ずうっと心に沁みる、親切 …

金曜日の朝。

いつもの通勤のバスの中。

私は、空いていたら決まって座る一番前の席にいた。

リュックは足元に置き …

昼食が入った布のバッグを座席の横に置いていた。

私の停留所が近付き、リュックを背負い、座席を立った。

座席を立つと同時に、一番前の席だから、そこがドア。

運転手に ありがとう を言ってバスを降りた。

そうして数歩歩いた時 …

背後から男性に呼び止められた。

 あの … これ、貴女のでしょう?

いつも、私が降りるバス停のひとつ前で乗ってくる男性。

彼が、私のランチの入った布バッグを手にしていた。
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 あぁ … そうそう、私のです、どうも、ありがとう

それだけの、やり取りで、彼は踵を返して行った。

私は心の中で あぁ、良かった … なんて思っていた。

なにか、心に引っ掛かる。

なんだろう?

あ …

降りたバス停の方を振り返ると …

男性が走ってバスを追い掛け、けれどバスは発車した直後だった。

そう、彼は私にバッグを渡す為だけに、バスを降りたのだ。
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そして、そのバスは走り去り …

次のバスまでの数分を、待たなければいけない。

なんて親切だろう。

自らの損を承知で、他人の為に行動する。

正直、心を打たれた。

その行動に。
by yayoitt | 2017-03-18 04:01 | 英国暮らしって... | Comments(2)
Commented by chocorachocora at 2017-03-21 10:49
嬉しいね。
なんか、胸の奥の方がキューってなる。
悲しい時のキューではなくて、感動した時のキュー

この男性もきっと「あ~良かった」と思ってる。
次のバスを待ちながら、やっこちゃんのホッとした笑顔を
思い出しながら。

今度会ったら、思いっきり二人とも笑顔になるね。(*'▽')
Commented by yayoitt at 2017-03-22 05:15
Maama

そうそう、感動したときのキュー!
まさに、そんな気持ちで胸がキュー。

毎朝、必ず会うんだけど、月曜に会った時に、
声をかけて、ありがとうを伝えて、あの時バスを
逃したのかって尋ねたら、そうだって言ってた。
それからは、おはようを言うくらいだけど。
本当に忘れられない親切心。

ありがとうね、Maamaっっ! 
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