ウサギが叫ぶのを聞いたことが、ありますか (アンゴラウサギ)
冬になり、本格的な寒さが続く毎日。

夏以降、デパートや店先には、あたたかなふわふわのセーターなどが並ぶ。

ある物はカシミア、ある物はウール。

けれど、ことに柔らかく、ふわっふわの繊維で人気のあるのが …

 アンゴラ である。
c0027188_6594383.jpg

これは、アンゴラウサギから取られた毛である。

おおきな体に、小さな顔のアンゴラウサギ。

その、長くて柔らかな体毛の為に交配されることの多いウサギである。
c0027188_702711.jpg

アンゴラの繊維は、中央に穴があり、ふわふわの食感を与えてくれる。

ウールより温かく、繊維は、とても強い。

カシミアよりも、柔らかいと言われている。

それなのに、アンゴラは、カシミアよりも値段が安くもある。

果たして …

アンゴラは、どのような経緯で、私達のセーターや小物、コートになるのだろう?



世界中のアンゴラの90%が、中国から来ている。

PETA の調査団は、中国で、10箇所の違うアンゴラ工場に出向いた。

そして、その目で見てきたのである …


 10の工場、すべてが、それは惨たらしい、ひどい行為を行っていた

と伝えている。

その報告内容をご紹介したい …。


 恐怖に怯える白いウサギたち

 あまりの恐怖で叫ぶのである

 木の板の上に身体を伸ばされる

 作業員に首をつかまれ、彼らの手でもって、毛をむしられる

 いや …

 毛をむしられる というよりも 皮膚をむしられる という方が的確である

 作業員は、ウサギたちの毛をねじって引き千切る

 その肌が、赤むけてピンク色に染まるまで、それが続く
c0027188_713311.jpg

 また、あるウサギたちは、前足と両足とをロープで縛られる

 そして、数人の男作業員により、金属のハサミで毛をそられる

 皮膚を間違って切ろうが、かまいはせず、その作業は続けられる

 この、恐怖と苦痛の時間が過ぎると …

 真っ赤にむけた肌のウサギたちは

 あまりのショックと痛みで動くことができない

 そんなウサギたちは、狭く、汚い不衛生なケージに放り込まれ

 なんの処置や手当てなども受けずに、放置される

c0027188_71077.jpg
 
 不衛生で、狭いケージの中で、ウサギたちはケガをし、病気になる

 ケガから化膿したり感染したり、死にも至るが、何の手当ても受けることはない

 また、狭いケージの中は、自分たちの尿や糞でまみれている

 毛を安全に刈る機械(バリカン)を使用することもしない …

 中国のアンゴラ工場の作業員による、手で毛をむしりとられる方法

 これは、ウサギが泣き叫ぶほどに痛みが強く、苦痛に満ち、恐怖なのである

 どうして、そんな方法がとられているのか?

 答えはただ1つ …

 経済的に 安上がり だからである

 手荒な方法で …

 より早く …

 より沢山 …

 より売るために
c0027188_72399.jpg

 英国のアンゴラウサギのブリーダーは、こう言っている


  ウサギに痛みを与えることなく、手で毛をむしる為には
  2週間かけて、優しく抜けかけの毛を取り除いてあげなくてはならない
  数分で、皮膚が真っ赤に赤むけになるようなやり方は、あり得ない


 1羽のウサギの毛を、ウサギに痛みや恐怖を与えずに刈る為には …

 本来ならば1時間ほどの時間を必要とする

 そして、1羽のウサギに対し

 この行為は、3ヵ月ごと、2~3年は繰り返して行われるのである


アンゴラウサギの寿命は、およそ5年

手厚く面倒をみてもらえば、10年は生きることができる

しかし、このアンゴラ工場のウサギたちの寿命は …

平均わずか2年なのである

それほどに、不衛生な場所で愛情も受けず、苦痛と恐怖を繰り返す一生なのだ


 この苦痛の一生

 中国のアンゴラ工場のウサギたちは

 その狭く汚いケージの中

 細いワイヤーの上で寝そべったりもできないので、ずっと立ったまま過ごすのだ

 そして、ワイヤーで肉球を痛め、切開して、血を流している

 ウサギとして、跳んだり跳ねたりなど、決してできない一生なのだ

 この、あまりに残虐ですさまじい一生

 多くが途中で病気やケガ、精神的ショックで死んでいくが …

 生き残ったものであっても、アンゴラ繊維として使えなくなったり

 病気やケガをして苦しんでいると

 首の骨を折られ、逆さまに釣る下げられて、最寄の肉屋に売られるのである

c0027188_724439.jpg

現在、およそ5千万羽のアンゴラウサギが、中国のアンゴラ工場にいる

年間、4千トンものアンゴラ繊維を生み出すためだけに …



 (英文の記事を、私なりに、なるべく忠実に訳させて頂きました)


日本や英国で見かける、アンゴラの製品。

その殆どが 中国製 なのではないだろうか。

この冬、あたたかく、ふわふわのセーターを ... と思うとき …

今一度、そのアンゴラがどこからどうやって来たであろうかを …

考えたいものである。 

ありがとうございます。
by yayoitt | 2013-11-26 04:15 | 愛する動物のこと | Comments(10)
Commented by hanahana at 2013-11-28 08:54 x
シェアありがとうございます。
昔アンゴラ大好きでした。でもこういうやり方で
取られていたとは知りもしませんでした。
百歩譲って文化の違いはあるのかもしれませんが
心や体の苦痛を伴う方法には納得出来ません。
やっこさんと知り合えて色々と学び選ぶ必要が
あることが分かりました。知らないでいたら…と
思うと恐ろしいです。
Commented by Nero at 2013-11-29 02:33 x
このPETAの調査をきっかけに、H&Mがアンゴラ混の商品の生産を打ち切ることを発表したという記事を見つけました。
http://www.epochtimes.jp/jp/2013/11/html/d73908.html
売り上げのみを重視する大手企業が多い中、このような動物の痛みを汲んでの動き、嬉しく思います。
Commented by yayoitt at 2013-11-29 06:34
Hanahanaさん

こちらこそ、いつも、しっかりと向き合って下さり、本当にありがとう!

アンゴラの毛も、他の国では、手足は縛ることはあっても
こんな扱い方はせず、バリカンでもって毛を刈っているそうです。
ただ、この中国での行いが、酷いのです。
とは言え、アンゴラ製品を買うときに、それが、中国のアンゴラか
どうかなんて、わからないのですよね …。

中国は、動物虐待に対する罰則なども、ごく最近まで皆無だったと
聞きます。それゆえに、今でも文化的に、動物は もの なんでしょうね。痛みがあるとか、命があるとか、そういう風には考えないのだ
ろうと思います。

昔の日本も、似た感じかも知れませんが …。

本当に、ありがとうございます。
Commented by yayoitt at 2013-11-29 06:36
Nero さん

欧米の大きな有名なブランドや店が、大々的に、こういう姿勢を
報じてくれることは、とても良い宣伝になるし、嬉しいことですよね。
中国のアンゴラなのかどうかなんて、製品を買うときには
わからないから、やっぱり、アンゴラの製品、というもの自体を
拒否する姿勢を示すしかないのですよね。
動物の毛は、やっぱり、その動物のものであって、人間が
生きる死ぬに関わらないファッションの為に使われるべきでは
ないのですよね。

貴重な情報を、どうもありがとうございます!!
Commented at 2013-11-29 08:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yayoitt at 2013-11-30 23:45
鍵コメ at 2013-11-29 08:57 さん

読んで頂き、そして、コメントを残して頂き、本当に、ありがとう
ございます。

この情報社会の中で 知らない でいることは、もう、無知は罪の
時代なののでは、と思います。

より多くの方に、より多くの 普通の一般の消費者の方々 に
知って頂けたら、と思っているので、とても嬉しいです。

ありがとうございます。
Commented by calicocat at 2014-10-06 12:26 x
毛皮でなければ大丈夫、と思っていて、 ふと不安になり検索しました。
もう、絶対に、アンゴラも、改善されるまで中国製も買いません。知らずに買いつづけるところでした。ありがとうございました。
Commented by yayoitt at 2014-10-07 05:56
calicocat さん

殺していなくても、この大量生産諸費社会の現代では、どの動物由来
の物も、とても残酷な方法で、増やされ生かされ、そして結局は
死なされて行くのが常なようです。

悲しいかな、すべては、人間の欲の為。
お金の為 …

ことに、安く物が作られている国々での動物に対するモラルは
とても低く、それ故に、動物がどんな目に遭っているかは
想像を絶するものであることが多いようです。

それを消費する大国の1つ、日本の私たちにできることが
あるとしたら、そう、買わない、求めない、使わない、無駄にしない
ことだろうと、思っています。

こちらこそ、本当に、ありがとうございます。
ふと、不安になって検索する、そういう行動が、最初の一歩、
もしかしたら全ての始まりなのかも知れません。

感謝です。ありがとうございます。
Commented by 名無しだろう at 2015-02-28 12:37 x
言っただろ?害人なんかにどうぶつの気持ちなんざわからないって
Commented by yayoitt at 2015-03-01 06:56
名無しだろうさん

正直、まったくに、同感いたします!!
害人、という言葉 まったくにそうだ! と思います。
<< 週の半ばの むふ笑い をあなたに … 拾った紫陽花(あじさい) >>