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1ダースの仔犬から作る ・・・ 毛皮商品
犬猫毛皮産業(貿易)  が、強制的にUKにて禁止となることが決まった。

今週の木曜日(1月1日元旦)より、
アジア(中国、タイ、フィリピンなど)にて、年間、数百万頭も殺される
犬猫の毛皮の輸出入、及び、それを使用した商品の売買が、
完全に 不法 となることが決定した。
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この毛皮は、子供の縫いぐるみコート服の飾り靴の装飾ペットの玩具ラグと、実に様々な商品に使用されており、ヨーロッパ全体、そしてUKでも
公に販売されてきた。

この犬猫の大半は、中国で殺されており、彼らは、酷い状況の中で生かされ、
そして、生きたまま毛を剥がれて死ぬものも、多数である。
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EU加盟国全体に及ぶ、この犬猫毛皮の禁止は、アメリカ、オーストラリアでも
同じような政策をとるに至っている。

しかし、中国毛皮産業の継続の裏には、他の国々への輸出(例えばロシアなど)
が大きく絡んでいるのである。

あるスコットランドの政治家(この毛皮産業廃止を9年間訴え続けてきた)は言う。

 今こそ、中国が、何か行動を起こさなくてはならない時なのだ

 中国が、世界の文明に見合った国となり得たいのであれば、
 何か対策をとらなくてはならないであろう

 毎年、200万頭以上の動物が、ファッショングッズの為、
 また小さな装飾品に使用される為、狭く残虐な状況での生涯を強いられ、
 野蛮な方法で殺されるというべく理由は、どこにも、ないのである


この政策に違反した場合、刑罰として、禁固7年までにも至ることとなる。

税関では、DNAテストによる、違法な毛皮輸入の取締りの準備がなされている。
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これまでは、犬猫の毛皮が、既に死んだものから剥いだ物なのかの識別が難しかった。

しかし、生きたまま毛を剥がれて死んで行く動物たちの毛皮には、
その証拠として、猫はワイヤーの罠により首から吊る下げられた跡があり、
その多くが、生きたまま毛を剥がれたものと確認されている。

その動物たちは、道端から捕らえてこられた犬猫か、その目的の為に繁殖された
ものかであり、日の当たらない真っ暗な、狭く混み合った場所に集められ、
食べ物も飲み水もないまま、移動させられるのである。
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その動物達を集める毛皮工場は、毛皮の量と質が更に良くある為に、
とても寒い中国の北部に集中している。

これらの商品の中には ・・・

12頭のジャーマンシェパードの仔犬でできたコート 

ラブラドールのラグ  などがある。
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事実の1つとして、ラベルに示されている 人工毛皮 の表示。

毛皮産業側が、それさえも改ざんし、本物の毛皮が使用してあるのにも関わらず、
人工毛皮 と表示することも多く、犬猫の毛皮が使われているのも関わらず、
他の動物の毛皮使用と表記されてある場合もある。

他の動物の毛皮であっても、その扱いや殺され方はやはり、犬猫と同じである。

               (本日の新聞から、私なりに訳させて頂きました)
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消費者が、求める限り ・・・

消費者が、購入する限り ・・・

消費者が、知らないでいる限り ・・・

この毛皮産業は、なくならない。                  
by yayoitt | 2008-12-29 03:59 | 愛する動物のこと
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