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お気に入りの日本ドラマ
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1994年、脚本 北川悦吏子 ♪君といた夏♪
一流企業に内定した入江耕平(筒井道隆)。学生時代最後の夏をどう過ごそうかと考えていた矢先、母親から親戚の佐野朝美(瀬戸朝香)を預かると言われる。入江と後輩の杉矢稔(いしだ壱成)は期待しながら待っていた朝美が現れた瞬間、目を疑った。小さい頃の可愛かった朝美は族あがりの不良娘になっていた。こうして3人の微妙な夏が始まった。入江耕平は大学の研究室で一緒の(松下由樹)に恋をしている。松下由樹は、同じ研究所内の(乃木 涼介)と婚約するが、元彼女との復縁をきっかけに別れてしまう。朝美(瀬戸朝香)が入江耕平(筒井道隆)に対しての真っ直ぐな恋心を杉矢稔(いしだ壱成)に気付かれる頃、入江耕平(筒井道隆)と(松下由樹)の間に違った感情が生まれ…。結構、すれ違いばかりの爪を噛むドラマだ。
先日、近くの図書館に行ったら、この脚本を小説にした本を“ジャパニーズブック”の中に見つけたので、早速借りて一気に読んだ。ドラマでは、スカイパーフェクトでやっていた再放送を、去年くらいに2回見た。10年も前のドラマとは知らなかったが、とってもよかった。
日本の暑く短いひと夏に起こる様々な恋愛の矢印の行方…。大好きなドラマの1つだ。
この中で、誰に対しても優しく、まじめな入江耕平(筒井道隆)を、私はどうしても好きになれない。優しくて一生懸命だけど、雨の中ずっとマンションの前で待っていてくれたり、風邪をひいたと聞いては色々な買い物をして飛んで来てくれる…こんな彼を、私はとても苦手としているのだ。多分、私は“ミーハー女”で、追っかけが好きだから、追っかけられるとトットコスットントンと逃げたくなるのかも。ちなみに私が好きなのは3人もいる。
1人は、松下由樹の元婚約者で、別れた彼女との復縁を理由に松下由樹と別れたにも拘らず、その彼女が去ったら、再び松下由樹を呼び出してしまうという“なんちゅうぅ男なんじゃぁいぃ!”という人。この勝手さと、弱さ、優柔不断さに惹かれる…
2人目は、ウッチャンが演じる松下由樹のお見合い相手役。彼女のこととても好きなんだけど、しつこくなく、追っかけたりはせずに遠くにいて静かに見守る、という人。ウッチャン ファンだからというだけでなく、恋愛に慣れていて、一生懸命さを見せないとこがとてもクールで惹かれる…
3人目は、杉矢稔(いしだ壱成)で、大学生で若いけどそれなりに恋愛経験は豊富、とにかく優しいのにそれを上手く外に出せない、そのアンバランスさがとても魅力的で、こんな人に愛されたらいいだろうなぁ…幸せだろうなぁ…と真剣に思う。
若さゆえの、悲しい表情を、いしだ壱成がとても上手く演じているのには頭が下がる。

☆ それにしても、やっぱり日本のドラマは、繊細で複雑で静かで熱くて、いいなぁ ☆
by yayoitt | 2005-01-11 05:42 | 遠くにて思う日本
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