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珠算嫌い、7との出会い
幼い頃に見たのは、伯父が営む呉服屋で。

はじかれる音が心地良くって好きだった。

ソロバン 

実際に手元に来るとそれは、遊び道具でしかなく。

芸人の誰かの真似をして、ギターに見立てて歌ったり。

 あぁ~あぁ~あぁ やんなっちゃった~ あ~~あ~ぁ 驚いたぁ ♪ 

裏返して、畳の上を走らせたりしたもの。

まさか、学校の授業でソロバンを使うことになるとは思ってもいなかった。

それが、数字と関係するものだということに、合点がいかなかった。
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姉が持っていたということにも驚いたが、学校からソロバン持参を言い渡された。

この無数の車輪と、数字の関係 ・・・

まったくに結びつかない。

それから、どのくらいの時間を、ソロバンの授業に当てられたのか。

どんな風に習ったのか。

正直、ソロバンの授業に関しては、何ひとつ記憶を持ち合わせない。

ただ、覚えているのは ・・・

教壇の上から教師が出す問題に、適当に指をはじく真似をしていたこと。

ソロバンの車輪が生み出す数字の代わりに、頭の中で暗算をしていたこと。

暗算の癖は、その前からで。

割り算を翌日に習うという夜、7つ上の姉が 予習だ と言って教えてくれた。

割り算が理解できた時の、まるで山の頂上に這い上がったような心地良さ。

そこから、ふわりと気流に身を任せて飛べるような希望。

大袈裟だけれど、それほどにも感動したもの。
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だからなのか、私は 割り算 が大好きだ。

車のナンバープレートを見たら、必ず割り算をする。

割り切れないなら、出せるだけ小数点を越えて割ってみる。

街を歩いていて、数字を見ると自然に割り算をしている。

デジタル時計も、時針(例 03)を秒針(例 24)で割ったりする。

割り切れなければ、腹の中が熱くなるような感覚で、なんとかしたくなる。

割り切れたら、心の中で ばんざ~い を叫ぶ。

あれは小学生か、中学の時か、いつの頃か定かではないけれど ・・・

いつものように、見た数字で割り切ったりして道を歩いていたときのこと。
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7(なな) という数字に固執した。

多分、それでは割り切りにくい 7 で、色々な数字を割っていたのだと思う。

まずは 10 を 7 で割る。

もちろん、割り切れないから、小数点以下、長々と数字が続く。

 1.4 2 8 5 7 1 4 ・・・

次に 20 を 7 で割る。

 2.8 5 7 1 4 2 8 ・・・

30 を 7 で。

 4.2 8 5 7 1 4 2 ・・・

すると、ふとあることに気が付く。

どれも、142857 の繰り返しであることに。

どんな莫大な数字も7で割ると、小数点以下は 142857 の繰り返し。

それに気が付くと、何でも7で割ってみたくなる。

私の誕生日も 312÷7 で 44.57142857142857142857142 ・・・

生まれた年も 1969÷7 で 281.2857142857142857142 ・・・

小数点以下は、142857 の繰り返し。

 線路は続くよ、どこまでも~♪ 

な気分である。
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こんなおもしろい数字はない。

すっかり 7 の魅力の虜である。

他には、こんな数字はないのではないかと。

こんな興味深い数字は、7だけなのではと。

えらく7を庇護して、ウキウキしたものだ。

 142857 を2倍したら

 142857の 2 から始まる 285714 で、3倍なら
 
 4から始まる 428571 で、4倍なら

 5から始まる 571428 で ・・・。

と、永遠と続く7の魅力。

7が作り出す不思議な数字の世界。

そんな ・・・ 7のファン 

(と、なにげなピンク文字) 
by yayoitt | 2011-01-03 18:32 | 思い出
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