シェルターにいる、ある年老いた犬の詩
これは …

あるシェルターで働く人が、書いた詩です。

このシェルターでは、沢山の年老いた犬がいます。

そんな年老いた犬たちだけれど、新しい家族に迎えられています。

英文を、私なりに訳させて頂きました。



ひとり、またひとり、わたしの檻の前を通り過ぎていく

彼らは言う 

よぼよぼだ よれよれだ 

年齢より年寄りに見える

犬としての良い時は、完全に過ぎてしまってる

この犬は走れないし、遊べやしない

そして彼らは頭を横に振って、わたしの前を通り過ぎていく


小さな年寄りの犬 関節痛で痛む

まるで、わたしはもう、必要とはされていないようだ

わたしにも一度は、家があった 

ベッドがあった

暖かい場所があり、そこでわたしはご飯をもらったものだ


今、わたしの口の周りは白く、わたしの目は徐々に見えなくなっている

そんなに年寄りで、そんなに問題ばかりの犬なんか、誰が欲しいだろう?

わたしの主人(家族)は、わたしがもう家族の一員ではないと決めた

わたしは彼らの足手まといになり、わたしの素行は不向きだと言った

どんな理由であれ、彼らの頭の中で決めてしまったこと

わたしを死へと放置した彼らの決断は、正当化されるものではない
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今、わたしは檻の中に今日もあくる日も、ただただ座っている

若い犬たちが、新しいご主人のもとへともらわれていく中 …

わたしの命が、ほとんどその長かったロープの終わりに近付いた頃

あなたはわたしの顔を見、わたしは最後の望みを感じたのだ

あなたは、わたしの白髪の内を見通し、年のために曲がった足を見通し

わたしがこの檻の中で、まだ、犬としての生命があることを感じてくれた


あなたはわたしを家につれて帰り、食べ物とベッドを与えてくれ

そして、わたしの疲れきった頭を休めるために、あなたの枕を分けてくれた

わたしたちは寄り添い、遊び、あなたは優しい声で私に話しかけ

あなたはわたしを心から愛してくれ、それをわたしにわからせようとしてくれた


わたしは、犬としての生命のほとんどを、他に人と暮らしたけれど

あなたは、もっともっと強い愛情でもって、強く光り照らしてくれた

そしてわたしは、与えられるだけの愛を、あなたにお返しすることを約束した

あなたに … わたしの愛する人 … わたしが生きている限りに
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わたしは、たった1週間しか、あなたと一緒にいられないかも知れない

もしかしたら、何年も一緒にいられるかも知れない

わたしたちは、沢山の笑顔を共有し、あなたは涙をこぼすに違いない

そして、わたしがあなたのもとを離れなくてはならない時

わたしは、あなたが涙を流し、心の底から悲しんでくれることを知っている
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そして、わたしが虹の橋に辿り着く時

わたしは真新しい自分となるのだろう

わたしの思いと心は、あなたと共にいる

そうして、わたしは自慢をするのだ

わたしの残された数日間を、こんなにも素晴らしいものにしてくれた

愛するあなたのことを

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by yayoitt | 2012-08-11 03:31 | 保健所の動物のこと | Comments(19)
Commented by H&M母 at 2012-08-14 08:24 x
おはようございます。

7月9日、マックが虹の橋を渡りました。

やっぱりだめだったのです。

この老犬の詩、マックの独り言みたいでまた涙がでましたがとても慰められました。

きっと幸せだったんだろうな、ありがとう。
Commented by ひらたけいこ at 2012-08-14 10:17 x
やっこさん ありがとうございます。
朝から号泣ですが。。。
歳を重ねてから出逢い、数日間だけ家族だった子、間に合わず息を引き取ったこ、ラッキーにも数年暮らせたこ たち。。。
皆私を家族として自慢してくれてるだろうか
私は皆との時間が宝物だよ
最後の写真は、道ばたでうずくまってるところをハスキーが見つけ、出会った老犬Cooに似ています
Commented by coco at 2012-08-14 12:52 x
私も涙がじょわ~です。

そしていつも思うのです、年老いた仔を捨てらる人の心情を。
もちろん、やむにやまれぬ事情があった人もいるでしょう。
でもそんな人はきっと最善を尽くされるでしょう。
いとも簡単に死には向かわせられないでしょう。

日本では飼い主に持ち込まれた仔は1,2日で殺されてしまいますね。

どうか、どうか、最後まで家族として虹の橋を渡らせてほしい。
悲しい目をした仔で死に行かせないでほしい。
Commented by chirorin_wan at 2012-08-14 13:29
あたしも。。
朝から泣けた~。。

二つの想い。
こんなに温かい目でここに連れて来られた仔達を見守ってくれている事、そしてチロの様な老犬を。。愛してくれる温かい家族が出来た仔の喜び。
すごく温かい気持ちが伝わってきて嬉しくなった☆

同時に、どうして最期の時まで一緒に寄り添う事を放棄してしまえるんだろう?
cocoさんが言われてるけど、あたしも簡単に手放してしまえる人の心情がほんとに理解できない!

複雑な感情になるけど。。

それでも 本当に幸せつかんだ仔達に「良かった~!短い日々であろうがなかろうが、今までよりずっと幸せな『とき』を過ごせるよ!」ってハグしたい位うれしいね☆

日本も早くこういう真の意味でのシェルターが出来て欲しいね。
改めて、日本が動物に関しては後進国であるのを感じるよ。。

やっこちゃん、いつも教えてくれて伝えてくれてありがとう!!
Commented by ダンとカノコの母 at 2012-08-14 21:05 x
 こんばんは、やっこさん。
日本は昨日から、旧のお盆で、我が家のワン、ニャンもみんな
帰ってきていますが、今日のやっこさんの伝えて下さったお話
で昨年、虹の橋を渡った老犬ダンを思い出しました。
彼はある獣医院の前に遺棄されていました。
ものすごい、じいさんで、よぼよぼで、老犬の見本みたいな、
でっかいゴールデンレトリバーでした。
ですが、アレレ?って感じでみるみる、りっぱな毛並みのピカピカな犬になり、三年半、我が家の大切な一員として、最期は
悪性リンパ腫にもかかわらず、ちゃんと自力でママのゴハン、ウマウマと食べ自力でウンチをして、大きくため息をついて
逝きました。
私は老犬が大好きです。
なぜ、年老いて、棄てられなければいけないのでしょうか。
犬との生活は老犬になってからが本当の付き合いになるのに!

やっこさん、いつも、ありがとう、これからも色々伝えてね。
Commented at 2012-08-14 21:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by chocorachocora at 2012-08-15 14:28
涙が・・・・
最後の最後に愛されていたという実感を持って、虹の橋の向こうで自慢できる犬生になってほしいね。

犬と家族になったら最後の最後まで家族なんだという思いをなくさずにいて欲しいね。
自慢できる犬生を生まれたときから死ぬまでずっと続いたよって言って欲しいから・・
Commented by リオンカノンパパ at 2012-08-15 18:00 x
いい詩ですねー 感動しました
Commented by yayoitt at 2012-08-16 04:17
H&M母 さん

こんにちわ!
マックは、虹の橋を渡ったのですね。

彼が、きっと虹の橋の向こうで、愛する、愛されたH&M母さんの
ことを、みんなに自慢していることを、信じています。
いつか、再会できますよ!

大好きで、幸せでしたよ、彼は!!
そして、ずっと心の中に生き続けていますよ! 

どうも、ありがとうございます。
Commented by yayoitt at 2012-08-16 04:21
ひらたけいこさん

けいこさん、こちらこそ、本当に、共有して下さりありがとうございます。

けいこさんが出会って、愛して共に時間を共有した愛する命たちは
今もなお、生き続けて、そしていつの日か、再会できますね。

なんて、無償の愛って素晴らしいのでしょうね。
愛する彼らは、愛するに値しますよね!

みなに、虹の橋の向こう側で、鼻高々に自慢してますよ!

Coo、私の友の愛犬、彼女も虹の橋を去年渡ったのですが、
同じ名前です。

優しい思い出、共有させて頂けて、感謝です。

どうも、ありがとうございます。 
Commented by yayoitt at 2012-08-16 04:25
coco さん

読んでくださり、思いを共有して下さり、ありがとうございます!

人も、動物も、いつかは必ず年老いるのに、年老いてからこそ、
愛され丁寧に大切にされるべきなのに、その命を、
ないがしろにしては、いけませんよね。
これは、人道に反しますよね。

非情の一言だと、思います。

そう …
いとも簡単に死には向かわせられない

その通りだと、思いますよね。

日本のように、犬猫に、人間が定める命の期限があるなんて
どう考えてもおかしなことですよね。

どんな命であれ、最期まで幸せでいるべく、心地良くいられるべく
権利がありますよね。

そして、ペットとして一緒に暮らし始めた以上、
人間側には、その 権利 を果たせるべく 義務 がありますよね。

本当に、ありがとうございます! 
Commented by yayoitt at 2012-08-16 04:34
タカちゃん

朝から、泣かせちゃったね。
読んでくれて、共有してくれて、どうも、ありがとうな。

今、まさに、愛する、愛されるべく愛おしのチロと暮らしている
タカちゃんだからこそ、色々と、感じてくれたのだろうなって
想像してるよ。

老犬と暮らしていると、彼らのその愛らしさ、素晴らしさ、
そういうものを、しみじみと感じるよね。
犬というと、元気でもりもり食べて、跳ね回り、ぐいぐい歩き …
だけど、それだけじゃないよね。
彼らは、生きている生、そのもの、なんだよね。
足腰が立たなくなったりしても、オシッコやウンチが間に合わなくても
それは自然だし、生きている、証、そのものなんだよね。

一緒に暮らせる時間が、限られている、もしかしたら、とても短いの
かも知れない … だからこそ、彼らは大事にされて愛されるべき、
なんだよね …。

… 今までよりずっと幸せな『とき』を過ごせるよ!ってハグしたい

なんて素敵な言葉だろう!
Commented by yayoitt at 2012-08-16 04:34
続くね

確かに日本は、動物に関するモラル感は、イギリス、アメリカの
いくつかの州)に比べると、まだまだ遅れているけれど、確実に
追いつこうとしているのも、事実だろうなって、思う。

本当に本当に … ありがとうね。
タカちゃん、そして、チロ。 
Commented by yayoitt at 2012-08-16 04:39
ダンとカノコの母 さん

こんにちわ!
あぁ、お盆の真っ只中ですよね!
感慨深いです。

ダンは、去年に虹の橋を渡ったのですね。
今頃、愛するご主人さまのことを、みなに自慢してワンワン言ってます
よね!! 

ダンを思い出すとき、そこにはダンがちゃんと生きているのですよね。

愛するダン …。
愛すべくダン …。
そして、愛されたダン …。

彼は、3年半もの時間を、一緒に暮らしたのですね。
なんてご主人孝行で愛おしいダンなのでしょう!

… 私は老犬が大好きです

そう言ってくださる人が、私は大好きです!
そして、胸を張って、こうも言います。
老犬の素晴らしさを、是非、感じて欲しい! って。

犬らしさを、沢山、教えてくれますよね。
彼らは …。

ダンの思い出を、お盆の日に、共有して下さり、どうもありがとう
ございます。とっても嬉しいです。

本当に、聞けてよかったです。
ありがとう! 
Commented by yayoitt at 2012-08-16 04:41
鍵コメ at 2012-08-14 21:41 さん

どうも、ありがとうございます!
メール、させて頂きました。
ちゃんと届いていますように。

私のメールアドレスは、yayoitt@hotmail.com です。
もしも、メールが届いていなかったときの為に …。

Commented by yayoitt at 2012-08-16 04:45
maama

一緒に、感じて、思いを共有してくれて、本当に、ありがとうね。

本当に、全ての犬に、そう願います。
全ての犬が、笑顔で虹の橋を渡れることを …。
全ての犬と猫に …。

そうなんだよね。
一度、家族になったら、何があっても、どんなに年老いても …
家族の一員として大切に、敬って扱って欲しいよね、私たち
人間たちはね ・・・。

そして、そう、生まれたときから最後の最後まで、自慢ができる
大好きなご主人がいたよって、彼らには言って貰いたい …。
捨てる … 見放す … なんてことは、しないで欲しいよね。

それは、まさに人道に、反するよね。
人に情があるのならば …。

ありがとう。
本当に、ありがとう! 
Commented by yayoitt at 2012-08-16 04:47
リオンカノンパパ

読んで下さり、ありがとうございます。
一緒に、思いを共有できて、嬉しいです!!

ありがとう!!
Commented by HollyNoahDaisy at 2012-08-16 04:55 x
実は私もやっこさんに嬉しい報告があります。先々週の(土)のアダプションで、私がある女性に見せていた8歳のコッカースパニエルのこと。その翌日にその女性から電話があり、やっぱり引き取りたいということで、弟夫婦と彼らの息子さんも連れてやってきました。たぶんブリードに使われていたと思われる垂れ下がったおっぱい。尻尾の先は自分で噛んでいたのでしょうか、血がにじんでいました。誰が切ったのか不ぞろいなグルーミング。決して見た目のいい仔ではなかった。

そしてその翌週の(土)私がまたアダプション会をやっているところに、彼女と彼女の甥と一緒に現れたのは、見違えるほどきれいになったAbbyでした!すっかり新しい飼い主に慣れて、嬉しそうに私に飛びついてきたの。

Abbyは本当に素晴らしい女性にめぐり合ってよかった。アダプトすると決めてくれたときに、私はAbbyの歳が歳だから、「Adoption Feeは半額の150ドルでいいです」って言ったら、「でもあなたがたの組織はお金がいるんでしょ?」って言って全額払ってくれたんですよ! 
Commented by yayoitt at 2012-08-17 05:09
由喜さん

なんて嬉しい、優しい、素敵な報告でしょう!
なかなか、若くない犬は、どうしても、人々はその前を
通り過ぎていってしまいがちですよね。

アビー。
幸せ、アビー。

そして、アビーは、正々堂々、幸せになる権利がある!
それに値しますよね。そんな彼女だからこそ、幸せになって欲しい。

どんな命でも、愛され、愛し、最後の最後まで、人の温もりの中で
暮らすべきはずですよね。

それを人間は、感じるべく、はずなんですよね。

老犬、ばんざい! って言いたいです。

そして、アビーのご主人に …

心からありがとうを。

由喜さん、ありがとうございます!!
素晴らしい話を聞けて嬉しいです。
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