形もなく骨だけとなって残っていた。

家族は、しばらくその場所に留まり、長い時間をかけて長い鼻で骨の匂いを嗅ぎ、なかなかそこを動かない。

代わる代わるに、骨に鼻をくっつけては匂いを嗅ぎ、何かを読み取っているかのようである。

 “ 家族は知っている、それが誰の骨であるかを ・・・。そして、そこで何があったかを、ちゃんと読み取っているのだ。 ”
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またある時は、他の家族の群れと遭遇し、元気な Echo 家族の小ゾウが、相手の家族に 拉致 される、という事件が起こる。

今まで 知られなかったゾウの生態 である。

拉致された小ゾウは、見知らぬ大きなゾウたちの足の下や身体の間に隠される。

Echo 家族は、しばらくその場に立ち尽くしていたがやがて、一列に並んで、大きな身体で 頑強な壁 を作り、相手家族に向って押し寄っていく。

そうしながら、相手家族を押しやり、見事に小ゾウを鼻で誘導して取り返すのだ。

ゾウは、知っている。

色んな気持を抱えて一喜一憂し、泣きながら、叫びながら、泳ぎながら、走りながら、水を求めて緑を求めて、太陽を求めて、走る。

ゾウは、知っている。

記憶を持ち続け、思い出を持ち、憂いながら、愛しみながら地面を噛み締める。
by yayoitt | 2006-11-01 06:07 | 愛する動物のこと | Comments(16)
Commented by momo-mimi-y at 2006-11-02 08:23
ぞうさん・・・かわいそうなぞう。ってお話ありましたよね~。戦争のときの動物園でのお話~。それ以来の象のお話に触れました^^♪
トップの写真~本当にきれいだな~!!
Commented by chuchu03425 at 2006-11-02 11:44
なんかとってもステキな写真&エピソードだなぁ・・・。
動物たちはきっと人間にはわからない言葉でコミュニケーションをとって
人間よりもずっとずっと温かく、心と心を通わせてるんだろうなぁ~。
動物たちと話しができたなら、いいなぁ~♪
Commented by ピータン at 2006-11-02 12:29 x
写真。とっても雰囲気がありますね!
象というと、力持ちだけれど優しいというイメージがあります。
本当にそんな感じなのでしょうかね。chuchu03425 さんがいうように、他の動物と話ができたら楽しいですね。
Commented by kworca at 2006-11-02 13:40
野生の中で生きていくための愛情と厳しさを、彼らは兼ね備えているのですね。
象というと、その牙にしか魅力を感じない人間もいますが、彼らの真の魅力を知ればそんな事は到底出来ないはずですよね。
ゾウと少年の交流を描いた映画『星になった少年』(http://www.randy-movie.com/index.html)でもスタッフの人達は「ゾウたちの演技力(頭の良さ)、従順さ(優しさ)に、驚き、喜び、そして癒しを覚えた。」とあります。
まずは知ること、そして学ぶことですよね。
人間が失いつつある大切な事を彼らは教えてくれるはずから。
Commented by requiem---k at 2006-11-02 13:47
写真の像の深いシワを見てると、せつないよね。
像は、仲間が亡くなった場所を何度も何度も訪れるんだってね。
死んだ仲間の象牙だけを取り外して、砕いて森に隠すんだってね、人間が象牙を取るために命を奪うその悲劇の意味を、像は知っているのではないかって。
家族の愛を知っているし、ずっと忘れないでいるって、きっとどの動物もそうなのかもしれないけど、像は人間よりも強く感じる動物なのかもしれないよね。
像がたくさんの草を食べて、それが森林破壊になるって思われたりするけど、彼らが食べた量の半分以上はそのまま糞になって、像の大移動のお陰で、何百キロも先に運ばれていって、広い範囲で森林再生にとても役立っているんでしょ?
だけど、旱魃(かんばつ)で最初に死ぬのも像なんだって。。
せつないよね。
像の目は優しいってよく言うけど、本当に、なんでも知っているという目に見えます。本当に優しいんですよね。
Commented by maisy★ at 2006-11-02 17:01 x
私も昨日観ました。
途中からだったし、英語もそんなにわからなかったのですが、ゾウは家族思いの動物なんだなぁって初めて知りました。移動する時も家族が一緒に行動。おそらく先頭のお父さんに続いて子供。その光景がとってもよかった。でも子供や、母親の像が死んでしまう・・・何とか助けてあげて欲しいと思ってしまったけど(撮影している人たちがいるのだから)、これが自然の摂理なんですよね・・・
Commented by トモ at 2006-11-02 22:29 x
偶然、同じように像の知性について
須崎獣医のブログで書いてたよ!
http://susaki.cocolog-nifty.com/

どの生き物も、心があると信じる行動が素晴らしい!
だって、ヒトだって障害があって言葉を話さない人もいる。
だからと言って、心がないヒトと扱うか?
相手を理解しようとして手話などがある。
人間は素晴らしい!こんな能力を持っているんだもの。
もっと、こんな部分を磨けたらいいね!
違うところに知恵を使ってる?(泣)
ほんと象っていいね!
Commented by aya at 2006-11-03 15:55 x
この写真すごい!
エピソード読んで、涙が出てきた・・・。
Commented by yayoitt at 2006-11-04 06:43
momoママ

あの、戦時中の動物園の話には、涙が止まらないね・・・。

ゾウは、本当に魅力的で神秘的な動物の1つだと思います。

そんなゾウを、象牙を採る為だけに、撃ち殺してしまうのは、人間・・・。
Commented by yayoitt at 2006-11-04 06:47
もりこちゃん

そうだね、動物ってそれぞれが本当に唯一で神秘的だよね・・・。

私もそう思う、人間もその純粋な心の温かさを、大昔は持ち合わせていたのに違いないって・・・。

本当に動物と心で会話が出来たら・・・。

それは、ルールを守りあわないとできないことかも、知れないね・・・。
Commented by yayoitt at 2006-11-04 06:49
ピータン

そうですよね、おっきくって力持ちで・・・。

だけど、本当に容易く、死んでしまうのです。

そうですね、心で、動物たちと会話が出来たら・・・夢のような、でも、きっとできるような、気がします。
Commented by yayoitt at 2006-11-04 07:04
桂子さん

うん、愛情と厳しさ、それは背中合わせのようで、隣り合わせ。

それが、野生だよね。

象牙 ・・・ それだけの為に、あの大きな体と神秘の命を奪う・・・人間。

それは、鯨にも、共通することだと思うよね・・・。

 星になった少年 

サイト、見てみたよ!!結構、日本に連れてこられたゾウたち・・・。読んでて、とても見たいような、でも、怖いような気がしてしまった・・・。

実際に接してみて初めて知ることって多いんだろうなぁ・・・神秘的なんだろうなぁ・・・。

そうだよね、知ること、学ぶこと ・・・ それが、彼らを理解する、第一歩だもんね。そう、昔は持ち合わせていたはずで、人間が失ってきた目に見えない、大切なもの・・・彼らは教えてくれる!!
Commented by yayoitt at 2006-11-04 07:17
カッタン

本当に、ゾウの目は、歴史を背負い、全ての記憶を背負い、思い出を引き摺りながら、あの大きな身体で歩いていると思うんだ。

その深いシワの中にも、様々な思いや悲しみ、喜びを含んでいるのかもね。

そうなんだ!!・・・仲間が亡くなった場所を何度も何度も訪れる ・・・。

知らなかったよ・・・。だからこの家族も、戻ってきたんだ・・・。

・・・ 死んだ仲間の象牙だけを取り外して、砕いて森に隠す ・・・。

人間がその、愛する家族のお守りを盗む前に、ちゃんと墓標を作るんだね・・・。いつまでもいつまでも、覚えているんだろうね・・・。

悲しみも、そして人間のしてきた醜いことも・・・。全部知ってる。

人間が頭の中で考えることは、とても勝手で、自己中心で、ちっぽけだよね。人間が手出しさえしなければ、自然界で、無駄な物や、生態系を揺るがすようなことは絶対ないのにね・・・そうしてるのは、人間だけなのにね・・・。

Commented by yayoitt at 2006-11-04 07:38
maisy★

見ましたか!!嬉しい~~~!!誰かと分かち合いたいと思ってたし!!

本当に、ゾウのあの家族思いには、もう心が揺さぶられたよね・・・。

そうそう、ドシドシと家族がひとつになって歩く姿・・・美しかったよね!!

確かに、クルーが側にいて、助けたいけれどもでも、それをしないことが、自然界のルールに従ったってことなんだと、思います。

またゆっくり見たいね、一緒に、ね!!
Commented by yayoitt at 2006-11-04 07:51
トモさん

須崎獣医さんの記事、是非、見て見ますね!!

人間、共通の言葉を話さない命を、見下す傾向ってありますよね?
外国語を喋る人ってだけで、見下したりもできるし・・・人間って、情けない。

心を、無視出来るんだと思う、人間ってやつらは・・・。

そうだね!人間は、素晴らしい!そう思わなくっちゃ!!あたしも批判ばかりしてないで、その素晴らしさを、認めて、そして使わなくっちゃ!!

うん!!トモさん、大事なことを思い出させてくれて、ありがとう!!

須崎獣医師さん、行ってきます!!
Commented by yayoitt at 2006-11-04 07:53
あやちゃん

スッゴイでしょう??凄いエネルギーを感じるでしょう??
一度、見て欲しいです、このドラマを・・・。サイトからも見られるよ!!
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