フォアグラができるまで
去年も、今年も、同じホテルに泊まった。

両親と姉たちとの小旅行。

そのホテルでの夕食でのセットメニューに フォアグラ がある。
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誰も、特別にそれを賞賛する人はいなかった。

フォアグラ foie gras ・・・ 世界3大珍味と言われる。

その、不思議なフランス語の響きは、私達の耳にどう、伝わるのだろうか。 

      ☆ フォアグラ(foie gras) ☆

 ガチョウ、または鴨に、必要以上に餌を沢山与える強制給餌により、
 肝臓を形成する肝細胞に、脂肪が蓄積する過程で、
 どんどん肝臓の一部が脂肪に置き換えられていく状態 ・・・
 つまり 脂肪肝 を人工的に作り出したものである。
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 初夏に生まれたヒナを、牧草を餌に十分運動させて育て、
 基礎体力を付けさせた後、秋になると、狭い場所に閉じ込め
 運動できないようにし、漏斗(ろうと)を使って、
 強制的に餌を胃に詰め込む強制給餌を、1日に3回繰り返す。
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 これを1ヶ月続けると ・・・ 

 脂肪肝になった肝臓は2kgに達するほどに肥大、
 ガチョウまたは鴨は、頭部と胴体を水平にする姿勢しかとれなくなる。
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 フォアグラは、この段階で、ガチョウまたは鴨を殺して取り出す。

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下のビデオは、フォアグラができるまでの過程です
(フランスで、フォアグラ反対を訴えるビデオより)

大量生産社会により、不必要な苦しみや死もあることを ・・・

カナダの、あるフォアグラ工場での調査ビデオから ・・・
(↓ のビデオには、かなり辛い場面もあります)

by yayoitt | 2009-06-13 21:19 | 愛する動物のこと | Comments(13)
Commented by ノラ at 2009-06-13 22:52 x
やっこさん、幸いわたくしは今までフォアグラを食べたことはありませんでした。
もし、それが好物だったらこの記事だけで、
かなりショックだったと思います。
食べていなくてもショックなんですから。
動画も見る勇気がありません。
こんなことをしてまで、美味しいものを求めるなんて、
人間って恐ろしい生き物ですね。
教えてくださってありがとう。
知らなかったら、美味しいと食べていたかも。
食べる人がいるから、売る人もいるんですよね。
食べない選択。フォアグラならわたくしも出来そうです。
(ささやかですが)
Commented by ゆた。 at 2009-06-14 08:27 x
これをみても、フォアグラはおいしいものだと思うのは罪が深いのでしょう。
フォアグラは、こんなふうに脂肪だらけだから、ほんのすこししかいただけない。
動物を食べということは、過程こそちがえ、「その死」をいただくわけですから、
慈しみと感謝をわすれてはならないと思います。
やっこちゃんのこの記事を読んで、
日本人の作家で岩井志麻子さんというひとが書いた「タルドンネ」という小説を思い出しました。
「月の町(タルドンネ)」という貧しい人ばかりの集落で育った韓国人の主人公が、
過酷な幼少期を経て、オトナになって、これ以上の悪事は無いだろうと殺人に魅せられます。
お金持ちの老人や売春婦を20人も、残虐に殺していく過程で、
体調を良くするために、殺したばかりの体から「肝臓」を取り出して食べるというくだりがあるのです。
そこに、肌が粟立つおぞましさを感じましたが、
やっこちゃんの記事で、
フォアグラ、肝臓、生き物の死体とつなげて考えると、
ヒトのものじゃないだけで、わたしも食べているわけです。
ヒトとして生きていることがとても重く感じます。
Commented by chocorachocora at 2009-06-14 10:59
フォアグラ・・・脂肪肝・・・強制給餌は知っていましたが・・・・
実際映像で見ると、私の思っていたものよりもはるかにはるかに
酷いことっていうのが分かりました。

人間って自分たちが満足するためにそこまで・・・悲しくなりますね。

↑ ゆたさんの「ヒトとして生きていることがとても重く感じます」にとっても共感しました。

ついこの前のこと、ある人が友達が肉牛を殺す仕事をしているって言う話をしました。額を銃で撃って棒をつき刺して確実に殺すために棒をグルグル回すと・・・・そのことを聞いたほかの一人が「わ~その人地獄に落ちるよ」って言いました。。
・・・・・なんかとても憤りを感じました。誰にかというと、その人に・・・
自分は肉を食べているのに、食肉に携わる人のことを地獄になんて・・・
間違ってる。

直接殺してはないけど私は人以外の殺した肉を食べている。
ゆたさんの言葉はとっても重いです。
Commented by lim884 at 2009-06-14 20:28
フォアグラ・・・はじめて食べた時は美味しいなって感じたのは確かで
きっと今食べても美味しいと感じると思います。
でも食べる必要がないからわざわざ自らは頼まないし
食べなくてもいいんです。
食文化だから否定はしないですけど
でもでもわざわざそうしてまでも食べるものなのかっていう疑問はあるし
そのために残酷な目にあう動物を想うと、疑問ではなく、憤りますね・・・。
すなわち否定してるっていわれても仕方ないけど・・・。
そんなこと言うたら牛もブタも・・・同じかな・・・。
とにかく自分では頼まないように。
今回の動画はまだ見てないです。
見れないかも・・・(泣)
Commented by yayoitt at 2009-06-15 01:50
ノラ さん

辛い現実と、向かい合ってくれて、本当に、ありがとうございます。

動画は、これが現実とは言え、これがフォアグラがテーブルに
並ぶまでの当たり前の光景であるとしても ・・・

かなり、惨たらしいのです。

人は何故か ・・・ 欲の為には、どんなことでも、するんですね。
そして、もっと恐ろしいのは、大量消費社会の中で、
より低価格で、大量に生産しようとする為に、
こういう 工場化された(畜産業)による、手間の掛からぬ
命の扱い方が、粗雑になることなんですよね ・・・。

知ってくださって、本当に、ありがとうございます。
頂く人は、ちゃんと、こういう現実を、知るべきだとは、思います。
それが、この 粗雑に扱われ殺される命 への、せめてもの
鎮魂となるのでしょうから ・・・。

各国や、また航空会社などでは、フォアグラを使うことを中止
しているところも、多くあります。 
Commented by yayoitt at 2009-06-15 02:11
ゆたっちさん

ゆたっちさんは、職業柄、こういうことも知っていらっしゃるん
でしょうね ・・・。

あぁ、脂肪だらけだから、あえて、たくさん、食べれないのですね。
そういうことなんだぁ ・・・。

ゆたっちさん、本当に、そのとおりだと、思うんです。
・・・ 慈しみと感謝を、忘れてはならない と ・・・。

岩井志麻子の、タンドルネ ・・・。
とっても、恐怖だけれども、読んでみたいです。
彼女の本、私は、何を読んだことがあるんだろう ・・・?

その、本の内容を聞いて、私は一人の男性を、思い出しました。
もう、おじいさんです、多分、90近くの ・・・。
彼は、第二次世界大戦で中国などに兵隊としてわたり、
そこで日本人兵士が犯した、様々な虐殺、それこそ、肝臓を
取り出して食べた話などを、なかなか語れないであろう
兵士の立場から、衝撃的に、告白してくれました。
Commented by yayoitt at 2009-06-15 02:11
続きます


その波だながらの告白談を私は、小学生の時に、公民館で
聞きました ・・・ 戦争を語る会 というのがあったんです。

そして彼は、今もずっと、戦争年金を受け取るのを、
断わり続けているんです ・・・ 
人殺しをして、どうして、お金なんかもらえるものか ・・・ と。

少し、話しはずれましたが、ゆたっちさん ・・・。
このフォアグラのこと、そして、人の肝臓を取り出して食べた事実 ・・・

そのとおりです。
私も、しみじみ、人として生きていることを、重く、重く、感じます。

ゆたっちさん、ありがとうございます!!
Commented by VIVIまま at 2009-06-15 02:19 x
私は 鶏が好きで 家族の一員として一緒に暮らしています。
大切に育てると 16年や18年も生きます。
以前 アメリカの養鶏場の動画を見たのですが 強制給仕こそ 無かったものの 面白半分で出荷時の若鶏を殺したりして トラックに押し詰めいました。

やはり今回の動画も 余りにも その命は粗末に扱われています。
慈しみの心も無く感謝も されず、感覚が麻痺しているのか 働いている人は 命を粗末に扱い 笑顔で働き、笑い声も聞こえました。

人間ってそんなに偉いの?
情けなくなります。


Commented by yayoitt at 2009-06-15 02:21
chocorachocora さん

そうなんですよね ・・・。
私も、言葉では理解していたけれど、こうして、映像で
見ることは、なかったです ・・・。

だから、想像以上に、酷い状況だったから、驚きました。

やっぱりそれが、工場化された中での、大量生産だから
なんでしょうね ・・・。日頃、自由に鴨が飛び回ってるわけじゃぁ、
ないからなのでしょうね ・・・。

人であること、ヒトとして生きること ・・・

本当に、その重さを、感じるよね ・・・。
Commented by yayoitt at 2009-06-15 02:21
続くね


Maama、その憤りを感じたという話 ・・・。
その気持ちが、とてもよく、わかります。
今の、大量生産社会で、結局、その手をもって殺める人は、
その悲しさや辛さ、憤りや葛藤も何も知らず、何も事実を知らず、
ただ、肉を頂き、残し、特に感謝もしない、そういう大半数の消費者
の為に、行なってるんですもんね ・・・。

昔は、自ら、殺めて、そして残さずに使っていたから、
感謝もしたはずなのに ・・・。

今は、どんな風に、育てられて殺されるかも知らないから、
感謝も出来なくなっている、そして、食べあさり残したりして ・・・。

Maamaが抱えた、その憤りを、とてもよく理解しますよ。
やはり、私達は、まず、知らなくては、いけないのだよね ・・・。
こうして、この社会で、命の、そして誰かの犠牲の上に、
生きなくてはいけないのだから ・・・。

本当に本当に ・・・ ありがとう!!
Commented by yayoitt at 2009-06-15 02:32
Lim さん

さすがに、その味は、3大珍味と呼ばれるほどのものなんですよね。
だから、需要も多いのだろうし ・・・。

Limさんの気持ち、とってもよくわかります。
日本の方でも、フォアグラは、敢えて食べない、という方が
多いのは、事実です ・・・。

それは、その残酷な過程を少し、知っているからで ・・・。
それによる、個人の選択なんですよね。

大量生産社会の現代で ・・・
私達は、頼らなくてはならない、この産業化した畜産の力に。
そうだったら、やはり、知ることが、大切なんでしょうね。
だったら、どういう形で、この動物は、この皿に来たのか ・・・。
生まれた時から、どんな状況で、生かされていたのか ・・・。
そういうことを知ることで、初めて、私達人間は、感謝が
できるのかも、知れないですよね ・・・。

Limさん、このビデオは、かなり辛いです。
でも、それは現実なんですよね。
きっと、Limさんは、わかっている、感じている。
その痛みとか苦しみを ・・・。
Commented by yayoitt at 2009-06-15 02:32
続きます


だから、決して無理して見ないで下さいね。

その、想像だけできっと、Limさん、傷付いてるから。

本当に、真正面から向かい合ってくれて、ありがとう!!
Commented by yayoitt at 2009-06-15 02:41
VIVIまま

こんにちわ!!

鶏と一緒に、暮しているんだねぇ~。
確か、以前に、写真とか見たような ・・・。

鶏は、そんなに長く、生きるんだね。
猫くらいも、大切にされたら、生きるんだなぁ ・・・。

養鶏所の鶏の一生は、どの国であれ、やはり目を覆いたくなる
ような現実だよね ・・・。

それでいて、卵1個、幾らだろう?
そして、腐って簡単に、捨てちゃったりね ・・・。

感謝されないのに、その人間の為に、ただただ
苦しいだけの一生を過ごして、そして死んで行く命って ・・・

本当に、私達、人間には、心があったはずなのにね。
今でも、あるのにね ・・・。
どこか、消費者は、その心を、物事を見ないことで
聞かないことで、知らん振りすることで、忘れてきたんだろうね。
どっかに、おいたまま ・・・。

心を ・・・。

viviまま ・・・ 気持ちが痛いほど、わかります。
本当に、私達にできることがあるなら、同じ人間として ・・・
伝えることなんだろうか ・・・。

せめて ・・・。
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