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日本滞在紀 第九章 犬との再会 嬉しい変化
飛騨にいる 真ん中の姉 の家に、犬がいる。

シツ(シーズー)犬 で 13歳 の 女の子 だ。

甥っ子が1歳くらいの時にこの家に来た。

ガレージに犬小屋が置かれて、彼女はずっとそこで暮らして来た。

時には庭に、長い綱を繫いでもらって、そこを走り回っていた。

私とマイケルがまだ、ノーマンに出会う前、何度も家を訪れて、散歩をさせてもらった。

彼女の名前は、ピーチ

外飼いではあったが、とても愛されていて、散歩には毎日連れて出され、シャンプーやカットも定期的に義兄がやっていた。

2002年のワールドカップの夏には、ベッカムスタイル(あの頃はモヒカン)になっていてびっくりしたもだ。

それでも私は、外飼い ということで、彼女を少しかわいそうだな・・・と思わずにはいられなかったのである。

今回、日本到着後、数日を京都や滋賀で過した後、飛騨に到着したその翌日。

                     嬉しいことがあった。

                     すっごく嬉しいこと。

ピーチ が、おうちの中に招き入れられた

13歳という高齢、余生は家の中で送らせてあげたい、その思いと、長男(甥っ子)が大学の為に1人暮らしを始め、家の中にスペースができたというタイミングから、晴れて彼女は、おうちの中で暮らすこととなったのだ。

ガレージや庭にいる頃は、よく啼いていた。

よく、吠えていた。

それが、この日を境に、ピタリと啼かなく、吠えなくなった。

それだけでも、外で綱に繋がれて過すことのストレスというものがどれほど大きいかが、わかる。

小さな ピーチ、ネズミのような ピーチ、愛しい ピーチ ・・・。

家族が、ピーチ に注目する。

今までなかったことであろう。

家族がご飯を食べるのを、近くで座って見つめる。

今までなかったことである。

家族が、ピーチ を交互に触ったり撫でたり抱いたりする。

今まで感じたことがなかっただろう。

外飼いであると、一緒に暮らしているという気持が味わいにくい。

家の中で、同じスペースを共有して初めて知る命の尊さ、興味深さ、愛しさ。

今まで私から聞かなかったら ピーチ の話題などしなかった姉も、その日から毎日、“ ピーチが ” “ 昨夜ピーチが ” と語ってくれるようになった。

ピーチ を抱いて、“ よしよし、うんうん ” と語る彼女を見たのも初めてだった。

第2のピーチの犬生、今からもっともっと幸せに、な~~れ!!
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by yayoitt | 2006-06-14 04:08 | 06 羽伸ばし日本旅行
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