彼らの通り道にホテルが建った時、ゾウの家族は?
ザンビアのあるホテル(Mfuwe Lodge)。

マンゴの木の隣に建てられた、そのホテルには …

ある厚皮動物の家族が、マンゴの実が熟れる頃に訪れる。

それは、ある年のこと …。

前年と同じく、決まった通り道として、ゾウの家族がマンゴの木に戻ってきた。

するとそこには、豪奢なホテルが建っていた。

ゾウの家族は、何も躊躇せず、ホテルの玄関から入り、レセプションを通り抜ける。
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ゾウたちは、2頭ずつになって入ってきた。

今ではホテルのスタッフも客も、ゾウたちの 即席の優雅な散歩 に慣れている。

この女家長のゾウの家族は、毎年11月、マンゴの実が熟れる季節に戻ってくる。
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1日に4度も、ホテル内に訪れることがある。

マンゴの実が熟れる時期に戻ってくる家族は、4~6週間も毎日、ホテルを訪れる。

そして、マンゴの実を食べるのだ。
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最も興味深いのは …。

彼らが野生動物であり、決して飼いならされているわけではない、ということだ。

ただ、ホテルにやって来て、果物のみを食べるだけのこと。

ここに訪れるのは、その、10頭の同じゾウの家族の群れだけである。
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150人もの従業員を抱えるホテル。

彼らは、このゾウの家族に関する事故などが、今まで全くないことを嬉しく語る。

ゾウたちは、ある程度は従業員に近付く機会もあるけれど …

ホテル側は、決して、客をゾウたちに近付けることを許可しない。

 彼らは決して、凶暴なわけではないけれど …

 野生動物に、人を傷つけるような機会(チャンス)だけは、与えたくない


そう、語る。
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こうして、毎年、同じ女家長のゾウの家族が訪れるようになって、10年が経つ。

他の場所にも、マンゴの木々はあるのだけれど、彼らは、ここの実が好きらしい。

 彼らが所詮は、野生動物であり、とても大きく力強い動物であることを
 
 また、凶暴になり得、危険な野生動物であることを認めて、敬っている

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ホテルでは、客とゾウとの間に、必ず厳重に隔たりを設けることを怠らない。

そして、従業員は、いつも静かに厳重に、ゾウと客の距離を見守っている。


(私なりに英文を訳させて頂きました)



幾世代も、親から子へ … 

子から孫へ …

受け継がれた記憶は、決して忘れない彼ら。

長い長い記憶を持つゾウたち。

今、彼らは、絶滅の危機に陥っている。

中国、そして主に裕福なアジア諸国に送られる、違法な象牙の為に …。

闇から闇へ …。

象牙の為に、その命が密猟者によって、消滅させられている。
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by yayoitt | 2013-01-13 04:30 | 愛する動物のこと | Comments(11)
Commented at 2013-01-15 12:38
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-01-15 12:45
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 通りすがり at 2013-01-15 14:13 x
文化が成熟しているんですね~。大人。観光客とかが無理に触ろうとして事故が起きてしまうと、象が処分になってしまう。共存するんだと考えないとダメですよね。
7月に清里ですか。会えると良いです。トラは箱入り息子なのですが、もし外にいたら山猫並みの大きさですね。
Commented at 2013-01-15 16:09 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yayoitt at 2013-01-16 06:14
皆さま

とても考えさせられるコメントを、本当にありがとうございます!
お返事がちょっとだけ遅れます。
共に感じてくださり、とても嬉しいです!
Commented by yayoitt at 2013-01-17 06:27
鍵コメ at 2013-01-15 12:38 ちゃん

本当に、その通りだよね。
… 尊重の上で、異する同じ地球上に住む生き物たちは
共存する手段は在るはず

人間だけが、この地球上の一番大切な掟を破っている。
欲深さ、文明の発達? そして大切な物の喪失 …。

そう、その 力 を利用して、軽々と掟を破る。

相手の痛みをわかる、想像する、それができるはずなのに。
どうしてか、欲を前に、自らの都合を前にすると、どうして、軽々と
悪意の行動に翻ってしまうんだろうね。

人には、こうなってしまうと、悪しか残らない動物になっちゃうよね。
Commented by yayoitt at 2013-01-17 06:32
続くね。

色々と、本当に、ありがとうね。
私は、鍵コメちゃんと、もっともっと多くの時間を一緒に過ごしたいって
願っているのだけれど、それは簡単ではないよね。
だけれども、こうして、繋がっていることの大切さを、ありがたいって
感謝しているよ!

… いつまでも、いつの世も、本物で

本当にそう、願う!
そうで在りたいって思うよ。

うん、役割、きっとちゃんともう、与えられているのだものね!

きっと、どこかに繋がっている。
きっとそこには、やはり、意味はあって、いつかはそれが、
あの悲しみは、ここに通じているのだなってわかる日が来ると。
でもそれが、動物の苦しみであるのが、辛い。
そしてやっぱり、それは完全に終わって欲しい …。
もしかしたら、人類が滅びる時にしか、わからないのかも?

… 優雅さは豊かさ、豊かさは幸福、幸福は愛ある事

… 愛は豊かさ、豊かさは美しさ、美しさは希望の光

私は確かに、鍵コメちゃんと共有してる。
そして、すくって立っていられる。

心から、ありがとうを! 
Commented by yayoitt at 2013-01-17 06:37
通りすがり さん

同じ地球を、土地を分け合って暮らしているんだ、という気持が
前提にあれば、人は、他の命をも敬い、本当の意味での共生が
できるはずなのですよね。

日本の熊たちのことにしても、人が彼らを敬う気持ちが
大前提にあってくれれば、姿を見ただけで殺す、クマ牧場に運ぶ、
なんて残酷な行為には至らないはずなのですよね。

動物たちの悲しい出来事は、その全てが、人間の身勝手、高慢さ
から生まれているように思われてなりません。

そうなんです!
7月中旬から3週間の日本なので、その間のどこかで、
バーネットヒルさんにお邪魔できたら、と思っているんです。

日時が決まったら、お伝えさせて頂きますね!!
お会いできたら嬉しいなぁ~。 
Commented by yayoitt at 2013-01-17 06:43
鍵コメ at 2013-01-15 16:09 さん

こちらこそ!!
今年も、また、色々と一緒に、楽しく、頑張って! 行こうね!!

ふふふ

忙しい中、ありがとうね、鍵コメさん!!

今、ゾウの密猟が深刻になっていて、なんとかそれを食い止めようと
テレビのニュースにもなっているし、中国やアジアの国々への
深刻な視察も入ってる状況です。

遅すぎた、なんてことになって欲しくない …。

人の欲ってなんだろうね?
アジア諸国は、こういう モラル 的には、とても低い国々が多い
んだよね。日本もまだ、その一国であるし …。

欲って、醜くて、本当に、悲しい、不必要なものだよね。
意味がない。無意味。

鍵コメさん。
うん、ありがとうね!
すっかり落ち着いたし、ノーマンも元気でいるよ!

こちらこそ、どうも、ありがとおおお!
今年は7月中旬に日本に帰るよ! また、電話でお話っっ! ふふ
というか、ここから掛けた方が良いのにね。
びっくりさせちゃおうかな~。

ふふっっ
Commented by chaco-o at 2013-01-18 11:46
素敵なホテルですね。
象たちが安心してマンゴーを食べれるなんて。
ホテルが建ったこと、象にはまったく関係ないですもんね。
ただマンゴーを食べるだけ。
このまま、ずーっと見守られて欲しいな。
そして・・・・
無残な最期を迎える像がいなくなり、自然界でのんびりと暮らせるといいな。
象牙なんて、いらないもの!!
象牙は象のものだもの!!
Commented by yayoitt at 2013-01-19 06:14
chaco-o さん

こんなに優しいホテル、嬉しいですよね!
もちろん、これがホテルの呼び込みになってることもあるとは
思うけれど、何よりも、ゾウを尊重してくれているのが嬉しいですね。

そう、ホテルが建とうが、大昔からここを通り道としていた
このゾウの家族には、それは関係のないことなのですよね!
ただ、同じように帰ってきて、マンゴを楽しみ、また次のルートを
歩き続けていくだけのこと、なんですよね。

毎日のように、何百本もの象牙が、アジアに売られる前に
取り押さえられた、というニュースが新聞に載っています。
自然に死んだゾウから取るわけでは決してない、象牙 …。
同じ東アジア人として、いや、人間として、本当に情けないです。

毛皮はその、動物の為のもの。
シャークフィンは、サメの為のもの。
象牙は、ゾウだけの為のもの …

まったくにその通りです!

ありがとうございます!!
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